”ボーイズラブ”もわからなくもなくもない

ドカベンが好きだった私はBL好きなのか?


体操服とブルマーでお腹を出して立っている

水島新司さん作の漫画『ドカベン』が来週で終わるらしいというニュースを見て。

ある意味、ドカベンは元祖”ボーイズラブ”だと思っていました。

女の子の中に”ボーイズラブ”が好きな人がいることは知っている。

ふと思うのが、『ボーイズラブ好きさんの女の子』に対して、実際のボーイズ同士でラブラブな人達はどう見ているんだろう?
仲間?理解者?それともふざけやがって、ちゃかしやがって!って感じなの?

で、私は肉体的なボーイズラブの話は、多分一生書かないですが、その気持ちはわかるという話。


今日は
『私の子供がドカベン好きなんですよね』で始めるか、
『私、子供の頃、ドカベン大好きだったんですよね』で話を始めるか、おおいに迷いました。

いや、両方とも本当のことなんだけど、どっちを言った方が私の年齢が若くきこえるかどうかについておおいに迷った。(あはは!バカか)

でもドカベンは40何年も続いた漫画で、今もやっているわけだから(来週終わり)、書きようによっては自分のことをどんな年齢にも見せられることに気づいた。

だったら、『子供』うんぬんはナシね。子供がいるってことは、ある程度年齢が上だってわかっちゃうから。

では、こうしよう。
「私、子供のころ、ドカベンが大好きだったんですよね!」

さあ、これで、私が今、20歳か?30歳か?もっと上か?わからないわね?
(あなた、さっき既にガキがいるって言っちゃってんじゃん)

私は、実は子供のころにドカベンの作者の水島新司さんと握手してサインをもらいました。
もっと言うと実は、小6の頃に手編みのマフラーまで作って水島新司さんにプレゼントしたことがあるのですよ。
水島先生の人があまりいないガラガラの講演会(失礼なこと言うな!!)に行ってプレゼントしたんですよ。
それくらいの大ファンでした。

で、ボーイズラブの話に戻りますが。

肉体的ボーイズラブは私は好みませんが、精神的なものなら何となくわかる。

私は兄と弟の影響で野球が好きだったからドカベンを見てたのですが、でも読んでいるうちに、私は登場人物の男のコたちの友情に胸が熱くなるわけです。

ドカベンには、いろいろな組み合わせの友情がある。

例えば、バッテリーの山田太郎君と里中智君とか。
私の友達は、殿馬一人君と岩鬼正美君の組み合わせが好きだった。
大人になってから知り合った美人の友達は、山田君と岩鬼君の組み合わせがよかったという、多分、作者の水島新司が一番愛していたこの組み合わせが”王道だ”と見抜いていた。

ま、組み合わせは色々あるけども、なんで男のコ同士が精神的に(あるいは肉体的)ラブラブなところを見るのが女の子は好きなんだろうか?

一方、ガールズラブが好きな女の子(レズ?)ってのは、そっちはありだろうと容易に気持ちが想像できます。
うん。
だって、『女と女の愛の場面』の中に、自分自身をストレートに投影できるでしょ?
自分という女が、ちゃんとそのエロシーンにいるんだもんね。そっちはわかる。わかる。

でも自分は同性愛者でもない女の子が、ボーイズラブを好きなのは、どうしてなんだろうか?

ボーイズラブに関係あるかどうかだけど、私、性同一障害というほどでは全然ないけど、実は子供のころ自分の女の子らしい名前が嫌いだったんです。
なんか気持ち悪かったのよね。
自分に付けられた名前は、なんか女の色気あふれる名前で。

いや、他の女のコに可愛い色っぽいその名前がついていたら全然いいんだけど、それが自分についているという気持ち悪さ。
本当に気持ち悪かった。男になりたかった。

兄とか弟みたいになりたかった。というか、ドカベンみたいになりたかった。
だんだん自分のおっぱいが膨らむのも嫌だった私は、思春期におっぱいの膨らみを止めるために38キロまで痩せました。
今と身長がほとんど変わらないときです。

今となっては自分を叱りたいですけど。今おっぱいが大きくなることを熱望している私としては、マジでタイムマシンで戻って怒りたい!せっかくのおっぱいの成長チャンスをつぶしやがって〜!!!このドアホ!!


話がズレましたが、自分は同性愛者じゃないくせに、見るのは男同士のラブが好き、特に肉体的ラブの方が好きな女性の気持ちは何なんでしょうか?ということを考えてみました。

仮説6つ
①さっき書いた私の思春期のような感じなのかな?
②真正の男好きだから?
③女の子は女の友情に懐疑的だから?
④ボーイズラブは女のコ自分自身に害を与えないから?
⑤ボーイズラブは自分が戦わないですむことだから?
⑥エロならどんな組み合わせでも何でも好きだから


スクール水着で横を向いて座っておっぱいを見せている


なぜボーイズラブを好きな、かつノンケの女の子がいるのか?

①”さっき書いた私の思春期ような感じ?”について

自分のおっぱいが膨らむのがイヤで、もしくはおっぱいが膨らんでいる女がイヤで、だから男の子同士の肉体に美を感じる?
そういう場合もあるのかもね。
自分は男になりたい女性。


②”真正の男好きだから”について

ボーイズラブが好きなのは、マジでエロくて男好きな女性なのかもしれない。
自分は男とやるのが大好きな女性。
女の裸は見たくない!
できるだけ男の裸を見せろや!っていうことでボーイズラブが好き?

それはあるかもねえ。実は私より全然ウワテの男好きの人なのかもしれない。

現在、”男好き”かつ、”自分の女としての身体が好きな変態ナルシスト”の私には理解できるようなできないような。


③の”女の子は女の友情に懐疑的だから。”について

女の子が、男同士のさっぱりしつつも熱い友情に憧れる部分もわかるけど。
どこか、女の子同士の友情に懐疑的なんだろうかね?ご自分の心の中も含めて。

自分のことも純粋じゃないとか、ズルいって女の子自身は思っているんだろうね。
だから女の子同士の友情も、自ずと何となく信じられないって感じ?
だから男の子同士の友情に憧れるのかも。
若いうちはね。

いや、しかし年とってくるとわかるよ。男同士の友情も汚いのもズルいのもあるよ!男が皆、素敵な友情をはぐくんでいるなんて幻想。
あと女性はトシとると、女性同士の友情強くなりますよ。
(あ!せっかく年齢不詳でやっていたのに、自ら年寄り宣言しちゃったわ!)

まあ、男子の友情に憧れる若い女の子の気持ちは、何となく理解できます。


④の”ボーイズラブは女のコ自分自身に害を与えないから。”については

やっぱり、女性は弱いんで、男子にいろいろ性的に嫌なことをされてきた経験があると思うんですよ。
無理やりエッチなことをされたり、性的にイヤなことを言われたりね。

なので、潔癖な若い女の子は、どうしても男女の組み合わせだと、自分のされた不快なことを想像してしまう。

その点、ボーイズラブは安心。
自分は関係ないから。自分に危険は及ばないから。
自分(女)が犯される危険のないボーイズラブが安心にエロを楽しめるという。

なんかわかる。今日みたいにあれこれ考えなくても、ボーイズラブ好きの女のコのことを見るたびに、私はこのことを一番に思い浮かべますよ。


⑤の”ボーイズラブは自分が戦わないですむことだから”については

④にも似てるけど、少し違くって、女市場で自分が戦ったり評価されないですむから。・・・かな?

つまり、男女の恋愛の話だと、自分(女)が他の女と競ったりして、男の愛を射止めないといけないわけじゃない?
そこで、女性は自分が傷ついたりすることもある。

男女同士のエロ話だと、自分の嫌いなタイプの女が、男の愛を射止めたりすることもあるわけじゃない?
自分のような女がひどい目にあって、自分とは違うタイプの女が良い目にあったりすることもあるわけじゃない?
ドラマであろうと、小説であろうと、私のこういうエロブログであろうとね、そういう場面があるじゃない?

自分の嫌いな女が、幸せをつかむ話もあるわけじゃないのよ。
それを女性は見たくないのよ。

でもボーイズラブ同士だったら、ライバル同士でもめようと、誰かがふられようと、めんどくさい駆け引きしようと、自分(女)は関係ないから、高見の見物できる。
そういう感じで、ボーイズラブが好きなのでは?

⑥の”エロならどんな組み合わせでも何でも好き”について

異性同士のエロも好き。
男性同士のエロも好き。
女性同士のエロも好き。
そんな人もいるでしょう。
全てのエロが好きな人は当然、ボーイズラブも好き。

エロブログを書いているからには、私もここの”高み”にいつの日にかは、到達したいもんです。


*****

バリバリ異性愛者の私は、さっちゃん(ドカベンの主人公の山田太郎の妹)が里中(山田が大好きで、その妹のさっちゃんと結婚した人)と、どんな愛を営んでいるのかの方に興味ありますが・・・。

あ!もしかして、真正ボーイズラブの人は、里中が山田への愛をこじらせて、山田の妹の方に走ったと解釈しているのかな?
里中が、本当は大好きな山田とはエッチできないから、身代わりに妹のさっちゃんを選んだ。そんな解釈をしているかもしれません。

すいません。こういうこと言うと嫌がる漫画家さんやファンもいるみたですけど。
ホントに。水島先生やドカベンファンさん、すいません。
でも、今日は自信を持って書いたつもりです。
ボーイズラブについて私が思うこともいつか書こうと思ってたんで、こういう機会に書けてよかった。

本当はドカベンというより、私ほどの水島新司ファンはいないと自負しています。
実はドカベン(少年チャンピオン、秋田書店)だけでなく、ドカベンよりももっと短命だった『野球狂の詩』(少年マガジン、講談社)、『一球さん』(少年サンデー、小学館)、『あぶさん』(ビッグコミック、小学館)(あぶさんは長命か)の水島作品の全部が好きだったんだもん。
だって、私、少女のころ、水島新司に手編みのマフラーあげたんだよ。
私の場合、ちゃんと異性の現実の世界の水島先生自体のことを大好きだったという、乙女の女の子だったんだよね。


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