恋の予感に騙される
エッチをするきっかけ

歌に騙されてエッチする。
騙されてというか、誰も騙しちゃいないんだけど、一人で勝手に騙された話です。
安全地帯の歌で『恋の予感』ってあるでしょ。
(フェイク入れてますね~。ホントはこの歌ではない。みなさんのそれぞれお好きな歌あてはめて想像してみてください)
私はこれをカラオケで歌ってもらったことがありまして、すっかり自分に向かって歌われていると思って、酔いしれてしまったことがあります。
大勢でカラオケに行ったときに、彼が歌う番になり、私の隣にいた彼は
『じゃ私ちゃんのために歌おっかな』と小さな声で、私にだけきこえるように言ってから歌い始めました。
このセリフって、そんなの、おっさんでも、若いコでもノリでよくいうセリフじゃないですか。
場を盛り上げるために適当にさ。『●●さんのためにこの歌うたいます』って。
よくあるじゃないですか。
ね。
でも、なんかのはずみでね、心の隙間でしょうか?なんでしょうか?すっかり騙されてしまいした。
彼はみんなに向かって言ったのではなく、私にだけ小声で言ったしね、すっかり私はその気になってしまいました。
自分のために歌われていると思ってすっかりしびれてしまいました。
次の日、一日中この歌を心の中で反芻して私は酔いしれました。
それまでも知っていた歌だけど、特にどうとも思っていなかったんだけども、この歌が大好きになってしまった。
そーだ。CDも買ってしまったんだったわ。
その頃、彼とは数回、二人だけで飲みに行ったことのあるくらいで、まだあまり深い関係ではありませんでした。
ちょうど話をする時間がだんだん増えて、少しだけ気持ちが近寄っているところだった。
・・・・そんなときに、この歌が結構、決めてになってしまった。
このカラオケのすぐ直後に・・・・・ほんの数日あとにエッチをしてしまった。
私からエッチしたいしたい光線をだして。
夜、電車に二人で乗って帰ろうとしているときに
『もう帰んなきゃだめ~?』
結構、もうアルコールは入っていたのですが。
甘えるように彼の目をじーっと見る。
黙ってじーっと見る。
『ホテル行く?』
『うん!』
その後、もっと仲良くなってから、何回めかのセックスのあとでこのカラオケの話を彼にしました。
『あの歌、私のために歌ってくれてあの時、すごく嬉しかったんだ。あれから私あの歌大好きになっちゃった。CDまで買っちゃった』と打ち明けました。
そうしたら彼は
『えーっ!ただ自分の好きな歌だったから歌ったのに!
あといい点数が出せたやつだったから、得意な歌だから歌っただけなのに!』と言った。
は?そーなの?
すっかり私に思いを込めて歌ってもらっていると思っていた。一日中、次の日、反芻していたというのに。
『すっごいよな~。作詞作曲家って。歌って偉大だよなあ。本人のかわりにくどいてくれるんだもんな。感謝だな。』
と彼は言って私を抱きしめました。
で、チューしてくれました。
彼もこの件で作詞作曲家に感謝してるから、ま、いーか。
抱きしめてくチューしてくれたから、ま、いーか。
案外、こういう幻想をきっかけに男女はまぐわりあっているのかもしれない。
そんな単純なのは私だけでしょーか?
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