理想の誘拐・監禁事件⑥〜エロフィクションサスペンス~
満天の星空の下でセックス

理想の誘拐・監禁事件⑥
これまでの話
理想の誘拐・監禁事件①
理想の誘拐・監禁事件②
理想の誘拐・監禁事件③
理想の誘拐・監禁事件④
理想の誘拐・監禁事件⑤
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一回目の犯行声明って、”太助の誘拐”のことだったの?
私の誘拐のことじゃないの?
太助の顔写真がテレビ画面に出てきた。
それは、今の自然派?の太助より、随分チャラい感じの太助だった。
ニュースは報じた。
「東京都の鈴木太助さん22歳を誘拐したという内容が書かれた手紙が、封筒で本日警察に届きました」
どういうことなのよ!?
私はテレビ画面と太助の顔をかわるがわる見た。
太助は緊張した面持ちでテレビ画面を見つめていた。
「家族や親しい知人の話では、鈴木さんの姿をここ数カ月前から、見かけなかったということです」
あまり、詳しくは報じられなかった。
アトムがポータブルテレビのチャンネルを変えた。
画面は、民法のテレビの情報番組に代わった。
「この、ユーチューバーベルリンさんこと、鈴木太助さんは、昨年、SNSで大炎上をしました。
ベルリンさんのアンチ派の人に本名や顔写真や住所を突き止められたり、嫌がらせを受けたりして、引っ越しを繰り返していたといいます」
私は驚いた。
言われてみれば、そんな事件があったようなような気もするが。
ベルリンさん???それが、太助のインターネット上での名前?
太助は、ネットやSNSを二度とやりたくないと、この前言っていた。
そうかー。
大炎上してひどい目にあったのね。
情報番組のコメンテーターが発言をした。
「引っ越しを繰り返したり、なんて言うか世間から逃げていたから、ご家族も知人も鈴木さんと連絡が取れないことを不思議に思わなかったんでしょうか?」
他のコメンテーターは、
「その誘拐は、アンチ派の人によるものなのでしょうか?」
と言った。
番組のメインMCは、答えた。
「さあ、それは今のところまだわかっていません。
警察からの発表もありません」
私は、三人の顔を見回してきいた。
「一体、どういうこと?」
少しの沈黙のあと、太助が、私に向かって答えた。
「実は、僕も誘拐されたんです。
鏡月さんとアトムさんによって、あなたみたいに羽交い絞めにされてさらわれました」
あーあー。
太助は続けた。
「でも、鏡月さんは、誘拐の目的が果たされたら無事に解放してくれると言うので、この山奥の森でしばらく大人しく暮らしてました。
A子さんもいたし、安全そうだったので。
また僕には、しばらくは都会には戻りたくないという気持ちもあり・・・・・・」
民法のテレビの番組でも、誘拐犯どもが(鏡月とA子ちゃんとアトムが)何を要求しているかまでは、報じなかった。
アトムは、ポータブルテレビを消した。

そのとき、三人の共有の古い携帯電話が鳴った。
アトムが電話に出た。
「はい、今、みんなでテレビを見ましたよ」
とアトムは言った。
鏡月からの電話だろうか。
「え?明日は第二段の犯行声明を出すんですか。
立て続けですね」
ああ、やっと明日、私の誘拐のことが公になるのね。
今頃、まだうちの会社では、失恋した私が出社拒否状態になっていると思われていることだろう?
しかしだった。
次の日は、おばさんの誘拐事件が報じられた。
私はひっくり返った。
今度は、夜だった。
ポータブルテレビは一日中つけっぱなしになっていたが、太助のニュースはやるが、私の誘拐のニュースは全然やらなかった。
私たちが夕食を食べているときに、そのニュースは突然、流れた。
「埼玉在住の主婦、木の実なつ美さん(54)が、誘拐されました。
誘拐したと声明を出して来た人物は、昨日報道された鈴木太助さんの誘拐犯と同一人物だと言っております」
ちなみに夕食は寂しかった。
鏡月とA子ちゃんが、ここのところ隠れ家に戻って来ないので、夕食は、プロテインとビタミン剤と、細い魚とキノコとチンケなベリーとふりかけをかけたご飯だけだった。
テレビでは、ニュースキャスターが言った。
「しかしこの主婦の誘拐は、鈴木太助さんの誘拐事件に便乗した何者かによるイタズラだという可能性もあります」
私は、今度はおばさんを問いただした。
「どういうことよ?
説明してよ!
あなたも誘拐犯ではなく、被害者側ということなの?」
「そ、そうね。
お話しなくちゃいけないわね。
でも・・・・・・」
おばさんは、何だか言いにくそうだった。
アトムに救いを求めるような目を向けた。
アトムは、話を促すようにおばさんに向かって頷いた。
「実は私・・・・・・」
おばさんには、夫がいるという。
その人は、毎日おばさんを口汚い言葉で罵倒し、時には暴力をふるっていたそうだ。
飯がまずい!掃除がダメだ!お前は馬鹿なんだから黙ってろ!
そんなことを言われては、暴力をふるわれたという。
おばさんは、家から逃げ出したかったという。
でも夫が離婚もしてくれない。
また、もしかして自分に落ち度があるのでないかという負い目の気持ちもあったそうだ。
それに、そもそも、結婚のときに専業主婦になってくれと言われたおばさんは、自分のキャリアを捨てて、専業主婦になった。
今更、自分一人でお金を稼げる自信もその頃はなかった。
ひどい目にあいながらも、この夫と一緒に暮らすしかないとおばさんは思っていたという。
しかし、ある日、とうとう耐えきれなくなったおばさんは決心した。
おばさんは、家を捨てて逃げ出したそうだ。
そういう風に、家族にDVD・・・じゃなくって!DV被害に合っている女性を救ってくれる組織のところに逃げ込んだそうだ。
暴力をふるう夫をシャットアウトして、住所を秘密にして女性を守ってくれるというNPO。
「それで、そのNPOのおうちでしばらく暮らしていたんだけど、だんだんそこが手狭になって来た頃に、アトムさんに会ったの」

NPOのハウスの近所の商店で、おばさんはパートを始めたそうだ。
その店にアトムとA子ちゃんがお買い物に来たそうだ。
おばさんはアトムを知っていた。
北海道の議員で、チンケな贈収賄の疑いで失職したアトムのニュースはテレビで見たことがあった。
その事件の当時から、おばさんは、アトムに同情していたという。
「アトムさんは、多分ライバル政党の誰かにハメられたのではないかと思っていたの。
ですので、アトムさんに対しては私はそんなに悪い印象を持っていなかったわ」
と、おばさんは言った。
アトムとA子ちゃんは、おばさんのパート先の店の常連になった。
だんだん、会話を交わすようになったそうだ。
「世の中には、私の夫とは違って、柔和で優しくてこんな穏やかな男性もいるのかと思ったわ。
でも、何気ない世間話をしているうちに・・・」
そこからは、アトムが話を引き取った。
「私がウソをついて木の実さんを誘拐したのです。
元議員だった私は、木の実さんに向かって、自分主催の『DV被害者の女性を救う』会を持っていると嘘を言いました。
A子さんもDV被害者の一人だと嘘を語りました。
その頃、木の実さんがお世話になっていたNPOは、手狭になってきていた。
せまいお家に、たくさんの被害者女性をかくまっていた。
だから私の会の方に乗り換えるよう勧めました」
おばさんは、アトムの会のお世話になろうと決めたという。
でも、今までお世話になったNPOには「夫が反省しているようなので家に戻る」と嘘をついたそうだ。
そして、おばさんがアトムとA子ちゃんに連れてこられたのが、この隠れ家だったということだ。
「変わった場所に家があるのだなと思ったのだけど。
誘拐されたと知ったのは次の日だったわ。
俳優の鏡月さんが説明してくれて。
でも、ここには、同じ誘拐仲間の太助君もすでにいて、安全そうだったし。
太助君は、早々にうちを逃げ出した私の息子にもなんだか似ていたし。
私はこの皆さんの仲間になることにしたの」
とおばさんは、少し言い訳がましく私に説明した。
おばさんが、旦那から逃げたかったのもいい。
アトムにナンパされたのもいい。
そして、挙句に誘拐犯の仲間になり、私を巻き込んだのもいい。
でも。
「教えてよ!」
と、私はアトムの方に向きかえって言った。
「鏡月とA子ちゃんとあなたは、私たち一般市民を誘拐して、誰を脅してお金をとって、どこに流そうと言うの?!」
アトムは答えた。
「私も詳しくはよくわからないんですよ。
いえ、すいません。
ほんとはこの物語の作者が、まだ結末を決めてないそうなんですよ」
(いや、それは言っちゃダメだろう?)
アトムは続けた。
「ただ、私は鏡月さんの”誘拐”の主旨になんだか賛同できたので協力することにしたんです。
ご家族にお金を請求するのではない。
一般人を複数誘拐して、それをネタに、全く関係ない大きな組織をゆすろうという話に」
次の日の夜、鏡月とA子ちゃんが、久しぶりに隠れ家に帰って来た。
私は鏡月とA子ちゃんに詰めよった。
「一体、どういうことなの?
私だけじゃなく、3人も誘拐して。
ねえ?
一体、私たちを誘拐して、何をしようとしているの?
答えなさいよ!」
A子ちゃんは、私の手を取ると、
「ごめんなさい。ごめんなさい。
落ち着いて。落ち着いて」
と言った。
そして、A子ちゃんは鏡月の顔を見て言った。
「二人で星でも見ながら、説明してあげてきたら?」

太助お勧めの星空スポットに私と鏡月は行った。
隠れ家より少し高い位置にあるそこは、そこだけ森が途絶えていて、空が丸見えだった。
今日も降り注いでくるような”満点”の満天の星空だった。
私は、さっきまでの怒りも忘れて、はしゃいだ。
「うわあ!綺麗!綺麗」
鏡月は笑った。
鏡月と二人でこんなムード満点のところにいることが、嬉しいやら恥ずかしいやらで、私はなんだか照れくさくなって、わざとはしゃいだ部分もあった。
鏡月が私に近づいて来たときに、恥ずかしくて、思わず、少し逃げてしまった。
鏡月から距離を取り、
「あれが、●●座ね~。
太助君に教えてもらったんだあ」
と、無邪気に私はそう言った。
鏡月はもう笑わなかった。
鏡月は、真剣な顔をして、私にまた近づいて来た。
私はなんだかワクワクドキドキしながらも、ドキドキが大きくなってしまい、また鏡月から離れようとした。
そのとき、鏡月の腕が伸びて、私の腕をつかんだ。
私は鏡月に引っ張られて、その両腕に抱え込まれた。
あっと言う間だった。
私は、鏡月に唇を奪われた。
抵抗できなかった。
驚いて、少しの時間身体を硬直させた私だったが、すぐにその柔らかい甘い唇にうっとりしてしまった。
鏡月の舌が私の口の中に押し入って来たとき、私も自分の舌を鏡月にからませていた。
私の身体を抱きしめ、私の唇を吸う鏡月。
私は軽い”めまい”をおぼえながら、森の音をきいていた。
鏡月に抱きしめられながら、虫が小さく鳴く声や、風の音をきていた。
私の唇を吸いながら、鏡月の右手は少しずつ下がって行った。
鏡月の右手は私のお尻を掴んだ。
そしてそこを揉んだ。
ああ!
お尻を揉まれているうちに私は、自分の股間がジュンとしてくるのを感じた。
私の唇を散々吸ったあと、鏡月は私から離れた。
そして、自分のジャケットを脱ぐと、地面の草むらの上に敷いた。
私は鏡月に、腕を掴まれ、誘導されて、そのジャケットの上に座った。
「痛くない?」
その言葉に私は黙って頷いた。
鏡月にTシャツの中に手を入れられ、座ったまま乳房を揉まれた。
やがてTシャツの中のブラジャーは押し上げられ、鏡月の手は私の乳首を直接にいじりだした。
私にキスしながら、鏡月の指は私の乳首をいじった。
その後Tシャツを押し上げられ、私の乳房が露わにされると、鏡月は私の乳首に口をつけた。
鏡月に乳首を吸われているうちに私は声を出していた。
「ああん・・・あん・・・」
鏡月のジャケットに座ったまま胸を愛撫されていた私は、やがて静かに押し倒された。
仰向けになった私は、目をギュッと閉じながらも、自ら腰を浮かせて、パンティを脱がされやすいようにしてしまった。
鏡月が私の中に入って来て動きだしたとき、私は目を開けて、満点の星空を見た。
黒い夜空いっぱいの星を見ながら、私は鏡月に腰を動かされ続けた。
「アン、アン・・・アッ」
強烈に感じてしまったときに、私は再び、目をギュッと閉じた。
そして私は鏡月にしがみついた。
鏡月はひときわ腰を激しく動かしたあとに、私のお腹の上に白い液体を放出した。

次の日の朝、私は寝坊した。
起きたら、もうお昼近くなっていた。
鏡月もA子ちゃんも、もう出かけたようだった。
私がダイニングリビングルームに行くと、おばさんとアトムと太助の三人が、ポータブルテレビに釘付けになっていた。
私もテレビの前に走り寄った。
テレビは報じた。
「また、誘拐による被害者が出てしまいました」
え?え?
いよいよ、私のことが?
でも昨夜、鏡月は私にそんなこと言わなかったわ。
私は緊張した。
しかし。
テレビには、アトムの顔がアップで出てきた。
アトムの議員時代の動画映像が出てきた。
テレビのアナウンサーは報じた。
「今度は、元・北海道の道議会議員、田中原子(田中アトム)さん(56才)を誘拐したという犯行声明が、警察に届きました」
次回へ続く

理想の誘拐・監禁事件⑦
理想の誘拐・監禁事件⑧
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★お知らせ★もうすぐこのブログはインターネットエクスプローラーで見られなくなります。皆さん、他のブラウザ用意してください。よろしくお願いします。
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