不倫の周辺がエロい
NTRってやつ? ネトラレ

配偶者が浮気したとき、懐の深いところをみせて許す人というのは世間からも好意的に受け取られるものですけど、「ほんとに精神状況は大丈夫なのかな」と思う場合もある。
様々な事情があって許すのはわかるけど、それ懐が深いことなのか?つらいのに無理してたらよくないんじゃないの?と思えるときがあります。
私の友達が、今、夫の浮気に悩んでてかわいそうでしょうがない。
おいおいおいおいっ。散々悪いことをしてきた私が言うな!って話なんですけどね。
そーんなんですけど。
私が、今、言いたいのは、かわいそうな話ではなく、まったく、その逆、
世の中には、絶対に、『自分のパートナーが不倫している』という事実に燃える(萌える)性癖の人もいるはずだ!ということです。
そういう人、結構、多いんじゃないかとマジで思います。
相手が他の異性とそういうことしている場面を想像すると、すっごくもえる~。だから、許す!って。
若干、私もそうでした。
私は今は独身ですが、ずいぶん前にそういうことがありました。
私は夫の不倫が発覚したときに頭に来なかったです。悲しくもなかったです。
(まあ自分が自分なんで・・・)
実は、夫の不倫の発覚の少し前から、あれ?なんか変だな?と思うことはありました。
夫と会話していると、夫が私の話をきいているようできいていないのです。
私の問いかけなどに返事はするけど、それが的外れだったり、なんか常にぼーっとしているのです。
心がどこかにいっているようだったのです。
「こんな姿はじめてみた?どうしたんだろう?」とは思ったけど、まったく浮気のことは頭にうかばなかったです。
体調が悪いのだろうか、仕事で何か悩みでもあるのだろうかとはチラっと思いましたが、「ま、そういうこともあるでしょ」って軽く考えてました。
そしたら、なんとそういうことだったの。きっとそのとき、夫は不倫相手のことで頭がいっぱいだったの。
浮気のしっぽをつかんだとき、私がまず思ったのが
「やっぱり、態度が変だったのは、なんかあったっていうことか。
納得!!!合点がいった!!」
やっぱり夫の変化については嫁は気が付くものなんだな~と、自分に対して、なぜかとても感心した。
次に思ったのが
「うわー。萌える~!!」
でした。
そう。自分の夫が他の女性とどんな感じでどんなことしているのかしらと思ったら、はらわた煮えくり返る場合もあるだろうけど、私はそのとき
「うわーどんな顔で、どんなことしたの?どんな?どんな?ねえどんな?」
となんかすごくやらしい気持ちになってしまったのでした。
でもわれわれは、結局、その後、何年かして別の理由(金)で離婚してしまうのですが、この不倫のことは、離婚につながることの原因でも、不仲につながることでもなかったんですよ。
浮気が発覚した時に、(ちなみに発覚は家電話の3点会話みたいなやつ。夫と浮気相手が話す会話を、別の部屋の電話で私がきいてしまったのです。)私は、興奮して近所に住む姑にそっこう報告しに行ったら、
姑が「心配ない。どーせすぐ、振られるわ。」というので
「そーですよねー」 と言って二人で笑ったのを覚えている。
涙を隠して、嫁は姑の前でけなげに明るくふるまってみせたのだった・・・・という話ではないです。
エロイ気持ちを隠して、嫁は姑の前で明るくふるまったのでした。
しかし、今回、女友達から夫の不倫の相談をされてつらい話をきいているときにこの自分のエピを話す勇気はなかった。
・・・・と、不倫周辺ではこういうこともありますし、
もっともっと周辺のほうに一歩うごいてみると、
『不倫をされた人』に対して『赤の他人が燃える(萌える)』というのがある。
古くは、私が若いときに大好きだった原田康子さんの『挽歌』という小説。
若い女の子が年上の既婚者に恋をしてしまう話です。
そして、女の子がその男の人にひかれてしまうことの理由の中の大きなエッセンスとして、『彼の妻が彼を裏切ったことがあった』ということでした。
妻を寝取られちゃった男に若い彼女は萌えたのです。
そして男に向かって、女の子はある日、ズバッと、『妻に寝取られた男』の意味をあらわす単語を口にしてしまう。
ひどいでしょ。通常、考えたら、大好きな人にそんな一番いっちゃいかん傷つく言葉言っちゃったらだめでしょ。
しかしですね、エッチの世界ではこれが挑発となります。
このセリフのあと女の子は怒った彼に乱暴に抱かれてしまったのです。
エロ~。
なんで私がその小説を好きだったのかというと、たぶん『anan』みたいな雑誌の『不倫小説特集』みたいな記事で、この作品を知って読みました。
私もそのころ、ある妻帯者のことが好きになってたんですね。それで不倫関係のものをよく読んでたの。
『anan』みたいな雑誌には(雑誌名忘れた)不倫で行きたいバーとか、不倫を描いた書物の紹介などが掲載されてたんですよね。
(恐るべし!!バブル時代!!ananみたいな雑誌が不倫を奨励???)
そこで『挽歌』を知ったのです。
でも、私の場合、その妻帯者に夢中だったときには、キスしかしていないので厳密にいうと不倫ではないんですけど
(や・・・・・・・・・何年も後に、大人になったときに一回だけエッチしましたけど・・・・そんときは別にもう好きじゃなかったし。なんというか記念というかね。そういう感じでしたしね・・・・・・・・・・・・・・・まあ・・・1回くらいノーカンでしょ。)
その人にはいつもおうちまで送ってもらっては、うちのそばの公園で別れ際にキスしてました。
夏は他の仲間たちと一緒にその男性の高原の別荘にみんなで泊りに行かせてもらったりもした。
その別荘は、実は彼のものではなく、彼の奥様がお金持ちのお父上からもらったものだったりなんかして、年長の仲間たちからそのことを彼はいつもからかわれていました。
その彼のそういう情けないところもなんか萌えました。
その別荘バカンスにも奥様も途中から参加したし、私は他のときにも奥様にも何回も会いました。
奥様の誕生日に手作りのアクセサリーを送ったりしたこともありました。
男の子たちもその人の奥様のこと大好きだったし、私も大好きだった。
小説『挽歌』でも、主人公の女の子は男の奥様と何回も接触してるし、とてもかわいがってもらっていた。
彼女はかわいがってもらいながら、奥様を裏切って旦那様と悪いことを繰り返しました。
彼女が、妻に浮気されてしまった傷ついた年上の男に萌えているのも本当だし、
また、自分をかわいがってくれている大好きな奥様をうらぎっているっていう、そのシチュえーションにも萌えているんですよね。
女の子は、浮気なんかして夫を傷つけちゃう小悪魔な奥様にも萌えてるのね。
で奥様と旦那様に割り込んできたのね。若い彼女は。
その若い残酷な彼女の引き出した結末は?!
・・・・・・・・・・・・・・興味ある方は読んでみてください。
あと、これまた古い話ですけど、俳優のチャールズブロンソンとデビット・マッカラム の話。
この二人は名作映画『大脱走』(スティーブマックイーンでおなじみのやつ)で共演するのですが、この映画の撮影はドイツで行われて、アメリカの役者さんは家族をつれてドイツに長期滞在して撮影に参加していました。
そのときにブロンソンと、デビッド・マッカラムの妻が知り合いになってしまい、のちにマッカラムの妻はブロンソンに取られてしまったのです。
私はこのエピソードはごく最近知って、彼が好きになってしまった。(もう亡くなっていますけど)
最近見たDVDの『大脱走』の中で、インタビューでブロンソンのことについて聞かれたマッカラムが「複雑だけど、彼とは友達だよ」って言ってたのがまた萌える。
妻を取られた夫・・・ってなんかひかれる~。
アンタッチャブルの柴田さんにもちょっとだけひかれる。
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