最終回 単身赴任はエロ三昧!④
風俗に手を出す

★前回までの話 はこちら 単身赴任はエロ三昧!① 単身赴任はエロ三昧!② 単身赴任はエロ三昧!③
単身赴任で、本社のある●●県に来た僕。
金曜日の夜、同じ部署のアラサーの安田ちゃんとラブホに行った。
僕は知らなかったが、今のラブホって綺麗なんだな。
そこはラブホテルとも名乗っていなかった。
”ブティックホテル☆★”というラブホだった。
そこは外側は近代的なのに、中は、まるで物語の中に出て来るよな森の小屋のような作りになっていた。
壁は大きな丸太が組んであり、暖炉があったり、ベッドは3人くらいは寝られるそうなくらい広く、作り物の藁みたいなのが敷き詰められていて、大きな白いシーツで覆われていた。
メルヘンチックな部屋だった。
「へえ〜」
安田ちゃんは、楽しそうに言った。
「最近のは色々あるんですよ。
お部屋にプール付きとか、巨大水槽のある、深海を演出したような青いライトのお部屋だとか、大きなモニターがあって自分たちを映せる部屋とか」
僕は感心して、
「へえ〜。そうなんだ〜。
僕が知っているのなんて、鏡張りの部屋とか、川とか日本庭園みたいのがあるのは、大昔はあったけどな~」
と言ったあと、「ん?」と思った。
「安田ちゃん、さっき、『一度、ラブホテルに行ってみたい』って言わなかったっけ?」
「いやだ!話にきいた話よ~」
まあ、安田ちゃんとてアラサー女子、今まで色々あったでしょうよ。
安田ちゃんとのラブホはよかった。
大きなハイジのベッドのようなベッドで、僕は安田ちゃんを抱いた。
今度は正常位だけではなく、安田ちゃんを後ろ向きにさせたり、色々体を動かせてやった。
四つん這いの安田ちゃんを後ろから責めているとき、興奮しながら僕はふと思った。
(ああ、昔のラブホにありがちだった鏡張りがほしい。
安田ちゃんと合体しているところを見ながらやりたい。
あ、安田ちゃんがさっき言ってたやつ。
今度、自分たちを映せるモニターがあるというラブホでやろう・・・・・・)

安田ちゃんとのラブホでのセックス自体は、とても楽しかった。
でも。
その日、終電前には僕らは何とかラブホを出たが、安田ちゃんが中々グズグズして出ようとしなかった。
お泊りに持ち込もうとしていた感があった。
僕と離れたくないと安田ちゃんは言った。
安田ちゃんのその言葉は嬉しかったし、男としてゾクゾクもしたが。
でも。
これは、危険な兆候かも。
僕は、終電の中で考えた。
僕は、自分からあえて求めていたというわけでもなく、ただ、ただ、目の前に現れた人とセックスをしただけだったが。
いずれ、もしかして、僕は安田ちゃんとズルズルの不倫地獄に陥るかもしれない。
安田ちゃんは、僕にハマっているようだ。
そして気をつけないと、いつしか、僕も安田ちゃんにハマりそうだ
ここで僕は、今日、ラブホ街で目撃した益美さんのことを思い出した。
(益美さん。
もうすぐ40歳の彼女は軽やかだ。
華やかで軽やかだ。
そして、賢く、したたかだ。
年上の頼りになる男とのロマンス(?)に溺れる少女のような顔もしつつも、したたかなおばちゃんみたいに、若い男たちを適当に食って、バランスを取っているような気がする。
誰か一人とのズブズブの不倫地獄に陥らないように)
******
土曜の午前中、すっかり寝過ごしてしまった僕は、家族に起こされた。
東京の僕の家族(千葉な)は、朝一であっちを出て来たようだった。
「じゃあ~ん!!参上!」
「お父さーん起きろ~!!」
子供たちは、合鍵で僕の単身赴任のマンションのドアを開けて、僕の布団の上になだれ込んできた。
後から入って来た妻は、子供たちに向かって言った。
「こらこら!
お父さんはお仕事で疲れているのよ!
もう少し寝かせてあげる約束でしょ」
「は〜いい」
と子供たちは言うと、僕の布団の上から起き上がり、妻に誘導されて洗面所に向かって行った。
そこでキャーキャー言いながら、手を洗ったり、
「すげえ、うちと違うシステム」
などと言っているのが聞こえた。
妻は、僕に向かって優しく言った。
「疲れているでしょ?あなたはもう少しゆっくりしていてちょうだい。
どうせ遊びに行くのは午後だから」
東京(千葉)に居たときにはきいたことない優しい言葉だ。
妻は子供たちに風呂と洗面所の掃除をさせ始めた。
二人はキャーキャー楽しそうだった。
妻は、旅行鞄や、持って来た買い物袋を片付けたり、部屋をあちこち動きながら、布団に横たわっている僕に言った。
「午前中は、お掃除したあと、子供たちとそこの公園に行ってくるわ。
その後、お昼食べてから遊びに出かけましょう」
僕を労わる、ありがたい妻と子供たちの姿を見て、僕は、本当に安田ちゃんにハマってはならないと心に誓った。

しかし、僕が安田ちゃんにはまらない対策として打った施策は、果たして正しかったのかどうだかわからない。
僕は今度は、プロの人とのプレイに初挑戦しようと思ってしまった。
*******
東京支社出身者の宴会が、いよいよ、ここ●●県において開催された。
結構な人数になってしまったし、鷹山専務初め、エライ人が何人か挨拶もしたし、埼玉・神奈川・千葉支社出身の人たちも参加したし、結構、盛大な会になってしまった。
幹事の三人、僕、益美さん、澤田は、皆さんに楽しんでもらえるように会場中を飛び回って、もてなしたリ盛り上げたり、皆さんの世話を焼いた。
二次会は、グループ企業の猫山営業部長が仕切ってくれた。
「三人さん、お疲れ様。
次は、我々の会社が所有している店だし、君たちもお客さんになって、どうぞリラックスしてくれ」
その二次会の席では、僕ら三人の幹事も、少しゆっくりとすることができた。
今まであまり話をしたことのなかった人たちともたくさんお話も出来たし、僕たちも宴会を楽しめた。
「澤田君、君は△■支社にもいたことあるんだって?
△■支社には僕もいたことあるんだよ」
「はい、先輩のお噂はよく聞いてましたよ。
確か、先輩が出られた一年後に僕は着任しました」
「鴎川さん、もう●●県自慢のパーク行かれました?」
「はい、うちの部長に勧められて、ついこの前、家族を連れて行きましたよ」
益美さんと鷹山専務は、わざとくっつかないようにして、目も合わせず一度も会話もせずに、あえて離れているようだった。
そらそうだ。
こんなところで、益美さんたちの不倫がバレたら大変なことになる。
そして、それを専務に対する言い訳としてなのか???益美さんは、新たな男を開拓することに余念がないようだった。
「×島さああん、数年前の会議で一度だけ会って以来ですね。
お久しぶりです。
会いたかったわあ。
私のこと覚えていらっしゃいますう??」
「益美さん、もちろん覚えてますよ。
益美さんも、いよいよ●●県に来たんですね。
ここは住めば都ですよ」
「じゃあ今度●●県のどこかいいところに連れてってくださいよう」
そして、会の終わりごろ、みなさんいい感じに酔っぱらってしまい、席をあちこち移って話をしていた。
そのとき、僕は、隣に座った新しく知り合った男性に耳打ちされた。
「鴎川君。
単身赴任なんだって?
余計なお世話かもしれないけど。
よいお店教えようか?」
僕はその人の教えてくれた風俗にはまってしまった。

ちゃんとした”合体”は出来ない店だけど、充分だった。
お風呂でヌルヌルと体を洗ってもらったあと、僕を寝かせて風俗嬢は上に乗って来た。
嬢は、ローションでヌルヌルのおっぱいや体を僕に擦り付けて来た。
ああ、気持ちいい。
嬢のなまめかしくハリのある肉体が僕の体の上を滑る。
ああ、興奮する。
嬢は僕の首すじや、身体にキス攻めをした。
そしてやがて、僕の下半身に移って来た。
僕の大きくなったアソコはいじられたあと、嬢のお口の中に入っていった。
ジュプジュプジュプ。
嬢の顔は、僕の幹を吸い込んだまま行ったり来たりする。
エロい顔で僕の棒にむしゃぶりつく嬢。
その後、お口から一旦出された僕のモノは、嬢の舌でペロペロされたり手でしごかれたりした。
ああ、なんて上手い舌使いだ。
次にもう一度咥え込まれて吸い込まれたときに僕は昇天してしまった。
僕は、この風俗にハマってしまった。
次の週も会社帰りに二回も行ってしまった。

安田ちゃんが僕の部屋に遊びに来たとき、僕の部屋で、風俗嬢の名刺を見つけた。
いや、わざと見つかるようにさり気なくそこにおいておいたんだ。
僕は、そんな男です!
僕に、あんまりハマらないでくださいね。という意味で。
(いや、安田ちゃんのアソコに自分のモノをハメてるのはお前だろ?)
安田ちゃんは、その名刺を見て、
「えっ?!」
と言った。
でも安田ちゃんは、あきれもしないし、引かなかった。
優しい目で僕を見た。
「可哀想。
単身赴任で寂しいからって、こんなの利用してたんですね。
お小遣いもそんなにないっていつも言っていたのに。
可哀想」
「う、う・・・ん」
「でも、もう私がいるから大丈夫でよかったですね?
私なら安上がりだし」
「あ、あはは」
そして、僕は単身赴任の最初のころに、その店を一度だけ利用して、それ以来二度と行っていないし、今後も利用しないつもりだという作り話をなぜかしてしまった。
その日も、僕は安田ちゃんを抱いた。
ああ、やっぱり、安田ちゃんも安田ちゃんでいい。
テクニックの素晴らしいプロの嬢もいいけど、安田ちゃんとの情交は、ストーリーがあっていい。
昼間一緒に仕事をしている女性を抱くという興奮。
なんか、セックスに情緒があるというか、背景があるというか。
妻とのセックスにも、もちろん、もっとたくさんかつ深いストーリーもあるけど。
***********
そんな矢先、風俗店が形態を変えることになった。
ちょっと不景気で、店舗を構えてやるのは非効率なのでやめるらしい。
デリヘルという形態になるらしい。
僕がいつも指名していた風俗嬢は言った。
「鴎川さん、一人暮らしですよね。
これからは、お電話くださったら私がそちらに伺います。
うふふ。
やることは今までと変わりませんけど」
********
ある火曜日。
僕は、半日の有給休暇を取った。
役所に行く用事があったのだ。
でも午後、昼めしも食べずに、会社帰りに役所に寄ったら、思いの他、早く手続きが終わってしまった。
東京(千葉な)では、もっと混んでたんだけどな。
どうしよう。仕事に戻ろうか。
いやそれもバカバカしい。
そうだ。デリヘルになったあの嬢を呼んでみよう。
果たして、こんな平日の午後に急に来てくれるものかどうかわからないけど。
PM2時には家に着いてしまった僕は、風俗店に電話した。
あの馴染みの嬢は空いていた。
PM3時には、僕のマンションに来れるという。
僕はワクワクしながら、素早くお風呂に入った。
嬢の来る前に先に風呂に入ってしまえば、店舗のときと違って、サービス時間が長くなるはず。
今日は、あの嬢のエロいところに手が届くエロサービスを堪能しよう。

風呂上がりでホカホカになった僕が、嬢を待つPM3時の15分ほど前。
ピンポーンとチャイムが鳴った。
あれ、結構、早く来るんだな?と僕は思った。
僕は、急いでインターホンに走り寄った。
「今開けま〜・・・」
と言いかけた僕は、インタホンの映像を見て、驚いた。
そこには、玄関前に立っている安田ちゃんが映っていたのだ。
「来ちゃったー。
よかったあ、鴎川さんまだ帰ってないかもと思ったんだけど、よかったあ」
何で来るんだよ。
んん。
どうしよう。
ま。
しょうがないか。
風俗嬢が来たら、安田ちゃんには正直に言うしかないか。
それしかないわ。
もうしょうがないわ。
でも、正直に言ったら、安田ちゃんとは、ジ・エンドかもしれない。
あるいは、安田ちゃんは心が広いので、まだ風俗を使っている僕を許すかもしれない。
あるいは、今急いで安田ちゃんを家に上げてしまって、恐らく3時直前ころに嬢が来たら、
「なんですか?
あなた誰ですか?」
とか言って、追い返すか?
一瞬のこの迷いが命取りだった。
僕が少しだけ考えながらインターホンの映像を見ているときに、そのキャメラ(アッコさん風)の映像の端に、風俗店の嬢が飛び込んで来た。
”あなた誰?!”というような顔で、安田ちゃんが嬢の方を見る様子が見えた。
ああ、もうしょうがない。
正直に言おう。
でも、どんな風に言おう。
僕が、また少し考えてしまったそのときだった。
インタホーンの画面に今度は、買い物袋と大きな鞄を持った女性が飛び込んで来た。
妻だった。
インターホンの受話器を持ちながら、震えて固まる僕は、どうすることも出来ずに、画像を見つめ続けてしまった。
妻は、安田ちゃんと風俗嬢の両者を、不思議そうな顔で見ながら、
「どなた様ですか?
この家に何かご用事ですか?
お待ちください。
今、すぐ開けますね」
と言いながら、自分の鞄から、鍵を取り出した。
妻は、二人の女性が見守る中で、僕の単身赴任マンションの鍵を回したようだった。
立ち尽くす僕の耳には、ガチャガチャという音が、玄関の方から聞こえてきた。
終わり
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