【エロ童話】ギョギョッ!逆・人魚姫伝説
人魚の虜になった男

以前、エロ女経営者が、美乳の人魚たちにプールで客にエロイことをさせてお金を儲けていた話をしたが、あの後、動物愛護団体の圧力により、人魚プールはつぶれた。
人魚たちは海に帰った者あり、人間界に残り、水族館に行って曲芸で身を立てることにした者もあったし、他、オファーを受けて海洋大学などの客員教授に就任した者などもいた。
噂では、地方の海のそばのストリップ小屋に流れた者もあるときく。
人魚の”エリ―”は、民間の一般の人に引き取られた。
エリ―を引き取ったのは、エロ女経営者が健全なプールを運営していたときからの長いおつきあいのお客様、矢島様という人だった。
矢島さんは大きなボールのようなバスタブを買い、家の居間の真ん中に設置した。
部屋の真ん中に大きい透き通った丸い水槽を置いたのだ。
なんか、ラブホテルでそんな感じなところもあるような気がするが・・・。
人魚のエリ―は家にいるときは、その透き通ったボール型の水槽に入って、食事をしたりテレビを見たりして過ごす。
朝、晩一日2回は、矢島さんに近所の市民プールに連れて行ってもらう。
そこで人魚のエリ―は数時間、存分に泳ぐ。
「もうすぐお金が貯まったら、海のそばに引っ越すからね。
そうしたら、僕が会社に行っている間も君はいつでも海で過ごせるようになる。
それまでの辛抱だよ」
と矢島さんは言っていた。
「うん。楽しみに待っている。
でも・・・」
とエリ―は言った。
「海が一番好きだけど、でも、都内に大きな大きなプール付きのおうちを買ってくれるのでもいいのよ」
矢島さんはフッと溜息をつき、
「エリ―、そっちのが金銭的には大変なんだよ」
と言った。
エリ―は美乳の人魚たちの中でもひときわ美乳だった。
上を向いてツンと尖ったピンクの乳首、そして大きすぎず、小さすぎなちょうどよい乳房をしていた。
エリ―はブラジャーを嫌がって、おっぱいを出しっぱなしにして、乳房をプルプルさせながら過ごすこともあった。
でも自分が家にいるときはなるべく、ブラジャーをしてくれと矢島さんは頼んだ。
おっぱいを出しているとついつい矢島さんが触ってしまい、年柄年中、エッチなことをしてしまいかねないからだ。
仕事から家に帰ったとき、エリ―が美しいおっぱいを出しっぱなしにしているときにはすぐに飛びついてしまう矢島さんだった。
そんなとき、鞄を放り出して矢島さんはエリ―の乳房を掴み、エリ―の乳首に吸いつく。
「アン!アン!」
尾びれで、水槽型バスタブの水を軽く叩き、パシャパシャしながら、エリ―は感じる。
エリ―の乳首を吸いだすと、エリ―はもっと大きく水槽の中で体をよじり、バシャバシャする。
矢島さんはエリ―を水槽から抱きあげる。
身体から水を滴らせながらエリ―は居間の床に引き上げられる。
大丈夫、防水マットが水槽の周りには敷き詰められているから。
マットの上でエリ―は矢島さんに美しい身体を愛撫されまくる。
矢島さんはエリ―を仰向けにしたまま、美しい唇にキスを繰り返し、エリ―の乳房や、細くくねったウエストや尾びれのお尻に当たる部分を撫でまわす。
矢島さんが、ときどき顔を上げると、エリ―の顔はいやらしく、色っぽく乱れている。
その顔を見るたびに、また唇と身体に吸い寄せられる矢島さんだった。
しかし、いつかも書いたと思うが、人魚は人間とはセックスが出来なかった。
膣がとても狭いのだ。
人魚の交尾は、女の人魚が卵を産み、そこに男の人魚が精子をぶっかけて成立するものだった。
矢島さんはエリ―にキスをし、おっぱいをまさぐったあと、興奮した自分のアソコの始末は、自分でしごいて出すか、エリ―のお口でしてもらっていた。
防水マットの上で、エリ―は綺麗な長い指で矢島さんのアソコを持つ。
そしてそれを可愛い小さなお口に入れる。
エリ―は一生件命、お口を開き、矢島さんのそれを舌や唇で愛撫しようとする。
人魚の男の男性器は細いらしい。
太い人間の男性器に苦労しながら、喉をつまらせながらも、エリ―は涙目になって一生懸命愛撫してくれる。
エリ―は決してフェラチオが上手くはないのだが、一生懸命なエリ―のその姿を見ていると矢島さんはとっても興奮してしまう。
そんなときに矢島さんはエリ―のお口の中に白い液体を放出してしまう。
また、矢島さんに小さい膣の周りを撫でられたりなど、エッチなことをされると、エリ―は絶頂を迎え、自分の小さな膣から小さな卵をたくさん出してしまうこともあった。
これはそのままでは、孵化しない。
人間の我々がいつも食べている、にわとりの無精卵みたいなものだ。
セックスは出来ないけど、こんな風に二人は愛し合っていた。
あるとき、矢島さんの幼い姪が、人魚のエリ―に会いに遊びに来たとき、アンデルセンの『人魚姫』の絵本を持ってきた。
それを見せてもらったエリ―は、姪の帰ったあと、矢島さんに言った。
「人間界では、人魚について間違った解釈、教育がされているのね」
「間違いも解釈も何も、あれは童話だからね。
ロマンティックにドラマチックに書かれたものだからね」
と矢島さんは説明した。
「全然、ロマンティックじゃないわ」
とエリ―は言った。
あ、何か、難しそうなこと言いだしそうな雰囲気だと矢島さんは思った。
エロ女経営者の元で育ったエリ―は、ちょっと気が強い女の子だったのだ。
「なんで、海で溺れた王子様の命を助けてやった上で、声を奪われて、王子に浮気されたのに、しまいには自分が死ななきゃいけないのよ?」
「王子に浮気されたわけじゃないだろ?
王子が、自分の命を助けてくれたのは隣の国のお姫様だと勘違いしたんじゃなかったっけ?」
と矢島さんが言っても、
「納得いかないわ!
王子も人魚姫の行動も!」
とエリ―は怒っていた。
「納得も何も、それが恋というものなんじゃないか。
自分は何かを失っても、相手に尽くしたくなるという・・・・・・」
と矢島さんは言った。
「我々が、セックスが出来なくても、深く愛し合っているようにだ」
と矢島さんは付け足した。
しかし、その夜のエリ―はご機嫌が悪かった。
「それも勝手な言い分ね!」
エリ―はますます怒りだしたのだった。
矢島さんは驚いた。
「あなたは、セックスできないのに私と付き合ってやっている自分を偉い、もしくは美しいと思っているのね?」
「いや、そういう意味じゃない」
「セックスもできないのに、愛してやっているんだぞ?ってことね」
エリ―は怒り続けた。
「そもそも、私たち人魚はもともと身体をくっつけての交尾はしないんだってば!
それで十分なんだってば!」
「僕だって十分幸せだよ」
矢島さんは、エリ―をなんとかなだめようとした。
「あなたは、自分が私の犠牲になっているって思っているのね?」
そう言うとエリ―は泣きだした。
「違う!違うよ!!僕は君のそばにいたいだけだ!」
その夜は、矢島さんはなんとかエリ―をなだめた。
でも、それから、エリ―は時々拗ねるようになった。
ちょっと機嫌を損ねると
「あなた、本当は人間の女とセックスしたいんじゃないの?
っていうか、もう私に隠れてやっているんじゃないの?」
などと言うようになった。
二人の関係は、ときどきギクシャクするようになった。
それにいつまでもお金は思うようにたまらず、中々、海のそばにも引っ越せなかった。
矢島さんが忙しい勤めをしながら、毎日、早朝と夜にエリ―を市民プールに連れて行くのも結構大変だった。
そんな矢島さんに対してエリ―も負い目を感じているし、広いところで泳げないことへのストレスもあるようだった。
「もういい!
私、一人で海に帰るわ!
私には大学に行くような頭脳もないし、ストリップ小屋や水族館でバリバリ働くような力もないし!」
とエリ―が口にするようなった。

悲しくなって困った矢島さんはエロ女経営者に相談の電話をした。
「うーん。
うちのプールはもう友人のラブホテル経営者に売ってしまったのでお貸しできないし。
困ったですわね。
あと、お二人の関係についてですけど、普通の男女の話だったら私もいろいろ相談にのれると思うのですけど・・・。
矢島様とエリ―の問題は難しすぎます」
とエロ女経営者は言った。
そして、エロ女経営者は、矢島さんを珍動物に詳しい研究者に紹介することにした。
でも、その博士も人魚のことについてはお手上げだった。
次に、大学にスカウトされたエリ―の元同僚の人魚のところに矢島さんは相談に行った。
彼女はエロプールにいた人魚の中では一番の年配者で、いろいろなことを知っているときいていた。
「問題は3つ?
ひとつはエリーとあなたのすれ違い始めた心?
ふたつめは、陸の生活が主体のあなたと、水の生活が主体のエリ―の生活習慣の違い?
そして、みっつめは、ひとつめと密接な関係があるんだけど、二人でちゃんとセックスができないこと?」
そのように大学の客員教授の人魚は、矢島さんに向かって言った。
そしてその人魚は
「全部一遍に解決できる方法が一つだけあるにはあるのですけど」
と言った。
「それこそ、矢島さんに、”アンデルセンの人魚姫”バリの気持ちがあればの話なんですけど」
矢島さんはどういうことなんだろうか?とドキドキした。
*******
その後、矢島さんは、エリ―との問題解決のために、自分自身が人魚になることを選択した。
大学勤めの人魚は『人魚の国の闇の魔術師ドクター』を紹介すると言った。
魔術師ドクターの手にかかれば、人間はその”脚”、”性器”を引き換えに人魚になれるというのだ。
高額で取引きされるのか、それとも他の理由か知らないけど、人魚の国の”闇のドクター”は、”人間の脚”と”人間の男性器”を非常に欲しがっているという。
人魚になれば、人間は、脚の代わりに立派な尾びれと水泳力を得る。
あとエラ呼吸、肺呼吸のどちらもできるようになり、また生殖器はちょっと形が変わってしまうそうだ。
細い短いチューブのような人魚の男性器になるという。
矢島さんは、得るものの代わりにいろいろ捨てなければいけないものがあったのだ。
アンデルセンの人魚姫が声を失って、代わりに脚をもらったように。
矢島さんは、二度と人間の女性とはセックスができなくなるという道を選択した。
ただ、そこは心配しないでいいと、大学の人魚は言った。
「矢島さんが、人魚のオスの身体になってしまえば、メスの卵に向かって精液をかけることが最高の快感になるはずだからです。
人間のセックスで得られる快感よりも、人魚のオスの交尾の方が、強いエロい満足を得られるとの研究結果を発表している学者もいるくらいなのですよ。
射精のときの脳のドーパミン、アドレナリン等の分泌を調べたんですね」
そして、
「ふふ。
人魚のオスが、パートナー以外のメスの卵に精液をかけるという浮気もありなわけだけど、ま、そこは人間界のオスと変わりませんね。
褒められたことではないけど、よくある話です」
と、客員教授の人魚は付け足した。
******
その夏にエロ女経営者は、従業員を連れて伊豆諸島に慰安旅行に行った。
女経営者の一向は、綺麗な海をクルージングしているときに、二匹の男女の人魚が仲よく泳いでいる姿を見た。
二匹の人魚は海にプカプカ浮きながら、船に向かって手を振った。
その夜、海の底でエリ―の産んだ卵に矢島人魚は精液をぶっかけた。
----------終わり-----------------
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