知り合いのエッチに遭遇
他人のセックス うらやましい

雪山に救助隊の仲間が2人、取り残された。しかし、丸2日間、激しい吹雪で、誰も2人のことを救出に向かうことができなかった。
「あそこらへん、もしもあえて少し上に登ってみれば、コテージが1軒あるんだがなあ。彼らがそこにたどり着けていれば無事なはずだが。薪も暖炉もあるはずだ。食料の缶詰もたくさんおいてあるというし。」と隊長は言った。
ようやく吹雪が弱まった日、救助隊は山に入った。
隊長と部下1人だけは、まっさきにそのコテージを目指すことにした。
他の救助隊員はもう少し、下のほうを探してから後でそのコテージに向かうことになった。
隊長と部下は、何時間か歩き、ようやくコテージを見つけた。
「副隊長と、風香君が、どうかここにいてくれますように!」と隊長は行方不明になった二人の名を神に祈った。
隊長と部下はドアをこじ開け、コテージに入った。コテージというより、わりと広い別荘だった。
コテージの中の空間はシーンとしていた。このフロアには人の気配がしない。
隊長は、がっかりして、
さほど大きくない声で「おーい!誰かー!」と声を出してみた。
なんの返事もない。
隊長ががっくりしていると、部下が
「階段だ。2階に行ってみましょう。」と言った。
階段を途中まで登ると2階に人の気配がする。
「副隊長!・・・」と隊長が声を出そうと思ったときに、2階の部屋からもっと大きな声が突然した。
「いやー!だめ!!」
「風香君の声じゃないか?」と隊長が言った。
隊長と部下が階段を2,3歩進むと副隊長の声もしたような気がした。
「好きだよ。風香」
隊長が残りの階段を駆け上ろうとしたときに、部下は隊長の腕をつかんで止めた。
「ちょっと待ってください」
「ちょっと。しーっ!」と部下は隊長に言った。
「いや。だめ!やめて~」
「愛してるよ。風香」
2階から聞こえる声をきいて、隊長と部下の動きが止まった。
「いや~。だめ~」
「いいだろ」
そんな声をきいて隊長と部下は黙って顔を見合わせた。
「あんっ いやっ だめっ・・やめて」
隊長と部下の顔が真っ赤になった。
「嫌がっているんじゃないか?助けよう」
隊長が静かに言った。
「いやいやいやいや・・・・・」と部下は言った。
「とりあえず、戻りましょう」と部下は隊長の腕をつかむと、階段を降りはじめた。
「なんでだっ?!」隊長は部下にひきずられながら言った。
1階に降りると部下は言った。
「風香のやつ、たぶん嫌がっていません」
「いや、これは止めたほうがいい」と隊長は言った。
「あのですね。隊長はご存知ないかもしれませんけど、風香のやつ、副隊長のことを以前から好きなんですよ。」
と部下は言った。
「じゃなおさらとめよう!」
隊長は言った。
「副隊長のやつ、風香君の気持ちに乗じていかがわしいことをしようとしている」
「うーーーん」と部下は言った。
「とりあえず行くぞ!」と隊長は言って、二人は再び階段を上った。
また階段の途中で、2階の声が聞こえてきた。
「あんっあんっ・・・あーんっ!」
隊長と部下の足はまた止まった。
「風香・・感じやすいんだな」
と副隊長の声がする。
また赤面する二人だった。
「こんどはこっちを気持ちよくさせてあげるよ」
「いやー。やめて。そこはダメ~っ」
隊長と部下はすごすご1階に戻った。
「どーします?」部下は言った。
「そうだ。音を立てよう。1階で大きな音を立てて気が付かせるんだ」と隊長が言った。
隊長と部下は1階にあるドアやら、戸棚やらを大きく、開け閉めして、バターンバターン!と音をさせた。
またドタドタ歩き回った。
二人は天井を見上げた。
「これくらい音を出せば気が付いたろう」
「はい。行ってみましょう」
「あーん!!」
階段の途中までのぼると、まだそんな声が聞こえた。
副隊長と風香には1階の音が聞こえなかったようだ。
「あんっあんっいやっ」
そんな声をききながら、「き、気づいてない。」「信じられない」と隊長と部下はつぶやいた。
「いっちゃう~!!」
という声がした。
隊長と部下はゴクリと唾を飲み込んだ。
「ああああ~ん!!!」
ひときわ大きな風香の声が聞こえてから、あたりはシーンとなった。
「ドアをノックするぞ」と隊長が小声で部下に言った。
部下は、だめです!というように、手を横にふりながら、首も横に大きくブンブン振った。
「もう一度引き下がりましょう」
と部下が隊長の腕をつかんで、下に降りようとしたとき
副隊長の声がした。
「今度は入れていかせてあげるよ」
「いやーっ!それはダメーっ!!」
2階に片手を伸ばし、何か言いたそうな隊長のもう片腕をひっぱって、部下は隊長を力づくで1階まで引きずりおろした。
一階につくと隊長は
「今、入れるって言ったぞ!」
と言った。
「つまり、まだそういうことはしてないってことだ」
「今ならまだ彼女を救える」と隊長は言った。
部下は首をブンブン横に振った。
「ここでとめたら、副隊長に恨まれる・・
・・・・っていうか、何より、ここで入ってくの気まずすぎでしょう!
俺たち、今後、あの二人と普通に付き合えなくなりますよ」と部下は言った。
「うーん」隊長は言った。
「もっともっと音を立てよう。大きな音を!」
ということになり、二人はもっと、ドアをガタンガタンやったり大きな音を立てた。
「早く気付かせないと後続部隊が来るぞ!消防やなんかもきちゃうぞ。」
隊長と部下は1階で音を立ててまわった。
へとへとになりながら、二人は言った。
「なんで、俺たちがこんなことしなくちゃいけないんだ?」
「まったくですよ」
「いい加減、気が付いたかな?」
隊長と部下がギシギシ階段をあがってゆくと
「あーん!」
まだ声がする。
隊長と部下は下を向いて頭を抱えた。
「またいっちゃう~!あーん!」
「いいよ。いって。」
「ああーん」
「おれもいくよ」
「あああああっ!!」
再び、しーんとなった。
隊長と部下は黙って、息を止めて、2階の様子をうかがった。
やがて副隊長の声がした。
「風香・・・」
「次はバックでいかせてあげるよ」
隊長と部下は手で顔を覆った。
「いや・・・そんなかっこ。恥ずかしい・・・・」
「恥ずかしくないよ」
副隊長と風香のそんな会話をききながら、隊長と部下はスタスタと階段を下りた。
隊長はもう部下に引っ張られなくとも自ら階段を下りた。
1階につくと二人は文句をギャーギャー言った。
「呑気なもんだな!」
「何回いかせんだよ!ちくしょう」
「大体、2日もあったんだから、先にやっとけというんだ!」
「ほっといたらいつまでもやっていますよ、あの人たち!」
「マジで他の人たちがきたらやばいですって!大声出しましょう!大声」
「そうだ、今、このコテージに入ってきた体で、ドアを開けて大声で騒ぎながら入ってこよう!」
隊長と部下はいったん外に出ると
「おーいい!!誰かいるかーっ!!」
「おーい!!おーい!」
「副隊長ーっ!!」
「風香~!!いるかー?!」
と大声を上げながらコテージに走りこんできてみた。
すると天井から
ガタン!!バタバタ!!っと大騒ぎする音が聞こえた。
「おお、やっと気づきおった」
「はーっよかった~」
隊長と部下は喜んで握手をした。
握手したあと、部下はがっくり下を向いた。
「はー。おれ、もう疲れました」
「おれもだ」と隊長も汗をぬぐった。
副隊長と風香は無事、救出された。
風香の顔を見て部下は思った。
「これが好きな男に初めて抱かれた直後の女の顔か・・・」
ピンク色にほかほかしたような、つやつやしたような、遭難で少しやせたせいもあるのか、風香の顔はとてもきれいだった。
隊長は副隊長の無事を口では喜びながらも、目の奥がやや怒っていた。
隊長と部下は山を下りる帰り道、話した。
「今日のことは俺たち、二人の胸の中にしまっておこう」
「もちろんです」
「でも今後、もし副隊長のやつが風香君を泣かせるようなことがあったら俺はゆるさんぞ」
と隊長は言った。
「隊長のそのお心を知ったら風香も喜びますよ」
と部下は言った。
-- 終わり---------------------------------------
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