SかMか

Mッ気とSッ気が混じっているのが普通の人





少し前なら(わたくしが若いころ)、『サド』とか『マゾ』とかいう言葉を口に出すことは日常の生活においては、ちょっと躊躇するものであったと思うのだが、



今や老若男女、多くの人が真昼間から、恥ずかし気もなく『自分Sだから』とか『俺、実はM』とか『あなたはS?M?どっち?』などと口にする。



サドもマゾも実在の人物はドン引きするような人だし、転じて、人の性癖を表す言葉になったあともノーマルなセックスをしている人にとっては、サドもマゾもドン引くような性癖を表現していたものだったはずなのに。



いつの間にか現代の日常生活においてちょっと強気な言動をとる人をSと言い、


日常生活においてみんなからいつもいじられるてニコニコしている受け身の人をMと表現するようになった。



セックスではなくて、日常生活の行動パターンや日常生活の性格のことをSとかMとか表現するようになった。






確か、10年くらい前にそろそろSとかMって言葉を日常生活でも口に出してもいいかな?いやどーしよかな?下品かなあ??とわたくしが思っているときに、会社の30代神聖処女の潔癖症の女のコがみんなの前でペラペラと



『○○さんは絶対にSだし!』などと言い出したので



『あー もうこの言葉は太陽の下で、躊躇せずに使ってもいい言葉だ』と思ったもんだ。






・・・・で、本来のセックスのときのSとMについての話だが、多くのふつうの人はSの面とMの面のどちらも少しずつもちあわせているようですよ。なんかの本でそう書いてあった。



ふつうの人は軽くどっちの要素もあるんだって。





ちょっと前に女子の間でよいものとされて流行った『壁ドン』?


あれも軽くMの気質っぽいよな。


しかし統計をとったら『壁ドン』が嫌いな女子も50%もいたとか。(ネット情報を見た友達から最近きいた)


そうだろう。わたくしも嫌いだ。



私の母(七〇何歳?)にきいたら『私も嫌いよ』だった。




壁ドンされたらむかつくと思う。


好きな人となんか流れで、そこに壁があり、キスするときになんか偶然、その壁にもたれかかったという流れだったら、全然むかつかないが、そもそも広いスペースのあるところに二人ともいたのにどんどん女子が狭いところに追い詰められていって壁ドンされるとか、すごくむかつく。



壁ドン好きな女子がよく言っている逃げられないようにされる壁ドン?むかつくんだ。私。




男子が女子の『頭なでなで』することも好きな女子が多いらしいんだよと、壁ドン人気のときに同時に噂できいたが、これも嫌いな人50%くらいいるよ。(わたくしの周囲調べ)


もっとかな?


わたくしも嫌い。これはたとえ、好きな人にやられても覚めるかも。



嫌いにはならないけど、何してんの?って感じかも。


もしも、性欲をぎんぎんに感じていたときに、これをされたら一気に瞬間性欲がなえるだろう。



『あごくい』もそう。なんかいや。覚めるわ~。


キスをするときは『あごくい』でなく、手を使わずに、お互いの流れ?雰囲気?でキスをしてくれるか、強引にする場合にも


できたら手を使わずに、顔で、どこまでも追いかけるみたいな・・・そういうのがいい。







・・・・しかし、じゃあ、壁ドンこれらを嫌いな女子って、Mっ気ゼロなのか?って言われたらそうでもない。



『壁ドン』も『床ドン』(男子に女子が押し倒される)も『あごクイ』も『頭なでなで』も『正常位』も嫌いで



『騎乗位』が好きなお得意先の女傑が、



『しかしなあ。手錠はされてみたい・・・』らしいですよ。(!!!!)





・・・・・そう、多くのふつうの人はM要素、S要素混じっているのですね。





そんななか、ほんとに尊敬するのは(尊敬?)


たまにいる『イラマチオ』に萌える女子というのは本当にMだと思うよ。


まったくわたくしにはわからない。


長い人生でセックスで引いたことはあまり記憶にないが、一回ものすごく引いたのが『イラマチオ』を求めてきた人との経験だ。



そのときにベッドインは、なんかこの人、急に言葉は荒いが、まあいいや、様子みようと、スタートしたと思いきや、



途中で無理やり頭を押さえられて口につっこまれそうになった。下品な言葉とともにね。


そんなとき『いや』とか言ったら、ますます相手を喜ばすと思い、わたくしは速攻、寝たふりをしました。


酒も少し飲んでいたので酔っぱらって寝たふりをするのも自然な演技でできました。


『気持ち悪ーい。酔っぱらった~。ねむーい。はきそう~』とうなりながら寝たふりをしました。



もうさめたさめた!はいはい!今日は完全に終了~!!宣言ですね。




その後、朝までどこ触られてもいっさい動かず、グーグー下品にいびきの真似したりてときどき



『おえっ』ってえづいたりして、酔っぱらって寝むってしまったふり。



おえーってされたら相手も興ざめでしょ?さすがに。


ゲロ好きなSはなかなかいないと思うよ。もし相手がゲロ好きSだったら、余計燃え上がらせて、どえらいことになってたかもしれないけども!!




わたくしとしてはそんだけさめたってことですよ。どんな手を使っても完全終了宣言。


しかし、相手に同情する部分もある。私が常日頃、下でに出ててMのようにふるまっていたからだ。


きっと私をMだと思ってくれていて喜ぶと思っての暴挙に出たのだろう。



勘違いさせて悪いというか、しかし、なんせ得意先だったので、日ごろ、こっちもM的な態度も取るって!しょうがないでしょ!








そう。なので、壁ドンはまだしも、イラマチオをされて平気な女子の気持ちがまったくわからないので



たぶんイラマチオ好きな女の子こそ真正Mではないかと思う。


『壁ドン』好きと公言している人の中に何%かこういう人がいるんだろうかなあ?


なかなかいないと思うよ。



自称Mの女の子が想像している、Sの男って、『花より団子』の松潤とか、



『のだめカンタービレ』の玉木宏を想定しているんだろ。君ら!


甘いがな。それのどこがSや!!。


君らイラマチオを好きになるまでは『わたくしMなの』とかゆうな!!



実際、『わたくしMなの!Sの男が好き(超イケメン限定)!』って言っているが、実はふつうの女子は『フェラチオ』自体さえも嫌いな人って、平成も終わりそうな現代でもいまだに多いもん。



(すいません。天皇が崩御なさりそうだっていってんじゃないよ。天皇が生前退位しそうな今のことね)







手錠に関しては、わたくしは手錠されるのはいやですが、相手に手錠はしてみたいです。


手錠はやったことないですが、昔、彼氏が怪我して、入院してベッドで身動きできないときに、いろいろ攻めてしまいました。


ケガで病院で身動きできないっ状態って手錠みたいなもんだよね。周りを気にして声も出せないしね。


いつ看護士さんがくるかもわからんし、いろいろな意味で相手の羞恥心もマックスだと思うし。



しかも、相手、怪我してんだよね??


鬼畜の所業。


でも相手も少し怒ったふりしながらも実際は喜んでたし。(・・・とあとできいた)






しかしそんなわたくしがドSかっていうとそうでは全然ない。


鞭で人を打ちたいと思わないし、言葉攻めとかもあまり。やってもやられても興ざめだ。


(言葉についてはいろいろ難しいのでまた別の機会にじっくり書きますが)


そもそもMの男の人はだめだ。


だからわたくしは決してSではない。(ふつうの男を病院で攻めるのが楽しかっただけだ。)


わたくしはM要素もいっぱいある。



今まで、自分は相手にダメとか言ったり、お預けしたり、嫌がりながら、嫌よ嫌よも好きのうち的なセックスをした経験がないんですが


(いつもさわやかにすぐOK。一夜限りの人はどちらかというと、こちらのほうから誘うし。


前述のイラマチオ野郎さんには結局させてないし)




しかし、こんな年老いた今、一回、嫌がりながらセックスをしてみたいと思う。


今まで『さわやかセックス党』だったのですよ。



都知事選みたいに3人が自らの政策をうったえるとき


『壁ドンM党』やら


『S党』がいたとしたら


わたくしは


『さわやかノーマルセックス党』なのですよ。きほん。


嫌がったり、駆け引きしたり、断ったり、ごちゃごちゃしたり、そういうのがやなので、


いつでもベッドにのぞむときは、ニコニコ(いやニヤニヤかな?)喜びが隠せずに、喜んでさわやかに受け入れるさわやか党だったのですよ。


基本、セックスにまつわるもめごとと・・はいやなんです。



いつも正直に喜んでのぞむ。どっちも我慢してはだめ。相手が興ざめすることもしないように努力する。



それが、わがさわやか党の党是です。



そして、さわやか党は、なんかどうも、セックスにニコニコ、ニヤニヤ望むことが無理そうだったら、


最初からそういうことにはならないようにする!無理してはつきあわない!



それが党是です。




でも、そんなわたくしでも、わたくし以外の女子が男に責められて嫌がったり恥ずかしがったりするという情景は好きで、


そんな妄想は若いころからよくしていました。



自分はさわやか党なので、自分は決して恥ずかしがったりしないんだけど、他の女の子が恥ずかしがったり、


嫌がった話とかきくとそそられる~とよく想像してました。



で、年取った今、一度でいいからそういう経験したかったものだと思いついたのだ。


でも、手錠とかしないで、ふつうのセックスね。ふつうのセックスをおぼこい小娘が嫌がるみたいにしてみたい。


私は体を触られることさえ拒んだことばないので、それも嫌がりながらやってみたい。


いや!触っちゃだめ!とか言いつつ触らせてみたい。


いつもニコニコニヤニヤしながらさわやかにどうぞ!と触らせていた人生だったので。


今になって『いやーん』とか言ってみたい。


『いやあ。だめえ』とか拒みながらも押し切られて、してみたいものだ!!すっごく嫌がりながらしてみたい!!


これって完全、M要素だよねえ。




しかし、この年になるとそんなこともうできないという。


ふざけんなって言われちゃう。



でもまあとにかくそう。何がいいたいかというと、このように、ふつうの人はS要素とM要素をあわせもっているらしいのです。


それがふつうの人です。










あっ!


今思い出した。


一度だけ、嫌がりながら襲われたことありました。


今は別れただんなとのときです。


だんなは基本、大人でジェントルでしたが


一回だけ、わたくしが仕事で本当に疲れてたし、ちょうどだんなとささいなことで喧嘩してて、


その日は本当にいやだったというのに


結構、抵抗したというのに


無理やり襲われたときがあります。しかも避妊具もせずに。


(ちなみにそのときに子供がめでたくできました)





あっ



いろいろ思い出してきた。むかつくセックス他にもあったわ。



だんなじゃない人。



結構、つきあいも深まり信頼しあってた相手だったが、あるときなぜか固いフローリングの床の上でしようということになり、ちょっとマンネリだったから、たまにはなんか趣向を変えて、たまにはおもしろいかなって思ったんだけど、結果、わたくしはまったくおもしろくなかった!



背中が固い床の上にあたって痛くて痛くて!!



不快そのもの!


でも相手がのってきてしまって、いつもはないSっ気を出してきて、逃げようとしたら床の上をひきずられて抱き寄せられたりした。



『背中が痛いからやめて』って言ったがきいてくれずに、『本当にやだ!』『いや』とか言っていたら、その嫌がる様子に萌えたようで、相手は喜んで野獣のように両手を押さえつけてきて、体に激しくむしゃぶりつくという、行動がヒートアップしたりした。



いつもは紳士ぶっている相手の見たこともない荒くれの姿に『そんなにのってんのなら、じゃあのってみようかな?』と思って、最後まで我慢してつきあったけど、やっぱり終わったあとすっごい後悔した。


背中やら尾てい骨が痛くて痛くてセックスで快感感じるどころじゃないし、髪の毛ぐっちゃぐっちゃだし。


不快なセックスとしてわたくしの思い出に残ってしまった。



でも、いけると思ってのったのはわたくし自身だし、いつもはものすごい優しい人なので、


相手には、これが不快であったことは、永久にいわずじまいだったけど、実はものすごく不快だったのだ。



まあ二度とそういうことはしないと決めたので、このことはまあ若気のいたり、忘れようと思ったが、確実にわたくしの中で嫌な黒歴史になってしまった。



日本さわやか党にとっては大きな黒歴史となってしまった。


わたくしはマジMは無理だな。嘘Mプレイにあこがれる程度だな。



Sっぽいこと、Mっぽいことは、しろうとがのろうとしても危険ですな。要注意ですな。



みなさんもくれぐれも気をつけて。



今の若い子に自称Mの人が多いような気がするんだが、うかつにM宣言をしないほうがいい・・・


と思うのだがどうでしょう。

銀のビキニで片脚を後ろに上げている

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