準備万端 エッチ未遂
大きすぎて入らない

「やっと君を抱ける」
やっと彼と念願のセックスができます。
二人とも家庭持ちということもあるし、家が離れていること、仕事が忙しいということもあり、なかなかセックスのチャンスがありませんでした。
しかし思わぬ機会が訪れました。
私たちの関わってきたプロジェクトの仕事で、早朝5時という時間にちょっと遠い現場に行かなくてはならなくなりました。
会社の立派な仕事です。家族にも言い訳がたちます。
「早朝に新店舗に準備に行かないといけないの。
前日も、夜遅くなるだろうし、
家が遠い人はみんな前の日から、近くのビジネスホテルに泊まるのよ。」
と私は、ある日の食卓で家族に話をしました。
「ふーん。そりゃ大変だなあ」
と夫は言いました。
姑は
「そんなことしなきゃいけないの?」
といぶかしそうに言いました。
「そんなとこ泊まらないで、朝早くに、あなたが車で送ってあげなさいよ」
と姑は夫に言いました。
「うーん。そっかあ。そうするか?」
と夫は言いました。
夫のちょっとだけめんどくさそうな様子を見て、
「いいえ!前日も夜遅くなるから、店のそばのホテルに泊まったほうが楽だからいいの。そうさせて」
と私は強く言いました。
姑は心配そうに
「そうなの?」
と言いつつもその先に、「家庭を持っている奥さんが夜、家をあけるなんて。」と言葉が続きそうでしたが。
あわてて私は続けました。
「パパにもそんな朝早くに私を送ってもらうの悪いし。車でも1時間以上かかるもの。」
「そう?」
姑は気を取りなおして、
「でも新店舗、楽しみね。絶対に後で見に行くからね」
と言ってくれました。
「ママのお店、行きたーい」と子供が言いました。
「ねー、ママがいろいろ作ったお店、おばあちゃんと一緒に見に行きましょうね。」
と姑は子供に向かって言ってくれました。
家族は私が悪いことをするとは夢にも思っていないようでした。
私もここまで決心するのに大変な覚悟が必要でした。
彼に初めてキスをされたのは数か月前でした。
複数の同僚と飲みに行ったのですが、帰り道二人きりになったときに彼にキスされました。
お互い酔っていました。
私は、その時はあっけに取られてしまい、怒ることも応えることも何もできなかったのですが。
二回目のキスは酔っていないときに、会議室で二人きりのときにされました。
そのときは私は抵抗しました。
「そんなことしないで!」
と怒って私は会議室から飛び出しました。
しかし、それからも、二人きりになるチャンスがあると必ず彼は私に口づけをしてきました。
何度も拒んだり、怒ったりしたのですが、いつしか私はだんだん彼に喜んでキスされるようになってしまいました。
そして、あまり夜遅くなることはできませんでしたが、彼とは時々二人きりで食事をしたり飲みに行くようになりました。
私はいつかこの人とセックスするだろうという予感がし始めました。
話をよくするようになると、彼ほど、気の合う人はいませんでした。
これまでも、私は一度でいいから夫以外の人とセックスをしてみたいなあと思ったことはありましたが、自分の周りを見てもよさそうな人が見当たらず、その考えはいつもすぐに消えてしまっていました。
私の周りの男性は、言っていることに今いち賛同できなかったり、あるいは気は合うけど口が軽そうだったり、あるいはなんかややこしいことになりそうな人だったりで、『姦淫』という危険を冒すまでの気持ちにはなりませんでした。
でも、彼は相性もいいし、いっしょにいて楽しいし、口も堅いし、しっかりしてるし、お互い困ったことにならずに素敵な楽しい関係が築けそうに思えました。
やっとそういう人を見つけたのです。
しかも、彼は私のことをとっても気にいっているみたいです。
こんなチャンス、逃す手はない!と私は思うようになりました。
しかし、キスするたびに二人きり出かけるたびに家族に対してのうしろめたさが私にはわいていましたが・・・。
私はクリスマスはキリストに祈りました。
「汝、姦淫するなかれと言ったのはモーゼだったかしら。キリスト様、お許ください。」
お正月、初詣では神様に謝りたおしました。
「神様。私は悪いことをしています。これから更に悪いことをしようとしています。でもバチをあてないでください。私たち家族を今年もお守りください。お願いです。お願いです、すいません」
仏壇の亡き舅には「お義父さん。悪い私をお許しください。決して家庭に波風たてたりしません!許してください。でも昔、浮気をしてお義母さんに怒られていたお義父さんなら私の気もち、わかってくださるでしょ?絶対うまくやります!お願いです。私を見守ってください」と祈りました。
やましさ、うしろめたさを乗り越えての決心も大変でしたが、具体的にもっと細かいことでも彼とのセックスのために入念な準備が必要でした。
私は自分のボディをチェックしました。このままでは、彼に見せるのはちょっと恥ずかしいわ。
彼とのセックスの予感を感じてから、私はエクササイズを開始しました。
毎日、ヒップアップの体操。ウエストを細くするストレッチ、膝の上の肉を取る運動。
手足の脱毛。美容パック。
・・・など、夫のためには、すっかりしなくなったこれらのことを行いました。
いよいよ、明日は外泊するという日、お風呂場の前の洗面所の鏡で半裸で私が自分の体の最終チェックをしていると、姑が急に洗面所のドアを開けて入ってきました。
「あっごめんなさ~い。ちょっと化粧水とらせて」
と言って、姑は洗面所の台においてあった自分の化粧水を手にしました。
そして姑は私を見て、急に言いました。
「あ~!」
私はドキッとしました。
「な?何です?」
「あなたの背中って結構、毛深いのね」
ええええっ
大変、大変!気づかなかったわ!
背中の脱毛しなくちゃ!
歩いて10分のスーパーに行こう。
あそこのスーパー23時まで空いているのがウリのはず。
家族にはどうしても明日の仕事で必要なものを買ってくると言って、夜遅くに私はスーパーに出向きました。
でも食料品売り場は確かに23時までやっているようでしたが、脱毛ワックスなどを売っている化粧品売り場はもう閉店していました。
あちゃー。いつも家事を姑に任せているから全然知らなかったわ。
私はそこから歩いて20分くらいのところにある24時間営業の薬局に行き脱毛ワックスを手に入れました。
その後、お風呂場でこっそり脱毛ワックスを背中に塗って処理をしました。
このときのために買った上下お揃いの黒のレースのブラとパンツを自分の机からこっそり出してきて鞄に入れました。
ふー。準備完了!
これで万全!明日はいよいよ彼に抱かれるんだわ!
そう思うと嬉しさで心臓が張り裂けそうに高鳴りました。
さて、次の日の夜、彼といよいよホテルに入りました
彼に優しくキスをたくさんされたあと、女性器を愛撫されて一回、私はいってしまいました。
いよいよ、彼が私に挿入してくれるはずです。
さっきから、彼の亀頭ってとっても大きいなあとは思ったのですが、ま、まさかのことが・・・。
入りません!!
彼が自分の男性器を私のあそこにあてがって押し込もうとすると、入りません!
角度を変えて入れようとしましたが入りません!
もう私は十分に濡れているのに・・・。
大きさがなんか全然あってません。だめです。
無理やり、彼が押し込みました。ほんの少しだけ入りそうになりました。
「痛ーい!」
私に激痛が走りました。
こんなことがあるのでしょうか?
やっと見つけた相性のいい相手なのよ!そして古今東西の神様たちに祈りまくって、やっとここまでたどり着いたのに肝心のことができないって。しかも普通、男性器が大きかったら喜んでいいことなのに!!
嘘でしょう??
私はいい年の既婚者というのに??入らないなんてそんなことある?
確かに私は夫の細いものしか入れたことないけど・・・。
確かに私は骨盤が小さくて、子供を普通分娩できなくて帝王切開したんだったけど。
確かに私の女性器の上と横には骨が迫っているけど、下のほうにはないし、縦にはいくらでもは入りそうなもんなのに。
昔、誰かに、女性器はとても柔軟にできているから、どんなに大きい男性器でも入る・・・って、そうきいたことがあるけど?
あるいは、徐々に慣らしていけば絶対に入るようになるという話もきいたことあるけれど、私たちにホテルに行くチャンスはまたいつめぐってくるかわからない。
私はあせりました。
「神様 意地悪すぎる・・・・」
何回か試して無理そうなので、私は口で彼のものを愛撫しようと試みました。
彼の亀頭は私の上の口にも入りませんでした。私の口は小さいです。
しょうがないので彼の亀頭をペロペロ舐めました。
手で彼のものを上下にこすりながら、あちこちぺろぺろしました。
せっかく決心してきたのに、ここへきてこんな落とし穴があるなんて!!
神様。悪事はできないってことでしょうか?
彼に真夜中二時ころに起こされて、もう一度チャレンジしました。
彼は3時にここを出て、私は4時にここを出て仕事場に行かないといけなかったので、タイムリミットはどんどんせまってきます。
あせって試してもやはり入りませんでした。
もーー!!!
☆☆☆☆
数週間後に、また彼と二人きりで会うチャンスがありました。
今度は昼間にぽっかりできた数時間の空き時間です。
私は昼間のラブホテルに初めて入りました。
しかし、また挿入できませんでした。
あれから夫の細いものを相手に数回セックスしましたし、自分で指で広げてみたりトレーニングもしたんですが・・・・無理でした。
また時間がないのであせることがたぶんいけないんだと思います。
あせればあせるほど入りません。
入れることを断念し、私たちは、69をしてそれぞれ仕事に戻りました。
ということで、神様。仏様。私の悪事は、いまだに行われていないってことでいいですよね?
まだバチはあてないでくださいね!
彼に入れてもらうまでは絶対に。
神様がバチではなくて、私に試練を与えてくださったのだたと思ってがんばります!
-----------終わり------------------
〈最新ページに行く〉
〈索引ページに行く〉
〈女性の特徴別検索に行く〉