エロ不良社員・殺人事件④

自分と同世代の独身・女課長とやる


OLがお股を開いてあぐらみたいなポーズで座っている
★これまでの話➡エロ不良社員・殺人事件①  エロ不良社員・殺人事件②  エロ不良社員・殺人事件③  


愛知支社では、社長の動向についても情報を得た。

社長は、社員食堂での宴会が終わると、すぐに、外で待たせていたハイヤーに飛び乗ったそうだ。
社長が引き上げたあとも、社員たちは、まだ食堂で飲んだり後片付けをしていた。
そのとき、熊井太郎さんがまだ食堂にいたかは、皆覚えていなかった。

ネット掲示板で見た、熊井太郎が亡くなる寸前に、社員食堂で熱心におしゃべりをしていた女性社員にも話をきいた。
「私は、熊井さんに『みんなと一緒に二次会に行きましょうよ』って言って誘ったんですけど、『君と二人だけならいいけど、みんなとはイヤだ』と言われて。
熊井さんがその後どうしたのかはわかりません」
とのことだった。


次の朝、俺と本社総務部長は、宿を出ると、東京に帰る新幹線に乗る前に、愛知支社に挨拶に立ち寄った。

総務部長は、愛知支社の総務部長にまだクドクド言っていた。
「いいか?
あなたは、すぐに”無理じいな飲み会撲滅委員会”を立ち上げなさい」

俺と総務部長が愛知支社の玄関を出ようとしたとき、熊井太郎氏の若い上司と、一人の女性社員が走ってやって来た。

「犬田さん!
よかった。まだお帰りじゃなくって」

若い上司は息を切らしながら俺に言った。
「犬田さん、熊井太郎さんが路上で喧嘩していたってことなんですが、この人が話をきいてました」

上司と一緒に走って来た女性社員も息を切らしながら教えてくれた。
「私、熊井さんに話をきいたことがあるんです。
半年前くらいでした。
会社の帰り道で酔った男女カップルにからまれたことがあるって、熊井さんは言ってました」

女性社員の話はこうだった。

夜道で酔っぱらってイチャイチャしている男女カップルがいたので、熊井太郎氏が黙って急いで通り過ぎようとしたら、女の方が急にいちゃつくのをやめて、熊井太郎の方を向いて突然大声を出したそうだ。

『あら!イケメン!!』
って、熊井太郎さんは言われたそうなんです。
そこから男の方が怒っちゃって、熊井さんにからんできたんですって。
熊井さんは急いで立ち去ろうとしたのに、男がイチャモンつけてきて、大騒ぎになっちゃって近隣住民に通報されたんですって」

そうか~。
熊井太郎氏は、よほど、女にモテる男だったんだな。
俺は写真でしか見てないからよくわからないけど、実物には、女をひきつけるオーラか何かあったのだろう。


「あーやだやだ!
これだから、酔っぱらいは大嫌いなんだよ!」
と、俺の隣で話をきいていた総務部長は言って、首を振った。

「ちょっとトイレ寄ってくる!
ここで待ってて」
と総務部長は、首を振りながら、俺たちから離れて行った。


俺は、熊井氏の上司と女性社員にたずねた。
「それは警察には言いましたか?」
「いえ、まだ。
でももちろん、今日すぐに報告するつもりです!」
と二人は頷いた。

「それは半年前のことか。
では、熊井さんが、つい最近も路上で、女性ともめてたという話はきいていませんか?」
と、俺がきくと、女性社員は、首をかしげた。
「さあ~。
それは聞いていません」

でも、若い上司と女性社員は俺を熱い目で見て、力強く言った。
「私たち、そのつい最近の件について支社の人たちに話をきいてみます!」
「犬田さんも本社の立場から、どうか熊井さんの死の真相について調べてください!」


机に手をついてこっちにお尻を見せているOL


俺は、総務部長と一緒に東京に帰る新幹線に乗った。

帰りの新幹線では、行きと違って総務部長は元気だった。

総務部長は、エビフライの入った味噌かつ弁当と、ひつまぶしの海苔巻きみたいなやつを元気にムシャムシャ食べていた。

「さあこれから、忙しくなるぞう!」
総務部長は、”宴会撲滅運動”に燃えていた。

その隣で、俺は、天むすを二つだけ、ぼそぼそと食べた。

愛知でまだやりたいことがあったのだが、本来の東京での自分の仕事もたまっていたので、帰らざるをえなかった。

でも、熊井さんが誰かと路上で揉めていた件は、さっきのあの二人が協力して調べてくれそうだ。
強力な仲間ができた。
これはとてもよかった。

20年前の”C金庫案件”を知っていそうな鹿児島支社のA子さん。
この人には、俺が会いに行かなくてはいけないな。

あと、俺の恋人(不倫)をセクハラ委員会に送りこんで、女社長がセクハラ委員会に見にいった資料も知らべないといけない。

やることが多すぎて、俺は頭がごちゃごちゃになった。

*****

東京に戻った俺の報告をきくと、馬田部長は言った。

「わかった。
愛知支社の宴会を出てからの社長の動向については、俺が秘書にきいてみる」

「お願いします。
それにしても、警察が、単なる”事故死”と認定して、もう何もしてくれないとしたら、俺たち二人と、愛知支社の二人の協力者とだけで捜査するって無理がありませんかんね?
やることが山ほどあります」

馬田部長は考え込んだ。

「そうだなあ。人手不足だなあ。
どうするか?
恵美子さんも仲間に引き入れるかなあ?」

「それがいいです!
こんなときに休暇なんかとってる暇な恵美子さんに頼んでみてください」

「でもなあ、なるべくこのことは、俺たち二人だけの秘密にしたい。
恵美子さんにはもう少ししたらお願いしよう」


*****


その日の午後、一週間の特別休暇を終えて、恵美子さんが職場に復帰してきた。

勤続20年の表彰として、恵美子さんは特別休暇をもらっていたのだった。

恵美子さんは休暇中に、旅行に行ったようだ。
旅行のお土産を部内の休憩スペースで広げていた。
数人の社員たちが恵美子さんの周りに集まり、恵美子さんのお土産を口にしていた。

「わあ、笹かま最高!」
「僕、旅行土産にありがちな甘いお菓子もらうより、こういうのメチャクチャ嬉しいです!」
「恵美子さん、仙台旅行に行ったんですね」

俺は、そこから少し離れた自分のデスクでその光景をぼんやり眺めていた。

「仙台城跡行きました?」
「行ったわ。ほら!伊達政宗」
恵美子さんは、自分のスマホの画像をその社員に見せた。

「牛タン食べました?」
「メチャクチャ美味しかったわあ」

次に恵美子さんは、お店で牛タンを焼いている画像をみんなに見せていたようだった。

一人の若い社員が、仙台で最近人気の水族館の名前を口にしてみた。
「”仙台うみの杜水族館”って行きました?」

そこで、恵美子さんの動きが止まった。

数秒後、恵美子さんは言った。
「あ、あーそこはね。
行きたかったんだけどね
行かなかった」

恵美子さんを囲んで、若い社員たちがそんな話をしているとき、そこに古参の社員が通りかかった。

古参の社員はおっしゃった。
「なんだ?
また仙台行ったの?
恵美子さんは、仙台好きだな~っ
たまには、違うところに行けよ」

「えー、そうなんですかー」
と、他の社員がきくと、古参の社員は言った。
「そーだよお。
仙台って、恵美子さんあなた、数年前にも行ったばかりじゃん。
たまには海外とか、日本でも違うとこ行けばいいのに」

恵美子さんが恥ずかしそうに笑うと、若い社員たちも、笑った。

そのとき馬田部長は、みんなのことに目もくれずに、自分の机で仕事をしていた。

(部長、恵美子さんを早く”探偵仲間”に引き入れてくれよ)と、俺は思った。


OLが椅子に座って脚を乱れさせている


その日は、俺は自分の通常の仕事に明け暮れた。
PM5時を過ぎても、仕事は終わらなかった。

一方、その頃馬田部長は、社長秘書に当たっていた。

馬田部長は、社内人事について、役員たちと話すこともある。
役員たちに呼びつけられることがよくある。

そのとき部長は、いつも役員の部屋に入る前に、まず秘書室に立ち寄る。
秘書室には、社長や副社長や各役員担当の多くの秘書が控えていた。

馬田部長は、そこによく差し入れを持って行った。

「さっき駅前で美味しそうだったから、ついたくさん買っちゃった。
これ、秘書室のみなさんで召し上がって」

そんな風に馬田部長は、日ごろから秘書たちと親しくしていたので、愛知に行った社長に随行した秘書とも、気軽に話すこともできた。

「社長は、お忙しいのに今回、よく愛知に行かれたね。
帰りも遅かったんでしょう?」

秘書は答えたそうだ。
「ほんと、ドタバタでしたね。
次の日も、社長は朝一から本社で会議があったので、愛知支社の宴会が終わるとすぐにそのまま駅に直行し、最終の新幹線に飛び乗りました」

「あなたは、ずっとご一緒に?」
「はい」
「社長とお二人だけで?」
「はい、行きは営業部長も一緒で三人でしたが、彼は愛知支社に残ったので、帰りは私と社長の二人だけでした」


馬田部長は、秘書室から戻って来ると、本来の自分の仕事をしている俺のデスク脇に来て、「ちょっと会議室に来てくれ」と言った。

会議室で、部長と社長秘書とのやり取りをきいた。

「社長は宴会のあと、すぐ愛知支社を出て新幹線に乗ったってさ。
でも、あの秘書もグルだったらわからないけどな。
しかし、翌朝9時からのここ本社の会議に出席したということは、やはり最終の新幹線に乗ったのかな?」

俺は、時刻表などを見て調べていたことを部長に言った。
「社長は最終の新幹線に乗らず、深夜、熊井太郎氏を殺したあと、タクシーを飛ばしても東京に帰ることも可能ですよね。
あるいは、翌朝、朝一の名古屋発の新幹線に乗っても、AM9時には、銀座のこのビルにはギリギリ来ることができます」

馬田部長は、感心したように言った。
「おお!!犬田!!
お前は、西村京太郎か?!
よく調べたな!」

「でも、そうだとしても、JR名古屋駅に行って色々確認しないとなりませんね。
社長と秘書二人がホントに、最終の新幹線に乗ったのかどうか。
それとも翌朝一の新幹線に乗ったのかどうか。
でも、そんなこと、デカ(刑事)でもない素人の俺たちが訊いても、JRが協力してくれるのかどうか?」

馬田部長は悔しそうに唸った。
「だよな~。
ポワロってさあ、私立探偵なのにさあ、なんであんなに捜査の権限があったんだっけ?」


「ポワロって、元警察官だったんじゃなかったでしたっけ?」

「元警察官だからって、何で、そんな権限があるんだ?」

「さあ~、時代ですかね?
あるいは、優秀な人だったから?」

そんなくだらないことを話しながら、俺たちは会議室を出て自分たちの机に戻った。

部長も俺以上にたまっているらしき、本来の自分の仕事に戻った。

俺も自分の仕事をしながら、考えた。

もしかしたら。
社長が直接手を下したわけではないかもしれない。
愛知にいる誰かに頼んだのかもしれない。

愛知にいる社員?
それとも、社員以外の誰かに?

俺は、突然、思い出した。

馬田部長って、愛知県出身だってな。

俺は、知らなかった。
今まで、部長はお隣の岐阜県出身だと聞いていたような気がするんだ。

でもつい数日前に、総務部長が言ってたよな。
俺が、総務部長に随行して愛知支社に行くと告げたとき、総務部長は確かに、こう言った。

「なんだよ。
馬田さん、愛知県出身だろ?
故郷に帰ると思って、一緒に来てくれると思ったのに。
犬田君とじゃちょっと心細いな~」

と、総務部長は言っていた。

俺の頭は混乱した。

俺は、馬田部長の動きも怪しいと思い始める。

愛知県出身の馬田部長。
熊井太郎と同期の馬田部長。
でも馬田部長は、熊井太郎氏のことはよく知らないと言っていた。
それって、本当なのか?

もしかしたら、過去に女を取られたこととか、あるんじゃないか?
もしかしたら、愛知県の知り合いを使って、熊井太郎を?

そして、まあ俺も乗ってしまったが、馬田部長は、新しい女社長を陥れよう、陥れようとしているような気がする。
C金庫の資料だって、部長の立場だったら失くしてしまうことは可能だしな。


そこで俺はもうひとつ思い出した。
あと、若川のことだよ!
社長を会議室に一人きりにしようとして、若川が部長を呼びに来た。

あれは?
社長が、同じ大学出身の自分の信者の若川君を使ったのかと思ったが、もしかしたら、馬田部長が若川を使っていた?

そうだ。
俺が、部長に、若川を事情を聴いてくれとと頼んだのに、今だに部長は若川に、何も問いただしてくれていない。
恵美子さんを探偵仲間に入れてくれと頼んだのに、それもしてくれない。

いやいやいやいや・・・・・・

いや、馬田部長のことまで疑い出したら、もう無理だ。
どうしたらいいかわからない。
俺は混乱した。


白いブラウスに黒のミニで大股を開いて机に上に座っている


その日の自分の本来の仕事を終えたあと俺は一旦、席を立った。

馬田部長は、まだ自分のデスクで仕事をしていた。

もう部署内に残っている社員は、恵美子さんや他数人だけだった。

俺は、クールダウンするために、喫煙所に向かった。

喫煙所は遠かった。

以前は人事部のフロアにもあったのに、煙草を憎む総務部長が、昨年、この本社ビルの全ての喫煙所を建物の外にうつしてしまった。

俺はエレベーターを降りて、ビルの外に出た。

屋外の喫煙所で煙草を吸いながら、俺は頭を整理した。

明日は、若川のことは、俺が問い詰めよう。
馬田部長に見られないところで。
誰に頼まれて、社長と部長と俺のいた会議室に来たのだ?と問い詰めよう。

煙草を一本吸い終わると、俺はもう一度エレベーターを昇って、自分のフロアに戻った。

もう部長はいなかった。
帰ったようだ。
部署には、もう恵美子さんしかいなかった。

恵美子さんは一週間も休暇を取っていたから、俺以上に部長以上に仕事がたまっていたのだろう。

俺は自分のデスクのパソコンの前に再び座った。

熊井太郎氏が、20年前に問題を起こしたころ、一緒に仕事をしていたA子さん。

熊井太郎氏を知る他の人たちは、彼の生前のよいエピソードばかり語ったそうだ。
A子さんだけが、熊井太郎氏のことを悪く言った。

その人が、現在、鹿児島支社にいるから、話をきいて来いと馬田部長は言った。

でも、その人に会うよりも、まずその頃の、熊井太郎氏の上司に会うべきじゃないか?

C金庫にあったと思われる、熊井太郎氏の汚点を人事部に報告してきたのは上司だろう。
その人に話をきくのが先決じゃないのか?

なぜ、馬田部長は、その人の話をまず聞こうと思わなかったのか?

俺は、パソコンで過去の人事データを調べた。

すぐにわかった。

20年前の熊井太郎氏の所属部署は兵庫支社。
そのときの同僚には、確かに、A子さんがいた。

そのときの上司は、もうとっくに退職なさっている人だった。

もう少しパソコンを駆使して、その退職者の上司の方の現在のお住まいを俺は調べた。


わが社には、定年退職した人たちの名簿があるのだ。
わが社は、3年に一度、定年退職した人たちを集めてパーティーを開催するからだ。
それは、『先輩の会』という名前だった。

中途退職した人の名簿はないが、定年退職した人たちは、みんな『先輩の会』に入会していて名簿があった。
熊井太郎氏の上司も、『先輩の会』の会員だった。

しかも、何というラッキーだろう。
熊井太郎氏とA子さんの上司だった人は、今、埼玉県大宮市にお住まいだった。

埼玉の大宮なら、東京のここからでもすぐに行ける!!


時計を見ると、もう時刻は、PM22時近かった。
う〜ん、普通のおうちにお電話する時間としては、ギリギリかな?

悩んだあげく俺は、デスクの電話の受話器を手にした。
思い切って、その大先輩に電話してしまった。

「夜分、恐れ入ります・・・・・・」

俺は、大宮に住むその大先輩の方に、明日会っていただくアポイントメントを取ることができた。
やった。


俺が電話を切ると、恵美子さんが、笹かまを持って、近寄って来た。

「犬田さん、遅くまでお疲れ様ね。
私は一週間も休んじゃったから残業してもしょうがないんだけど。
大丈夫?
よかったら、これ食べて」

俺はなんだか、ホッとした。
やっと日常に戻れたような気持ちで安堵した。

俺は恵美子さんのくれた仙台旅行のお土産の笹かまをムシャムシャ食べた。

今日は、朝飯も昼飯もろくに食べていなかった。
恵美子さんの笹かまは、とても美味しかった。

「おいし〜いい!!
死ぬほど美味い!」
と俺が喜びの声をあげたあと、恵美子さんは言った。

「犬田さん。
さっき、電話で誰と話してたの?」

俺は答えた。
「えっと。
『先輩の会』の会員の人で、住所が不明だった方の住所確認だよ」


白いブラウスに黒いミニのタイトスカートの後ろ姿


その日、その後、思わぬ展開になってしまった。

俺は、熊井太郎氏の変死事件で頭がごちゃごちゃになっていた。

そして、熊井太郎氏の女たらしぶりというか、若い男の上司にも好かれていた人たらしぶりなどのモテぶりにも、あてられていた。

熊井太郎氏が、少しうらやましかった。

そんなことを考えているときに恵美子さんに、
「ねえ一時間くらいちょっと飲みに行かない?」
と言われた。
疲れていたはずなのに俺は頷いてしまった。

また、自分の上司の馬田部長まで疑い始めていた俺は、早く恵美子さんを仲間に引き入れたい気持ちもあった。

とても疲れていたのに恵美子さんの誘いに乗って、会社の隣にある小料理屋さんに行って酒を飲んでしまった。

そして、酔った俺は恵美子さんに言ってしまった。

「部長に止められているので、今はまだ詳しくは言えないんだけど、ちかぢか、部長と俺が今かかえている案件について、恵美子さんにも参加してもらいたいんだよね」

その後、おかしくなってしまった。
恵美子さんも俺も酔っぱらってしまった。

恵美子さんは冗談のつもりだったと思う。
冗談で俺を誘って来た。
「犬田さん。
たまにはさ、奥さん以外の女とつきあいたいっていう気持ちないの?
一緒に働いている同世代の女とかとさ?」

俺も冗談のつもりで答えた。
「つきあいたいに決まってるじゃない。
たとえば、自分と同世代のバリバリ働いている女性とかとさ」

二人とも酔っていた。

「じゃあ、たまには、今だに一人で旅行しちゃうような寂しい私にもつき合ってよ。
なんちゃって!」
と恵美子さんは言った。

俺も答えた。
「華麗な独身貴族の恵美子さんこそ、たまには家庭持ちの疲れきったおじさんの俺とつき合ってよ。
なんちゃって!」

二人とも冗談で会話をしていたのに、ノリで、トントン拍子で話しがすすみ、一線を越えてしまった。

俺は、自分と、年齢もほぼ同じ、会社の役職も同じ、その恵美子さんとラブホに行って、やってしまった。


”疲れマラ”とはよく言ったものだ。
頭も混乱していたし、体も疲れていたはずの俺は、恵美子さんとエキサイティングしてしまった。

ラブホで、全裸の恵美子さんの両脚を持ち、俺は腰を動かしていた。


恵美子さんは、俺の妻ともほぼ同じ年だったが、身の引き締まり方が違った。

俺の若い恋人と比べても、あまり遜色なかった。

普段から、お化粧などもまあ俺の妻と比べたら”段ち”に上手だし、そりゃ、外で働いている人はさすが綺麗だと思ってはいたが、体も綺麗だった。

でも、俺がどんなつまらないことをしてもアンアン感じてくれる、幼い俺の若い恋人と違って、恵美子さん相手は、その点が非常に怖くもあった。

仕事もできるし、家庭疲れしてない、贅沢な独身貴族のアラフォーの女。
この人を満足させられるか?

俺は、熊井太郎氏に負けたくないと思っていた。
俺も”女たらし”になりたい!

でも、俺は、今回、愛知支社の若い男と女性を仲間に引き込んだ。
愛知支社の二人を、自分の味方をつけた!!
俺だって、”人たらし”になりつつある。

俺は、全集中して、恵美子さんに向かって、自分のエロ技術を総動員した。

恵美子さんの乳首を舐めるのも工夫してみたし、クリニングスは特に舌使いを注意して熱心にやってみた。

結果、よかった。

俺の若い彼女みたいにクリトリスをいじっただけですぐにイキはしなかったが、恵美子さんは俺の熱心なクリニングス中に叫んだ。
「あああああん!!」

そしてハアハアしながら、エロイ顔を歪めて、苦しそうに恵美子さんは言った。
「ねえ。
犬田さん
これ以上続けられたらイッちゃうから、もう入れて欲しい」

恵美子さんに中に自分のモノを押し込んでからは、特に俺は頑張った。

恵美子さんの膣の壁激しくこすったり、入口付近をこすってみたり、恵美子さんの奥の奥を突いてみたり、工夫して俺は腰をうねらせ、自分の棒で、恵美子さんをイカせることに成功した。



次回に続く
 エロ不良社員・殺人事件⑤    



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OL

2Comments

ダンディー?  

頭が混乱するような展開になったね😃

フーゲツさん疲れマラ…
あれっていつも以上に勃起するんだよね😃動物の本能らしい❗

2020/12/11 (Fri) 07:59 | EDIT | REPLY |   
huugetu

huugetu  

Re: タイトルなし

こういう下品な言葉を使うので
ときどき私って、男が書いていると誤解されるのよね

違うよ
想像力とエロ経験豊富な、立派な女性だよ

2020/12/11 (Fri) 12:12 | EDIT | REPLY |   

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