日本人の交尾②
私の中にたくさん出して

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彼は・・・カンちゃんは、別に私のことをそれほどは好きじゃなかったの?
彼はただ、自分に与えられた仕事として私とセックスをしたの?
私はショックで悲しくなった。
そしてきっと、私も同じように喜んで単に仕事をこなしているのだと思われていたんだ?
だから彼は平気であんなことが私に言えたの?
そのことを考えるにつけ、どんどんその考えがあっているのではないかと私には思えてきた。
アメリカが国をあげて私たちカップルを見守ってくれているのかと思ったらそうでもなかったし。
私はその夜は、彼に再び一階の客室に寝てもらって、自分は3階のベッドルームで一人で泣き明かした。
次の日、彼は私に優しく寄り添ってきた。
「どうしたの?ねえ」
彼は私の頬に両手を添えた。
「この前みたいに愛し合おうよ」
「いやよ」
「なぜ?」
私は理由を話せなかった。
話したら、話している途中で泣き出しそうだった。
それに私が理由を話したら、困るのはきっと彼だ。
彼を独占しようとしている私に困るに違いない。
でも最後の日に彼にキスされたり、体を触られているうちに私は我慢できなくなってしまった。
彼にされるままベッドに押し倒された。
彼は仰向けの私に覆いかぶさってきた。
彼に両手を抑えられて私は口づけを繰り返された。
「ああ・・・だめ」
もう私は抵抗できなかった。
彼は首やおなかや乳房や太ももや私の体中にキスをしまくった。
その優しい愛撫に私は彼に愛されていると思った。
思い込みたかった。
彼に乳首を吸われながら、性器を手でいじられているとき、もう私はどうしようもないくらいにびしょびしょに濡れていた。
やがて彼は言った。
「入れるよ」
彼が私に挿入しようとしたときに私はとうとう言ってしまった。
「他の人とこういうことしちゃいや!」
「・・・」
彼は答えなかった。
「約束してくれないなら、じゃあもうしない!
私、カンちゃんとはセックスしない!」
私は上半身を起こした。
「しないよ。他の女性とはしないよ。約束するよ」
と彼は言った。
私は静かにもう一度横たわった。
そして彼は自分のものを私の中に入れた。
「あああ!」
私は幸せの声をあげた。
「ランちゃん!ランちゃん!好きだよ」
彼は私の中で力強く動いた。
「ああっ」
彼の男性器が私の中で出たり入ったりする。
私のとても感じる部分の膣の壁がこすられている。
「あああん!カンちゃん。好きよ!!」
彼の腰の動きはもっと力強さを増し、私の子宮のほうまで突いてくる。
「ああっああっ!もっとついて!」
やがて、彼は私の中に精液を放出した。
どくどくと彼の男性器が脈をうちながら、精液を出している。
「もっと出して~!もっと!もっと!」
私はそう言ってしまった。
この前のセックスでは実はコンドームを装着してもらっていた。
私は、結婚や出産なんて現実のこととしてまだまだ考えられなかったし。
でも今日は、もうこのままカンちゃんの子を妊娠してしまってもいい!と私は思ってしまったのだった。
ようやく彼と激しく愛し合うことができた。
その夜は私は幸せな気持ちで彼の腕の中で寝た。
でも幸せだったのはその夜だけだった。
次の日の朝、彼を迎えにきた自動車から降りてきたアメリカの役人が、彼に言う言葉を私はきいてしまったのだ。
「今日はこのまま●●県に行きますよ」
●●県には彼の家はない。
彼はまた、どこか別の日本人の女性のところにセックスしにゆくのだ。
私は絶望した。
*******
私は体調不良を理由に、次の月の彼の来訪を断った。
それどころか、そのころから、私はほとんどご飯が食べられなくなってしまった。
どんどん痩せてゆく私にお医者さんは手をやいた。
「いくら調べても体はどこも悪くないのに」
心配したアメリカの役人がやってきて、精神科のお医者さんを呼ぼうという話になりかけたころ、アメリカの本土のほうで不思議な出来事が起きた。
絶対に大統領にはならないだろうと言われていた人物が大統領になったのだ。
その大統領はちょっと変わり者で、いささか乱暴な考え方の持ち主だった。
変わり者の大統領は、世界の先進国から見てもいろいろな変わった政策をうっていったが、ついでになのか、なぜか我々日本人の取り扱いも変わった。
それまでのアメリカの政策については、ヨーロッパの方のメディアでは、『アメリカは日本人の人権をふみにじっている』ということがたびたび話題になっていた。
韓国にさえも、『アメリカの日本人に対する扱いは許せない』、と声を上げてくれる市民団体もいたくらいだった。
しかし、アメリカの新しい大統領は、日本人を縛ることをやめたのだ。
でも新しい大統領は、日本人の人権を大事にするとかそういうことではなく、日本人なんかに無駄な金を使うなというような考えだけだったようなのだが。
彼は日本人の純血種を残すなんてめんどくさいことに労力をさく気がなかっただけのようなのだが。
日本人を自由にさせよう、ほうっておこうという政策にアメリカが変わった。
日本人の屋敷につく警備はたった一人になった。
それ以外のものはほとんど廃止された。
お医者さんも看護士さんも屋敷を去り、代わりに日本人には月に一回、自分で、自費で、必ず健康診断を受けに行くことが命じられた。
私の家からも、お医者も看護士もトレーナーも家庭教師もコックもメイドもいなくなった。
セックス政策も廃止された。
私は一人きりで、大きな屋敷で、残された秋田犬と柴犬たちと暮らすようになった。
ちなみに池の鯉や金魚は高値で売られてしまったようでいなくなった。
お魚達は、メイドさん達とともに去っていった。
犬は売られなかった。
秋田犬もロシアに売れらずにすんだ。
私は自分の家の一階のキッチンのドアを常に開けっ放しにすることに決めた。庭の犬のためだ。
警備の人が一人はいてくれるんだし、大丈夫だろう。
犬たちには24時間自由に大きな庭で走り回らせ、好きなときに家の中に出入りさせることにした。
犬たちと私は自由に過ごした。
時々、最初にアメリカの設定してくれた”恋人”のこと・・・カンちゃんのことを思い出して辛くなるのだが、犬たちのご飯の準備や犬たちをお風呂に入れることや、一人でやる広い家のお掃除がえらく大変だったので、毎日、体を使ってドタバタ、てんやわんやで過ごしていると私は悲しみをまぎらわすことができた。
日本人の恋愛も自由になった。
近所のファーストフード店でバイトを始めた私は、そこでアメリカ人や中国人の男の子や女の子と仲良くなり、彼らや、彼らの友達を大きな屋敷に呼んで、時々パーティを開いたり遊ぶようになった。
私はパーティ会場を提供する代わりに、昼間は彼らに家のお掃除や犬の世話も手伝ってもらったりした。
警備の人はあんまりいい顔をしなかったが、ドラッグや犯罪など悪いことをするような仲間ではなかったので、なんとか許された。
私はアメリカ人の男性二人とセックスもした。
夜中、皆でゲームをしていたときだ。
「ちょっと抜け出さない?」
その日、私の家に遊びにきていた、ファーストフード店の常連のお客の女の子のお兄さんに耳元で声をかけられた。
私はお兄さんと3階の自分のベッドルームに行った。
お兄さんは私の両足を広げて、そこに口をつけた。
「あああっ」
お兄さんにそこを舐められると、久しぶりだった私はすぐにイってしまった。
その後、お兄さんを立たせて、私はベッドに膝まづき彼の男性器を持った。
ゆっくり彼の上部を舐めてから、そしてゆっくり口に含んだ。
私はお兄さんのものを吸いながら上下に顔を動かした。
そのときベッドルームのドアが開いた。
私たちはそのままの恰好でドアの方を見た。
ファーストフード店のバイトの男の子がそこに立ちつくして、こっちを見ていた。
私はお兄さんを見上げた。
お兄さんも私を見ていた。
私たちは目を合わせてニヤッと笑ってしまった。
お兄さんは
「加わりたいの?」
と、ドアのところにいる男の子に言った。
ドアのところに立っている男の子はうなづいた。
私たちは3人でセックスした。
2人のアメリカ人に、4本の手で同時に乳首や女性器や体のあちこちをを触られるのはとても快感だった。
私は感じまくってあえぎまくった。
私はいろいろ思い出した。
伝染病で周りの人がいなくなってしまった悲しみ、その後、自分に起こった信じられないようなめまぐるしい展開。
でも、今、私は、生殖のためでないセックスをしている。
しかも、男性二人を相手にするという悪いことをしている。
私は身も心も、いろいろな縛りから解放された気がした。
「あーっ!!あーっ!!!」
私はお兄さんに両足をもたれて突かれながら、男の子には乳房をもまれて吸われて叫び続けた。
その夜は二人にかわるがわる挿入されては精液を体中にかけられ、何度も私はイった。
*******
日本の各地に分散されていた日本人も、新しい大統領のもと、自由に行き来することが許されるようになった。
私は、分散された、各地の日本人何人かとメールをした。
皆で会いたいと私は言った。
生き残りの日本人の皆も同意してくれた。
そして、私の住んでいるところが一番都会だったので、まずはじめの会合は私の屋敷で行われることになった。
私の屋敷で、参加メンバーの日本人たちはみんなで語り合い、美味しいものを食べた。
「今度は、関西の日本人のおうちに集まって食べ歩きしよう。
冬は北海道に集まってスキーをしよう」
と私たちは楽しい計画をした。
でも彼は・・・カンちゃんは私の家に来なかった。
きっと、カンちゃんは、規制がなくなった今や、大喜びで、大好きなアメリカ人の女性とつきあい放題なんだろうなあと私は思った。
彼はアメリカ人女性のことすごく好きそうだったものなあ。
彼のことを思うと私の胸は痛んだ。
日本人同士で自由に話せるようになると、自然と、楽しくないことも耳に入ってきた。
日本人たちが、私の家の居間でお茶を飲んでくつろいでいるときに、関西の男性が声を潜めて話し出した。
「四国のほうで日本人女性が自殺未遂をしたの知っている?」
「ええええっ?」
その場にいた日本人達は驚きの声をあげた。
----終わり-----------------
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