私をおフロに連れてって①

家への訪問者とエロい予感


黒いチャイナドレスで横むいて座っている
姫香の家の風呂の給湯器が故障したようだった。
大型連休の数日前の夜だった。

姫香は、長時間、風呂に入るのが好きで、時間に余裕のあるときはよく、途中で何度か洗い場に出て休憩をはさみながらも、何十分でも1時間でもバスタブにつかることをよく繰り返した。

この日もそれを実行していて、途中で湯が少し冷めてきたので、熱いお湯を追加しようとしたら、蛇口から冷たい水しか出なかった。

姫香は長風呂をあきらめ、早めに風呂から上がった。

以前もこういうことがあって、ガス会社にきてもらったことがあった。

姫香は、そのときにきてもらったガス会社の修理の人に名刺をもらったことを思い出し、それを探した。
30分ほど、机の中やあちこちを探して、姫香はこの地域の担当のF城という人の名刺をやっと見つけた。

姫香はさっそく次の日にガス会社に電話した。
なんとかその夜遅くには、ガス会社のF城が修理のために姫香の家にきてくれた。

部屋着になっていた姫香は短パンで素肌の足をさらけ出していた。
姫香に迎えられたF城はその恰好にドキドキしながらも
「以前、きたときも思ったけど、きれいな人だな」
と思った。

廊下の収納の中に給湯器はあった。

F城の作業中、姫香は廊下に立って、足を軽く交差して腕をくんで監視をするように、F城の様子を見ていた。
何か、姫香に質問されるたびに、F城が姫香のほうを見るとどうしても姫香のきれいなむき出しの足が目に入る。

F城は思った。
女性と家で二人きりになる。
仕事で、よくそういうシチュエーションはある、いや毎日ある。

でもこんな夜遅くにはあまりなかった。
緊急で夜に家庭を訪問することはあったが、夜はだいたい複数のご家族がいたりするものだ。

F城はちょっとエッチな気分になった。

F城が給湯器を調べると、部品の交換などが必要となるため、今すぐには直せないということがわかった。
「部品が届くのが明日です。
明日の夜、もう一度お邪魔できれば修理が完了すると思います」
とF城は言った。

「えー。今日のお風呂どうしよう。この近所に銭湯ってないのよね」
と姫香は言った。
姫香はイライラしているようだった。

「ねー確か、以前に故障したときは何万円もする高い部品を買って、ほとんど全部取り替えるくらいの勢いで直したはずよね。
なのにもう壊れちゃったの?どうなっているの?」
と姫香はF城にからんできた。

F城は持っていたタブレットをいじって、データか何かを検索してから言った。

「えーと前回、お邪魔したのはもう3年も前ですね。
で、そのときは排気口のところを修理したみたいで、今回はどうも湯の温度やそのほかを制御するコンピューターの部分がおかしいようなので、おそらく故障部分が違うかと」

「じゃしょうがないわね」
と姫香はくやしそうに言った。

部品の手配や代金などの説明を姫香が受け、明日の修理の時間などを確認したあと、F城はいったん帰ろうとして、玄関の手前で振り返った。

「この辺に銭湯はないんですか?
銭湯だったら大きいきれいなのが、うちの営業所のすぐそばにありますよ」
と言った。

F城のガス会社の営業所は姫香の家から車で20分くらいのところにあった。

姫香はF城の営業車に乗せてもらって、その銭湯まで送ってもらうことになった。

「ごめんなさい。こんな仕事外のことでお世話になっちゃって」
と車の中で姫香は言った。

「いいんですよ。どうせ、営業所に帰らなくちゃいけないのでついでです。」
とF城は答えた。

車の中で姫香はいろいろ話しかけてきた。

助手席の姫香のほうを向いて返事をするたびに、F城にはシートベルトを胸の谷間に思い切り食い込ませた姫香の姿が目に入った。
F城には乳房をシートベルトでむりやり拘束されているような卑猥な姿に見えた。

また、助手席の椅子に押し付けられた姫香の太ももは肉が左右に流れて、これもなんとも色っぽかった。

F城の営業所のそばの銭湯でにつくと、姫香は車からおりた。
「では、また明日うかがいますので」
とF城は言って、営業所に戻っていった。

銭湯はF城の言ったとおり、大きくて、ジェットバスもあり、広いきれいなパウダールームもあり姫香は上機嫌になった。

次の日の夜、部品を持ってF城が再び、姫香の家を訪ねた。

「ご苦労様です~。
昨日はありがとうね~。素敵な銭湯だったわよ」

明日から連休だ。
姫香は少しお酒を飲んでいた。

昨日、F城に見せたピリピリした感じの姫香と異なり、おっとりして色っぽい上機嫌の姫香だった。

姫香はF城が作業をしているときには、今日はそばで、廊下の冷たい床に色っぽく横座りをして見ていた。

「廊下冷たくないですか?あちらで待っていただいても・・・」
とF城は言おうかどうか迷った。
でも姫香にそばにいてほしいような気もした。

そのとき、姫香は
「うふ。酔っているからお尻とか足とか冷たい廊下に押し付けると気持ちいい~」
と言った。

F城には、お尻ではなくて、姫香の熱いアソコの部分がぺたんと廊下に押し付けられているような気がした。

姫香のスカートはひざの上までまくれあがってしまっていてい、素肌の足を見せていた。

F城は、またなんだかスケベな気持ちになった。

心が落ち着かないままに修理を終わらせたF城が試しに風呂を天火してみるとダメだった。

何度も試したがダメだった。

F城はまた給湯器のあちこちを調べ始めた。

酔っていた姫香は眠くなってきた。
姫香は、あくびをしながら横座りのまま、上半身を床に伏せて目をとじた。
「あー眠くなっちゃった」

すぐそばにぐったりしている姫香をF城はチラチラ見ていた。
目を閉じているから見ても大丈夫だ。

F城はチラチラと、少しだけ見えているふとももを眺めたり、角度を変えて、もっと太ももの中が見えないか覗いてみたりした。

いやこんなことをしている場合ではない。

F城は給湯器の点検を続け、あちこちに電話をしたり、修理を続行した。

結局、修理のためには他の部品も必要だということがわかり、それは連休明けにならないと手に入らないことが判明した。

起き上がった姫香は
「えー大型連休中、ずうっと銭湯通いなの~?」
と不満そうに言った。

また姫香が不機嫌になったらいやだなとF城は思った。

「もしよかったら、毎日、あの銭湯にお連れしましょうか?」
とF城は思わずとんでもないことを言ってしまった。

「えーそんなの悪いわ」
「部品を製造しているところや、管理している部門は連休なんですけど、実は僕は連休中も出勤なのです。
ガスの機器の故障は放置すると危険ことになりかねないので、連休中でも修理要員は何名か出勤しているのです。
緊急を要する修理のために」
とF城は言った。

連休中、毎日、夜に車で迎えにくるとF城は言った。

「ほんとにいいの?ごめんなさいね。」

姫香は、連休中に出かける日もあったので、1日目は何時に迎えに来る、2日目は何時に迎えにくる・・などの約束を二人はかわした。

その日、そのあと、F城が姫香を車に乗せ、銭湯の前につくと、姫香は運転席のF城の首に抱き着いた。
姫香は酔っていた。

「ありがとうね」
姫香はF城にキスをした。

姫香はキスをしてから、すばやくF城から離れると「また明日、よろしくね」と言って、車降りた。

F城は、シートベルトを乱暴に外すと、車を飛び降り、姫香を追った。

そして銭湯に入ろうとする姫香に声をかけた。
「帰りもおうちまで送りますから、あとで迎えにきます。何時ころ、お風呂からあがられますか?」

----続く------------

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