合宿所で女子マネとエッチ①
アナタハン島か

俺たちの部活に初めて女子マネージャーが誕生した。
いつも対外試合のときに、女子マネージャーのいる相手校がどんなにうらやましかったことか。
そして今回、女子マネージャーをともなっての初めての合宿がある。
それだけでも十分、嬉しかったのに、俺はなんとその新しい女子マネージャー三人の中で一番かわいいカンナに、ある日、好きだと告白されてしまったのだった。
もちろん嬉しい。
しかし、先輩たちの目が非常に怖かった。
これがばれたらえらいことになる。
体育会では上下の関係は絶対。
もし女子マネと付き合っていることがバレたら、俺は先輩たちに目の敵にされ、しごかれまくって、この先、先輩たちが卒業するまで地獄のような日々を送るであろうことが想像できた。
その昔、昭和も昭和の第二次大戦が終わるか終わらない頃、女性ひとりと男性複数が太平洋のどっかの島に何か月か数年か忘れたが、取り残されてしまったという話をきいたことがある。
日本の本国とは隔離された彼らは島で、女性をめぐって文字通り、死闘を繰り広げたらしい。実際に女性をめぐって何人も殺されたらしい。
このままでは大変なことになると思った賢い年長者の提案で、女性に男性を一人選ばせて、結婚させたという。
そして、彼らは、もう誰もうらみっこなしで、もう今後は女性の取り合いで無益な殺し合いは避けようということに決めた。
しかし、やがてその掟もグズグズになり、再び、女性の奪い合いの状態になったという。
このままだと、全員、死滅すると思った男たちが再び、相談して出した結論は、女性を殺してしまうということだった。
女性がいるから争いのタネになる。
女性さえいなければ、平和に皆で仲良く暮らせると考えたのだ。
なんともひどい話だと思った、心ある男がひとり、女性にそのことをこっそり伝えて、ジャングルの中に逃げろと言ったそうだ。
そして、ジャングルに逃げて、彼らと別に暮らし始めた女性は、通りがかった外国船の船か何かに見つけてもらい助かって、一足先に日本に帰ることができたとか・・・。
そんな話を母親に俺はきいたことがある。
うちの部はまさに今、そんな感じ。
そして最初に殺されるのが俺だ。
絶対に俺とカンナの関係がばれてはいけない。
やがて、合宿所での生活が始まった。
俺たちは毎日きつい練習を繰り返し、女子マネージャーたちはかいがいしくフォローに働く。
「なんかいいよな。今までとなんか違うよな」と部員たちは言っていた。
特に俺はみんなと違って格別にそう思った。
血反吐が出るような練習も、心配そうに俺を見つめるカンナの存在のおかげで、どんなことでも乗り越えられると思った。
しかし、合宿の中日に、恐ろしいことが起こった。
その日は、俺たちの監督を務める先生が用事があるということで、夜、不在になった。
俺たちの部は、大人は監督だけだ。コーチは、最上級生のレギュラーを外れた生徒がやることになっていた。
その夜、合宿所に残ったのは飢えた若い男たちと女子マネ三人だけとなった。
監督が外出し、夕食のあと、食事の世話をしてくれるおばさんたちが帰ったあとは、最上級生の天下となった。
食堂を兼ねていた一番大きな部屋に最上級生だけが集まり、女子マネたちが呼ばれた。
俺たち後輩はかやの外だ。
最上級生は合宿の最終日までは本当は禁止とされていたアルコールをこっそり買ってきたようだった。
大きな部屋からは、大騒ぎの宴会状態の声が聞こえる。
俺はカンナのことが心配でならなかった。
俺たち、下級生が自分のものと最上級生のものも含めて洗濯をしているときに、女子マネ二人がやってきた。
「何してたの?」
「大丈夫だった?」などと俺たちが女子マネ二人にきくと、
「トイレと言って逃げてきたの。もう戻らない!」と女子マネ二人は言った。
話をきくと、最上級生たちは最初は女子マネにお酌をさせる程度だったが、だんだん体を触ったり、エッチなことを質問してきたそうだ。
「カンナはどうしたんだ?」と俺がきくと、女子マネ二人が言うには、どうも幹部たちにつかまってしまい、身動きができない状態だと言う。
トイレに行くと言っても先輩たちがついてきて、トイレから出ると、カンナはまた先輩たちにつかまって部屋に連れ戻されたという。
大変なことになった。と俺は思った。
二人の女子マネには部屋に鍵をかけて絶対に出てこないように言ってから、俺たちは数人で最上級生とカンナのいる大部屋に向かった。
大部屋の仕切りはふすまだった。
ふすまを一応ノックしてから俺たちは開けた。
コンビニで買ったような、缶チューハイや缶ビールや、小さい瓶の日本酒を飲んで、先輩たちが大騒ぎしている姿がそこにあった。
俺たちが部屋に乗り込んだら、きっと先輩に恫喝されるかと思っていたが、俺たちが入ってきたことも気づかないようで先輩たちは酔っぱらって大騒ぎを続けている。
俺は目でカンナを探した。
カンナは上座のほうで4、5人の先輩に囲まれていた。
きっと酒を飲まされたのだろう。
カンナはふらふらになった感じで、一人の先輩に後ろから抱きかかえられている。
そしてカンナの隣に座っている先輩に太ももに手を置かれている。
反対の隣の先輩には胸を触られている。
俺はカーッとなった。
でも、今、ここに乗り込んできた数人の部員では、野獣のような幹部たち相手に、とてもカンナを助けられないと思った。
俺は、一緒についてきてくれた同期の親友にこれからやりたい行動を話してから、大部屋を飛び出した。
俺は、助太刀してもらうために他の下級生部員が大勢いる部屋に走った。
あとで親友にきいたら、この間、カンナはもっといやらしいことを先輩たちにさせられていたそうだ。
俺が部屋を出て、すぐにポロシャツの下から、手を入れられ、胸をまさぐられていたそうだ。
そのあと、後ろから、抱きかかえられて、スカートをまくられて、足を広げさせられたという。
そしてそのままのかっこうをずっとさせられ、かわるがわる、いろんな先輩にパンツの上からあそこを触られたという。
お調子ものの先輩はパンツの上から、カンナのそこを舐めたという。
フラフラのカンナは叫びながら抵抗したが、動けずに、先輩たちのおもちゃにされるがままになっていたという。
親友に助太刀を集めることのほうを頼んで、俺がこの場に残ればよかった!!
いや。
俺がもし残ったら、何の計画もないまま、俺は怒りのまま、一人で先輩たちに立ち向かって、ぼこぼこにされて、結局、カンナのことも助けられなかったかもしれない。結果、もっとひどいことになっていたかもしれない。
どっちがよかったのか。
-------続く--------
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