卒業記念にセックスしようよ!
卒業時に、処女やら童貞やらを捨てようとしたら

友達のK太にきいた。
つきあっているマリンちゃんと高校の卒業記念にセックスするんだと。
俺は色っぽいマリンちゃんとK太がエッチをするシーンを想像してしまった。
うわあ!
いいなあ~。
「卒業するまでは絶対ダメって言われてたんだけど、やっとね」
とK太はニヤニヤを噛み殺しながら言った。
そして
「リョウ、おまえはどうした?」
とK太は言った。
と、言われても俺にはセックスどころか、キスする彼女さえいなかった。
知っているくせになぜ、そこをきく?
俺はK太を睨んだ。
「そうじゃなくって。
卒業したら会えなくなっちゃうんだから、フウカちゃんに告白するのかどうかってことだよ」
とK太は言った。
フウカちゃんにはずっと片思いをしてきた。
色が白くて、明るくて可愛い子だった。
でも自分には高嶺の花のように思えて近づけなかった。
そんなわけで、最近まで特に親しくなかったんだけど、卒業記念の行事の準備の係をフウカちゃんと一緒にした。
そのことにより、俺とフウカちゃんは急に近づいた。
今までしなかったような話も色々するようになり、俺たちは急速に仲よくなった。
「もしフラれたら、今までだったら次の日からきまずかったろうし、もしも言いふらされたりした日にゃあ地獄だったと思うけど。
もういいじゃん。卒業したら会わないんだからさ」
とK太は言う。
う、うん。
じゃあ、やってみるか?
フウカちゃんに彼氏がいないことは知っていた。
あんなに可愛いのに、彼氏を作らない主義のようだった。
隣のクラスの男がフウカちゃんにアタックしてフラれたという噂もきいたことがある。
ほらね~。
在学中にフラれると絶対にみんなの知れるところになるんだ。
でも、もう卒業だから大丈夫か?
でも、フウカちゃんが今まで彼氏を作らなかったのはなんでだろう?
お眼鏡にかなうやつが、この学校にはいなかった?
それとも、在学中はセックス禁止だったマリンちゃんに似た理由で、在学中は恋愛を自分に禁止していたのか?
しかし、その理由はすぐにわかることになった。
卒業間近の休日に俺は勇気を出して、フウカちゃんを遊びに誘った。
あっさりOKしてくれた。
「いいね!」
なんだあ。
こんなに気さくに遊んでくれるならば、もっと早くに誘えばよかった。
俺らは行事の係の仕事を一緒にして、随分と親しくなっていたのだったなあ。
しかし、そのデートの日、ドキドキで楽しく遊んだあと、夕方、フウカちゃんに告白して俺はあっさりフラれた。
「ごめんね。リョウ君とはつきあえない」
とフウカちゃんはすまなそうに言った。
繁華街の中にポッカリある綺麗な公園でだった。
「そっか」
俺はそうつぶやいた。
ガッカリしている俺にフウカちゃんは言った。
「リョウ君には言っちゃおうかなあ?」
ん?何?
「リョウ君のことは信頼してるし、今日、告白してくれたことはとっても嬉しかったし。
リョウ君は特別。
言っちゃおうかな」
ん?ん?
「私がリョウ君とつきあえない理由」
そして、フウカちゃんはトンデモナイ告白をしてきた。
フウカちゃんは、何と学校の教師とつきあっているというのだ!!
フウカちゃんの所属する部活の顧問だった!
先生は20代後半だ。
まあ、カッコいいといえばいいけど、おっさんだと言えばおっさんだった。
どしぇ〜!!
「い、いつから?」
「2年生の初めころから」
だから、こんなにモテそうなフウカちゃんは恋人を作らなかったのか?
「でも、それはマズイのでは?」
と俺は口にしてしまった。
フウカちゃんは少し怒ったような顔をした。
やばい。しまった。
でもすぐにフウカちゃんは言った。
「そうよ!まずいの!
っていうか、今まではまずかったのよ!
だから今まで、誰にも言えなかったの!
今日、はじめてだよ。
人に話したのは」
とフウカちゃんは言う。
でも、真剣なの!
真面目なお付き合いなの!!
とフウカちゃんは言う。
フウカちゃんが真面目なのはいいよ。わかるよ。
でも先生は許せないよ。
そんな俺の考えを見透かしたのかフウカちゃんは言った。
「先生も何も悪くないよ!
私のこと大事にしてくれたもん。
ずっとエッチも我慢してくれてたし!」
あー。そ、そうなの?
「やだ!
リョウ君、信じてないでしょう?
本当だよ!
本当に私と先生は変なこと一切してないよ!!
私がいいよって言っても先生は一切、エッチなことしなかったよ」
フウカちゃんは必死で言ってきた。
そして言った。
「卒業式のあと、謝恩会のあと、初めてのエッチする約束なの」
へ、へーえ!!
「卒業してしまえば、もう私たちは自由よ」
今まで、フウカちゃんは、学校で先生がほかの子に優しくしている姿などを見るといつもイライラしたそうだ。
そして、みんなにぶっちゃけたくてしょうがなかったそうだ。
”先生の彼女は私よ!”って言いたかったそうだ。
「誰かに言いたくってたまらなかった。
先生とつきあっていること言いたくてたまらなかった。
今日、はじめてリョウ君に言っちゃった!!」
そしてフウカちゃんは
「結婚するんだ。
卒業してすぐは体裁が悪いから、少し我慢して、2、3年後に結婚しようって」
と言った。
俺はフラれたショックやら、フウカちゃんと先生のショックやらで、心がグチャグチャになり、でもまあ、先生は今までフウカちゃんにスケベなことをしていなかったこと、結婚のことをフウカちゃんが楽しそうに語るのを見て、まあ、いいかあ!と思った。
俺は絶対に誰にもこのことを言わない約束をした。
「結婚式が決まったら、まっさきにリョウ君に連絡するね」
フウカちゃんは頬を染めて言った。
フウカちゃんとはダメだったけど、その数日後、俺は何と、思わぬ女の子から告白されてしまった。
「リョウ、あたしとエッチしてくんない?」
びっくりした。
ちょっと不良っぽい、遊び人のレイだった。
繁華街で補導されたことも何回かあるし、一回、停学になったこともあるやつだ。
レイはうちの学校の生徒よりも、他の学校の生徒といつもつるんで遊んでいた。
クラスメイトのみんなは、レイを腫物にさわるように扱っていた。
しかし、クラスの中では俺は結構、レイと喋る方だった。
女子に奥手のはずの俺は、なぜかレイみたいなこういう女の子とは、なんていうか気さくに平気でしゃべれたのだ。
「リョウならいいと思ってさ。
卒業記念に」
レイは卒業記念に俺とエッチしたいと言う。
話をきくと、レイは意外にも”処女”だったそうだ。
「でも何としても社会人デビューする前にはすませておきたいんだ!」
とレイは言った。
俺は思わず言ってしまった。
「え、おまえが処女?
そうだったの?」
レイの顔が真っ赤になった。
慌てて俺は言った。
「いや、いや、いや失礼!ごめん!」
「そういうリョウはやってんのか?
いいなあ、男子は。
あたしはなんかエッチって汚さそうだし、怖くってさあ。
どうしてもできなかったんだよね」
とレイは言った。
「い、いや、俺も実はしたことないよ」
と俺は正直に言った。
レイは笑った。
「じゃあ、お互い好都合じゃん!
高校の卒業記念に処女と童貞を捨てるの!」

両親が留守という日にレイの家に行った。
レイは柔らかそうなラフな部屋着を着ていた。
ワンピースのそれからは、綺麗な脚が出ていた。
レイはいつもの派手な髪型ではなかった。
水に濡れて、なんかしっとりしていた。
そして、いつもの香水ぷんぷんではなかった。
(こいつは香水のつけすぎで、先生たちによく怒られてた。)
その日のレイは石鹸の香がした。
「お風呂に入ったんだ。
リョウも入って?」
俺はレイの家で、シャワーを浴びた。
浴びながら段取りを考えた。
ネットで仕入れた情報、K太から仕入れた情報。
どんな順番でレイに触って、どんな順番でやれば女性が嫌な思いをしないのか?
でも、レイとはお互いセックス未経験と白状しているから不手際があっても大丈夫そうだ。
それにレイなら何でも許してくれるような気もした。
レイの家の風呂場から出て、バスタオルで身体を拭き、レイが待っている部屋の方に行った。
俺の顔を見ると、レイは急いでガバッと柔らかそうな部屋着を脱ごうとした。
俺はすぐにレイに近寄り、レイの両手を持ち、その動きを制した。
そして静かにレイにキスした。
間違った。
最近、セックスのやり方ばっか勉強したから、キスのことは失敗した。
数年前に数回キスをしたガールフレンドが最初で最後のキスの相手だったので。
顔を横にずらすのを間違い、俺は真正面からレイの唇に合わせてしまった。
お互いの鼻がぶつかりあってしまった。
しかし、すぐにレイが顔をずらしてきた。
おかげで柔らかい唇同士が良い感じで密着した。
俺たちはしばらくキスを楽しんだ。
ネチャネチャ、気持ちよいキスを楽しんだ。
もー、キスだけでいっちゃいうそうだった。
レイもそうだったと、後にきいた。
「リョウとのキスだけで、パンツがビショビショだったんで。
あの時、ホント、どーしよーかと思ったんだよねえ」
キスをしているうちに、レイの部屋着の上からおっぱいを触ったりお尻を触った。
痩せていると思ったら、意外にフカフカ、ムチムチした身体だった。
俺は夢中でレイの身体を触った。
時々、レイの顔を見ると潤んだ目だった。
いつも釣り目の猫のような目に見えたレイの顔が垂れ目に見えた。
その可愛い顔を見るともう、俺はとまらなくなった。
ネットで仕入れた、女をうっとりさせるための段取りは忘れてた。
部屋着のミニワンピも脱がす前に、俺はレイのパンツを脱がせてしまった。
そして、びっくりするくらい濡れているソコにビンビンになった自分のモノを入れてしまった。
いや、すぐには入らなかった。
2、3回、レイのお股の穴と別の場所を、あちこちを突いてしまった。
ようやく、自分にぴったりのそこを見つけて俺は挿入した。
レイの顔を見ると目をギュッとつぶって苦しそうな顔をしていた。
「痛いの?」
でもレイは首を小さく、横に振った。
もう俺は止まらなかった。
レイの中をズブズブと奥まで侵入させてしまった。
そして俺はぎこちなく、腰を動かした。
レイの穴の洞窟のカベに、自分のモノを一生懸命、ぎこちなく擦り付けた。
ようやくペースをつかみ、少し気持ちよく、レイの穴を出し入れ出し入れしたあと、レイが目をギュッと閉じ、じっと耐えて俺にされている顔を見たら、もうだめだった。
俺は放出してしまった!!
******
さて、高校卒業後、2年たっても3年たっても、先生とフウカちゃんの結婚の便りはいつまでも俺に届かなかった。
どうなったんだろう?と俺も時々思い出した。
ま、別れちゃったかな?
俺も高校を卒業してから思ったけど、突然世界が広くなり、人間関係も広くなった。
みんなは、高校からの彼氏、彼女なんかとは別れちゃうものなのかもなあ?と思った。
そういうもんなのか?
K太とマリンちゃんも別れちゃったしなあ。
あ。
ちなみに俺は、一回かぎりだったつもりのレイとは、あれからとても気が合って、つきあうようになってしまった。
実は今もつきあっている。
もう少しで俺が社会人になったら結婚したいと思っている。
そんなある日、恐ろしいニュースを見た。
フウカちゃんがつきあっていたという高校の先生が逮捕されたという報道を見た。
先生は、あのあと、俺らの学校と違う学校に赴任したんだが、そこで、未成年の生徒に猥褻な行為をしたんだと!?
テレビや新聞では、あっさりとそれだけしか報道されなかった。
もちろん被害者のことなんて報道されない。
でも、ネットでは、もっと詳しいウワサが流れていた。
ウソや誹謗や中傷の書き込みが多いとされるネットの掲示版を見て俺は知った。
「この”せんこう”、毎年3年生の自分の教え子の卒業時に”卒業記念にセックスしよう”って誘うやつだったらしいよ」
「今までも実際は何人にもの生徒に手を出しているらしいぜ」
「なんか、モテたんかね?こいつ。」
「今回は、在校生に手を出してばれたらしい」
--------終わり------
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