セックス天国 女王蜂制度導入
少子化対策

少子化が激しいハニー国はとうとう思い切った対策を取ることにした。
ハニー国は、女性国民を子供を産む女性と、産まない女性に分けたのだった。
女性は20歳になると(親の許可があると16歳でまれになる人もいる)子供を産むか、産まないかを自分で選択する。
そして、1年単位で、いつでも好きな時に子供を産むほうから産まないほうに立場を変えてもいいし、逆も自由だった。
だから正確には、女性を子供を産む人と産まない人を分けたというよりは、女性に子供を産む時期と産まない時期を明確にさせたといったほうがいいのかもしれない。
そうだな。
制度が細かく説明が難しいので箇条書きで解説したほうがいいだろうか。
では、ある市役所の出している小冊子を参考にしよう。
女王蜂制度ってなあに?
子宝塚市役所広報課
誇り高き美しい国を救うクイーンビー!
『女王蜂』制度とは、女性が快適に安心して出産をできることを補償する制度です!
20歳のお誕生日を過ぎたら、ご自宅に管轄の市役所より通知が届きます。
『女王蜂制度』を使われたい方は、市役所の女王蜂課に届け出をして登録をしてください。
○『女王蜂』になる選択をした場合、どういう生活になるの?
出産に専念していただきますので、お仕事はお休みしていただくことになります。
お勤め先には『女王蜂休業』のご申請をしてください。
お仕事に復帰時には、再び、以前のお給料が補償がされます。
お勤め先の倒産などの場合は国が責任を持って、同給料を補償する他のお勤め先を紹介します。
○女王蜂休業中はお給料はもらえないの?
女王蜂休業中は、安心してくらせる最低限の生活費が国から支給されます。
○父親は誰がなるの?
毎月、国から手配された男性がセックスをしにうかがいます。
○セックスするのは国から手配された男性じゃないとダメなの?
女性がご自分の好きな男性とセックスすることも可ですが、その場合は、毎月必ず排卵日にその男性とセックスをした証明をご提出ください。
セックスした証明って何?➡ 簡単にスマホでセックスシーンを撮影等、いろいろ方法があります。詳しくは別紙1を参照ください
○妊娠したらどうするの?
速やかに市役所に所定の用紙にてお届け出ください。
無事に出産するまで、医師、健康管理、メンタルヘルスケアの専門家、アドバイザーなどをご紹介いたします。
○もし妊娠しなかったらどうなるの?
国は妊娠するまで男性を手配し続けます。
女王蜂の皆さんは、あせらずゆっくり安心して、出産を目指してください。
○出産後はどうなるの?
生んでいただいたお子さんは国が責任を持って育てます。
女王蜂の方の代わりに、一般の里親のご家庭か、もしくは国の保育士が国の施設でお子さんを大人になるまで育てます。
出産後、3か月を経過しましたら、再びセックス男性の手配がはじまりますので、また引き続き、次の出産を目指してください。
★里親になってくださるご家庭も同時に募集しております!!
○出産後、子供には会えるの?
お好きなときに会っていただけます。
お子様に会いにゆくときの旅費は、実費精算で最大、月10万円まで国が補償します。
○閉経したらどうするの?
お勤め先に復職いただくか、国からの『閉経年金』制度をご利用ください。
『女王蜂』登録の年月に応じて、国から月々決まった金額がお亡くなりになるまで支給されます。
よくある質問コーナー
○妊娠中はセックスしてもいいの?
ご希望に応じて、男性の手配は続けることができます。
医師の判断で、無理のない範囲で性行為は妊娠中でもお続けいただくことができます・・・・・・・・
この制度は、子供を産む意志のある女性に出産することだけに専念してもらい、その後、出産したあとの子どもについては国がちゃんと子育て要員を用意して、食費、学費全部負担してくれて、責任を持って大人になるまで育ててくれるというのだ。
でもこの制度は国民を
『タネを仕込む人』、『出産に専念する人』、『働く人』、『子育てをする人』で完全に分けているわけでもなかった。
この制度を使わない人は、国からいろいろ金銭的補助がないだけであって、今までどおり普通にセックスしたいときにして、したくないときにしないで、妊娠するときにして、子供を産みたいときに産めばよいのだった。
また、金銭的補助が必要な夫婦は、一時的にこの制度を利用し、子供を出産後、『里親』の名乗りを上げて、子供を自分たちで育て続けることもできた。
独身の女性で、20歳以降、女王蜂になって何回か出産をし、また制度から脱退し仕事に戻り、また数年後、女王蜂に戻り、出産をする人もいた。
閉経後は勤め先に戻る人もいたし、国から支給される年金で暮らしながら、自分が産んだ子供たちに会いに毎月、全国各地を訪ねる人もいた。
その人は里親の元や、国の子育て施設や、もう大人になって独立した子供などを訪ねて旅をするという晩年を送った。
他、この制度はこういう使い方もあった。
夫婦で暮らしているが、自分たちは子育てをする時間とお金もない夫婦の中には、数年に一度、この制度を利用し、妻に子供を産んでもらい、子育ては国にしてもらうことを選択した夫婦もいた。
そして、この夫婦は忙しい苦しい生活の合間に、ほんの時々、里親さんのところに元気な子供の顔を見に行くことだけが楽しみという生活を送った。
『女王蜂制度』に申し込んだのに、一生妊娠できなかった人もいたが、責められることはなかった。
この法案を与党が通そうとしたときに、一番野党から攻撃された部分がそこだった。
野党は主張した。
「ずっと妊娠できなかった人が責められるような社会になっては困る!」
女王蜂制度に登録しているかしていないかの個人情報はしっかり守られることを国が保証し、ご本人の希望によっては、国から手配される男とは自宅以外のホテルなどでもセックスすることが認めらることを法律の条文に追加することは必須!という野党の意見は取り入れられた。
この制度はなかなか成果を上げていた。
人口が減り続け、高齢化社会まっしぐらだったハニー国の出生率は上がった。
しかし女王蜂の生んだ子たちが、その後どうなったのかはまだ年月や数字が少なく、ちゃんとした検証がされていない。
また問題は、独身の女性で、女王蜂になるつもりはないのに、この制度を悪用する者がいたことだった。
16歳でデビューし、泣かず飛ばずの売れないタレントだったミサコは、19歳のときに、親を説き伏せ、『女王蜂制度』に登録申請した。
そして、ミサコはタレントを引退し、その後は好きなときに無料で舞台に立ったり、数少ないファン相手に小さなライブハウスでコンサートをやったり、数少ないファンと握手会をする生活等をした。
ミサコは、自分の気が向いたときだけに無報酬で芸能活動をして、国からの支給の金で暮らし、好きな男と遊びまわり、月に一度だけ、国の手配した男ともセックスをする生活を続けた。
ミサコは妊娠しないように、こっそりピルを飲み続けていたのだった。
その頃、ピルを医師に処方してもらうときは、市役所に発行してもらう『女王蜂制度非申請者』の証明書が必要だったのだが、ミサコは知り合いの医師をエロでたぶらかして、ピルを手に入れていた。
ミサコは遊んで、一生セックスをし続けた。
ミサコは最初、国から排卵日に手配された男が気にいらなかった。
男は見るからにしっかりした、多分優秀な人だったらしいが、ミサコがよく濡れる前に挿入しようとしてきた。
ミサコは正常位の股を閉じて、男の挿入を拒否した。
男はミサコの乳房や首筋へ愛撫をあらためて続けた。
ミサコはやっとだんだん濡れてくると、自ら四つん這いになり、お尻を国から手配された男に突き出した。
そのバックの体勢から男はやっとミサコに挿入しようとした。
しかし。
「きゃああ!」
男の硬くなったものは後ろからミサコの膣ではなく、お尻の穴に入って来ようとした。
わざとではなく、男が経験が浅かったからそうなってしまったようではあった。
「やめてえ!ばか!!」
次から国からの男を拒否し、自分で選んだ男とセックスをするようになったミサコだった。
でも国に補助金をもらうためには、排卵日にセックスしたことを証明しないといけない。
近所で格安で買ったビデオカメラを設置し、その前でミサコは自分の男とセックスをした。
「なんかカメラに撮られるって興奮するなあ」
と言って、カメラの前でいつも以上にハッスルして、ミサコの脚を持ち上げて正常位、そのあとそのまま、対面座位、そのあとバックなど、ミサコの体をあちこちに向けさせて、燃える男もいた。
また、緊張して、カメラの前で勃たなくなってしまった男もいた。
それが原因で、それまではミサコ的には一番大事だった彼との仲がダメになってしまったこともあった。
ミサコは数か月後、もう一度、国から手配された男とセックスをしてみた。
今度は上手な男性だった。
ミサコは国の手配した男と乱れた。
「あっ!あっ!」
その男は、ミサコ好みの前戯をしつこくねっとりしてくれる男だった。
ミサコは男にあそこの穴に指を出し入れされているときに
「ああああん!入れてええ!」
とおねだりしてしまった。
その後もびっくりだった。
男の長さといい太さといい硬さといい、ミサコのアソコにぴったりだった。
ミサコは国の手配した男にミサコの一番感じる、膣の入口から3センチのお腹側の壁をさんざんこすられ、2回もいかされた。
でも容赦なく、男は体位を変えて、ミサコの2番目に感じる子宮の入口もさんざん突いてきた。
大声を上げて、体をくねらせ、ミサコは男に3回目、イカされてしまった。
ミサコの膣の中に男が精液をたっぷり放出したときに、ドクドク脈打つ男の性器を膣で感じながら、ミサコは思った。
「国も勉強しているのね?・・・いい男を用意してきたじゃないの?・・・」
ミサコは国から手配される男と、自分の実力で捕まえた男との両方とのセックス三昧の日々を送った。
ミサコがアラフォーの頃に
『私はいつでも好きなようにセックスをして、子供は産まないし、苦労はゼロ。
お金は国がくれるしね!
私こそ、これが本当の女王蜂よ!!』
と酔ったときに、遊び仲間の女友達に時折り豪語している、という情報を週刊誌が手に入れた。
週刊誌記者はミサコの周辺の複数の女友達に取材し、裏を取った。
『元アイドルタレント 「私こそ本当の女王蜂よ!!」 女王蜂制度不正利用疑惑!』
しかし週刊誌記者はこの記事を書くかどうか迷った。
ミサコが口で言っているだけで、本心がどこにあるかの証明も難しいし、プライバシーの問題もあり、また人によってはデリケートな話であり、週刊誌の記者は迷った。
その後、記者はミサコにピルを流している医師の医院の元看護士からも話をきき、完全に不正の証拠を突き止めたのだが・・・。
しかし・・・
結局、記者はこのことを記事にしたり、役所にたれ込むことはしなかった。
そもそも以前から、この制度には、なんとなく心から賛同できなかった記者だった。
国が理屈をつけてどんな制度を導入しようと、それをあざ笑うかのように逆手に取るミサコのようなハニー国民もなんかいいなと、記者は思ったのだった。
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