セックスで足止め①
はじめてのエッチ

愛子は、A山をここに足止めしたかった。
30分でも1時間でも、ここに足止めしなくてはならなかった。
どうしたらいいだろう。
嘘の問題をでっちあげて、相談にのってもらうか。いや無理だ。A山を今引き留めるような、緊急の問題など思いつかない。
自分が具合が悪くなったふりをして、ここに引きとめようか。いや病院にでも連れていかれたら嘘がばれてしまう。
愛子は頭をふりしぼって考えた。
A山と愛子は付き合い始めて2か月になるけれど、愛子はまだ体を許していなかった。
A山は愛子に何度も関係を迫ったが、愛子はいつも「もう少し待って」と言っていた。
A山はかなりじれていたようだった。
そろそろ許してもいいか、どうしようかと愛子は迷っていた。
それだわ!・・・・と愛子は思った。
「ねーえ」
愛子は今、出かけようとして上着のかけてあるロッカーに向かうべく立ち上がったA山に近づいた。
「ねー」
愛子はA山の胸に抱きついた。
「なんだよ」とA山が少し嬉しそうに愛子を受け止める。
「エッチなことしたい」と愛子は言った。
「突然、何言ってんだよ」
A山は嬉しかったが、驚いた。
「じゃあとでしようね」と言った。
A山の胸に抱きついたまま愛子は言った。
「キスして」
A山は愛子に口づけをした。
唇が離れるとA山の目を見つめて
「抱いて」と愛子は言った。
ここは昼間の事務所だ。そしてA山は出かけないといけない。
「おまえ、どうしたんだ?・・・・」
A山は思った。
長いこと段階を踏んで、感じさせてきてよかった。
何回目かのキスをしたときから、首筋にキスをすると愛子が感じているのを気づいていた。
次に会う時から、長めに首筋にキスをして、愛子をなんとか誘惑しようとしてきた。
愛子がA山の部屋に来た時は、押し倒して、たくさんキス攻めにしてるうちに、愛子の目はうっとりとしてきた。
そのままなんとか上を脱がせるところまでは成功した。
愛子は、自分の胸まではA山に自由にさせることを許したのだった。
乳首を愛撫すると、愛子は恥ずかしそうに声を抑えながらも感じていた。
A山の下で、愛子はもがいていた。快感を覚えているのがよくわかった。
これで、かなり愛子をその気にさせたと思っていたのに、しかし、その日は、その先はかたくなに拒否をされてだめだった。
しかし、あれからA山の与える快感を思い返したり、考えたりしているうちに、きっととうとう、愛子は抱かれたいという気持ちになったんだなとA山は思った
「やっとその気になってくれてすごく嬉しいけど、今はだめだよ」
とA山は言った。
「あとで・・・ね。あとで」
「いや~今!」
愛子にひっぱられて、A山はソファの上に座らされた。
愛子が上に乗ってきて、A山を押し倒した。
「ねー」
「だからあとで」
「いや今したい」
「お願い~」と言って、愛子はA山の顔を押さえつけてキスをした。
「もーしょうがないなあ」」
A山は上半身を起こした。
A山は愛子をひっくり返して仰向けに寝かせて、代わりに自分が上になった。
「悪い子だな」
A山が愛子のブラウスのボタンを外す。
A山はブラジャーも外すと、愛子の胸に顔をうずめた。
「ちょっとだけ触ってあげるからこれで我慢するんだよ
「あ」
A山に乳首を吸われて、しばらく愛子は声を上げていた。
少しするとA山は愛子にキスをして
「今はこれくらいにして、またあとでね」と言った。
再び、立ち上がって、ロッカーに向かおうとするA山。
仰向けに寝転がったまま、愛子は
「いや~っ」と叫ぶ。
「もっと~!」
「ほんと、お前どうしたんだよ」とA山が振り返ると、
近づいてきた愛子は、急にしゃがんで、A山のズボンのチャックを開けようとした。
「おまえは!そういうこと!」
A山は驚いた。今まであんなに拒否してきた愛子がこんなことをするなんて。
A山は愛子の両手を掴んでとめた。
「だめでしょ、そういうことしちゃ」
「どうしてだめなの?」
両手を掴まれたまま、愛子は、またA山をソファに押し戻して座らせた。
愛子はA山の膝に上ると、A山の体を自分の足ではさむようにして、A山に向かい合って座った。
「いじわる」と言って、愛子はA山の股間に自分の股間を押し付けながら腰を動かした。
「わ」とA山は驚き
「そんなスケベな動きしちゃだめだろ」
と言い、両手で愛子のお尻をおさえつけて動きを止めさせ
「あ・と・で!」と言った。
再び、愛子が口づけをしてきた。
「・・・・・・・・」
A山は無言になった。
どうしようかと考えた。
「あとにされたら、私、またしたくなくなっちゃうかもしれないわよ。いいの?それでも」
と愛子が言った。
確かに・・とA山は考えた。
「あーん!」
「あああ~ん」
愛子のあえぎ声が昼間の事務所の中に響いていた。
ソファに仰向けに寝ている愛子の足の間にはA山がいる。
愛子の片足には脱ぎかけた下着がひっかかっていた。
狭いソファの上で、A山は愛子に覆いかぶさって腰を振っていた。
愛子はしっかりとA山の首にしがみついている。
「あん!」
「あん!」
A山の腰が動くたびに愛子の声が響く。
愛子を激しく突きながら、苦しそうに
「愛子・・・ほんとに悪い子だな~・・・」とA山はいう。
「ほんとにおまえは」と愛子の感じている顔を見ながらA山は言う。
「悪い子・・・・・」
A山は愛子の頭を抑えて、愛子が動かないように抱えながら愛子の中にピストンを続ける。
「愛してるよ」
愛子の頭を少し持ち上げ、A山はキスをした。
愛子がA山にしがみつく力を強めた。
「あーん いっちゃう~」
A山の興奮もマックスに近づいていた。
「愛子・・」
愛子の名前を呼びながら、A山の動きは激しさを増した。
「あっ!あっ!あっ!」
と短く叫び続けた後
「ああ~ん」と大きな声をあげて愛子の体がのけぞった。
「愛子、かわいかったよ。」
終わったあと、A山は服を整えながら言った。
服や髪が整うと
「でもな~」とA山は言って、愛子の両手をもって顔を見た。
「記念すべき初セックスというのに、こんな殺風景な部屋のこんな狭いソファーで・・・」
とA山は言った。
「服も脱がずにしてしまった・・・・・ごめんな。こんなのでよかった?」
「いいの。すごく感じちゃった」と愛子は言った。
「次はちゃんときれいな広いベッドの上でもっとゆーっくり愛してあげるからね。前戯もたっぷりして」
とA山は言った。
「うん・・」と愛子は答えた。
「・・・・じゃ、今夜ホテルいこうか?」
とA山は言った。
愛子は
「えっ?こ、今夜?」と聞き返した。
ちょっと驚いた。
「どんだけ?」と愛子は思った。
「もっといかせてあげるよ」
「今夜はだめなの」
「じゃ、明日」
「う・・・ん。わかった」
その夜、
愛子がA山を足止めしたことについて、ライバル陣営にいる幼馴染から愛子にお礼の電話があった。
「ありがとう、愛子。助かったわ。」と幼馴染が言った。
幼馴染は続ける。
「A山さんが遅れてきたことによりすべてこちらの思い通りになったわ」
「でもどうやってA山氏を足止めしてくれたの?」と幼馴染はきく。
「えーと。それは・・・。ちょっといろいろ・・・」と愛子は言葉を濁した。
「でも、もし本当のことがばれたら、私、多分、許されないと思うから、このことは二度と口にしないで。」と愛子は言った。
「う・・・ん。そう?よくわからないけど。承知しました。本当にありがとう」と幼馴染は再び、礼を言った。
翌日の夜、ホテルの部屋に入ると
上着も脱がずに、A山は愛子を抱きしめた。
愛子は、A山に抱きかかえられて、ベッドの上にのせられた。
愛子が「お風呂に入らせて」と言っても、どんどんA山が迫ってくる。
「ねえスーツ脱がないとしわになっちゃうわよ」
四つん這いのA山に迫られながら、座ったままあとずさりしながら、愛子はベッドの上の方に追いつめられていった。
「やだー。ねーってば」笑いながら、愛子は追いつめられる。
そこで
A山は何かをスーツの内側から出した。
手錠だった。
A山は愛子の右手を掴むと手錠をかけ、背中のほうにまわし、手錠のもう片方の輪を愛子の左手首にガチャリとかけた。
あまりに突然な行動だった。愛子が何も動けないうちに、あっという間にその作業は行われた。
「えっ?」
愛子は驚いた。
「これ何?何してるの」と愛子は言った。
愛子の両手は背中で手錠に拘束されている。
「なに?」
でもA山は何も答えない。
A山の表情は笑っているわけでもない。
愛子は軽い恐怖を覚えた。
「やだ。ふざけないで。なにこれ?とって!」
と愛子は叫んだ。
「ふざけてるのはどっちだ?」
とA山は言った。
愛子は、ドキリとした。
・・・・・・・・・・・・・続く・・・・・・(明日!)
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