僕の味方のシステム系女子との恋

文系の思いを形にしてくれるシステム系の人


緑色のテカテカしたパンツを穿いた脚のアップ
今、毎日忙しいので、休日に遠い親戚の結婚式に参加するのもしんどかった。

お祝いしたいのは山々だが、本当は正直、休日は家で寝て居たかった。

僕はうちから片道3時間もかかる地元の親戚の結婚式に行った。

昼間の結婚式だった。

結婚式の後、両親とお茶を飲んだあと、僕は同じく東京に住む5才年下の可愛がっている従弟と一緒に東京に帰った。

「どう?彼女できた?」
新幹線の中で僕がふると、従弟は
「片思いだけど!いい感じの人がいる!」
と答えた。

話をきくと、従弟は今、勤め先のそばのレストランのウェイトレスさんに夢中なんだそうだ。
そこに毎日昼飯を食べに行くんだけど、そのウェイトレスさんがとっても自分に愛想よく優しいそうだ。

「絶対に彼女も、僕のこと好きなんだと思う。」
と従弟は言った。

僕は驚いた。

「その人にとっておまえはお客さんだろ?
愛想よくって優しいのなんて当たり前だと思うんだけども?
お前に対してだけじゃないと思うんだけど?」
と僕は従弟に言った。

不思議。
よく、そういう通りすがりの人に恋できるなあ?
この従弟の他に、まあ、僕の友人でもそういう男はいるけど。

僕はそういうのダメなんだ。

僕は、クラスメイトでもいいし、部活が一緒でもいいし、仕事を一緒にやった人でもいいんだけど、とにかく、一緒にじっくり友達みたいな感じで時間を長く共有した女性とでないと安心して恋はできない。

案の定、ウェイトレスさんに恋していた従弟は数カ月後に玉砕する。


******

春は忙しかった。
新入社員の入社やら、人事異動やらがあって。

僕らの部署は夜、遅くまで仕事をした。

時計が20時を回ると隣の部署の経理担当者たちが
「大変だね!お気の毒様。
ま、頑張って」
と僕らに声をかけてゾロゾロと帰って行った。

そう、わが社の経理の決算は12月。
決算が3月末ではないのだ。
1月には彼ら経理部隊が深夜まで残業したり、休日出勤をしているのを尻目に僕らの部署がお先にゾロゾロ失礼していたものだ。
今回は隣の部署と僕たちの部署が逆だっただけだ。

僕が22時ころに帰ろうとしたら、デスクの電話が鳴った。

「遅くにすいません。お時間、今、大丈夫ですか?」
うちの会社の子会社のシステム系の部署のなるみちゃんからの電話だった。

春に忙しいという毎年のルーティンの仕事の他に、短期のプロジェクトで僕は社員向けのシステムを作るという仕事も並行してやっていた。

システムを作ると言っても、文系の僕ができるわけはない。
実際に作るのは、なるみちゃん。
僕はストーリーを作り、アイディアを出し、「こうしてほしい、ああしてほしい」となるみちゃんに指図するだけだ。

なるみちゃんは時々、開発途中のシステムを僕への報告で見せてくれたり、あるいは、なるみちゃんが思いついた疑問点について尋ねてくる。

あるいは、予期せぬ問題が生じたときも電話してくるし、逆に僕が新たなことを追加でお願いするために電話することもあった。

「猫山さん、今の時期お忙しいかと思って、メールにしようかどうしようかと思ったのですけど」
となるみちゃんは、申し訳なさそうに言った。

「いえ、大丈夫。
何?何かあった?」
と僕は電話で言った。

なるみちゃんはシステムについて、先週、僕がメールで指示したわかりにくかった部分について、確認をしてきた。

その件でなるみちゃんと話しているうちに時間が随分と遅くなってしまった。

「まだ、帰らなくていいの?」
と僕はなるみちゃんにきいた。

「今日は、これでもうスッキリしたので大丈夫です。
明日、朝から作業に取り組めます」
となるみちゃんは言った。

そこで僕は思わず、なるみちゃんを誘ってしまった。
「僕ももう帰るところなんだけどさ。。
そのう、あのう、よかったらちょっとご飯と一杯やらない?
驕らせて」

僕もなるみちゃんも独り者だ。
僕はまっすぐ帰って独りで晩御飯を食べるつもりだったが、なるみちゃんと話しているうちに、何だか、ちょっと今日は気晴らしをしたくなってしまった。

「いいんですか?お忙しいんじゃないんですか?」
となるみちゃんは言った。

僕の部署のある建物と、なるみちゃんの所属している部署のある建物は隣同士だ。

僕らは会社の目の前の居酒屋で落ち会った。

その居酒屋には他にも僕らの関係会社の社員さんらしき人たちが少しいた。
なんと、先に帰った経理の人たちもいて、飲んでいた。

「猫山さん、今の時期はお忙しいでしょう?」
席につくとなるみちゃんは言った。

「まあ。毎年のことなので。
どうか、気にしないで、遠慮しないで、あのシステムのことの電話についてはどんどんしてきてください」
と僕は言った。

システムを作るというのは大変なことではあるけど、ある意味クリエイティブで楽しい。
ルーティンワークにはない面白さと、高揚感がある。
精神的にキツイが、ドキドキしながら仕事ができる。

そのドキドキ感をなるみちゃんと共にしているうちに、”吊り橋効果”って言うのかな?
僕は何だか、なるみちゃんのことが大好きになってしまっていた。

なるみちゃんはムチムチして可愛いし、茶髪だし、なんか、昔ギャルだったの?って感じの風貌なんだけど、仕事は熱心だし、丁寧だしマジメだ。
信頼できる女性だった。

何より、一緒に仕事をして時間を共にしていると、何だか自分だけの特別な味方の女のコのような気がしてくるから不思議だ。
コンピュータのことなんかよくわからない僕の文系的発想を、一生懸命理解して見事にシステムで再現してくれる。
頼もしい僕の味方だ。
なるみちゃんは僕にとって貴重な大事な人だ。

僕となるみちゃんの組合わせなんて、会社が決めたただの一時的な運なんだけどさ。

そう。一時的なもの。

だって、昨年まで僕の部署のシステムの担当をしてくれていた兄貴みたいだった人は、今年はわが社の経理系のシステムの方に移ってしまったし。

「そちらの部署さんこそ、どうなの?忙しくないの?」
と僕はなるみちゃんにきいた。

「”元号”の変更とか、システム系の人って大変なんじゃないの?」

「まあ。弱冠、大変そうな担当者もいますが。
でもグループ各社の社内のシステムはもうほとんど、西暦でやってましたし」
となるみちゃんは言った。

なるみちゃんは続けた。
「少し前に一時期、国で検討されてたサマータイム制度?
あれがもし導入されたら、ああいうのこそ死んでいたと思いますがね。」

「ああ!あれに伴って社員の始業時間なんかをどうすべきか僕らも迷ったよ」
と僕は言った。

「幸い、サマータイムは消えましたけど、現実的なところではシステム的に大変なのは今年の消費税の変更ですね。
もしかしたらやらないかもしれないというところもまだハッキリとわからないし。
大変だと思います」
となるみちゃんは言った。

そっか、あれは、消費税があがるやつとあがらないやつがあるから、小売店さんも異常に大変そうだけど、システム系の人も大変なんだな?

ほんっと、国が決めることが変わるときって、大変なんだよなあ。

商品のマーケ部門とか、営業系の仕事の人だったら、国の制度の変更に乗じて何とかプラス方向に持っていこうと、こうプラスの発想をするんだろうけど。
そうでない僕らの部署や、システム系の人たちは、制度の変更ってホント余計な仕事が増えてしまって、ただただ残業が増えて大変なだけなんだよね~。

僕の部署の管轄では、人間に関わる部分の法律が変わると、そのときはシステム変更というよりは、その法律を自分がよく理解して、間違いないように社員に周知し説明にないといけないことが、結構大変なんだ。

システムは変えないことも多いが、変えることも時折ある。
例えば、数字的にいじることがあったりした場合はなるみちゃんの部署と協力して、というかそちらの部署にお願いして変更してもらう。

その夜は、忙しい中での束の間の休息だった。
楽しくなるみちゃんとお話してお酒を飲んで、僕らはそれぞれの家路についた。

緑色のテカテカした下着の全身姿
それからも、一緒に仕事をしながら、ちょいちょい僕となるみちゃんは会社帰りにご飯を食べに行った。

数カ月後、僕となるみちゃんのシステムは完成した。
なるみちゃんのおかげで、素晴らしい僕の思った通りの物、いや想像以上の物ができた。
僕となるみちゃんは抱き合って喜んだ。

そして、なるみちゃんの部署の僕のシステム作りに協力してくれた他の社員さん数人と、僕の上司の2人を交えて”うち上げの飲み会”に行った。

”うち上げ”の帰り道、僕は他のみんなを巻いて、なるみちゃんと二人きりになり、初めてセックスすることができた。

「なんか嬉しくって、今日は帰りたくない気分だ」
と言う僕になるみちゃんはついてきてくれた。
「私もです。
今日は気分がよくって帰りたくないです」
と言ってくれた。

*****
なるみちゃんの身体は思った通りムチムチしていた。

「綺麗だね」
僕がそう言ってキスすると、なるみちゃんは可愛い顔で笑った。

なるみちゃんの弾力のある乳房に僕は顔を埋めた。
乳房を揉みながら、乳首や周辺や首にキスをしまくった。

「あんっ!」
なるみちゃんが身体をよじったので、僕はふっくらした手首を掴んだ。

「あああん」
なるみちゃんは僕に手首を掴まれたまま、僕の愛撫に感じて身体を震わせていた。

大きな目をギュッと閉じ、可愛い顔をゆがませ、なるみちゃんはアンアン言った。

ふっくらしたお腹にキスをしながら、股間に手を伸ばすと、そこはもう濡れていた。

僕はなるみちゃんの下半身の方に移り、足首を持ちお股を広げさせた。

薄茶色の繁みの中にピンク色の可愛い突起物と、その下に水分で光った赤茶色いアワビ状のものがあった。

そこを押し分けて広げ、僕は自分のモノを入れた。

ああ!気持ちいい。
ヌメヌメの暖かいその中の奥に僕は入っていった。

僕が腰を動かし、その中を擦ると、なるみちゃんはきいたこともないようなイヤラしい声を出した。
「アああんッ!!」

顔をゆがませ、なるみちゃんは喘いだ。

その顔にますます興奮して僕は腰を動かし続けた。
「あ!あ!・・・あ!」

なるみちゃんは乳房を揺らし、よがり続けた。

僕が奥の方をつつき、一層激しく動いたあと、なるみちゃんはビクビクっと身体を痙攣させた。

僕はなるみちゃんの中に放出した。


******

僕となるみちゃんはその後、2回だけセックスした。

しかし、また、定例の春の人事異動の季節が来てしまって、僕は忙しいし、なるみちゃんも忙しいらしくなかなか会えなくなった。

そんなときに、僕はなるみちゃんの会社の人事異動を知った。

なるみちゃんは、僕の会社の物流部門のシステム担当に異動することになった。

春が終わっても、物流部門はずっと忙しいようで、ますます僕たちは会えなくなった。
なるみちゃんは忙しいと言って、僕からの誘いを断り続けた。
なるみちゃんは僕から離れて行った。

僕が、隣の事務所のビルに別件の用があって行ったときだった。

なるみちゃんは、まあるいオープンな大きなテーブルで、パソコンをいくつも広げた他のたくさんの人たちと一緒に、うちの物流課長と物流部長と何か、しきりと打ち合わせをしていた。

そこで、なるみちゃんは嬉しそうにテキパキと発言をしていた。
僕が見たこともない嬉しそうなイキイキした顔だった。


実は、僕の会社は”物流”が主流なんだ。

それに物流のシステムは、僕のやっていた社内の人の人事部門のシステムなんかと違って、遥かに巨大規模のシステムだ。

しょうがない。
会社内の社員相手の内部の小さな仕組みなんかよりも、会社の看板の花形の物流部門のシステムに関われるようになったことは、なるみちゃんにとっては、きっと大きな出世だったに違いない。

彼女が僕から離れても仕方ない。
僕は悪い感情を持たないようにした。

結局、僕もレストランのウェイトレスさんに恋した従弟と同じようなものだったのかもしれない。

-----終わり-------------

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