エロブログからの”大脱走”?②
”大脱走”はボーイズラブを想像させる映画

★ここまでの記事はこちら➡ エロブログからの”大脱走”?①
そう。
”大脱走”を見たとたんに、数年、大人しくなっていた、私の性欲、私のエロ精神が復活したんです。
すごかったですよ。
大脱走のレンタルを借りたのは、ちょうど、ゴールデンウィークのちょっと長い休み中だったんですが、その休暇中だけでも、気づくと、私は何百枚もエロい絵を描きまくってしまいました。
自分の中から湧き上がるエロい気持ちが抑えられず、しかし、一人者だし、そのときセックスする相手はいなかったので、GW中にとにかく自分のエロい感情を私は絵にぶつけたんだと思います。
今もそのGWに描いたエロ絵が私の机(正確には、子供が家に残していった机)の一番大きな引き出しにびっしりつまっています。
このエロブログの準備を始めたのはそのすぐ後でした。
本当はこのエロブログは、エロ絵で行きたかったんですよ。
だけど、それは無理。
私は、絵がドヘタくそだから!
”絵心ない芸人”もビックリのド下手くそぶりですから。
去年、腕の負傷により、文章を打てなくなったときに、”笑いをとるため”の目的で、一度だけ、そのGWのときの下手くそエロ絵を記事にしてここでお見せしたことありましたが。
見た人は、下手くそぶりに、充分、笑えておもしろかったと思います。
しかし、エロ気分とは遠ざかってゆく、エロ気分が失せるトホホな絵であることは間違いありません。
私のその絵が、この私の大事なエロブログに傷をつけると思って、その記事は結局2日ほどですぐに閉鎖しました。あは。
話はずれましたが。
そうなんです。
数年間もエロい気分のわかなかった私は、『大脱走』を見た途端にエロ復活したんですよ。
まあ、子育てが終わったとか、子宮をとってしまったからとか、そういう理由で安心してエロ復活したのかもしれませんが、”きっかけ”というか、エロ復活の”トリガー”が、『大脱走』であったことは間違いありません。
何でなんだろーねえ?
『大脱走』はたくましい素敵な男たちがたくさん出てくる映画だから?
思わず、女性ホルモン出ちゃった?
いや、一説には、エロい気持ちは”男性ホルモン”だとも言うし、そっちかもしれませんがね。
数年前にしばらくぶりに、大脱走を見たときから私はエロ復活しました。
そして、今回また大脱走を見たら、今までのエロとは違う感じ。
大脱走に”ボーイズラブ的なもの”も感じてしまったんですね。
3.映画 『大脱走』のボーイズラブについて・・。ネタバレ、あらすじがちらちら出て来ちゃうかも
この先はネタバレになるんで、この映画を知らない人はここから先は読まないでください。
見てない人はぜひ、何の情報も持たずに映画から見てほしいんです。
そのほうが絶対、ハラハラドキドキ、面白いからです!!
***注意・ここからネタバレ初めです***
大脱走は簡単に言うと、第二次大戦下にドイツ軍に捕まった、米英連合軍捕虜が、捕虜収容所から逃げる話です。
信じられないくらい、大量の捕虜が脱走する話です。
逃げた人数も、捕まった人数も、殺された人数も史実と一緒です。
現実の世界で、実際にこの脱走計画にかかわった捕虜で、生き延びたポール・ブリックヒルさんという人が書いた原作を元にして作られた映画です。
捕虜収容所から逃げたときのやり口も史実と一緒。
収容所の中から、収容所の塀の外まで、ながーいながーいトンネルを掘って、そこを潜り抜けて70数名が脱走したという。
そして、脱走したあとの作戦も史実と一緒。
脱走したあと、外でもうまく逃げ延びるために、偽造身分証や、偽造旅券証も、長い年月をかけて捕虜収容所の中で作りました。
逃げたあと、街をウロウロするときにあやしまれないように、一般市民の服装をするために、その洋服の製造も捕虜収容所の中でやりました。
軍服やシーツを利用して、洋服を作りました。
脱走兵たちは、ドイツ人になりすましたり、当時、ドイツの占領下であったフランス人のマネをする必要があったのです。
この脱走計画のリーダー、映画では”ビッグX”と言われたロジャー(役者=リチャード・アッテンボロー)のモデルである実在の人物のロジャー・ブッシェルの足跡を追ったドキュメンタリーの本も私は読みましたが(サイモン・ビアンソン著、日本語訳吉井智津氏、小学館文庫)、そこでも、映画が結構、史実に忠実だったとは書かれています。
実際のビッグXの計画
①トンネルを掘る計画
②トンネルを掘ったためにできてしまった土をドイツ軍にばれないようにどこかに捨てる計画
③皆が脱走したあと、逃げ伸びるための必要書類や洋服の作成
④①や③のための原料の調達。
例えば、トンネルを掘る道具、トンネルを支える木、偽造身分証を作る元となるサンプル入手などを手に入れるための工夫。
⑤①〜④をやるときに、計画や準備行動がドイツ軍にバレないように、そこをごまかす工夫
などの役割ををそれぞれの捕虜たちのリーダー格の人に与え、あらゆる準備に備え万全を期しました。
映画でこれが再現されていて、リアリティがあります。
実際に捕虜だった生き残りの方にも撮影現場に来てもらって、何か月もアドバイスを受けながら、映画を作ったそうです。
これじゃあ、広すぎるよ!ホントのトンネルはもっと狭かったぜ!とか、アドバイスを受けながらね。
また、映画の役で主要な役どころだった英国人のドナルド・プレザンスさんという役者さんは、史実のこの作戦には関わっていないけど、それとは別の収容所で実際にご自身も、ドイツ軍の捕虜だった経験があるそうです。
でも英国紳士の役者プレザンスさんご自身は、実際に捕虜だったときは、ドイツ人が怖くて怖くて、とても勇敢にふるまえなかったそうです。
しかし映画撮影時にはアメリカ人の監督、撮影スタッフが捕虜の勇敢さを求めて、グイグイくるので、彼は反論できなく冒険家の役を演じたそうです。あはは!
そう、この映画はアメリカの映画なので、アメリカ人の当時の大スターがクローズアップされたり、史実にはなかった派手なアクションも入っているけど。
そこはそれ。
フィクションと史実がおもしろいこと上手いこと合わさっています。
この映画は、
①史実に忠実に沿った強み・説得力
②史実とは別に、フィクションの派手さを折り合わせた良さ
②美術監督やアクション監督の素晴らしさ
③無駄のない会話。ストーリー
④キャラクターの妙
⑤大スターもいれたこと
等が成功の要因だと思うのですが。
私の親世代の漫画家さん、作家さんは、この映画『大脱走』にとても影響され、フィクションを作るにあたり、そこらへんを意識していたと思われるフシがあります。
私も、私が好きだった親世代の漫画家たちがなぜこの作品を好きだったのか?それが知りたくて追って、この作品のおたくになった部分もあります。
あ!
で、今日の本題だ!
”ボーイズラブ”の話なんだけど。
この『戦争映画に』は『ボーイズラブ』の可能性が6つあります。
ボーイズラブ①トンネル堀の”ダニー”(役者=日本でも有名なチャールズ・ブロンソン)と”ウィリー”(役者=当時、売り出し中の美少年歌手、ジョン・レイトン)
トンネルを掘る専門の二人。
映画の最初っからこの2人はいちゃついてました。
最初はダニーが主導権みたいに見えました。
「ウィリー、煙草(をよこせ)」みたいに。
亭主関白に見えました。
お祭りのときもウィリーがダニーにお酒を持ってきてあげたり、かいがいしく世話したり。
野生的でたくましい、見るからに男のセックスアピール丸出しのダニーというか、チャールズブロンソン。
映画でもその美しい肉体美のサービスシーン?シャワーシーンありましたが。
でも実は、ダニーは閉所恐怖症(おお!私、huugetuと一緒!)。
男のセックスアピールあふれるたくましい、時に既にスターだったはずののチャールズ・ブロンソン演じるダニーは穴の準備で掘っているときも、脱走の本番でも、時折、怖くなって、ごねたり、泣いたり、すねたり、逃げたりするんです!!
でも、ダニーのピンチには、相棒の色白の金髪の細い若い小さなキュートなウィリー(役者のジョン・レイトンは、当時売り出し中の歌手だったそうです)が逆に男らしく、
「ダニー!!
俺が君のそばにずっとついているから!!
安心して!
大丈夫だ!」
と励まします。
おお〜っ!
もういいでしょう。
ラブラブカップル。
それだけで幸せ。
もしもこのカップルが二人で一緒なら、他の人と比べものにならないくらい、収容所生活も幸せだったはずだ。
映画では、収容所を出たあとも、二人が一緒に逃げるシーンのときだけ、急にテーマソングが美しい曲調になります。
ダニー&ウィリーの逃げるシーンは”幸せ”のバックミュージックになります。
マックイーンの逃走シーンでは荒々しいバックミュージックなのにね!
二人は、湖に置き去りだった手漕ぎボートを見つけこぎ出します(ダニーが漕いでます)➡その後も美しい曲をバックにボートを漕いでるシーンがあります(このときもダニーが漕いでます)➡2人の小さなボードは、海みたいなとこで、ストックホルムと書かれた大きな船にたどり着き、無事に逃げおおせるのでした。(このときもダニーがボートを漕いでます)
あれ?昔見たときは、たまにはウィリーが交代で漕いでたような気もしたけど。
今回みたら、力仕事はダニー専門なの?ウィリーは漕いでなかったんだ。
やっぱ、ダニーがそういう力強い役?でも彼の精神の安定はウィリーだったんだ?
なんて考えたりしておもしろかったです。

ボーイズラブ②収容所で部屋が同室になった調達屋のアメリカ人のヘンドリー(スターだったジェームズ・ガーナ―)と、偽造証明を一生懸命作っていたコリン(役者=英国人のドナルド・プレザンス)
大人の男って感じで、ガタイがよくって、活発で口がうまくって、何かアメリカ人ぽいヘンドリーと、学者っぽく、少しいいおうちの出みたいなイギリス紳士の少しだけお年を召して見えるコリン。
一見、正反対の二人は収容所で同じ部屋になり心を通わせ合います。
コリンが目が見えなくなったことを見抜いていた脱走計画のリーダーのロジャーは彼に冷たく、「危ないから、盲人には脱走は許さない。ここに残れ」とコリンに言います。
でもヘンドリーがすかさず
「危ないのはどっちだ?ゲシュタポにマークされているロジャー、君こそ、残るべきだ」
と言います。
そして
「俺がずっとついていれば、コリンは盲人ではない。引きずってでも連れてゆく」
とタンカを切ります。
そして、この二人は一緒に逃亡をします。
ドイツ兵を騙して、必要書類や、必要な物資をかき集めた何でもできそうなヘンドリーは一人だったらゆうゆうと逃げ出せたかもしれません。
しかし、二人は一緒に逃げます。
ヘンドリーはコリンをサポートしながら一緒に逃げます。
最後は、やっぱり追っ手にコリンは殺されてしまうのですが、死ぬ直前にコリンはヘンドリーの腕の中で「ありがとう。出してくれて」と言います。
印象的なのはこの二人は飛行機で逃げたんですね。
ドイツ軍の飛行場から練習用の飛行機を盗んで逃げました。
そんな荒唐無稽な?!って言うなかれ。
この脱走ではない脱走のときでしたが、史実にも、ドイツ軍から飛行機を盗んで逃げようとした連合軍の脱走兵がいたことが書かれています。
そもそも、もともと、この捕虜収容所に入っていたみんなは、連合国軍のパイロットたちです。
元々、自由に空を飛んでいた人たちです。
最後に飛行機で飛べたことは、もしかしたらコリンの最高の思い出だったかもしれません。
ボーイズラブ③最初は英国人たちと協力しないで、自分だけで穴を掘るアメリカ人のヒルツ(役者=スティーブ・マックイーン)ととスコットランド人のアイブス(役者=アンガス・レニー)
最初から二人で、ドイツ兵に反抗しては、何度も独房入りした二人。
ロジャーの脱走計画には加わらず二人だけで穴を掘って、何度も脱走を試みます。
ロジャーたちにも誘われますが、「トンネル造りなら手伝うけど、脱走は自分たちだけでやる」という方針でした。
しかし、ロジャーの作っていた3つの脱走トンネルのうちのひとつがドイツ兵にばれたとき、もうメンタルがダメになった絶望したアイブスは、衆人環視の中、鉄条網に上ります。
自殺行為です。
そして銃殺されます。
その姿を見て、ヒルツが変わりました。
ロジャーの元に行き、「協力させてくれ」と言います。
ボーイズラブ④マクドナルド(役者=ゴードンジャクソン)とアイブス
この脱走作戦の指揮官のロジャーの補佐をする、”できる男っぽい”マクドナルドは、最初っからアイブスのことを気にかけていた。
長い収容所生活で、もうメンタルがぼろぼろだったアイブスのことを気にかけて、ヒルツに向かって「(お前はアイブスのヤバい状態を)わかっているのか?」と注意したりしていた。
今回、何度も映画を見てはじめて気づいたのですが、映画の冒頭、ドイツの署長の言った言葉にブーイングしたアイブスが一番最初に独房に入るときにも、マックがアイブスの隣にいたんですね。
あと、お祭りごとのときも、マックはいつもつるんでいるロジャーとエリックと離れて、アイブスのところに行って、励ましに行った。
どちらかというと、冷静で鉄のように厳しそうなロジャーに対し、この人はみんなのメンタルをケアしているとっても暖かそうな上司っていう感じでした。
ボーイズラブ⑤ビッグエックス、ロジャー(役者=リチャード・アッテンボロー)とマクドナルド(役者=ゴードンジャクソン)
脱走計画の指揮者のロジャーと、彼がたよりにしていた一番の片腕みたいのがマクドナルドでした。
みんなに計画の命令をしたあとも、ビッグXロジャーはマックに「他にみんなに言うことはないか?」と確認したり。
逃げるときもロジャーとマクドナルドは一緒でした。
しかし、捕まったときはマックのミスでしたが。
バスに乗るときにドイツ警察に疑われた二人は、身分証の提示などを求められます。
そしてフランス人のフリをしたのですが、最後にドイツ警察の英語の
「グッドラック!」
に引っかかって、マックは思わず、
「サンキュー!」
と英語で答えてしまいます。
これは、ロジャーの足跡を追ったノンフィクションの本の中にも書いてあったのですが、実際に、ビッグエックス・ロジャーはもう一人の人と逃亡をしていた。
そして、捕まったのもやはり、このパターンだったそうです。
この脱走の指揮をとった、ビッグエックスのロジャーか、同行者のどちらかが英語を使ってしまって、捕まってしまったそうです。
しかし、史実の本には、ミスったのはロジャーだったのか、同行者だったのかどちらかは不明とされていました。
捕まったあとも、移送されるトラックの中で、マクドナルドはロジャーのこれまでの回顧の話を楽しそうにきいたり、みんなに犠牲を強いてしまったかも?などのロジャーの反省を励ましたりしていました。
しかし、「休憩だ」と移送していたドイツ兵にウソを言われて、自然豊かな地でトラックから降ろされたとき、のびのびとして楽しそうに話す二人は突然、ドイツ兵の機関銃で撃たれました。
ボーイズラブ⑥ビッグエックス、とエリック(役者=デビット・マッカラム)
ロジャーとマックとエリックは三角関係かも。
年齢もそうだし、”位”で言えば、多分エリックよりマックの方が全然、上なんでしょう。
いつもロジャーのそばにいられれるのは立場的にはマックです。
でも若いエリックもロジャーの荷物を運んだり、喜々としてお世話を焼いていた。
そして、最後はエリックは、命を張ってロジャーを守りました。
汽車の改札の出口で、列を待つ、ロジャーとマック。
その少し後ろにエリックがいました。
ゲシュタポが、不信そうな顔をして、ロジャーとマックを見ています。
そして、ゲシュタポが気づいて
「あれ、ロジャー・バートレットやん!!」
とつぶやきます。
ロジャーのピンチ!!
その途端にエリックはゲシュタポに飛びかかり、ゲシュタポの持っていた銃を胸に向けさせて殺しました。
そして走って逃げる、”パツキン”の美青年、エリック!
同じ金髪でも、ウィリーとは違うタイプのインテリっぽい美青年のエリックです。
結果、その場でエリックは銃殺されてしまいました。この映画、アイブスの次の死者です。
逃亡者の中では最初の死者です。
エリックは自分の命をかけてロジャーを守りました。
エリック役のデビットマッカラムは金髪の美青年。
この映画のすぐ後に『ナポレオン・ソロ』というテレビ番組で、人気になった人です。
私は生まれていなかったのでその時代を知らないのですが、(ほんとだよ!)当時、日本の女子たちにもかなり人気だったらしいですよ。
このようにこの映画にはボーイズラブの可能性の6組がいるわけです。
ていうか、映画では男のカップルがイチャイチャしているわけではなく、男の友情を見せているだけなのですが。
私が今回、無理やり、こじつけているだけですが。
しかし、穴掘りのプロのダニー&ウィリー(チャールズ・ブロンソンと、ジョン・レイトン)だけは映画でもマジでイチャイチャしているように見えましたが。
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