若い生意気なコ
も~早く、支配されちゃえよ。(どーせ後で尻にしけるんだから)

男性が女性をエッチに誘って断られたとき、その理由にまったく男性側に落ち度がないことがあります。
・・・と、いうことについては、女性の皆さんはよく自覚があることでしょう。
とてもすごい簡単なことで
『今日だっさい下着きてきちゃった』
とか
『昨日の夜も今日のお昼も、ついついたくさん食べまくってしまってお腹が出てる。この状態はとても見せられない』
とか
『うわ!!今夜、処理しようと思ってたから、今はむだ毛がマックス~!』
とか。
そんなことが理由で、セックスできないことがありますでしょう。
おお!
小さいころお父さんによく言われなかった?
野球の試合で、スターティングメンバーじゃなかったとしても、いつピンチヒッターとして、打席に立つチャンスが巡ってくるかわからないのだから、ベンチにいても、いつでも打席に立てる準備をしておかねばならん。
そうでないと、もしも巡ってきたせっかくのチャンスを棒にふることになる。
え?あまりそんなこと言われたことない?
私の父は大の野球好きでよく私にそう言ってましたが・・・。
でも、父は、私に、勉強とか生き方とか仕事とかのことを言っていたのであって、セックスのことを言っていたのではないのですが。
せっかく誘われて、OKな人だったのに断るなんて。
常に戦闘態勢の女性はそんなミスをしないでしょう。
いつ誘われてもOK状態でしょう。
でも、意外に戦闘態勢が万全のときに限って、なぜかそもそもチャンスが来なかったりするからなんとも言えないですが。
(父がもし生きていたら『敬遠されちゃあしょうがない』・・・・というかもしれない。)
私も自分の体に自信あるときは、たくさんエッチしたくなりましたが、太り気味のときや、痩せすぎのときはあまりしたくありませんでした。
実は男性はあんまりそんなこと気にしてないといいますが。
誰もみちゃいねえよ。そんな細かいとこ!ってすぐ言うけど。
そんなとこ関係ないから、すぐやらせろ的なこと言うけど。
もしくは愛情とスタイルは関係ないと言ってくれる人もいらっしゃると思いますが。
そーなんだけどさあ。
でも、女子が自分が気分ちよくセックスするために、自分のスタイルやら、ムダ毛処理やら、そこに納得しないとそもそもセックスが成り立たないこともありますっていうことです。
*****
さて、なんか若いわがままな自由人の私が、男に自分の生活も、そして『体』も『心』も支配されまい、支配されまいとしていたことがありました。
付き合い始めた彼が、変ではないけど、ちょっとだけいろいろな濃いエッチなことを私に強要してきたことがありました。
(ん~強要ではないか。私も喜んでつきあってたから。・・・・私、人がいいから。・・・てかエッチに向上心があったから・・・・てかスケベだから)
でも、いくら人のいい私でも、いくらスケベな私でも、
「ちょっとこの人、私にいろいろさせてなんなの?
若い私(結構、年が離れてた)を好きなようにしたいようにして楽しんでいるだけなの?」
と不信感を持ったことがあり、エッチが終わったあとに、その人に
「よいおもちゃが手に入ったと思っているかもしれないけど、そうはいかないから!(そうはいかないってどうするつもりなのか、自分で意味わかって言ってるのか?)」
とガキの私は言ってみました。
そうはいかないってどうするつもりだったの?
今度からお預けするからっていうつもり?
無理でしょ。
彼にいろいろされることが大好きで大好きでしょうがないのに。
おもちゃにしてもらって喜んでいるのは自分なのに。
じゃあ、どういうつもり?自分がもっとすごいことして驚かせるつもり?
そんな知識も技もないくせに。
自分は彼にとても気持ちよくしてもらったのに、自分がやったフェラチオの途中で止められたのが気にいらなかったのか?
こうするんだよ。ああするんだよって言われたのが気にいらなかったのか?
だからちょっと言ってみたの?
「私のこと何してもいいおもちゃだと思っているでしょう?」
と、よくありがちな、どっかで見たセリフを、子供みたいな体型のコが大人ぶって言ってみるという・・・・・。
「そんなこと思ってないよ。結婚しよ」
と彼はサラッと言いました。
「ともかく、朝ご飯食べよう」
と彼は言いました。
とても嬉しいことを言われたのに・・・・・・というか、違うな。
とても嬉しいことを言われたから図にのって・・なのかな?
私はまだまだ、彼に文句を言ってやろうと思いました。
その少し前に、彼と料理がどうのこうのの話になってムッとしたことがありました。
テレビで街で若い女性をつかまえて、料理を作らせて、それが上手にできない様を見て、笑いものにする番組。
私は
「なんで若い女性にばかりやらせるの?これ男にもやらせてみなさいよ。どっちができる人が多いか見せてみなさいよっ!」
とテレビに向かって怒ったのでした。
彼は
「ははは、ちなみに私ちゃんはこれ作れるの?」
ときいてきた。
「できない」
と私は答えた。
で、彼に、他の料理名も出されて「あれは作れる?あれは?」などときかれて、「あれもできない、これもできない」と答えた私。
彼は
「何にもできないんだ~。じゃあもしも男女対決の料理の試合があったとしても、私ちゃんは出ちゃだめだね」
と笑われた。
以前、そんなことがあったので、この日も彼に
「結婚しよう」
「朝ご飯食べよう」
と言われたあとに、
「朝ご飯作らせて、本当にお嫁さんにしていいかどうか私を試そうっていうの?」
とつっかかった私でした。
私、朝から晩まで仕事してるんだから!男に交じって一緒の仕事してるんだから!へとへとなんだから!
お料理の勉強なんてする暇ないんだから!
なんでわかんないの?
仕事もできることを求められ、料理もうまいことを求められ、エッチなおもちゃとしても、ちゃんと機能しろとかって無理だって。
そういえば、そのもっと前にも
「私、小さい子供ってすっごく苦手。
かわいいと思えないし、どうやって扱っていいか全然わからない」
と私が言ったときも彼は驚いた顔しててさ。
むかつく。
なんで女性の誰しもが小さい子好きじゃないといけないの?
正直に”苦手”って言って何がいけないの。
支配されたくないけど、嫌われたくない。でも正直になって何がいけないの?でも嫌われたくない。
・・・などいろいろ頭の中をめぐり、もっと文句を口にしそうになった。
「違う違う。オレが作るから朝ごはん一緒に食べよう」
彼はフライパンで卵やら焼き始めた。
でも、私は、そもそも朝ご飯を食べるつもりはなかったので、まだまだ言う。
「ねー。でも、私、そもそも朝ご飯食べたくない。コーヒーだけでいい」
「なんで?体によくないよ」
「そんなのわかっているけど、昨日の夜、たくさん飲んで食べたでしょ。
完全にカロリーオーバーだもん。だから今日は節制するの。」
と私は言った。
「だめだよ。昨日もほとんど食べてないよ。
ほとんど、飲んでただけだし。食べなきゃだめ」
私は、『私の食事のスケジュールまでコントロールしないでほしい。』的なことを言いました。
「コントロールしてんじゃないよ。
ダイエットなんてしなくていいって言ってるの。今、ちょうど抱き心地がいいんだから」
「だーかーらー」
エッチなことたくさんするくせに、抱き心地がいいっていうくせに、それって、今、私が体の線を気をつけるために食事の制限したり運動したり、がんばっているから維持できていることなのかもしれないのに『ごはんはちゃんと食べろ』とか説教しないでよ。
じゃあ私が、もしもブクブクに太っても、そのときも喜んでエッチするの?
抱き心地がいいって言うの?
(もちろん。多分、そっちのがいいと思ってるよBY今の私)
私は泣きそうになりました。
パンと卵2個の目玉焼きとトマトとベーコンのたくさん入ったお皿を目の前に置かれて私はまだふてくされていました。
「じゃんじゃん太っていいから。食べて」
と彼は言いました。
その言葉にちょっとなごみながらも私は
「私の体は私のものなの。
太るのも痩せるのも誰の指図も受けない!」
とまだ、言っていました。
まあ生意気な上につまんねえオリジナリティのないテンプレっぽいこと言ってるわね~。
彼もそう思ったのでしょう。
彼が大笑いしたので、少し、私も自分のセリフにおかしくなり笑って、いただきますと言って、作ってくれたものを食べた。
(実はとてもお腹がすいていた)
ちょっと、機嫌よくなって、話をする気になって、でも、まだ反抗的に無理して微笑みながら
「私たちって全然、話が合わないよね~。ことごとく合わないね」
と私は言いました。
「そこがいいんじゃん」と彼は言いました。
「オレは私ちゃんと、いろいろ言い合いしてるのが、それがすっごく楽しいからつきあっているんだけど?(まあ言い合いっていうか、私ちゃんが一方的に言ってるだけかもしれないけど。)」と。
未来の夫のほうが、うわてでしたね。
〈最新ページに行く〉
〈索引ページに行く〉
〈女性の特徴別検索に行く〉