好きと言ったら、デレデレでエロエロになった彼
こっちが好意を示せば、意外にすぐにデレデレになる

マミの会社の経理部に、武田という怖い男の先輩がいた。
初めて会ったときは、ちょっとだけ素敵だなと思ったのに。
よく知ってみると、そんなことなかった。
武田は女が嫌いだと公言していたし、四角四面で融通がきかないし、細かいことにも厳しいし、意地が悪かった。
あるとき、マミの書いた稟議書と伝票を持って、武田がマミの部署に乗り込んできた。
稟議書は、マミの直属の上司にも、その上の人にも通ったものだったのに、経理部で引っかかったようだ。
マミは武田に、みんなの前で怒られ、修正を求められた。
マミは、その日のお昼休みに同僚の仲間に慰められた。
一通り、同僚のみんなで武田の悪口を言ったあと、一人の子が言った。
「でも、知っている?
武田さんって、総務の優子さんとつきあっているらしいって」
ええっ?とマミは思った。
社内の男性社員にも人気のある優子さんだ。
マミが、よく帰りの電車で一緒になる美人の先輩女性社員だ。
「私もその噂、きいたことあるわ」
「でもそうじゃないかもよ。
ただ、あの意地悪男とは唯一仲がいい女性だから、そんな噂になったんじゃないの?」
「でも、もしホントなら、優子さん、あんな怖くて細かい男とよくつき合うわよね。
結婚してもあんな男は大変そうだし」
みんなは、口々に言った。
マミはその日、会社からの帰りの電車で、その優子さんと一緒になった。
つり革につかまって隣に立っているとき、綺麗な優しそうな優子さんの横顔を見た。
(この人があの男とつきあっているなんて?
武田は、こういう綺麗な優しい人とは相性がいいのかしら?)
マミはなんだか、ちょっとエッチな気分になった。
(なんか、ありそうだわ〜。
ああいう男に限って、こういう女性には熱心だったりして)
優子さんは
「?」
という顔をしてマミの方を向いた。
「あのう〜」
マミはちょっと言ってみた。
「優子さんって彼氏いるんですかあ?」
優子さんは笑って
「残念ながらいないわよう」
と言った。
まあ社内につきあっている人がいたら、いたとしても正直に言ったりしないだろうけど。
マミがそう思っていると、優子さんは驚くことを付け足した。
「遊び相手ならいるけどね~」
んん?大人の女性はドキッとすること言うな〜とマミは思った。
****
あるとき、マミは経理部で、武田と言い合いになってしまった。
また意地悪く、小言をくどくど言ってきた武田にマミが言い返した。
それに腹を立てた武田と、ちょっと喧嘩腰の言い争いになってしまったのだ。
思わず、マミは少しだけ涙ぐんでしまった。
「何で仕事の場で泣くかな~?めんどい〜」
武田は、うんざりした顔で言った。
経理部の隣は総務部だった。
そのとき、総務の優子さんが走り寄ってきて、マミと武田の二人の間に入ってくれた。
そして話を整理して収めてくれた。
「今後は、この部分にマミちゃんは気をつけること。
でも、そっちの件はマミちゃんの主張もわかる。
武田さんももうグチグチ言わない。
恨みっこなし。
いいわね?」
「はいはい。わかりました。すいませんでした。優子さんに言われちゃかなわない」
と武田は言った。
武田は、とても柔らかい顔になっていた。
その後、マミの部署まで、一緒に優子さんはついてきてくれた。
用があるからついで、と言って。
でも本当は、泣いてしまったマミを心配してくれたのだろう。
そのとき廊下を歩いているときに
「武田さんと仲いいんですね?」
と、マミは優子さんに言った。
「そりゃね。
総務部としては、各部署の大事な人は抑えておかなくちゃね」
と、優子さんはマミにウィンクしてみせた。
なんか、本当につきあってはいないみたいだ。
つきあっていたら、こんなこと言えないものね?
「あなたも”各部署の大事な人”の一人よ!」
と、優子さんは、マミの背中をポンポン叩きながら言ってくれた。
その後、社内で宴会があった。
全部署合同で、会社の社員食堂にて、立食パーティー形式の飲み会を行った。
各部署のコミュニケーションを深めようという主旨だった。
そのときに、マミの部署は、経理部と総務部に挟まれたテーブルだった。
グラスで乾杯したあと、すぐに社員の皆は、食べ物を取りに行ったり、あちこち他のテーブルに移動したりし始めた。
マミは食べ物を少しだけ取って、自分のテーブルに戻った。
そのとき優子さんが、マミの隣に寄ってきて、乾杯を求めてきた。
「お疲れ様。元気でやってる?」
「はい」
経理部のテーブルには、食べ物も取りにも行かずに、ポツンと武田が一人で立って酒を飲んでいた。
優子さんは
「武田さん!」
と声をかけた。
武田は、グラスを持ってゆっくりと近づいてきた。
マミはギクッとして、一瞬逃げようとした。
しかし
「仲直りしよ!」
と言って、優子さんはマミの腕をつかんだ。
「仲直りって・・・別に喧嘩したわけじゃ・・・」
と、武田は苦笑いをしながら二人に近づいてきた。
それから3人で、たわいない話をした。
武田と優子さんは仲良さそうに会話をした。
マミは、ぎこちなく二人と会話をした。
優子さんは、マミと武田にどんどん酒を勧めてくる。
少し酔ってきた武田は
「いつもいつも、俺のことそんなに嫌わないでくれよ」
と笑いながら、マミに言った。
マミはとてもぎこちなく、あいまいに笑った。
その表情に傷ついたように、武田の表情がまた硬くなった。
そのとき、すかさず、
「嫌ってないもんねえ!
マミちゃん、武田さんのこと大好きだもんねえ!」
と、優子さんがとんでもないことを言いだした。
一体、何言っているんですか?!私、そんなこといつ言いました?と心の中でマミは思った。
でもそうか。この優しい女の先輩は、なんとか、両者の関係を修復させようとしてくれているのか?
「マミちゃんいつか、武田さんのことすごい頭いいって言ってたじゃない?
頼りになるって。
だから好きって」
と優子さんは、言った。
確かに、頭いいいとかそういうことなら、”武田評”としては、あってもおかしくないけど、優子さんに私がそんなこと言ったっけ?とマミは考えた。
武田の顔を見ると、明るい表情になっていた。
わかりやすく、めちゃくちゃ表情がデレーっと緩くなっていた。
え?まさか?本気にした。
分かりやすい人だった。
酔ったのもあったろうけど、武田はその後、ノリノリでマミにいろいろな話をしてきた。
マミも酔ってきて、気分もほぐれ、武田に相槌を打って話に乗っていった。
そして知らぬ間に、優子さんは、二人の隣からいなくなっていた。
その後、他の人が声をかけてくるまで、随分長いこと、マミと武田は二人だけで話をしていた。
それから、食堂での宴会がお開きになったあと、マミは武田に熱心に誘われて二人だけで飲みに行ってしまった。
どうしようかと思ったのだが、せっかく仲良くなれそうだったので断れなかった。
2軒目では、武田はマミのことをいろいろ褒めだした。
マミは、気に入ってもらったようだった。
そして、その後も会社の帰りにマミは武田に誘われるようになり、マミと武田はやがて、とうとう一線を越えることになった。

武田の愛撫は執拗だった。
マミがお風呂から出ると、武田は激しくキスをしてきた。
マミの唇を武田は力強く求めた。
マミの口に舌をねじ込み、からませてきた。
ぬちゃぬちゃのキスを繰り返したあと、武田はマミの首や鎖骨や肩にも口づけをしてきた。
マミの細い鎖骨や、肩は感じてしまった。マミは身体を震わせた。
その後、マミの腕を持ち上げ、二の腕の内側のふっくらした部分にも武田は舌を這わせた。
脇の下の手前まで武田の舌は迫ってきた。
そんなところまで男に愛撫されたことがなかったマミは、恥ずかしさといやらしい気持ちでいっぱいになっていた。
もう大事な部分が濡れてきているのが自分でもわかった。
マミは乳房もしつこく愛撫された。
武田はマミのふっくらした乳房を揉みしだき、真ん中にある乳首の周りを舐めまわした。
そして乳首をチューチュー吸いまくった。
「あっ・・・あん・・・」
マミの口から声が出た。
この人って、実はエロエロな人だったんだわあ・・・とマミは思った。
そして、しつこくやらしいことをしてくる武田にゾクゾクした。
武田はマミの肋骨あたりや、お腹を舐めながら、徐々に下に下がって行った。
そして、マミの脚を広げ、中心部分をいじり始めた。
武田はマミのそこをじっくり見ながら、指で弄ぶ。
突起部分を撫でたり、突いたりする。
「あああん!いやああん!」
マミは身体をくねらせた。
そしてマミの薄い毛をかきわけ、武田の指はマミの穴の周辺を撫で始めた。
「あっ!アッ!」
穴に指を入れそうで入れない。周辺部分を撫でまわす武田。
「ああ〜ん!」
感じつつ、いつ穴に入れられるのか、期待感でマミはよがり続けた。
グチュグチュのそこにやっと武田の指が入ってきた。
ピチュピチュといやらしい音をたてられながら、指を出し入れされてマミは顔をしかめて大きな声を上げていた。
そして、武田は体勢を整え直した。
いよいよ入ってくる!・・・とマミが思ったら、武田は自分の硬いモノでマミの穴の周辺を撫でまわしてきた。
武田は自分のモノを手で持って、マミの入口をかすめたり、マミの突起部分をそれで突つきまわしたりした。
「ああ〜っあんあん!」
マミは耐えられなくなっってきた。
もうもう、入れてえ!早く入れてえ!と言いそうになった。
さんざん入口付近を悪戯されてから、ようやく武田のモノがマミの中に入ってきた。
「あ・・・あ・・・あ・・・」
ズブズブと武田のモノがマミの中に侵入してきた。
「はあああ〜っ」
武田がマミの中にすっかりそこに収まったときマミは、溜息のような声を出した。
武田は動きだした。
マミの脚を抱え、武田は動いた。
「あっ!あっ!あっ!」
武田に出し入れされ、中を突きまわさた。
「あんっ!あんっ!」
必死でベッドのシーツに両手でしがみつきながら、マミは乳房を揺すって、体ごと動かされた。
マミはもうイキそうだった。
「あーん!あーん!」
泣きそうな声をあげるマミを容赦なく武田は攻め続けた。
そして、マミが一回体を痙攣させてしまったあとも、武田はそのままピストン運動を続けた。
一回、ぐったりしかけたマミは、また登りつめだした。
「やっ・・・いやあ・・・あ!・・・やあ!」
そのまま、マミが2回めイッたあと、腰の動きを更に加速させてから、武田はマミの中に放出した。
******
会社では、武田はマミに親切にしてくれるようになった。
ミスをしても、以前のように頭ごなしに怒らないし、丁寧に親切に指導してくれるようになった。
マミは、お昼休みに仲間に
「最近、武田さんと仲いいんだね」
と言われるようになった。
いつかのマミが泣くほどの武田との喧嘩のことを心配していたマミの上司は
「よかった。よかった」
と言った。
マミ自身も、今や武田のことが大好きになっていた。
マミの今の心配は、一点だけだ。
優子さんだ。
う〜ん。
優子さんは果たして、マミと同じようなことをした結果、武田と仲よくなったのか?
優子さんと武田がつきあっているっていう噂は本当?ウソ?
優子さんが「恋人はいないけど、遊び相手はいるわ」と言っていた言葉の真意は?
今のマミには、それだけが気がかりだった。
----------終わり----------------
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