GW中、SNSで見つけたエロっぽい女の家に忍び込む②

SNSがウソだらけだったことは内緒にするつもり


★これまでのお話 はこちら➡ GW中、SNSで見つけたエロっぽい女の家に忍び込む①
ボンテージの衣装で脚を出して踊っている
俺が盗みに入った、フランス旅行で留守だったはずのエメラルドちゃんの家。

二階から降りてきた人物は、リビングのドアを開け、俺を見て悲鳴をあげた。

汚い上下のジャージを着た背の低い小太りのおばさん女性だった!
多分、50才前後くらいか?と思われた。

ああっ?!
これはもしかして同業者じゃないのか?!


しまったああ!!
俺以外にエメラルドの家を狙っていたコソ泥がいたんだ!

まあ、そうだろうなあ。
あれだけ小金を持っているのをSNSで自慢して、GWは留守だとハッキリ言っちゃってたエメラルドだ。
全国のコソ泥に狙われてもしょうがないかも・・・。

このリビングに何もないのは、もう既に、同業者に色々な物を盗まれたあとであったのかもしれない!!
そう俺は思った。

しかし、違った。
その女性は俺の同業者ではなかった。

「あなたどなたなのっ?!
なんなのっ?!
強盗っ?!
警察を呼びますよ!!」
小太りのジャージの中年女性は叫んだ。

この家の留守を預かった人か?!

しまった!
一人暮らしの家主が海外旅行中だからってそうかあ!
留守とは限らない!!
留守を守る人を雇っていることだってあり得たわけだ?

いや!ていうか、エメラルドほどの金持ちだったら、いつもから常にお手伝いさんがいたのかもしれない!

しかし、相手は小さなおばさん女性。
力では絶対に負けることはない。
俺は家に入る前に覆面をしていたし、顔も見られていない。

「大人しくしていれば、何もしない」
俺はそう言って、おばさん女性に近づいて行った。

「いやああ!何もしないでえ!」
「大人しくしてくれていれば大丈夫だ。
危害は加えない」

俺はそこにあった洗濯物の手ぬぐいで、ジャージのおばさん女性を後ろ手に縛った。

そしてテレビの電源コードや配線コードなどで、足首や他、いろいろ縛り、おばさん女性をリビングに寝転がせた。

「金庫はどこにある?」
俺はきいた。

「そんなのないわ」
ジャージ姿の女性は寝転がったまま、震えてそう言った。

俺は女性の口にも、洗濯物の中にあったスカーフでさるぐつわをした。

そして、他の部屋を見に行った。

汚いボロボロの部屋ばかりだった。

二階にあがると、くすんだ畳と破れた襖の和室があった。

そこのタンスや棚を見ても金目の物は何もなかった。
使い古したような鞄やエコバックがあるだけだった。

しかし、二階に一室だけ綺麗な小さな部屋があった。

ゴージャスなソファが一つと、綺麗なカーテンと絨毯の部屋があった。

「あ!この部屋は、エメラルドのSNSによく掲載されてた部屋だ」

しかし、その部屋にあった北欧調の素敵なタンスの中にも、ごく普通の地味なスーツや、普通の地味なワンピースしかなかった。
エメラルドがいつも自慢しているブランドの服もバックもなかった。
金目の物はなかった。

俺は女性のところにもう一度戻り、口からスカーフを外した。

「金庫はどこにある?」
「だから、ないってば!」

口の堅いやつだ。
まあ、家主の留守を守る人としてはあっぱれだ。

俺は知っていた。
テレビで昔見た豆知識で知っていた。
泥棒に入られた場合にそなえ、意外なところに金品を隠す。

冷蔵庫だ!

俺はキッチンに入った。
広くはあったが、キッチンもこの家の外観とは似ても似つかなく、ぼろかった。

しかし、それより驚いたのが、キッチンには山ほどの鯖缶や、レトルトカレーや、じゃがいも、ニンジン、玉ねぎなどが積まれていたことだった。

それを不思議に思いながらも、俺は冷蔵庫を開けた
うわ!
ここも食べ物がぎっしり入っていた。

なるほど、お手伝いさんは、史上かつてない長期休暇、今年の10連休に備えていたのか?
でも、GW中も大手スーパーはやっているときいたけどな??

ぎっしりの食べ物、それを全部のけても金目の物はなかった。

豆知識で知っている!通帳やらは冷凍庫にあるんだ!

冷凍庫を開けると、ここにもご飯を小さくラップに包んだものがたくさんや、パンの冷凍保存やらがたくさんあった。

しかし、それをどかすとあった!!

銀行の通帳を見つけた!!

印鑑はキッチンの米櫃の中にあった。

それらの戦利品を持って、俺はリビングに向かった。

しかし、こういうのは銀行や警察から足がつきそうだ。
できたらキャッシュカードが欲しいところだ。
キャッシュカードはGWでも使えるときいていた。

いや、エメラルドがブログで自慢していた宝石がついた指輪やアクセサリーでもよかった。

アレっだったら、換金しなくてもいい。
宝石だったら、売りさばかなくてもいい!
そのまま、愛人のアヤカにプレゼントすれば、アヤカの心を繋ぎとめることができるに違いない!
アクセサリーだったら、警察に足がつくことなく窃盗ができるのに!!

俺は銀行の通帳と印鑑を持って、再び、女性を寝転ばせているリビングに戻った。

俺が手にした通帳を見ると女性は突然、泣き叫んだ。
「お願い!それだけは許して!
それがなくなったら、もう終わりなのよお!!」

「俺だって、通帳なんか本当は欲しくはない。
俺は宝石のアクセサリーが欲しいんだ。
宝石はどこにある?
それを教えてくれたら、これは置いてゆく」

しかし女は口を割らなかった。
この家には宝石も金庫もないという。
嘘つけ。俺はSNSで見て知っている

俺がエメラルドちゃんのSNSのことを口にすると、初めて女は言った。
「SNSに載せているアレはみんな、知り合いにお借りしたものよ!
親戚の人の持っている指輪とか、友達がジュエリーショップに勤めているから、そこで写真を撮らせてもらっただけなのよおお!!」

何?

「じゃ、じゃあ、エメラルドが着ていたブランド服や、何十万もするバックは?」
と俺は食い下がった。

あれでもいい。
あれでもアヤカの心をつなぎとめられるにちがいない!!

女はとんでもないことを言った。
「アレもブランド店で冷やかしで見せてもらったものとか、貸衣装で借りたものなのよう!!」

ウソだろう?

女は泣き叫んだ。
「お願い!通帳だけは持ってかないで!
それがなくなったら困るのよう!」

女はこんなことも言いだした。
「お願い!
私を襲ってもいいわ。
私の身体を好きにしてもいいわ!
犯していいわああ!
だから、通帳は持って行かないでえ!」
黒の全身ボンテージで片膝をついてスターティングポーズみたいな恰好をしている
主人の財産を守るために、自分の身を投げ出す使用人の女性・・・。

いい人だ。
俺は少し感動した。

そんなこという健気なお留守番女性の身体を無理やり抱く気にはならなかった。

「ソレは断る!」
そう俺は言った。

しかし、シクシク泣く女性を見ているうちに俺の心は変わって来た。

「私を好きにしていいから、通帳はどうか持って行かないでください。
そうしたら、あなたのことは警察にも通報しません!」

自分の主人のエメラルドちゃんに健気に尽くす、この中年女性にだんだん俺は萌えてきてしまったのだ。

それに、アヤカにもセックスを拒否られてから随分だった。
妻とはもう1年前からセックスレスだった。

たまっていた俺はこの小柄な健気な中年女性を抱きそうになった。

でもギリギリのところで我慢した。

俺はもう健気なお手伝いさんの女性の前から去ろうと思った。
この人が主人のエメラルドに怒られない程度の小銭だけでもいいから盗もうと思った。

俺は女性に言った。
「通帳は持って行かない。
それは約束する。
でも俺もタダで帰るわけにはいかないんだ」

*****

もう健気なお手伝いさんには頼らない。

自力で、この家で絶対、何か探し出してやる。

数万円でもいい!
そうだ。現金の入っている、普段使いの財布はどこかにあるだろう?

そう言えば、二階の汚い和室の部屋には、普段使いっぽい地味な鞄や、エコバックがいっぱいあった。
あそこに普段使いの財布が絶対にあるに違いない。

時間かけてもそれだけは、徹底的に探そう。

念のために俺は女性にきいた。
「家主はいつ帰ってくる?」

「は?」
と女性は言った。

「だから、エメラルドちゃんはいつ帰ってくる?」

「は?」
「知っているんだぞ。フランスに海外旅行中だろ?」

女性は再び言った。
「あれも嘘よ!」

ウソだ?

なんということだ。

わかった。

このダサいジャージ姿のこの背の小さい中年女性が、エメラルドちゃん本人だそうだった。

「だってエメラルドちゃんは、背の高いムチムチの人だろ?
顔も全然あなたと違うし!」
と俺がきくと、
「SNSに掲載していた全身写真は、全部、他人のものよう!
海外の水着写真は会社の同僚にもらった写真よう!
自分の顔写真は、10年前に撮った自分が一番美人に見える”奇跡の一枚”を加工してのせたのよう」
と女性は言った。

「エメラルドちゃんは、全部、ウソだったのか?」
と俺はきいた。

そうよ!

両親の残した、この土地だけがバカ高い家の固定資産税を払うだけでも大変なのよう!
私の給料だけでは、家の修繕もぜいたくも、もう何もできないのよ!

家にあった高級家具も全部、売ってしまったわ!!
今の私は世間に見栄を張るだけでせいいっぱいなのよう!

だから通帳は持って行かないで!!
それが無くなったら、もう生きていけないわ!

GWも旅行に行くって、ご近所にウソついてたから、GW中は一歩も外に出れないから、食料を貯めこんで10日間家に潜んでいようと思っていたのよう!!

フランスの写真は大昔行ったときの写真を加工するつもりだったのよお!
フランス土産はGW中でもやっている、ネット通販で取り寄せよる手配済みよお!

とエメラルドちゃんは泣き叫びながら説明を続けた。

「だからお願い!
通帳は持って行かないで!
それが無くなったら固定資産税も払えないわ!
私を抱いてもいいから、それは勘弁して!」

もう一度、彼女から、『私を抱いて!』と言われたときに俺は本当に彼女を抱きそうになった。

ウソツキセレブのエメラルドが、なんだか可哀想で愛おしくなった。

でも俺は我慢した。

やりたくってしょうがなかった。
でも我慢した。

****

俺はそのあと、2階の畳の部屋のエコバックの中にあった財布から現金10万円を見つけた。

それは全部、喉から手が出るほど欲しかったが、長時間悩んだ末、俺は結局3万円だけ取って逃げた。

それだけで、俺はエメラルドの家を去った。

*****
エメラルドちゃんは俺のことを警察に訴えなかった。

しかし、俺は良心の呵責に耐えられなくなり、その2年後に自首した。

そのとき、もうアヤカとも別れていたし、妻とも別れていた。
守るものは何もなかったので、俺は心おきなく自首した。

罪を認め、罰を受けることにより、ダメだった自分と決別して、あらためてまっとうな人生を再スタートさせるつもりだった。

結局、自分は3万円しか盗んでいませんが、あそこの住人の方を脅かしてしまいました。ひどい恐ろしさを与えてしまいました。
反省しています。と俺は警察に言った。

自分がなぜあの家を狙ったのか、俺はSNSの危険性についても警察に語った。

その後、すぐに、エメラルドちゃんが「俺に強●された」と言っていると警察からきいた。

俺はそれはしていない。

でも、エメラルドちゃんがうったえてきたそうだ。
「強盗に自分の身体をあずけたので、宝石やブランド品などは盗まれずにあのときは現金3万円ですみました」

それはエメラルドちゃんのウソだ。

俺はエメラルドちゃんの身体に指一本触れていない。

でもエメラルドちゃんは、俺が自首した途端に、俺に犯されたと言い出した。

まあ、いい。俺にはもう守るものはひとつもない。

俺は、警察に
「エメラルドちゃんがあまりに魅力的だったので、つい襲いました。
そのことに自分は良心の呵責を感じました。
ですので、そこにあった素晴らしい宝石類や通帳は盗まずに、現金3万円で我慢しました」
と言うつもりだ。

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