私を監禁してほしい症候群
私をさらってとじこめてほしい

私を現実の世界で知っている人は、私のことを
『世間体とか周囲の気持ちを考えずに、自分の好きなように生きている』といいます。
それは、結婚離婚や仕事にかかわることろについて主に言われているのですが、もっと日常の軽い部分でも、ワガママな自由人と言われていました。
友達との約束でも、会社の人との遊びの約束でも事前の約束というものを嫌う私でした。
(仕事は別ですよ)
「今週の金曜日飲みに行こうよ」とか「●月△日か、×日か、◎日にどこそこ行こうよ。どの日がいい?」
というのが大嫌いでした。
事前に先の予定を決めるのがいやなんですね。
だって今は行きたくても、そのときに行きたくなっているかもしれないじゃないですか?
もしくは、猛烈に他のことがしたくなっているかもしれないじゃないですか。
予定に縛り付けられるのが嫌なんですよ。
仕事以外では、先のスケジュールはうめたくないんですよ。
この本音も私は周りの人に伝えていました。
「ほんっとに自由にしたい人なんだね。」
とよく言われていました。
会社の部内とか、課内とか、みんなが参加する『宴会』『飲み会』の類も断りまくり。
出欠をとられるものはすべて『欠席』で返事します。
管理職になってからもそうだったので、上の人にはよく嫌味を言われたり、怒られたりしましたが。
事前の出欠で参加するのは誰かの歓迎会、送別会ぐらいですね。
うわお!今時の若者か?バリバリのバブリー世代のくせに!
いえ、私は人と遊ばないわけではありません。
自分からはメッチャ誘います。
しかも突然。
私はとってもよく、会社の人と食事や飲みに行く人間だったんですよ。ただしそれは『突然』の場合にかぎりますが。
飲むのでも遊ぶのでも突然がいいんです。
夕方、17時頃に急に飲みたくなったら、そこから私は会社のひとびとに声をかけまくって誘いまくる。
もちろん、そんな突然の誘い、いけない人も多いですよ。
でもあちこちに声をかけまくるので大丈夫。誰かはつかまってくれます。
断られ続けて、流れ流れてそれまであまり仲よくなかった人と二人きりで飲むこともありました。
例えば、ワンフロア上の仲よい人のデスクに行って飲みの誘いをして断られたときに、隣のデスクに座っていて何気なくその会話を聞いていた、今まであまり話したこともない人が、半分冗談で
「じゃ代わりに私が付き合いましょうか?」とか言ってくれたりしてね。
(で、このあまり今まで知らなかった人と飲んだら、話がおもしろかったり、気があっちゃったり、その後の会社人生で私を助けてくれたりすることもあったりした)
また私は金曜日などに急に『明日、どこそこ行こうよ』と友達に電話する。
これも突然すぎてダメな人も多いけど、どこかに大丈夫な人もいたりする。
もし、みんながダメだったら一人で行く。
もしくは親を誘う。若者向きのところだったら姪を誘う。
男の人の場合はどうだったかというと、いつも何曜日に会うとか土日に泊るとか決まっているか、あとはやはり、絶対に次の約束はしないでお互い気が向いたときに突然セックスする人もいたしな。
事前に遊びのスケジュールをしようとすると、私が100%断るのを知っている仲のよい友達は、いつも私を突然に誘うようになりました。
「今日、ちょっと飲みに行かない?」
と突然、会社の終業時刻の2時間くらい前に同期からメールがきたりして。
いいよ、
と指定された店に行ってみたら、意外に高級な店だったりして、で、都内のあちこちに散っていた同期が5,6人集まってたりして。
え?もしかしたら同期会?だったの?
他の人はもう前からちゃんと約束してたそうで。
「事前に予定をきいたら100%断られるから、あなたは当日に誘うことにした」と。
うわあ。なんかメンドクサイやつでごめんね~とそのときは反省しましたが。
(あなた宴会の幹事の苦しみ知らないの?っていうなかれ。同期会は別にして、職場では宴会の幹事は結構な年齢までやったよ。
幹事はいいんですよ。やりがいあるし。今もママ友の大きい宴会の幹事だけはやる)
また、子供が現役のときは無理して付き合ったけど、ママ友との遊びも事前の約束は、今は結構な確率で断ってる。
子供の保育園のころからの近所のママ友だけは、突然誘ってご飯食べたり飲むことも可能だし。
子供が大きくなってからのママ友はね、いいのはね、子供がスポーツをやっていたので、子供の母校の試合がしょっちゅうあるのね。
シーズン中は月に8回くらいあったりする。
しょっちゅうある。
子供のやってなかったスポーツ部の試合もしょっちゅうある。そこにも知り合いのママ友はたくさんいる。
LINEで今度の試合、行く人いる?とか聞かれるけど、私はいつもわからないと言っとく。
で、休日に朝起きてみて、そのときに私が行きたい気分のときには、フラッと試合会場に行けばいいだけ。そうすると誰かしらママ友、パパ友がいるので、試合を見たその帰りにお茶したり飲んだりするわけ。
自由でいいわあ。このシステム!
そんな自由を愛する自分勝手な私ですが、
実は昔からよく、男性に束縛されたいとか、ストーカーされたいとか、監禁されたいという願望があります。
一回もされたことないんですけど、そういうことにゾクゾクしちゃう。あそこがムズムズしちゃう。
そういうことにエロを感じちゃうんです。
それは好きな人だからでしょ?
しかも今、あんまり好きな人に相手にされずに放っておかれている場合でしょう?
しかも好きな人から受ける執着は『ストーカー』とは言わないし、ただ、その人のおうちやお部屋にベッタリといることは『監禁』とは言わないでしょう?
いやいや、昔、有名な小説『コレクター』(女性が変態男性に執着されてつかまって監禁されてしまう話)を読んだときに「いいなあ~うらやましいなあ~」と思ってしまいました。好きじゃない男性にですよ。
(いえ『コレクター』にはエロシーンはありませんでしたが)
また、以前に家にエロ悪戯電話が頻繁にあったときも私はまったく悩まなかった。
夜中、寝つけたと思うとかかってきたりして、毎日早朝かかってきたり、結構な迷惑だったのですが私はそのときも悩まなかった。
「どこかの誰か私のことを好きな人がやっているのね。ウフフ。しょうがない。しょうがない。」と喜んでさえいました。
いえ、本音を言うと、『しょうがない』じゃなくて、『もっと!もっとかけてきて~!もっとかけてええ!』という感じでした。
(どんだけポジティブシンキン~??恨まれてやられていることは想定しないのか?)
だから別に好きな相手じゃなくてもいいの。
昔から、好きな人でなくてもいいので男性に執着されたい、監禁されたい願望があるんですよ。
ちょっと私のそれとは違いますが、『ストックホルム症候群』って有名ですよね。
監禁された被害者が、監禁した加害者に好意をもっちゃうっての。
もともとは、昔、ストックホルムであった銀行強盗の事件で、銀行強盗につかまった人質の人が犯人に協力し、警察と戦ったり、救出された後もなぜか犯人をかばっちゃったっていう実際の事件がこの名称の由来ですが。
人質の人が、長時間犯人と一緒にいるうちに『連帯感』や『共感』や『同情』の気持ちを犯人に対して持ってしまうという。
よく恋愛で言われる『吊り橋効果』もあるのかもと。
ドキドキハラハラすることを一緒に体験した相手に対しては、『これってもしかして恋?』と勘違いしちゃうという。
でも本当は、つかまってしまった人が、犯人に乱暴されないように、あるいは絶望して自分の頭が狂わないように、なんとか自分が生き伸びるための知らず知らずに働く人間の知恵なのではないかとも言われています。
私はストックホルムじゃないけど、監禁してほしい症候群かも。
これは寂しいとか誰かに必要とされたいとか、そういう心の病なのか??
または現実逃避?非日常に逃げたい?とかそういう心の病なのか??
いや、もしかしたら『自由』とか『束縛』とか『何とか症候群』っていう話じゃなくて、ただただどこかに籠って、エロいことが一日中したいだけなんじゃないかという気もしないでもないですけど。
仕事や子供のことをさぼって、自分発信では、一日中エロはできない状態。
本当は一日中エロをしたいけども、それを自分から計画すると周りに非難されるから、誰かに無理やりされた!っていう体(てい)をとってもらって、いい訳を作りたいだけなんではないか・・・・。
ただ単純にエロいことを長時間にわたってしたいだけ?なのでは?・・・・。
うん。そうとも言う!
-------------------
〈最新ページに行く〉
〈索引ページに行く〉
〈女性の特徴別検索に行く〉