そんなつもりじゃない2パターン目
そんなつもりじゃなかった男

前の記事で、女性がそんなつもりじゃなかったのに、セックスに巻き込まれそうになったときの話を書きましたが、
今回は、女性がその気なのに男性がその気じゃなかったこと。
結構、仲良しだった同僚が、夜遅くなっちゃったので、私の家に泊まりにきたことがありました。
その日は、どこか外での仕事で、そこから私の家は比較的近いが彼の家は非常に遠かったのだった。
私のうちですから、もちろん私が先に『うちに泊まってけば?』と言ったのですよ。
彼が泊めてと言ったわけではない。
でも私の言葉にすぐに彼が合意し、ほいほいついてきたので、私は当然、そういうことがあると期待していた。
おうちに入った途端かな? もしくは、その後かな? まあ、そのうちに彼が襲ってくれると思っていました。
が、彼はお風呂から出てきたあと、
「あの~」と私にきいてきた。
「エッチをしても、しなくてもどっちでもいいんですよね。僕。
ほんとどっちでも僕はかまわないので、もしあなたがしたかったら付き合いますし、いやだったらしませんし。
どっちがいいですか?私さんに従いますよ」
と言われ、私は
「せんでええ!!」と即答しました。
(いや本当は標準語で言いましたが。気持ちとしては『せんでええわ!!』です)
そして隣同士で布団に寝ながら、清いまま朝を迎えました。
そういう聞き方ってある?
そういう聞き方されたら、こっちがたとえエッチをしたくても回答は『するか!!』ですよ。
なんでその人に私が敬語を使われていたかというと
その人、すごいいい大学出たので、浪人してて年齢は私より上なんだけど、会社では後輩だったのね。
以前も何回も『私は年下には興味ない』って書きましたが、
この人は年下ではなかったのですが、後輩って、なんかちょっと年下のニュアンスがなあったので、潔くあきらめました。
無理強いさせてはいけない・・・と。
しかし、この人、さすがすごい頭のいい大学出ただけあって、セックスの『コンセンサス』を一番最初にしっかり言質でとろうという。合理的?というかなんというか。
本当にセックスしてもしなくても、どっちでもよかったらそこは言質をとるのではなくて、雰囲気に任せるとかにしろよー!!
でも、もしも、これが年上の男性で、かつ会社でも先輩だとしたら、私は間違いなく、
「そんな聞き方していじわる!!許さないから!」
とか言って自ら襲っていったと思います。
「ほんとうにしなくていいの~?本当~??」と迫っていたと思います。
「あなたが、したいって言いなさい!したいって言わないと許しませんよ!」とかチューしながらやってたと思います。
年上かつ先輩相手とだったら、私相手に
「君としたい!」と無理やり言わせて、セックスしたと思いますよ。
しかし・・・”後輩という抑止力”がエロ人間の私にもききました。
後輩には甘えちゃいかんという抑止力ですね。
私の回答は
(そんな言い方されてまで)『せんでええわ!』
ですね。
しかし、男性の習性?なのか?
ひとつ興味深かったのが、この人がその後、いろいろ私の仕事や会社人生に尽力してくれたこと。
もういいよって言っても、この人、私にすごくいろいろ協力してくれた。
やがて、別の部署になって何年も離れてから、今度は、また隣の部署になったときも、日常のことから、レクリエーション的なことから、仕事の連携その他のことやら、すごく力になってくれた。
そっちの部署の何か用があって、私が向かうと、この人何かしてても放り出して駆け寄ってきてくれた。
「どうされましたか?」
と、いつもいつも親切に私に真っ先に駆け寄って来た。
たぶんもしかしたら男性は、自分が襲いたかったけどふられた女によりも、
僕が襲わなくてすいませんでした!!女性のあなたに恥をかかせてしまってすいませんでした!
ほんと申し訳ない!!っていう女性のほうに気を使うものかもしれませんね。
この人、その後も会社人生で、私にすごいいろいろ力になってくれた。
いや~、気を使われれば使われるほど、こっちはますます傷つくというか、微妙なんだけどさ。
男性は『俺が抱いた女』より、『俺に抱かれようとしたが、俺が抱いてやらなかった女』に対して征服感があるのか?
いや、もともと仲良いし、変な意味じゃなくて人間的にも大好きだし、いい人だけどさ~。
なにかと私がこの人に過剰に面倒見てもらうたびに、私はもう恥ずかしくて恥ずかしくて、
も~ っ!いや~っ!! いい加減 あの夜のことは忘れろや~っ!!って思う私でした。
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