新型コリナ殺人事件〜エロエロ詐欺師のミステリー①~
名前決めに無駄にページを使う

現在エロリハビリ中で、実質エロエロ詐欺師のhuugetuです。
本日も、エロくない話です。
しかもミステリー小説です。
今、エロエロ気分の方は、どうぞこちらから、なんかエロそうな私の過去のエロ記事を探して読んでくださいませ。➡〈女性の特徴別検索に行く〉
どうぞよろしくお願いいたします。
(2020年4月12日〜14日に記)
*******
新型コリナ殺人事件
(この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。)
登場人物
・私・・・・・・・風月
・私の母・・・アクティブ老人
・私の元夫・・・博打野郎
・私の息子・・・筋肉脳
・私の弟・・・たまに女に弱い
・私の弟嫁・・・真面目
・私の姪・・・流されやすい
・私の甥・・・気が弱い
****
はいはいはいはい!!
スト―ップ!
ミステリー小説、出だしからストップ!!
何で、最初に、自分以外の登場人物たちの性格を書いちゃうのよ?
それは、本文の文章の描写を見て、読んだ人が想像する部分でしょう?
だってさあ。
自分、他人の推理小説読んでても、登場人物の名前がよく覚えられないからさあ。
世間のみんなもそうかと思ってさ、もう先に性格言っちゃって、自分以外の登場人物には名前はつけないで、『母、夫、姪』とかで行こうかなあと思ってさ。
いや、それ面白くないだろ。
じゃあ、主人公との関係性で、登場人物の名前を決めますかね?
性格は言わず。
かつ読者にとっても、名前をちゃんと覚えやすく。
例えばね。
・私の母・・・ママリーナ
・私の元夫・・・ダンナンテ
・私の息子・・・サン太郎
・私の弟・・・ブラーザ
・私の弟嫁・・・ヨメリーナ
・私の姪・・・メイ子
・私の甥・・・オイ次郎
う〜ん。
日本、外国ぽい名前がまじって、統一感ないなあ~。
そう?
じゃあ、どっか一か国。
そうだな、ロシアっぽく統一してみようか。
・私の母・・・ママンスキー
・私の弟・・・オトチョム
・私の弟嫁・・・ヨメノフ
・私の姪・・・メイノフ
・私の甥・・・オイツィン
・私の元夫・・・バクチンスキ―
・私の息子・・・マサル
おい!
大体、私との関係性を表した名前だけどもさあ、元夫だけ、性格あらわしちゃってるじゃーん。
あと息子が”マサル”て何よ。
ザギトワの秋田犬が登場?
じゃあもう、各人の性格をストレートにロシア風にまとめた名前にしてみようか。
・私=エロツカヤ
・私の母=シブヤンスキ―
・私の元夫=バクチンスキ―
・私の息子=キンニクノフ
・私の弟=ウワキン
・私の弟嫁=マジメッカ
・私の姪=ナガサレリーナ
・私の甥=ノビツィン
ああ!ああ!もうそれでいいよ。
めんどくさいよ。
登場人物の名前を考えるだけで、一体、何時間費やしているのよ!
弟嫁にいいのが思いつかずに、ウオッカの”ズブロッカ”から持って来た。
さっきからよく出る『ノフ』は、ロシアのウオッカの”スミノフ”からです。
滅多に飲まないけど、ウオッカはビールの次に私が好きなお酒です。
↓では、再度スタート!!
**********
20XX年1月、私はイライラしていた。
親族たちが、私の言うことをきいてくれないのだ。
お正月に、一人暮らしの母の大きな邸宅に集まった私たちだった。
昼食時に、母と弟一家、私と息子は、大きな食堂に集まった。
テーブルには、おせち料理の入った重箱や、スモークサーモン、サラダ、ローストビーフ、一口ステーキなどの皿が並んでいた。
(ねえねえ!ロシアとかに関係ないお料理のラインナップになっちゃってないか?)
それらを食べ、新年を祝って乾杯したり、一通り楽しい話などをした後に、私は、皆に注意したかったことを話した。
******
「え?じゃあ、エロツカヤおばちゃんは、もうすぐマスクがなくなるから、今から準備しろっていうの?」
と、姪のナガサレリーナが言った。
「そうよ。
もうすぐ、我が国”ニッポリ―ノ”にも、怖い感染症の病気が上陸するのよ」
(あ、サラッと架空の国名を発表したね。
しかも、なんで日本が、”日暮里”ぽくなってるんだよッ!)

ぴぴー!!
ストップ!ストップ!
ねえ!
自分の書いた文章に、ちょいちょいツッコみ入れるのやめてくれない?
話が頭に入って来ないわ!
はい。
では、以後、ツッコみなしで、マジメにミステリーを続けます。
******
”怖い感染症”が、わが国に上陸するという私の話に対して、弟は笑った。
「姉さん、何言ってんの?
大袈裟なんだよ」
私の弟、ウワキンは、お屠蘇(おとそ)で顔を赤くしながら言った。
「お義姉さん。
お隣の大国、”武国”で発生した感染症の話は私も知ってますわ」
弟の妻のマジメッカは、眉をひそめながら、そう言った。
マジメッカは、お酒が飲めなかった。
ジュースのグラスを片手にしていた。
マジメッカは、ジュースを一口飲んだあと、心配そうに言った。
「でも、そんなに恐れるウィルスではないときいてますが・・・。
違うんでしょうか?」
弟のウワキンは、妻のそんな不安気な言葉をかき消すように言った。
「ははは!
新型コリナだろっ?
僕も知ってるよ。
でもあれは感染してもほとんどの人が軽症なんだよ。
あんなのより全然、インフリエンザの方が怖い病気だよ。
心配するに足りない」
私はウワキンを睨みながら
「病気自体は、ご老人以外は怖くないかもしれない。
でもこれから、世間が大変になることは確実よ。
とにかく、今はとりあえずマスクを準備しておいて。
あと解熱剤とか、消毒用アルコールとか、家具を消毒するキッチンハイターとか、準備しておいて。
納豆も忘れずにね。
これらの品は、もうすぐきっと市中からなくなってしまうわ」
と言った。
甥のノビツィンは、私の話に一人だけ、怯えていた。
さっきから、おせち料理に伸ばした箸を持つ手が空中で止まり、私の目を青ざめた顔で見つめていた。
それを見たウワキンは
「おい、姉さん、あんまりおどさないでくれよ。
ノビツィン、大丈夫だよ。
そんなに心配するなよ。
気にするな。
大丈夫、大丈夫」
そう言った。
大丈夫じゃないのよ、と私はイラつきながら心の中で思った。
しかし、弟一家はまだよかった。
私の話を少しはきいてくれた。
私の話を全くきいてくれないのは、本来一番気を付けなければいけない、老人といってもいい年齢の私の母、シブヤンスキーだった。
シブヤンスキーは、私の話の序盤でもう私の話をきかなかった。
シブヤンスキーは
「エロツカヤは昔から、神経質過ぎるコだったわ~」
とだけ言った。
そして、私の話を無視して、私の息子キンニクノフを連れて、さっさとダイニングテーブルを立ち、キッチンに行こうとした。
「ね、キンニクノフちゃん。
デザート運ぶの手伝ってくれる?」
「あ!お義母様、私もお手伝いします!」
と言い、席を立ちあがりかけたマジメッカを私は止めた。
「いい!ここにいて、お願いだから、あなたは私の話をきいてちょうだい。
デザート運ぶのは、キンニクノフがやるわ」

お昼の食事のあと、デザートを食べ、皆でゲームなどをして遊んだあと、弟一家は帰って行った。
弟一家は、母シブヤンスキーの邸宅から、わずか20分ほどのところに住んでいた。
私は、ちょい遠方から、私の息子キンニクノフは、かなりの遠方から訪問していたので、母シブヤンスキーの家に泊まることになっていた。
お風呂のあと、3人だけで夕食の席を囲んだ。
昼間に食べ過ぎたので、夜は控えめにした。
母と私は、お雑煮とサラダだけを食べた。
キンニクノフだけは、サーモンとローストビーフの残りをおかずに、白米を食べた。
昼のおせち料理の残りやステーキの残りは、弟一家に持って帰らせていた。
3人での夕食の席の終盤に、私は母と息子に真剣に言った。
「二人はさっき、私の話をきかなかったから、感染症・・・新型コリナについてもう一度言うわ」
私は、母シブヤンスキーと、息子キンニクノフに、恐ろしい感染症に気をつけるように話をした。
親族の中で、一番アクティブなこの二人に注意した。
特に、母には「あなたが一番、死ぬ確立が高いので気をつけて」と言った。
「お母さん。
渋谷好きも大概にして。
今は渋谷にはいかないでほしい。
渋谷の英会話教室、あれだけは絶対にやめてね」
と私は言った。
「いやよ。
英会話教室だけはやめないわ。
あれは、お母さんの生きがいなんだもん」
シブヤンスキーがそんなことを言うので、私は深く溜息をついた。
息子のキンニクノフには、
「あなたは感染しても多分死なないけど、あなたが他人に感染症をうつしてしまって、他人を殺してしまう確立が高いのよ」
と注意した。
二人は、私の話を半分しかきいていなかった。
「大げさね~、エロツカヤは」
「お母さんは、いつも考え過ぎなんだよね」
二人は、私の話の途中でさっさと、ダイニングテーブルの席を立ってしまった。
「お皿洗うの手伝ってくれる?キンニクノフちゃん」
「うん、おばあちゃん」
****
20××年5月。
私の母、シブヤンスキーが死んだ。
誰がどうみても、新型コリナの感染によるものと思われた。
その頃には、この感染症で人が亡くなるのは、日常茶飯事になっていた。
他の方と同様、母シブヤンスキーの入院にも私達は見舞いにもいけず、死んだあとも立ち会えず、遺体はどこかで焼かれて、骨壺だけが戻って来た。
弟一家も、私もキンニクノフも悲しんだ。
長い間音沙汰のなかった、私が10年前に別れた夫のバクチンスキ―からも、母を悼む弔電が届いた。
しかし、私の家族が特別だったわけではない。
その頃には、これは、どこのご家族にもあるあるの光景となっていた。
*******
しかし、母の死後、5日後だった。
驚く展開があった。
警視庁の刑事から、私に電話があった。
「お母さまの死についてお話したいことがあります」
刑事は言った。
「お母さまの死因は感染症とは他のことだと考えています。
私は殺人の可能性があると考えています」
********
ああ!
余計な名前決めに文字数を費やしたので、文字数オーバーです。
本日は、もうここまでです!
次回に続くか、続かないかは、私の気分次第ということで。
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