エッチな孤島リゾート②
コンセプトが渋滞ぎみというか混乱ぎみのリゾートホテル

★前回までの話はこちら➡エッチな孤島リゾート①
”元・セックス婚活の会”の社長は、R男夫婦の客室を出て、階下に降りて行った。
島に到着した他の客たちを迎えに。
夫婦は、旅行鞄を開けたり、それを整理したりしながら話した。
「社長は、本当に大人しく単に観光業をやっているだけだと思う?」
「そんなわけないだろ」
R男さんはバスルームの蛇口をひねってバスタブにお湯をためながら、クローゼットに上着をかけている妻に向かって大声で言った。
「全部の部屋がダブルベッドか、トリプル?ベッドだ。
シングルベッドの部屋がない。
絶対に、客同士でセックスをさせるはずだ」
奥さんは、バスルームの方に歩いて来た。
「そうよね。
私が考えるに、多分、この孤島でお客たちに共同生活をさせてみて、その中でカップルを作るんじゃないかしらね?
テレビの企画であるようなやつ。
食堂には、全員座れるような大型テーブル一つってのも、合コンとか婚活パーティっぽいわ」
R男さんは言った。
「汗と潮風で体がヌルヌルだよ。
ひと風呂浴びたら、僕らもお客さんたちを観察するぞ」

バスルームは広く、バスタブも大きかった。
お湯の中に二人で一緒に入ってもゆったりできた。
「すてきなおフロねえ」
奥さんははしゃいで、お湯をパシャパシャやった。
奥さんのおっぱいが揺れた。
R男さんは奥さんをじっと見た。
ここんとこ、薄暗いベッドでしかセックスをしたことしかなかった。
明るい場所で見る、久しぶりの奥さんの肉体だった。
R男さんは、奥さんの方に腕を伸ばした。
「一緒にお風呂に入るなんて、久しぶりだな」
R男さんはお湯の中で奥さんを引き寄せた。
「うふ」
奥さんは、脚を広げ、お膝の上に乗っかった。
そして、R男さんの腰に脚をからませた。
ひと風呂だけ浴びるだけだったつもりが、二人はイチャイチャ初めてしまった。
R男さんは奥さんの背中に手を回した。
奥さんはR男さんの首に両手を回した。
その体勢でキスを繰り返したあと、お互いのお股に手を伸ばして触り始めた。
お湯の中で、R男さんの指はスルッと奥さんの穴に入った。
奥さんが握るR男さんの肉棒は、もう硬くなっていた。
キスしながら、お湯の中でお互いの性器を散々いじったあと、二人はお湯の中で立ち上がった。
R男さんが引っ張るように妻を立たせた。
お湯をしたたらせながら、ビンビンになったモノを押し付けながら、R男さんは立ったまま妻を抱きしめた。
同じく、お湯をしたたらせながら、奥さんの弾力のある肉体が、R男さんの体に押し付けられた。
R男さんは妻の耳元でささやいた。
「入れたい。
入れたくなっちゃった」
「ええ?
ここでするのお?」
そこで、R男さんは少し、妻から体を離した。
「さっき、いいものを見つけたんだ。
ちょっと待ってて」
R男さんは、奥さんを浴槽に残し、ザバ~ッと言う音を出して、バスタブを跨いで出た。
そしてバスルームの扉を開け、外に半分体を出し、手を伸ばした。
R男さんは、柔らかそうなマットを手にしていた。
「これを敷こう」
洗い場にマットを敷いて、そこに奥さんは四つん這いになった。
お湯を体から滴らせながら、お尻をR男さんに向かって突き上げ、自分の赤茶色の穴を夫に見せつけた。
R男さんは、明るいところで久しぶりに見る妻のアソコを、後ろから股の間からいじった。
穴の中で指で出し入れしたり、穴の少し前方にあるピンクの突起を擦ったりつついたり、悪戯した。
奥さんの赤茶色の穴からは、すぐに透明の液体があふれ出て来た。
奥さんは、四つん這いのまま、「アン!」とか「ウン!」とか言いながら、背中をくねらせ、おっぱいを揺すり、R男さんにいじられていた。

奥さんのアソコが充分にトロトロになった段階で、R男さんは言った。
「入れるよ」
そして、R男さんは、後ろから奥さんの赤茶色の穴に自分の肉棒をズブズブと入れた。
「ああっ!」
その衝撃に、奥さんは上半身を柔らかいバスマットの上に崩した。
お尻だけを突き上げた妻のお尻を両手で持つと、R男さんは腰を動かした。
ズブッ!ネチャッ!ピチュ!
奥さんの赤茶色の穴は色んな音を立てた。
やがてR男さんの腰の動きが激しくなってくると、奥さんのお尻も口も音を立てた。
パン!パン!パン!
「あん!あん!あ~ん!」
R男さんが、妻のお尻の上に白い液体を放出するまで、その声は続いた。
*******
気持ちのよいお風呂場でセックスしたあと、新しいサッパリした服に着替えたR男夫婦は、客室を出た。
一階に行こうと思って、二人は廊下の小さなエレベーターを待った。
二人の目の前のエレベーターの扉が開くと、そこには、二人をこの島に連れてきたクルーザーの操縦士が乗っていた。
二人はエレベーターに乗り込みながら操縦士に話しかけた。
「先ほどは、ステキなお船に乗せていただいてどうもありがとうございます」
「お疲れ様です。
お仕事は終わりですか?」
クルーザーの操縦士は答えた。
「はい。今日は、T県と島の間を何往復もしましたが」
そして操縦士は、付け足して言った。
「あのう、このエレベーター登りです、三階に行ってしまいますよ」
操縦士と一緒に、エレベーターで三階まで行ってみて、夫婦は一度エレベーターを降りた。
この屋敷の三階も見てみたかったのだ。
客と言うよりも、すっかりここの組織?の仲間になったような気分の二人だった。
二人は、操縦士に三階を案内してもらった。
「三階は従業員の部屋と設備しかありませんよ。
別に面白くありませんよ」
(三階の間取り)

クルーザーの操縦士は、Aさんという名前だった。
Aさんは、R男夫婦に言った。
「三階には、私の部屋と、メイドのBちゃんの部屋があります。
あとは、雨水をろ過して浄水する装置と、石油で動く自家発電の機械があるだけです」
R男妻は、興味深そうに言った。
「へえ!
浄水装置と自家発電?
そんなのあるの?
すごいわねえ!!」
Aさんは、
「ええ、一応T県からの水道も電気も通っているのですが、なんせ海の中の孤島なので。
ちょっとした地震や台風で、本土からのインフラが途絶えがちなので、自力で色々準備してます」
と説明した。
「外には、海の水をろ過する装置も海のそばにあったり、太陽光電池も島の北東にもあります。
私の仕事は、これらの設備の整備と、物資やお客様を船で運ぶことです」
(↓この図の左の青いやつが海水ろ過装置。右上にある黄色いのがソーラーパネル)

Aさんは、三階のはじにあるリビングも案内してくれた。
ドアを開けるとそこには、社長の娘さんがいた。
社長の娘が、大きなソファの上で脚を組んで座っていた。
ソファの前の大きなローテーブルの上には、シーツがたくさん積んであった。
R男夫婦とAさんの顔を見ると、社長娘は立ち上がった。
「Aさんたら、お客様をこんなところまで案内してるの?」
「お嬢さん、いらしてたんですか」
R男妻は、社長娘に言った。
「素敵ですね。
従業員さんのフロアにもこんな綺麗なリビングが用意されているなんて」
社長娘さんは答えた。
「こんな孤島に来てまで働いてくれるお二人のためにも。
また、私たちが仕事の合間にここに来て休憩するためにも、三階にもリビングを用意したんです。
私は今、三階の洗濯室にシーツの洗濯に来たところなんですよ」
R男妻は、同情した。
(そうかあ。
社長令嬢自ら、お客さんのベッドのシーツの洗濯をするのね。
社長夫人が、一人で料理全般をやっているみたいだし。
家内産業って、きついわあ)
R男妻は、社長娘に向かって言った。
「大変ですねえ」
社長娘はニコッとして答えた。
「いえ大変なのは今日までですから、大丈夫ですよ」
R男妻は、その意味がわからず、曖昧に笑った。
リビングの片方の脇は、壁が低く、一階まで見下ろせるようになっていた。
R男さんは、そこから階下を覗きこんだ。
「ああ、ここは吹き抜けになっているんだあ。
いいですねえ」
階下からは、大勢の客のざわつく声が聞こえた。
R男さんは思った。
(ここ、客室、9部屋しかなかったわりには、大勢来てるみたいなんだけど?)
(二階の間取り)

R男夫婦は、社長の娘とAさんを三階に残して、一階に向かった。
二人が一階でエレベーターを降りると、エレベーター前では、一人のお客らしき女性と、社長の娘婿さんがもめていた。
ぽっちゃりした女性客が、娘婿さんに注意されていた。
「ダメですよ。
エレベーターに乗ってはいけませんよ」
「そんなあ。
ここに来るまでだけで疲れちゃったわ。
エレベーターになぜ乗ってはいけないの?」
娘婿は、頭を振って女性客に言った。
「何のためにここにいらっしゃったんですか?」
R男夫婦は、不思議に思いながらも、娘婿さんに一礼してその横を通り抜けた。
(一階の間取り)

夫婦が、一階の大きな廊下に出て左手を見ると、階段を上ってゆくお客さんたちが見えた。
綺麗な服装だが、ぽっちゃりした体型の女性のお客さんたちが階段に向かっているのを見た。
それを眺めながら、こんな言葉が思わずR男さんの口をついた。
「なんかここの客、デブ率高くない?」
R男奥さんは、口に人差し指をあてて、
「シッ!
そんなこと言わないの!」
と夫に注意した。

R男夫婦が食堂に入ると、ホワイトボードがあり、そこに『島の生活での注意』などが書かれていた。
10人がけのダイニングテーブルの椅子の他に、パイプ椅子もたくさんあちこちに置いてあった。
大きなダイ二ングテーブルの上には、パンフレットや、紙やファイルが散らかっていた。
今まで、ここで客たちに説明会をしていたようだ。
一人の男性が、大きなテーブルの向こうに座って、社長と話していた。
細身の、あんまり綺麗じゃない服装の男性客が、社長に何かを言っていた。
「想像していたのと、話が違う」
と言うようなことを男性客が、社長に向かって言っているのがR男夫婦の耳に聞こえた。
R男奥さんは、テーブルの上のパンフの一枚を手に取った。
『今まで、どうしても痩せられなかったあなた!
誘惑の多い世間と分断された美しい孤島での合宿で、速攻、激ヤセ体験!!
綺麗になって速攻、恋人も見つけちゃおう』
そんなことがパンフには書かれていた。
R男さんは、それとは別のパンフを手に取って、見た。
『孤島でサバイバル婚活!
こんな時代です!
男女一緒に美しい自然の残る孤島で暮らしてみて、本当に自分に合う人を見つけよう』
社長と男性客が何を揉めているのかよくわからないけど、その向こうのキッチンから一瞬出て来た奥様が、R男夫婦の目に止まった。
R男夫婦は、社長と男性客の横を通り抜け、キッチンに入ってみた。
厨房では、社長の奥さんとメイドちゃんがお皿を洗っていた。
R男妻は、社長妻の背中に声をかけた。
「奥様、あんなにたくさんのお客さんのお食事、一人で作るの大変ですね」
社長妻は、振り向いた。
「あらやだわ。
R男様たち、こんなとこまでいらしたんですか?」
エプロンで濡れた手をふきながら、社長夫人は答えた。
「大変じゃないですよ。
お客さんには簡単なものしか出しませんから。
楽なものです」
*******
R男夫婦が、屋敷を出て、この孤島自慢のビーチに向かって歩いているとき、もう日は傾きかけていた。
夕焼けが美しく島を照らしていた。
ビーチに向かう途中の道のりで、あちこちにテントが張られているのを夫婦は見た。

テントを立てた人たちが、自分のテントの周りにランタンを置いたり、自分で作った石窯でたき火を炊いているのを見た。
R男夫婦は、一つのテントに近寄って、一人で一生懸命火を起こそうとしている男性に声をかけた。
「こんにちは」
男性は手を止めて、R男夫婦を見た。
男性はR男夫婦に質問をしてきた。
「あなたたちは、どっちのグループですか?」
R男夫婦は、何と答えていいわからず、顔を見合わせた。
男性は不信そうな顔をしかめて、夫婦に言った。
「あなた方はスリムだから、ダイエットグループでもないようだし、そんな綺麗な服を着て優雅に歩いているから、サバイバルチームでもないようだし?」
R男さんは、迷いながら答えた。
「え~と。
私たちは、単なるリゾート客です」
男性の顔はいくぶん、緩んだ。
「そういうお客さんもいるんだ?
そうか。
よかった。
なんせここは、汚い野郎ばっかか、デブの女しかいなくて・・・・・・」

そこから少し歩いて、次にR男夫婦は、浜辺近くで、一人で四苦八苦しながら、テントを組み立てている女性を見つけた。
その女性は太っていなかった。
R男さんは女性に声をかけた。
「こんにちは。
大丈夫ですか?
もうすぐ日が暮れてしまいますよ」
女性は、R男夫婦の方を向いた。
「どうしましょう。
私、以前は仲間と一緒にキャンプに行ったときは、上手にテントを張れたんですけど、一人ではなんかうまくできなくって」
と女性は泣きそうになりながら、言った。
R男妻は、困ったように言った。
「う~ん。
お手伝いしたいけど、私たちにはテントの知識はないし」
そのとき、R男さんは、思いついたように言った。
「そうだ!
少し待っていてください」
10分後、R男さんは、さっき、火を起こしていた男性を連れて来た。
男性は得意気な顔をして、女性のテントをスルスルと組み立て始めた。
さっきまで泣きそうだった女性は、顔を輝かせて男性を見つめていた。
次回に続く
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