いっときでも現実を忘れて夢中になって読めるもの〜エロエロ詐欺師の近況67~

こんなときこそ自分がそんなものを書こうとしたけど、どうも無理なので、他人様の物を勧めてみる


チェックの女子高生の制服で横向きで片足を抱えて座っている

現在エロリハビリ中で、実質エロエロ詐欺師のhuugetuの近況67です。

本日も、エロくない話です。

今、エロエロ気分の方は、どうぞこちらから私のエロ話を読んでくださいませ。➡〈女性の特徴別検索に行く〉
よろしくお願いします。

(2020年4月1日~2日に記)

*********
少し前に、アガサ・クリスティのことを書いていたら、他にも自分が子供だったころや、セイガクだったころに好きだった小説を思い出しました。

ちょ、待てよ。
”セイガク”って何?

また死語、書いちゃったよ。死語というかスラング?

”セイガク”とは、”学生”のつもりで書きました。すいません!

実生活で私がこんな言葉を使っていたわけではないのですが、何かこういうフレーズがちょいちょい出ちゃうので驚きよね~。

そう言えば似たようなことで自分でも驚いたのが、息子が思春期の反抗期だったときの私と息子とのやり取り。

スポーツの部活をやってた息子は、マジメにしてても帰宅時間が遅かったんだけど、たまあに部活のあとに遊んで、更に帰宅時間が遅くなることがあった。

それを注意する私と、いくら言ってもきかない息子と口論になる。

イライラして、とうとうキレた私は、息子に向かって叫ぶ!

「そんな時間にウロウロしてたら、警察に捕まるでしょうッ?
わかってるの?
そんなことになったらチームのみんなにも迷惑をかけるんだよッ!!
あなた一人でもマッポに捕まったら、チームが公式試合に出場できなくなるんだよッ!!」

は?
マッポ?って何?

マッポ=警官のこと(不良言葉?)

そんな言葉、私、自分の実人生では使ったことなかったのに。
興奮して息子に説教する場面で、自分の口から『マッポ』なんていうフレーズが出てきたのでビックリ。

あははは。
果たして、当時、意味が息子に伝わっただろうか?

それはさておき、話を戻しましょう。
学生のころ好きだった小説の話ね。

私、小さい子供のころは、読書大好きだったけど、高校生の頃は、あまり小説を読むことが好きじゃなかった。
教科書でいっぱいいっぱい。
もっぱらくだらないサブカルチャーの本か、漫画ばっかりでした。
(大人になってからは、今度は仕事の書類を読むことでいっぱいいっぱいで、小説はおろか漫画さえめんどくさくなりましたが・・・。)

でも、そんなJKの私でも夢中で徹夜して読めちゃったのは、司馬遼太郎の『燃えよ剣』でした。

夏休みの夕食後くらいから読み出して、次の昼まで続けて読んじゃったわ。

基本そのころは、文字を読むのさえうっとおしかったんだけど、あまりの面白さにどんどん読めちゃったのね、これにおいてだけは。

そして、じゃあ、他のこの人の作品を・・・ということで、次に読んだのが司馬遼太郎の『坂の上の雲』でした。

さて、それから時は流れて●十年、今から数年前に、私はこの『坂の上の雲』を朗読して、録音することになる。

何のために?

入院のためにです!

私は、人生、お腹を三回切ったことがあるとここでも何回か書いたことありますが。
三回目にお腹を切るときにこの小説を録音したのでした。

実は、一回目、帝王切開出産でお腹を切った時に、えらい目にあったのです。

手術の傷がとっても痛かった話はいつかも書きましたが、ホントはそれより危ないことがありました。

多分麻酔の効きすぎが原因かと思うのですが、頭が狂いそうになったのです。

手術の当日は、麻酔で気分がハイになるだけで、出産直後に周りの人に向かってベラベラしゃべっていたくらいだった私ですが、手術の翌日です。

傷が痛くて痛くて、私は看護師さんに痛み止めの麻酔を何回も何回も要求したのでした。

そうしたら、痛みは収まったけど、麻酔の摂取し過ぎで頭が変になってしまったの。

チェックのJKの制服で内股で立っている
麻酔のやり過ぎはホントに危険らしいよ。

それよりも痛みを我慢した方がマシらしいよ。

麻酔が効きすぎて、目がグルグル回る。

めまいがして、目を開けてられない。

耐えられず、目を閉じるけど、今度は頭がグルグルする。

眠りたいけど、とても眠れない。
うう。

そして、なぜか、頭の中がものすごい速さで展開してゆくのよ!

例えば、今、自分はベッドに寝ている・・・と思うとする。

その0.5秒後(感覚として)に、「そう言えば、ベッドと言えば、数年前に泊まった海辺のあのホテルのベッドはステキだったな」ということが頭に浮かぶ。

その1秒後(感覚としてね)に「海のホテルね。海と言えば、イルカ、シャチ、クジラ」ということが頭に浮かぶ。
イルカたちの像が私の頭に浮かぶ。

しかし、そのまたすぐ0.5秒後に「鯨と言えば、美味しそうな鯨やさんが渋谷にあるんだよね~。一度行って見たいわ~」と私は思う。
そしてその一瞬後に「渋谷と言えば、NHKホールに行ったときは楽しかったなあ。あのときは・・・」

こんな風に、頭がものすごく早く回転して?どんどんどんどん、連想ゲームが頭を巡ってくるのよ!!

すごい速さですごい展開で、次々次々、色んなことが頭に浮かんでくるのよ~ッ!

なになになに?これなに〜っ?!

考えが止まらない。
「NHKと言えば、受信料って払ってない人が多いのよね。
うちの会社の経営戦略部のあの優秀なAさんも払ってないって言ってたっけ?」

「経営戦略部って言えば、Bさん。
Bさんの嫁って可愛いわよね。
確かマキさん」

「マキさんと言えば、女優のAさんに似ている・・・」

ビュンビュン、ビュンビュン頭が回転する。

一つの事を考えてられないの。
どんどん違うことが頭に浮かんでくるのよ!!

私は頭が狂いそうになった。

助けて~ッ!!

目を開けると、その脳内の動きが収まり少し楽になるが、目がグルグルするのでまた目を閉じる。

目を閉じると、また
「経営戦略部のBさんの嫁に似ている、女優のAさんって、確か身長、私と同じくらいじゃなかったっけ・・・」

「身長と言えばさあ・・・」
「体重と言えばさあ・・・」

地獄の連想ゲーム。

助けてええええッ!
頭が狂ううう!
セーラー服で片脚の膝を立てて股を開いている

そのとき、誰かが話す声が聞こえました。

私は大部屋に入っていたので、他の妊婦さんも近くのベッドに寝ていたのでした。

その人のところに見舞客が来たようでした。

お二人が会話を始めると、私の頭のグルグルは止まりました。

お二人の会話に耳を傾けると、そっちの話に夢中になれるのでした。

私の脳内は収まりました。

しかしです。

見舞客が帰ってしまい、再び、部屋がシーンとすると・・・。

また再び、私の脳内で地獄の連想ゲームが始まりました。

「なんか、この病室、窓開けっぱなしなのに暖かいわよね」
「暖かいっていう漢字は、緩急の”緩”の字に似ている・・・」
「緩急のついたボールが得意なプロ野球選手と言えば・・・」

いやああっ!!
止めてええ!
誰か話をしてえ!
助けてええ!!
頭がこわれるうう!!
・・・・・・


アレはキツかったわ。

私は、今から数年前に、今度は子宮筋腫の手術をするときに、この昔に経験した、麻酔地獄、脳内連想ゲーム地獄のことを思い出したのでした。
二回目の帝王切開出産のときは大丈夫だったけど。
でも、もしも、またあんなことになったら辛いな。

でも誰かがそばでおしゃべりをしていてくれれば、脳内グルグルは止まるのだわ。

そうだ。
自分でテープに何かを録音して、病院に持って行こう。

最初は好きな芸人さんのラジオ放送を録音しようと思ったのですが、そのラジオ、当たり回と、ハズレ回があって、夢中になって聞きけるときと、そうでもないときがあるのでした。

うーん。
微妙だ。
危険だ。

と、いうことで、司馬遼太郎の「坂の上の雲」です。

私が夢中で読めるやつだ。
本を読みたくなかったときでも読めちゃったやつだ。

JKのときに夢中で読んだ「燃えよ剣」は、BABAA大人になった今の私にとっては、少し物足りないから。


もしも病院で麻酔で頭がグルグルしだしたら、「坂の上の雲」をきこう。

ということで、録音開始。

「坂雲」(略すな)の中の、日露戦争の描写で、日本とロシアの海軍が戦うシーンにしました。

これは、何回読んでも、夢中で読んじゃう場面です。

日本とロシアの陸軍が戦うところは、読んだことがある方はご存じだと思いますが、陸軍は日本がしんどすぎて、つら過ぎて、手術後にきくのは、身体にダメージがありそうでダメでしょう。

私は、携帯録音機に向かって、海軍の戦いを読みました。

チェックのJKの制服姿で股開いて団扇を持っている

日本の海軍がいよいよロシアのバルチック艦隊と戦う日に、日本の本部?に向かって
「本日天気晴朗なれども波高し」
の有名な電文を送るところから朗読、録音開始。

しかしかなり読んでもまだ、戦闘が始まりません。

船での戦闘の準備したりしているシーンを読んでいるうちに録音テープが1本終わってしまいました。

もう1本録音してもまだまだでした。

日本の海軍の指揮官の東郷平八郎が奇策を始めて、面白くなってきたとこらへんで、2本目のテープが終わってしまいました。

テープ3本朗読、録音して、やっとロシアの将が逃げるまでの部分を録音できました。

そして、私はこの3本のテープと録音機を鞄に入れて入院いたしました。


幸い今回の腹切り手術は、傷の痛みも全くなく、麻酔で脳がグルグルもしませんでした。

10泊11日の入院期間に、数回だけこのテープをききました。

身体が元気すぎて、全然眠れなかったのでね。
本当に元気過ぎて、横になっているのも辛くて、毎日、朝早くから病院の中をグルグル何時間も歩き回るくらい元気だったのですよ。

私が録音したのは、文春文庫の『坂の上の雲』の多分、3巻~5巻のどっかだと思います。
確か2巻に跨っていたと思うわ。

『坂雲』って文春文庫だと8巻もあるんですが、今、私の暖かい居間になぜか7巻だけがあって、あとはあっちの寒い部屋のどっかにあるんです。
探すのめんどくて今回、探しません。
ごめん、多分、記憶では3巻か4巻か5巻のどっかだったと思うのよ。
それでよろしく。
違ったらごめん。

でもさ、1巻からちゃんと読んでこその、クライマックスの面白さだと思うので、そこんとこもよろしく。


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坂の上の雲
・著者=司馬遼太郎
・発行所=(株)文藝春秋

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2Comments

ダンディー?  

No title

そうそう 自分でも驚くくらいどんどん連想していって、気付いたらなにがきっかけだったかわからなくなるとゆう😱



2020/04/03 (Fri) 16:01 | EDIT | REPLY |   
huugetu

huugetu  

Re: No title

自分、自分ではなく
自分が平常時じゃなくなりそうなときは
夢中に読める他人の文章を読もうと思いまして

2020/04/03 (Fri) 20:12 | EDIT | REPLY |   

コメント