女性の飼育にチャレンジ?②

地球の男子はみんなやっているよ


両手 おなか
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ルーはまた学者に相談した。
「んー。なんででしょうな。」と学者は言った。


学者がいろいろな事象をルーから聞き取り、持ち帰って、3日後に出した結論が
「考えるに、ミミはあなたが他のメスにキスをするのが嫌なんですかね」
だった。



「動物園で見てても、地球人の男のほうは全然、大丈夫なんですがね。
うちの若い女性飼育員が、毎日、まとめて皆にキスしても地球人の男は他人のそれを見ても全員、機嫌よく過ごしています。」
とルーは言った。



「では私の仮説を確かめるために
第一にあなたはもうヨウコや他の地球の人間にはそういうことはしない
第二にあなたは、ミミに、ヨウコにもしてないような、もっと深い愛情表現を試してみてください」と学者は提案した。



次の日、ルーは嫌がるミミを動物園にまた連れて行った。

動物園では、ヨウコに会っても、他の地球の男の人間に会っても、他の地球の女の人間にあっても、ルーはキスしなかった。


夕方、地球人が全員そろって飼育員たちとミーティングをしているとき、脇でつまらなそうにそれを見ていたミミに、わざとルーはキスをした。


話しをやめて、地球人、みんながそれを見た。


ルーは、ちょっとだけ抵抗するミミにだけ熱烈なキスを繰り返した。



その夜、自宅に帰ってから、ルーが学者の第二の提案を試すと、ミミは「いや」と言った。


通訳がいなくても「いや」とか「いい」という意味はルーにはわかるようになっていた。


「そうか、だめか」とルーはやめようとしたが、ミミはルーから逃げないでじっとしていた。


そして「もっとキスしてくれてからじゃないといや」とミミは言った。


よく聞き取れなかったが「キス」の部分はわかったので、ルーはミミにキスしてみた。


「もう他の子にキスしたらだめよ」とミミは言いながら、ルーの首にしがみついた。

言っていることがわからないけど、なんか喜んでいるみたいだ。
試しにルーはキスをしながら、学者に教えてもらった深い愛情表現をもう少し続けてみた。



「あ・・・・」と言いながら、ミミは体をくねらせた。


「あん・・・あん」
ミミが今まできいたこともないような声を出し始めた。

ルーは続けた。



「あーん!ダメ!いや~!」


ダメと、いやという言葉がききとれたのでルーは動作をやめた。


「いじわる、やめちゃいや!」
とミミが言って、ルーにしがみついた。


「どっちなんだよ。わからないよ。ミミ。
こうされたいのか、されたくないのか、わからないよ」


ルーは隣の部屋に待機していた通訳をすぐに呼んだ。
「どうしてほしいのか言ってごらん」
と通訳はミミに言った。


「なんで私がそんなこと言わなくちゃいけないのよ。」
またミミが怒った。
あっちを向いてしまった。


んー難しい。



やがて、数か月後に、学者とルーの共同研究による『地球人のメスの飼育の難しさ』についての論文が発表された。


そのころにはルーもミミの扱い方をマスターしていた。


ミミが「イヤ」と言っていた愛情表現の行為は、いくら嫌と言われても続けなければいけないことがわかった。

ルーと学者の実験と考察の結果、それがわかるまでにしばらく時間がかかったが。


ルーはそれを何日も何回も続けた。


ある日、いつものようにルーは
ミミの乳房を揉んで、その真ん中にあるベージュ色の突起物を口に入れて自分の舌であちこち舐めたり吸ったりしたあと、ミミの足の間にも同じようなことをした。


やがて、ミミの「あんあん」という声が「あーん!」となって止まるのを確認すると、ルーもやめて起き上がった。

いつもはそれで終了だったが、その日はルーが起き上がると、ミミは寝転がったまま不機嫌そうにルーを見ていた。

ミミはまた怒っているようだった。


昨日まで、これで満足していたのに。なんでだ。

もうお手上げだよ。とルーは思った。

もう地球人の女性は、自分には無理だと思った。


もうなかば、やけになって、ルーは自分のしたいことをしてみた。


そんなことしていいのかどうかわからなかったけどしてみた。


ミミの足の間にある穴に自分の生殖器を入れてみた。

そして自分の思うままに動かしてみた。


はたして、ミミは、大声をあげて、体をよじった。苦しそうに見えたが、ルーはその行為を続けた。今まで感じたことのなかった快感をルーも感じた。


その行為が終わったあと、ミミはルーにしがみついて、幸せそうに目をとじた。


こんな満たされたような嬉しそうなミミを見たのは初めてだった。


その様子を見ているうちに、もう一度、ルーはやりたくなってその行為を繰り返してみた。



次の日、ルーはおそるおそる、この話を学者にしてみた。


大事な地球の生物にそんなことをしてしまって、学者さんたちの怒りを買いますでしょうか?とルーは言った。


その話をきいて、学者は何かを思い出したように自分の先輩の、今は研究活動から引退している長老の学者を紹介してくれた。


その長老は、何十年も昔から地球の人間や動物を研究していた学者だった。


「しょうがない。気づいてしまったのなら、封印された過去のことを話しましょう。」と長老の学者は話しはじめた。


長老が若いころは比較的自由に、地球の人間をさらってきては実験や研究が行われていた。


そして、メタタグ星人と地球人が非常に、肉体的に近い構造をしていることに気が付いたその学者が、実験として、自分の助手と地球人女性を交配させてみたところ、10か月後に地球人女性が、助手そっくりな子供を出産した。


その子はしばらく、ふつうのメタタグ星人として育てられた。何も問題なく学校にも社会にも適応していた。

出産後、20年以上たったときに学者が事実を学会に発表し社会的大問題になったのだった。


しかも、その交配の方法がメタタグ星人にはびっくりの方法だったのでさらに話題を呼んだ。


メタタグ星人は、子供を作りたいときには、病院に行って、麻酔で寝ているうちにお医者によって交配させられるので、地球人のやり方にはびっくりだった。


異星人間で子供を作ることや、その作り方が問題になり、国際政府の指示によってこのことは封印されたという。



昨日まで、あなたがやってきた愛情表現は、地球人にとって、それ単独としても意味があるのだが、本来は交配の準備段階で行うものだと長老の学者は言った。

そしてあなたの昨日、やった行動こそ、地球人の交配の行動だ、と長老は言った。

そして、愛情表現のあとに、交配行動もセットで地球の人間の女性にはしてやらなければいけないということがよくわかった。



その後、2日に1回、ルーはミミに愛情表現のあとに交配の真似事をしてやるようになり、ミミは毎日、機嫌よく過ごすようになった。


これらの経験を踏まえて、ルーと学者は地球人女性について、怒ったときの対処法や、嫌といってもやらなければならないことなどをまとめて学会に発表したのだった。



動物園の地球人の男性たちは学会のニュースできいて、
「へたくそだな。メタタグ星人は」
「学習が遅いよなあ」
「何が高度な文明だよ。俺たちのほうがもっと難しいことをいつもしてきたよな」
「俺だったらこれくらいの期間があったら、もっといろいろ調教するのにな」などとささやききあった。



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