女スパイ ハニートラップ解禁②

誘惑してみなさいよ


黒いメイド服で半分スカートをまくり上げて下半身を見せている
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スイートフリージアはすぐにターゲットの与党の有力政治家、ブルーと仲良くなった。

フリージアの組織は『清掃会社』と密接なつながりがあった。

フリージアは、議員会館の与党の政治家の執務室を清掃する仕事にすぐつくことができた。

フリージアは清掃員のふりをして、ブルーが執務室に入る時間を狙って、その直前まで執務室の掃除をしたり、時には、清掃用具を置き忘れたなどと言って部屋に入れてもらったりして、何かに理由をつけては、ブルーと顔を合わせるようにした。


あるとき、ブルーが執務室に来たときに、「すいません。清掃が長引いて」と言って、部屋を急いで出ようとしたフリージアにブルーは声をかけた。
「いいよ。掃除続けてくれても」

それ以来、よくブルーとフリージアは話をするようになった。

「若くてこんなにきれいなのに、こういう仕事につくとは珍しいね」

「何かをきれいにするというのが私の喜びなんです。
清掃は私の天職です」
などと、フリージアに興味をもったブルーが話かけ、フリージアがなるべく話をひっぱることもあれば、ブルーが、他の人には言えない愚痴や、他の政治家の悪口を気楽に独り言のように、フリージアにもらすこともあった。

ブルーとフリージアはどんどん親しくなっていった。

フリージアは、お昼ごはんを議員会館のそばのレストランで、ブルーに頻繁にごちそうになった。

フリージアが清掃の仕事を終える中途半端な時間にも、よくお茶に誘われた。

ブルーが、毎週自分の地盤である地方に行ったときは、必ず名産品などのお土産をフリージアに買ってきてくれたようになるのには2か月もかからなかった。

フリージアは、ブルーの地元の産業である真珠などの高額なものもプレゼントされるようになった。

しかしフリージアはブルーと親しくなるにつれて悩むようになった。
「この人、なかなかいい人だわ。
だますことがつらくなってきたわ」

でも、ボスには途中報告に行くたびにフリージアはせっつかれて怒られる。
「そろそろどうなんだね?
まだ結果を出せないのかね」

*******
フリージアはある日、ボスに言った。
「今日こそは目的が達成できそうです」

今夜、8時にブルーと秘書とフリージアの三人で、ある高級ホテルのレストランで食事をする予定だとフリージアは言った。

そのあと、必ず、ブルーと二人でホテルの部屋に移動してみせる。

そのときを写真に撮ってもらってもいいし、無理であれば、翌朝、ホテルの出口でカメラマンに張っていてもらってくれとフリージアはボスに頼んだ。

「何か計画が変更になったりしたら、私から逐一カメラマンに連絡します。
もしくは、私自身がなんとか写真を撮ることができないかも、チャレンジしてみます」
とフリージアは言った。

カメラマンとその助手二人は、その夜ホテルのレストランに潜入した。

彼らは、ブルーたちに動きがあったらすぐについていけるように、コースではなくアラカルトで食事をしながら動きを待った。

カメラマンは、自分のテーブルから隠しカメラで数枚、ブルーと秘書とフリージアの食事をする風景を撮った。

9時近くになると、ブルーの秘書が一人でレストランから出ていった。

「秘書が、あえてしばらくブルーとフリージアを二人きりにしたんだな。
もしくは、二人の泊まる部屋の予約でもしに行ったんだな?」
とカメラマンは思った。

カメラマンは、助手にあごを突き出した。
助手はテーブルを立ち上がると、急いで秘書の後を追った。

カメラマンが、二人きりになったブルーとフリージアのテーブルを観察すると、二人は親しそうに顔を近づいたり、口元を手でかくして何かコソコソ話をしては、笑いあっていた。

そして20分くらいすると、秘書がレストランに戻ってきた。
カメラマンの助手も戻ってきた。

助手は
「秘書は、フロントで部屋の予約をしていました。
ただ近くに寄れなかったので部屋番号まではわかりません」
とカメラマンに報告した。

その後、カメラマンと助手は、10時近くにレストランの席を立ったブルー、秘書、フリージアの一向がそのまま1階に向かうのを確認した。

そしてホテルの出口で、タクシーに一人で乗せられるフリージアを見た。

ブルーの秘書は、タクシーの運転手にお札を渡していたようだ。

フリージアは、ブルーと秘書に見送られてタクシーで去っていった。

「もしかして、このあとで、こことは別のホテルで落ち合うことになったのでは?」
そう思ったカメラマンは、フリージアの携帯に電話をしてみた。

電話にはフリージアがすぐ出た。

「失敗よ。ごめんなさい。ご苦労様」
とフリージアは言った。


その夜、ボスのところに戻ったフリージアだった。

「なんだ。
今日はいけると言ってた癖に、ホテルの部屋に行かなかったそうじゃないか?」
ボスはフリージアを責めた。

「どうした?
なんで失敗した?
怖気づいたのか?
それともまた、変な正義感か?」

「ボス」
とフリージアは言った。

「ボスにいつかご回答いただけなかったことですが、打ち合わせのときにボスは、私のことをよく膝の上に乗せるじゃないですか?
それは、打ち合わせに見せかけないために必要なことだっておっしゃってましたよね?
ではそれは、打ち合わせ相手が男性の部下の場合でも、同じことですよね?
ボスは膝にのせるんですよね?」

そんな、ブルーと関係ない話をフリージアは始めた。

「なんだ。唐突にその質問は?」
とボスが怒ったように言うと、フリージアは
「どうなんです?違うんですか?
違うのなら上層部に報告したいんですけど。
ボスは仕事のためだと言って、スケベなことを部下の女性にだけするって」
とフリージアが攻めてくる。

なんだこいつは。
今夜の仕事に失敗したからって俺に八つ当たりか?とボスは思った。
フリージアめ。生意気な。

でも、この生意気なフリージアに萌えるボスだった。

クールな女性や、生意気な女性をいじめて、ひいひい言わせるのがボスの趣味だった。

今日もこれから、仕事の失敗の償いだということにして抱いてやるぞ。
今日、ロープで縛るよりも、もと屈辱的な恥辱的なことをしてやる・・・とボスは心の中でほくそえんだ。

俺自身が一回イカせたあとは、今日は、電気マッサージ機を使ってやろう。
フリージアめ。何度もアクメ地獄に陥らせてやる。
泣きごとを言っても朝までやめてやらないぞ。
写真にも動画にも撮ってやろう。

・・・などと、ボスが今夜することの妄想の世界に思いをはせていると、しかし、フリージアはまだ言うではないか。

「私の質問に答えてください。
ボスは男性部下にも私にすることと同じことをするんですか?」

「何いってるんだ。
男性が部下であっても膝にのせるぞ!おれは。
男の部下も抱いたこともあるぞ!」
と、フリージアとのこの会話がめんどくさくなってきたボスは、適当なことを堂々とフリージアに答えてやった。

すると、
「それがききたかったんです!
それはよかった!」
とフリージアの表情は明るく一変して、手を叩いて笑いながら叫んだ。

「ボス!!ボスの出番ですよ!!」
興奮しながらそう言うフリージアの言葉に、ボスが意味がよくわからないという顔をしていると、フリージアは続けた。

「ブルーの誘惑はボスの仕事ですよ!」
嬉しそうにフリージアはそう言った。

「ブルーは、実は”男色家”なんですよ!
ブルーは、特にボスみたいな、脂ぎった中年の男性が大好きなそうです!
妻のローズホワイトの相手をするのは毎回、苦行なんですって。
また、若い自分のイケメン秘書では、いまいち、物足りないと常々思っているんですって。
中年男が大好物なんですって!
ボス!
あとはよろしくお願いしますね」

口をあんぐりしているボスに向かって、フリージアは付け足して言った。
「あ・・・こんなトップシークレットな情報をブルーから聞き出せたのはわたくしのお手柄ですよ。
私がレストランでブルーと二人きりになったときに、今夜のお相手を迫ったら、『親友みたいに思っている君に恥をかかせて本当に申し訳ないんだが、君とはセックスできないんだ。でもわかってくれ』と、ブルー本人が私に告白したんですから!」


----終わり-------------------------------------

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