実は、ホモサピエンスがネアンデルタール人とセックスしてた件~前編~
開拓精神あふれる人

(↑うわ!腹の手術跡消すの忘れた!)
昔、昔、大昔、エロサピエンス人(今後、略してエロサ人と言います)のフラワーは、家族と平和に幸せに暮らしていた。
フラワーの家のそばに、あるとき引っ越しをして来た家族がいた。
その家にはフラワーと同い年くらいの女の子、花子ちゃんがいた。
フラワーと花子ちゃんはすぐに仲よくなった。
「ここは暮らしやすいわね。
前に住んでいたところが寒くなっちゃったんで、私達家族は住みよいところを求めて、旅をしてここにやって来たのよ。」
と花子ちゃんは言った。
「そう。ここはとてもいいところよ。
植物も豊富だし、お魚も取れるし何でも美味しいわ。」
とフラワーは言った。
「そうね。ここの食べ物は、昔、私が住んでいた家の周りにあったものより数倍、美味しいわ。
でも・・・」
と花子ちゃんは言った。
「私が生まれてから今まで食べたものの中で一番おいしかったのは、ここに来るまでの旅の途中で、一回だけ食べた”木の実”だったわ」
花子ちゃんが子供のころに食べたという、旅の道中に生えていた木の実は夢のように美味しかったという。
甘くて少しだけ酸っぱくて、とろけそうで、それで、とてもおしゃれな味がしたという。
「おしゃれな味?」
とフラワーが訊くと、
「何て言うか。
うっとりしちゃうような味。
恋の味?」
と花子ちゃんは言った。
「恋の味〜ッ????」
そこでお年頃のフラワーと花子ちゃんはキャッキャッと笑った。
「そんなに美味しい木の実があったのに、そこには定住しようと思わなかったの?」
とフラワーがたずねると
「うん。
お父さんが、世の中には、それよりももっとさらに美味しい物がたくさん採れる場所があるに違いないって言って、こっちに向かう旅を続けたの。」
と花子ちゃんは答えた。
「それにその付近には違う人たちが住んでたし。」
夢のような木の実のあったそこの地域には、”イヤンデルタ―ル人”(以後、略してイヤン人とします)という、エロサ人のフラワーや花子とは違う種類の人たちが住んでいたそうだ。
「その人たちの話時々きくけど、私は見たことないわ」
とフラワーは言った。
住みやすい地を求めて、幼いころから長い旅をしてきた花子ちゃんと違って、フラワーは世間知らずだった。
フラワーはその夢のように美味しいという”木の実”を夢見た。
花子ちゃんのお兄さんは素敵な男性だった。
開拓精神旺盛なお父さんの血を受け継いでいるようで、たくましく元気で力強かった。
最初は花子ちゃんも交えてお兄さんと一緒に遊んだりしたのだが、あるときフラワーはお兄さんに一人だけで呼び出された。
月の夜だった。
川のほとりに呼び出されたフラワーは、花子ちゃんのお兄さんに
「いつか君と結婚したい」
と言われた。
「そうね。
うちのパパもお兄さんのことすごく気に入っているし」
とフラワーは答えた。
お兄さんは急にフラワーを抱き寄せた。
そして素早く口づけをした。
フラワーはお兄さんが好きだったが、突然のことに驚いてしまった。
初めて体験する唇と唇が重なる感触。
そして口の中に入って来たお兄さんの舌の感触。
お兄さんはフラワーの唇を吸い、フラワーの口の中で舌を這わせながら、片手でフラワーのお尻をつかんだ。
いつも草の弦の紐のマイクロビキニパンツを穿いているフラワーのお尻はむき出しだった。
お兄さんはフラワーのお尻の肌をなでまわし、ふっくらした肉をつかんだ。
「やだ!」
フラワーは両腕で思い切りお兄さんを押し、唇を離した。
そして暴れて、お兄さんの腕を振りほどいた。
お兄さんがよろけると、フラワーは逃げだした。
しかしすぐに捕まってしまった。
フラワーはお兄さんに捕まり、そこに押し倒された。
フラワーがいつも着ていた、花や草で乳首を隠していたマイクロビキニのブラジャーははぎとられた。
そしてお兄さんはフラワーにのしかかり、フラワーの乳房に吸いついてきた。
フラワーはビックリした。
初めて、乳首を吸われる感じ・・・。
恐怖と嫌悪感を感じつつ、フラワーはお兄さんに乳首を吸われた。
あ・・・あ・・・
嫌なのに、もがきながらもお兄さんに舌で乳首の先端を突かれるたびに、フラワーの身体には電流が走ったように快感が訪れた。
お兄さんの唇に自分の乳首を吸いこまれるたびに、フラワーの足の間にある、謎の穴からは液体がどんどんあふれ出た。
お兄さんがフラワーを抑えつけながら、フラワーの股間のずぶ濡れの穴に指を出し入れしはじめたとき、フラワーは大きな声を上げた。
「あああ!!いや~っ!!」
お兄さんに股間をいじられるたびに、身体を震わせる自分。
数分後に、そんな自分に嫌悪感と罪悪感を感じてフラワーは、自分の両手で届く範囲で力を思い切り入れ、お兄さんの皮膚をつねった。
「やめてええ!」
お兄さんがフラワーの声と”つねり”に少しひるんだすきに、フラワーはお兄さんを押しのけた。
そして急いで立ち上がり、一目散にその場から逃げ出した。
*****
次の日から、フラワーはお兄さんとちょっと気まずくなってしまった。
無視まではされなかったが、お兄さんは前みたいにフラワーに優しい笑顔で微笑んでくれなくなった。
好きだったお兄さん。私はあんなに拒否しなくてもよかったのに。とフラワーは思った。
突然だったのでうろたえてしまった。
あと、自分に罪悪感が突然襲ってきてお兄さんを思わず拒否してしまった。
今、冷静に考えると、フラワーは思った。
ホントは拒まずにお兄さんと最後までエッチしたらよかったのに。
今後、花子ちゃんのお兄さんとの付き合いをどうしようかとフラワーは悩んだ。

そんなときにご近所に住む、いつもみんなに優しかった一人のおばさんが重い病気になった。
そのおばさんの弟のおじさんが言った。
「この症状は自分たちの母がなった病気と一緒だ。
母はあのとき木の実をたくさん食べて病気が治ったんだけど」
それをきいた近所のみんなは、森に出かけては様々な木の実を集めては、おばさんに与えた。
でもおばさんの様態は一向によくならなかった。
「みなさんありがとうございます。
でも、なんか母が食べていた木の実と違うんだよな。
それは僕も食べたことあるんだけど、何かが違うような気がする。」
とおじさんは言った。
このおじさんとおばさんも、やはりその昔、生まれ育ったよそのところから、より住みやすいところを求めて渡り渡って冒険をして、やっと豊かなこの地にやってきた人だった。
フラワーは「その木の実ってもしかして?」と閃いた!!
フラワーは、花子ちゃんを引っ張って連れて、おじさんのところに行った。
そしておじさんの前で花子ちゃんに、あの”夢のように美味しかった木の実”の思い出の描写をさせた。
その”木の実”の味や形状や色などについて、花子ちゃんは詳しくおじさんに話した。
「そうそう。
まあ、俺はそれほどまでには夢のようにまでは美味いとは思わなかったけど、形とか色とかについては、母が病気のときに食べていた木の実は、花子ちゃんの言うそんな感じだったよ!」
とおじさんは言った。
おおっ!と花子ちゃんとフラワーは顔を合わせて喜びの声をあげた。
そして花子ちゃんがすかさず言った。
「私が取りに行くわ!
あの木の実を取りに行くわ!!
そしておばさんに食べさせてあげるわ!!」
花子ちゃんもどうやら冒険心旺盛のお父上の血筋を引いていたようだ。
でもフラワーも花子ちゃんにきいていた”夢のような木の実”に憧れていた。
遠出をするのは少し怖いけど、少し遅れて
「わ、私も一緒に取りに行くよ!!」
とフラワーも言った。
しかし、その木の実のあった場所は相当、遠い。
女の子二人だけでは危ないから、花子ちゃんのお兄さんと弟も一緒に行くことになった。
病気のおばさんを抱えるおじさんは、「自分も行きます」と言ったのだが、花子ちゃんのお父さんは、
「どうか、おじさんはおばさんの看病に専念してあげてください。
ここはひとつ、若者たちに任せてみようじゃありませんか。
我々人類は、若者のころから危険をおかし、冒険を繰り返し、道を切り開いて生き残ってきたんですよ」
と言った。
病気のおばさんのために、『フラワー&花子ちゃん&花子の兄&花子の弟』のパーティーが結成された。
フラワーは花子ちゃんのお兄さんと一緒に旅をすれば、また元通り仲よくなれるかもしれないと思って嬉しく思った。
4人の若者は、花子ちゃんの言う”夢のように美味しい”、そしておじさんの言う”病いを治す”という木の実を求めて旅立った。
旅立ちの前には、花子ちゃんのお父さんが、地面の上に木の枝でおおまかな地図みたいなものをかいて説明してくれた。
「多分、ここまではこっちの方角。
しかし、この山の麓から先がいまいち、不確かだ。
こっちの方だったか?こっちだったか?
よく覚えていない」
他、花子ちゃんのお父さんは、道中のどこらへんに食べられる植物があったか、身体を休められる洞窟があったか、魚の豊富な池があったかも4人の若者に向かってレクチャーした。
*******
若者4人は、野宿をしながら木の実のなる地域を求める旅を続けた。
毎日、クタクタになるまで歩いた。
寝る場所や食べ物を自分らだけで調達しながら旅をした。
この苦難なプロジェクト?に一緒に携わることにより、フラワーと花子ちゃんのお兄さんとの間での”気まずさ”は全くなくなり、以前のように笑いあえるような仲に戻った。
フラワーはこの旅で、もしも夜中にお兄さんがもう一度迫ってきたら、今度はエッチなことを受け入れようと思っていたくらいだった。
しかし、毎日疲れすぎのせいか、自分の弟妹がいるからか、お兄さんはフラワーに愛を迫って来なかった。
*****
そして4人の旅のある日、日の傾いてきたころに、歩いていた草原の向こうにジャングルが見えた。
「お兄ちゃあああん!!あったよおお!」
と、先頭を歩いていた花子ちゃんが振り返って嬉しそうにお兄さんに叫んだ。
「そうだ!あそこだ!僕も覚えている!
僕はあんまり美味いとは思わなかったが、あそこは、あの木の実のあった森だゾ!」
とお兄さんは叫んだ。
まだあどけない顔付きの弟は、
「え?あれかあああ?
この風景は、幼心に僕も覚えてるよ。
しかし、みんなが今回、あのクソまずかった木の実のことを話していたのだとは思わなかった」
と言った。
そのジャングルの外側の木に、さっそくその”木の実”はひとつだけあった。
形状や色は花子ちゃんとお兄さんの記憶通りだった。
しかしその果実は、”旬”を逸してしまったのか、もいで手にしてみるとしわしわのヨレヨレで、中はほとんど虫が食って、からっぽだった。
「お父さんが収穫してくれたときは、もっと森の奥だったわ」
と花子ちゃんは言った。
日も暮れかけたし、4人とも今日はもうクタクタなので、ジャングルの外で野宿して、明日の朝一でジャングルの中に探索に行くことに決めた。
その日は、ジャングルのすぐそばの小川の辺で、火を焚いて、寝ることとした。
「ここらへんはイヤン人が住んでいるから、獣は人間を恐れているってさ。
火を焚いたら警戒して決して襲って来ないってお父さんが言っていた。」
そう花子ちゃんの兄弟たちは言った。
****
フラワーは疲れていたはずなのに寝付けなかった。
火を焚いた小川のほとりで寝ているみんなをそのままにして、自分で作った”簡易たいまつ”を手に、こっそり一人でフラワーは森に向かった。
大丈夫。大丈夫。
少しだけ森の中に入ってみるだけ。
野獣に会ったら、すぐに走って小川まで逃げられるような距離まで入るだけ。
フラワーはそう自分に言い聞かせながら、たいまつを持ってジャングルに入って行った。
シーンとした暗い森の中をフラワーは歩いた。
歩いては上の方をたいまつで照らし、木の実を探した。
ジャングルを少し進むと、ある一本の細い木の上の方に木の実らしきものが一個だけ、ブラブラ今にも落下しそうになっているのを見つけた。
「あった!」
フラワーは片手にたいまつを持ったまま、もう片手で細い木の幹をゆすった。
-------続く-----------------
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