下品な情事②
大事な彼女にはできないこと

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「待てよ、真澄、話きけって」とM波は、2人の間をすりぬけて出て行こうとする真澄を捕まえて言った。
「こちら取引先の魔子さん。」
魔子は名刺を出した。
真澄は名刺を見た。
「今日中にどうしても話をつめないといけないことがあるんだよ」とM波は言った。
「本当にすみません。夜遅くにご迷惑だと思ったのですが、会社が今流行りの労働時間短縮で、9時になるとオフィスの電気が消されてしまうのです。
それでどこで打ちあわせの続きをしようかと思って・・・」
と魔子がおどおどしながら申し訳なさそうに言った。
「なかなか演技うまいな」とM波は心の中で感心した。
まだ半信半疑ながらも真澄は
「あ。やだ・・・・なんか・・・私・・・勘違いしちゃったかも・・・・」
と言い出した。
そして真澄は魔子に
「よくわからないけど・・・ここで話すのもなんなので、とりあえずあがってください」と言った。
魔子は
「いいえ、やっぱり今日はご迷惑だと思うので失礼します。今日はメールでやりとりして、詳しくは明日の朝、打ち合わせるということで」
と言った。
M波はすかさず言った。
「あー、じゃ、明日の早朝にしましょうか。
明日!早朝!打ちあわせ!決まり!」
「じゃ、明日7時ころ会社にきてください。今日はこれで。」と言って、M波は玄関のドアを大きく開いて、魔子を追い出そうとした。
なんだか、ちょっと魔子は腹が立ってきた。
魔子は「では失礼します」と言って、いったんはドアの外に出かけたが、
そこでクルリと振り返った。
「M波さん。」
魔子は言った。
M波にはイヤーな予感がした。
「私に無駄打ちしないですんでよかったわね。
貴重な精液、今夜も彼女に注いであげてね。」
「げっ何言って・・・・・」とM波は思った。
「・・・・ムダうち?セイエキ?なんの話?」と真澄は思った。
「でも余裕があるときは、たまには私にお願いね。また誘ってね」
と、言うと魔子は去って行った。
真っ青な顔でM波は立ち尽くした。
玄関をしめて、魔子が耳をすますと
ガシャーンガシャーンという何かを壊す音と、
「どーいうことよーっ!!」
「落ち着けー!!」
という二人の叫び声が聞こえた。
魔子は舌を出した。
「だって独身同士だもんね。別に全然、私、悪くないわよね。
大体、なんで私が熱演してまで口裏合わせをする義務があるのよ。
自業自得よね」
それから3週間ほど後、またM波の会社にやってきた魔子をM波は見つけた。
魔子は、仕事の打ちあわせが終わったようで、帰る前に、廊下の喫煙所で、一服しているようだった。
今日の商談はうまくいったようで 魔子は機嫌がよさそうだった。
M波はガラス張りの喫煙所に入っていった。
入るなり、M波は言った。
「責任とれよ。」
魔子はM波の方を見た。
「抱かせろよ」
とM波は言った。
「別れちゃったの?」と魔子がきくと、
「いや・・冷却期間」とM波が答えた。
「じゃあ。すこし我慢しなさいよ。」
と魔子が言った。
「未遂なのよ。してないのよ。いくらでも修復できるでしょ」
「そうなんだよな。そうなんだけど、でもあいつもう話きいてくれなくて」
「まだ、たった三週間でしょ? 少しくらい拗ねさせてあげなさいよ」
「いいんだよ。そんなこと。・・・それより抱かせろよ。今日は?これからの予定は?」
とM波は言った。
魔子は少し考えてから言った。
「ごめん。実は今、生理中なの」
「そうか」
「1週間後には終わる。そのときにまだ、彼女と修復してなかったらね」
それから10日ほどして、またM波の会社に来た魔子をM波はホテルに誘った。
ホテルの入口でM波は言った。
「やっぱり言っとかないとな・・」
「なあに?」
魔子は言った。
「大体、想像はつくけど・・・」
「実はよりが戻せたんだ。」とM波が言った。
「よりが戻せたんで、安心して私とセックスしようというわけ?」
と魔子は言った。
「だめか?」
ホテルの部屋の中で、立ったまま、すでに全裸になっていた二人は抱き合った。
M波の両手は激しく魔子の背中をさすりながら、M波の唇は魔子の首筋を這う。
「ああ・・」
M波の動きが激しすぎて、力が強すぎて、魔子が少しあとずさりする。
激しく背中や尻を撫でまわされながら、首に吸いついてくるM波に押されて、魔子はあとずさっていった。
魔子はどんどん後退していってとうとう壁際まで来てしまった。
次の瞬間、M波は魔子の顔を両手で捕まえると、自分の顔の方に向けて激しく唇を吸った。
M波の素早い激しい動きはとまらない。
すぐに片手で魔子を抱きかかえながら、もう片手が魔子の乳房をつかんでしゃぶりついていた。
「ああん!!」
早くも魔子は感じ始めている。
M波の唇は魔子の乳房、あばら、おなかと降りてゆき、最後は魔子の片足をもちあげると、そこにしゃぶりついた。
倒れそうになりながら、壁にもたれて魔子は声をあげた。
魔子の片足を持ち上げたまま、魔子の股間をなめまわるM波だった。
やがて、魔子は上に持ち上げた足を下におろされると、今度は何かされる前に、素早くM波の乳首にキスをした。魔子は片手でM波の股間をなでながら、M波の乳首を吸う。
その後、魔子がしゃがんでM波のものを口に含んでしばらく愛撫したあと、二人はやっとベッドに移動した。
ベッドの上で、魔子の胸に顔をうずめながら、片手で股間をいじっているM波は言った。
「足やお腹は、努力して若者みたいに保っていたとしても、おっぱいの脂肪はきたえられないよな。」
「なによ。失礼ね。こういうところでまで失礼なこというの?おっぱいに張りがないっていうの?」
別に怒る気もないけど魔子は言った。
「違う。
すっごい柔らかくて感激・・・・。
この柔らかさ。こんなの触ったことない。
なんていうか手の中で今にもとろけそうだよ。気持ちいい」
とM波は自分の顔を魔子の胸にすりつけた。
そしてまた魔子の乳房を舐めわして乳首をしゃぶった。
魔子はしばらく快感に身をよじったあと、起き上がってM波のものを口に含んだ。
魔子の口はM波のものに絡みつき、吸いつくすように動く。
あまりの快感にM波は言った。
「もうやめてくれよ。出ちゃうよ」
「出してもいいのよ。飲んであげるから。」と魔子は言った。
「今度やってくれ。今日は君の中でいかせてくれ」
魔子を止めると、M波は魔子に四つん這いになるように言った。
後ろから魔子の中に入ると、M波は魔子を突きながら魔子の尻をつかんだり、もんだりしていたが、その内に魔子の尻をたたき出した。
たたきながら、激しく腰を動かすM波だった。
「やだ~
いつもこんなことしてるの?」
魔子はゆさゆさと体を動かされながらきいた。
「してないよ。こんなことしたら、きっと1か月くらい口きいてくれないよ。」
「もしかして可愛い彼女にはできないことを私で思いきり試してるの」
「そうだよ悪いか?」
M波は、ますます強く、魔子をつつく。
その後、M波は魔子を仰向けにすると、再び挿入しながら、魔子に覆いかぶさって行った。
M波は、腰を動かし、魔子の中を自由自在に動く。
M波はぐるぐると魔子のあちこちの壁を撫でまわしたり、こすったりする。
どこが感じるのか、魔子の体をさぐるように、あちこち攻めてくる。
「ああっああっ」魔子は歓喜の声を出し続けた。
「上手ね。彼女、いつもこんなにしてもらってるの?」
喘ぎながら苦しそうに、魔子が言う。
「贅沢ね、若いころからそんなぜいたくしない方がいいと思うんだけど」
と魔子は言ったあと、
ひときわ、強く奥のほうまで、M波につかれて魔子は
「あああっ」と大きな声をあげた。
M波は魔子の奥の子宮の入口を容赦なくついてくる。
「ああん!ああん!!」
魔子は叫び続ける。
魔子の声の大きさに比例して、M波の攻撃も激しくなってくる。
そして魔子は絶頂を迎えた。
セックスのあと魔子は言った。
「若い内からこんなことしてもらえるなんて彼女は贅沢よ。
若いコは、同じくらいの若いへたくそな男とやってればいいのに」と魔子は言った。
まさか魔子は俺の後輩のこと言ってるのかよ。ひでえなとM波は思った。
でも自分を褒められて悪い気はしなかった。
「ハハハハ。
ほんと性格悪くて下品だよな。君は」
とM波は言った。
しばらく、静かにべッドで寝ていた魔子がふと目をあけて天井を見ながら言った。
「私を悪い女って言うけど、
最終的に私に挿入しているのはそっち側、男性なのよ。そちらの意志なのよ。わかる?」
魔子はごろんとうつ伏せになると再び、目を閉じて言った。
「私があなたたちを無理やりゴーカンしているわけじゃないのよ」
そうだな。とM波は思った。
同僚の不倫のことも、後輩とのことも、もしかしたら魔子にはあんまり非がなかったのかもしれない・・・・とM波は思った。
裸の魔子を抱き寄せながら
「悪いのはきっと俺たちだよ。」とM波は言った。
そして
「また今度、誘ってもいいか?」ときいた。
「でもその前に今夜、もう一回しよう」とM波は言って魔子の体を再び、まさぐりはじめた。
-------終わり-------
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