オレに対するその微笑みは本気?可愛いウェイトレスさんナンパ作戦
勤労感謝の日。優しくしてくれる接客業の人々に感謝を込めて

(「ねえ、お客さん待ってるわ。早く”ミルクのパンがゆ”ちょうだい。」「待ちなさい。丁寧にしないと美味しくならないのよ」・・・フェルメールの”牛乳を注ぐ女”とアホコラージュ。申し訳ございません)
毎度おなじみ、ナンパ男の南波君と助駒君は、仕事上で自分によくしてくれる女性のことは、決してナンパしなかった。
”仕事上、自分によくしてくれる女性”というのは、例えばキャバ嬢さんとか、ホステスさんとか、あるいは普通のお店の店員さんのことなども含まれる。
他、自分の会社に営業に来る、お取引先会社の”営業ウーマン”とかもだ。
そういう女性には、二人の男は、自らエッチ目的で近づくことはしなかった。
相手の女性にとって、自分はあくまで”客”であり、”お金様”だということを二人はよく知っていたからだ。
だから、ナンパ師の二人がナンパするのは、街を自由に歩いている女性や、会社の同僚など、自分と対等な人だけだった。
しかし、南波君の友達の片山君は、あるキャバ嬢に入れ込んでいた。
「彼女とはすごく仲よくなったんだ。
オレのことを気に入ってくれたみたいで」
片山君はそう言った。
南波君は頭を抱えた。
このセリフ、キャバに入れ込んでいる男たち、何人からきいたことか。
まあ、それがあっちのやり方なんだからしょうーがないが。
「いや、あの子は特別だ。
商売抜きでオレに惚れかけている」
と、片山君は自信を持って言った。
通い続けて、やっと彼女のLINEをゲットした片山君だった。
キャバ嬢の彼女からは、今度、いつ来てくれるの?とか、今日あなたに会いたい、会いたくてたまらないから店に来てほしいというLINEがよく届いた。
逆に片山君は、店外で会おう、外で会おうとキャバ嬢をしつこく誘うようになった。
キャバ嬢はその願いをかわし続けた。
しまいには片山君は
「外で会ってくれなければ、もう二度と、店には行かない」
と、キャバ嬢にLINEした。
「そーですか、じゃあしょうがないですね。お好きにどうぞ」
と、キャバ嬢からLINEの返事が来た。
「なんだよ!その態度!?
それが客に対する態度か?!」
と片山君は返した。
「はあ?何言っているの?
店に来ない人は、お客様じゃないですよ!
大体、前からしつこいんですよ!」
LINEでキャバ嬢と大喧嘩になったという。
「ひどいと思わないか?
俺に気があるように見せかけておいて、店に行かないと言った途端にそういう態度に出るって」
と片山君は言った。
南波君は思った。
まあ、どっちの気持ちもわかるが・・・。
二人の向かっている先が違うのだからしょうがない。
A.キャバ嬢の彼女が目指すのは、片山君を自分の店で大金を使ってくれる太客にすること。
B.片山君が目指すのは、金を使わなくても、彼女が自分のことを好きになってくれること。
目指すことが違うのだからしょうがない。
しかし、キャバの彼女が片山君のことをいつしか好きになり、Bになる可能性が限りなくゼロに近くとも、全くのゼロとは言い切れない。そこに、片山君はかけてしまう。
でも片山君だって、そのキャバ嬢を恋人にしたいというよりも、ただセックスしたいだけだろ?
お互い様なんじゃないか?
南波君は、フーッと溜息をついた。
無料でセックスしたいなら、俺みたいに、最初から金を介在させない、対等な関係同士の”女の子”をナンパしろよ。
一方、やはりナンパ師の助駒君は、ある日友達の桜田君に相談された。
「ある喫茶店のウェイトレスが好きになってしまった」
と。
「いつもランチをよく食べる店だったんだけど、彼女、いつも僕にものすごく優しいんだ。
最近はちょくちょく、お茶も飲みに行っているんだ」
と桜田君はそう言った。
「彼女が君に対して愛想いいのは、仕事だからだ。
わかっている?」
と、助駒君は言いたかったがやめた。
桜田君は真面目なやつだ。
多分、ただのセックス目的ではない。
本当にウェイトレスの彼女に恋をしているようだった。
助駒君は、力になってやることにした。
「しかし、彼女のお仕事を邪魔するような形では、絶対にこの恋は実らない」
と、助駒君は言った。
助駒君は、”自然に仲よくなろう作戦”を考えた。
昔、ウブだった頃、助駒君も歯医者さんの助手のとても優しい女性を好きになってしまったことがある。
助駒君は、歯医者の閉まる時間を待ち、そっと助手の彼女の後をつけた。
今の時代だったら、一歩間違ったらストーカーだ。
でも男から女へのアプローチなんて、ストーカーとかセクハラとかと”紙一重”、とまでは言わないけど、似たようなもんじゃないか?というのが助駒君の持論だ。
助駒君は、歯科助手の彼女が帰宅の途中に、駅ビルの本屋さんによく立ち寄ることを突き止めた。
歯の治療が完全に終了したあと、助駒君は駅の本屋さんに通った。
彼女の帰り頃の時間帯を狙って。
そして、歯科助手の彼女と偶然を装って、本屋で遭遇することに成功したのだった。
「まあ!お久しぶりです。
その後、歯は大丈夫ですか?」
助手の彼女は、助駒君に話しかけてきた。
ここで助駒君は、彼女が手にしていた本を見て言った。
「あ!それ、僕も読みたかったやつです!
買いたかったやつです!
買うんですか?」
もちろん口からでまかせだ。
「ううん。
買おうかどうか迷ってて。
文庫本になって安くなってからにしようかどうしようか」
と、歯科助手さんは言った。
「じゃ、僕、買っちゃおうかな?
で、読み終わったら、あなたに貸してあげますよ」
「助駒さんもこの作家のファンなんですか?
私、大好きなんですよ~」
そこから二人は仲よくなった。
最終的にはエッチまでいった。
「すげえな、さすが助駒は!
女に対して労力使うよなあ!」
と、桜田君は感心した。
「しかし、今はそんな労力使わなくてもいい時代だ。
今は多くの若い女性は、SNSをやっている。
彼女の名前さえわかれば、彼女のSNSを覗けるかもしれない。
そうすれば、彼女の趣味や、遊ぶときにはどこらへんに出没するなどの情報も、尾行などしないでも、簡単にわかるかもしれない」
と助駒君は言った。
桜田君の憧れのウェイトレスの苗字は、仕事中につけている名札でわかった。
やがて彼女の名前も判明した。
助駒君が、偵察のために、一人でその店にお茶を飲みに行ってやったときに、仲間のウェイトレスに彼女が「ヒナちゃん」呼ばれていることに気づいたのだった。
その日、お会計に行くと、レジは彼女がしてくれた。
お会計時に、助駒君は彼女にきいてみた。
「ヒナさんっておっしゃるんですか?」
彼女はびっくりしたようだった。
「ああ、すいません!
驚かせちゃって・・・。
実は、僕の妹も”ヒナ子”っていうんです。
大好きな名前だし、珍しいなって思って・・・」
と、助駒君は恥ずかしそうに、俯く芝居をしながら、またデタラメを言った。
ウェイトレスのヒナちゃんの本名がわかり、助駒君と桜田君はネットで彼女のインスタグラムとツイッターを探し出した。
そこから、ヒナちゃんが、『俳優K』という芸能人のファンで、その人のドラマや映画をよく見ていることがわかった。

(「ふふ。お客さん、女を口説いてる口説いてる。」フェルメールの”ワイングラス”との馬鹿コラージュ。すみません。)
次に助駒君と桜田君が一緒に喫茶店に行ったときに、二人はテーブルの上に映画のパンフレットを置いて、夢中で話し込んで見せた。
ヒナちゃんが好きな芸能人、俳優Kの主演した映画だった。
「よかったよな。Kのあの場面!」
「かっこよかったなあ。
Kには惚れ直したぜ!」
二人の男は、喫茶店にて、俳優Kのことを話しまくった。
もちろん、付け焼刃の知識だ。
ヒナちゃんは、二人のテーブルにコーヒーを持って来たときに、テーブルの上のパンフを見て、二人の会話をきいて、一瞬、ビクッとした。
そして、ヒナちゃんの顔はニヤニヤが止まらない顔になった。
ヒナちゃんは上機嫌で、楽しそうにコーヒーを二人に出してきた。
そしてニコニコして嬉しそうに去って行った。
二人のお会計のときに、他のウェイトレスがレジに来ようとしたが、それを制して
「私が行くわ」
と、ヒナちゃんは言った。
ヒナちゃんは、レジに小走りで来た。
そしてニコニコと会計をしたあと、助駒君と桜田君にむかって
「私も好きなんです!
俳優K!」
と、ヒナちゃんは嬉しそうに言った。
あとは比較的、簡単だった。
店の忙しくない時間帯に、二人は店に行くようにした。
店にいくたびに二人は、ヒナちゃんと色々話ができるようになった。
「昨日のテレビの俳優Kのドラマ見た?」
「先週のバラエティに出たのよくなかった?」
などと、芸能人をネタにたくさんお話ができた。
「見ましたよ〜!!」
と、ヒナちゃんは嬉しそうに身体をくねらせた。
もういいだろう。きっかけは作った。
そう思って、助駒君はこの作戦から手を引くことにした。
桜田君にきくと、その後、桜田君が一人で喫茶店に通い続けると、俳優K以外の話もするようになり、ヒナちゃんと、とても仲良しになれたという。
次に、俳優Kの映画の新作が封切られたときに、桜田君はヒナちゃんを思い切って誘った。
「お休みの日に、一緒にKの映画見に行こうよ」
と。
「きゃああ!嬉しいい!」
と、ヒナちゃんは喜びの悲鳴をあげた。
桜田君は一瞬、心の中で、ガッツポーズをしそうになった。
しかし大変なことが起きた。
「ね、ね、助駒さんも一緒ですよね?
最近、店にいらっしゃらなくって寂しかったんです。
助駒さんもご一緒ですよね?」
と、ヒナちゃんは興奮しながら、桜田君に訊ねた。
「お願い!助駒さんも誘ってください!
助駒さんも俳優Kのこと好きなんですよね?
誘ってください」
と、ヒナちゃんは熱心に言った。
桜田君は、助駒は忙しいので来れないと答えた。
するとなんと、本の一瞬だったが、ヒナちゃんの顔が曇り、ガックシ頭をうなだれたのだった。
桜田君は驚いた。
さっき、最初に誘ったときに、嬉しいって小躍りしたくせに・・・。
でも、すぐに気を取り直したように、ヒナちゃんは顔を上げ微笑んだ。
「いいですよ。桜田さん。二人で行きましょう。映画」
それは、なんだかビジネススマイルに見えたという。
桜田君とヒナちゃんが二人で映画を見た後、お茶のときでもヒナちゃんはなぜか、映画のことよりも助駒のことばかり話した。
また、店に助駒を連れてきてくれとヒナちゃんに熱心に頼まれた桜田君だった。
助駒は桜田君に頼まれて、再び、二人で喫茶店に行った。
助駒君が喫茶店に行くと、ヒナちゃんはものすごくハイテンションだった。
仕事そっちのけで、二人の席の横にずっと立って、おしゃべりに夢中だった。
喫茶店のマスターに軽くたしなめられたヒナちゃんだった。
桜田君が一人で行ったときには見せないような姿だった。
どうも、いつしか、ヒナちゃんは助駒を狙っていたようだ。
彼女はもう一度助駒に近づくために、桜田君にも愛想よくし続けていたようだった。
そして、桜田君がいろいろ悟って、ヒナちゃんをあきらめた頃、助駒君はヒナちゃんとエッチをするような仲になってしまった。
友達が好きだった女とそんなことするなんてどうかと思って最初は断ったのだが、猛烈なヒナちゃんからのアタックに陥落した助駒だった。
*******
ホテルでヒナちゃんを抱きしめてキスをしたら、ヒナちゃんは助駒君の唇に吸いついてきた。
そして自分の舌を助駒君の口の中に押し込んできた。
助駒君もヒナちゃんの舌に自分の舌をからめた。
ディープキスを繰り返したあと、助駒君はヒナちゃんをベッドに寝かせた。
バスローブをとりはずすと、ふっくらしたおっぱいが現れた。
助駒君の右手はおっぱいを揉みながら、親指はときどき乳首を擦った。
助駒君の指が乳首に振れるたびに
「アうンッ!」
と、ヒナちゃんは可愛い声をあげた。
やがて助駒君がヒナちゃんの脚の間に手を伸ばすと、触られやすいようにヒナちゃんは自らお股を大きく開いた。
お股の間の突起部分や、もうビショビショしているヒナちゃんの穴の周辺部分を助駒はいじった。
「あん!アッ!あああん!」
ヒナちゃんは可愛い顔をゆがめて身体を動かした。
助駒君は指を優しく、ヒナちゃんの穴に入れてみた。
助駒君が少し指をすすませると、ヒナちゃんのヌルヌルの壁はキュウっと助駒君の指をしめつける。
そこは狭そうだった。
ここに自分のモノが入るかな?と助駒君は一瞬、思った。
でも助駒君が自分の男性器の先っぽを入れたとき、ヒナちゃんのソコは吸い込むように、奥にいざなうように助駒君を吸いこんできた。
ズブズブと、ヒナちゃんの中に助駒君は入って行った。
ヒナちゃんの暖かいそこは助駒のモノにまとわりついてきた。
「あう!あ・・・あ・・・」
助駒君のモノを受け入れながら、ヒナちゃんはそんな声を出した。
ヌメヌメ、ぎゅうぎゅうと自分を締め付けるその穴の中で助駒君は動いた。
締め付けに抵抗するように奥にすすみ、壁を擦ると、ヒナちゃんは声を大きくして、体をくねらせた。
ヒナちゃんの穴の壁を助駒君は、たくさん擦った。
腰を激しく動かし、ヒナちゃんの中を擦った。
ヒナちゃんの両手が助駒の背中にからみつき、抱きつき、ビクビクとヒナちゃんの穴が震えてきたころに、助駒は放出した。
ヒナちゃんの中に自分の白い液体を放った。
*******
初めてのエッチのあと、ベッドの上でヒナちゃんは助駒君に言った。
「本当は私、あんまり俳優Kのことは、それほどは好きじゃなかったんだ。
私の親友が好きだから、しょっちゅうつきあわされて映画やテレビを見てたから、俳優Kに詳しかっただけで・・・」
「え???」
助駒君は驚いた。
「えへ、助駒さんが俳優Kを好きだって言うから、助駒さんに近づくために話を合わせていたの」
と、ヒナちゃんは恥ずかしそうに笑った。
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