ステキなひと夏のアバンチュールにさせておいて
綺麗な思い出が汚くなってゆく

最初は、両家のささいな意見の対立だったけど、そのうちに彼氏本人とも揉め出し、傷つけ合い、私たちは婚約を解消した。
最高の相性だと思っていた彼との信頼関係は、結婚という現実問題に直面してガラガラと崩れた。
私はもう男とつきあうのはやめようと思った。
ハッキリ言って疲れた。
もう一生分、他人と揉めたような気がした。
いや他人に対してのことだけではない。
このことで、私は、自分の両親の知らなかった嫌な一面も見てしまったような気がした。
また、自分に対しても大いに嫌気がさした。
結局、自分はエゴが強く、自分のことが一番大好きで、誰かと愛を分かち合えないんだと思った。
もう結婚なんて結構!恋もたくさん!私には無理!
人と深くつきあうのはもう嫌だ。
これからは仕事一筋、わき目もふらずに。
人との付き合いは、ある程度距離を置くことにしよう・・・そう思った。
そんなとき知り合ったのが、圭介さんだった。
圭介さんは、私にとってちょうどよい人だった。
去年、女友達と遊びに行った観光地で知り合った。
私たちは宿泊先のホテルで、真夜中にちょっと大きい地震にみまわれた。
ホテルは停電になってしまい、私たちは懐中電灯を持って、階段を降り、一階のロビーに行った。
ロビーには他の客たちもいた。
どこかに避難した方がいいのか、ここに居たほうがいいのか?私たちは不安な気持ちでロビーで震えた。
勝手に外に出てゆくお客もいた。ホテルの従業員さんに詰め寄るお客もいた。
ほんの20分ほどだったが、お客はみんな不安でイライラしてザワザワしていた。
そのホテルのロビーで知り合ったのが圭介さんだった。
「騒いでもしょうがないのにねえ。
ネットの情報を見ると大丈夫そうだし」
と、私たちのそばに立っていた圭介さんが言った。
圭介さんは男性のお連れさんと二人だった。
その言葉に私は何かホッとしたというか、冷静さを取り戻した。
「そうですよねえ」
と私の女友達も安心したようで、笑みを見せてそう言った。
結局、その後すぐにホテルの灯りはついて、テレビのニュースを見て、もう地震の危険はないということを確認し、私たちは安心した。
次の朝早く、観光に出かけようと、友達と二人でホテルのロビーに降りると、圭介さんとお連れさんにまた会ってしまった。
「どうも」
「こんな朝早くお出かけですか?」
「少し寝不足です」
などと、私たちは会話を交わした。
そして行き先が同じだったので、自然と同行する形になってしまった。
そうして、私たちは仲よくなったのだ。
お昼も一緒にしてしまった。
男女ともお互い、エッチな気持ちは全くなかった。
ただ純粋に楽しかった。
私もそうだったし、圭介さんも私のことを気に入ってくれたようだった。
東京に帰ってからも、私は圭介さんとメールのやり取りをした。
私たちはメル友になった。
こういう異性の友達はいい。
私と圭介さんの家は何百キロも離れている。
会うことはない。
楽しくメール上でだけ会話をした。
身近な人に言えない悩み事などの相談もできたし、仕事上の相談もできた。
私たちはメールのやり取りを続けた。
圭介さんが東京に出張で来たときに一回だけ会った。
そのときも、楽しくご飯をしただけで、いやらしいことは全くなかった。
私は、圭介さんのことをかなり信頼して好きになっていた。
この頃から、ときどき電話もするようになった。
私たちはときに長電話をした。
これくらいの距離だからよいのだろう。
もっと近づいたら、また、私は男性と傷つけ合うのだろうと思った。
しかし、あるときから、圭介さんはしきりと私と会いたいと言い出した。
夏が近づくと、またあの観光地に行きたい。君と会ったあのホテルで会いたいと言い出した。
それもいいかもしれない。
私は、男とメンドクサイことになるのは相変わらず嫌だと思っていたけど、なんとなく、エッチなことをしたくなってきていた。
エッチなことだけをしたい。
でも、会社の知り合いや身近な人とはそんなことできない。
圭介さんはちょうどよい相手じゃないか?
一回そう思いついてしまうと、ますます私は圭介さんとエッチがしたくなってきた。
そしてエッチできる相手だと思うと、ますます圭介さんのことが気になってきた。
圭介さんのことをもっと知りたくなった。
私には、今まで何で気づかなかったんだろう?と思ったことがあった。
私は、フェイスブックを持っていたが、何も書いておらず、ただアカウントを持っているだけだった。
だからそれまで、気づかなかった。
私はフェイスブックで圭介さんを探した。
圭介さんのフェイスブックは見つかった。
そこには、小学校くらいの男の子と一緒の圭介さんの写真があった。
『別に責めているわけじゃないのよ。
私には責める意味もないし。権利もないし。
でも子供がいることを何で今まで教えてくれなかったの?
私は自分の婚約破棄のことまで話したのに!
いえ、勝手に私がきいてほしくて話しただけだけど。』
『ごめん。特に隠していたわけじゃないんだ。ただ、話すタイミングがなくって。
確かに僕は結婚していて、子供がいるのは事実だ。』
******
深入りする前でよかった。
私は決めた。
この夏、ゆっくり圭介さんとバカンスを過ごして、それを思い出にして関係を終わらそうと。
”夏の旅行の間だけ”、と期間を決めて楽しむ。
それが終わったら、もう関わりを持たない。
別に無理することはない。
だって、私たちには、現実的に大きな距離がある。
メールさえ断てば、自然に今後、彼と関わらずに済む。
最後なので、飛び切りのリゾート地を私は望んだ。
以前、圭介さんと会った観光地ではなく、もっと夏らしく綺麗な海の近い場所がいいと私は言った。

とっても大きな緑の葉っぱが揺れる、南国のようなホテルに私たちは夕方、到着した。
広い海の水平線をオレンジ色に染めながら、太陽が近づいてゆくのを部屋の大きな窓から見た。
外はまだ暑かったが、部屋の中は快適な温度だった。
私たちは涼しい部屋で、信じられないくらい大きな素敵なベッドで体を寄せ合った。
私を抱きしめ、圭介さんは唇や首にキスを繰り返した。
大きなベッドで、圭介さんは私を裏返し、背中にも口づけを繰り返してくれた。
背中がとても感じてしまう私は、すぐに身体をいやらしくクネクネさせてしまっていたと思う。
再び、圭介さんに身体を表向きにされて、乳房や乳首をいじられる頃には、下の方から愛液があふれ出しているのが自分でもわかった。
圭介さんは私の乳首を口でしゃぶりながら、片手で私の下半身をいじりはじめた。
ああっ!
やだ!濡れ濡れのことが彼にはもうバレてしまっているに違いない。
圭介さんの指は私の突起部分を擦ったり撫でたりする。
そして私の愛液の源泉に圭介さんの指は入っていった。
身体をくねらせるだけではなく、私は、はしたない声もあげていた。
「あ・・・ああ!あん!ああん・・・」
圭介さんの指が私の穴をいじるたびに、私のそこの部分も勝手に、クチュ!クチュ!と、いやらしい音を発生させていた。
いよいよ、圭介さんが体勢を立て直し、私の脚を広げて持ち上げたときに、私はゾクゾクした。
圭介さんが、いよいよ私の中に入って来る!
そしてズブズブと私の中に圭介さんが侵入してきたときに、もう私はすぐにでもイッテしまいそうだった。
私のいやらしい洞窟の中を圭介さんに擦られて、奥まで突かれているとき、私は我を忘れてあえぎ声を大きく出していた。
私が身体を痙攣させたあと、またダメ押しのように圭介さんは激しく動いてから、私の中にドクドクと放出した。
セックスのあとは、貸し切りの露天風呂に二人で行った。
夜の真っ暗な海を目の前にして、波の音だけを聞きながら、心地よい風を受けつつ、お湯の中で圭介さんのお膝にのっかって、またイチャイチャとキスなどを繰り返す私だった。
翌朝のホテルの朝食は、ゆったりした時間が用意されていた。
最初は期待していなかった、というか間に合わないと思っていた。
ゆっくり朝エッチをもう一度したあとに、二人で少しベッドでゴロゴロとまったりしてから、シャワーを浴びた。
どこか外にでも食べに行こうと私たちは話した。
でも、その時間でもまだ、ホテルのモーニングがやっていたので驚いた。
ビュッフェスタイルで、豊富なメニューがあった。
熱々なのが美味しいメニューはきちんと熱々で用意されていた。
冷たいメニューはちゃんと冷たくされていた。
そして更に喜びの驚きは、朝からシャンパンが飲めるということだった。
私たちはシャンパンを飲みながらゆっくり食事をしたあと、ほろ酔いのまま水着姿になり、ホテルに併設したプライベートビーチに出て行った。
その海は、私の地元民が行きがちな海のようにごちゃごちゃ混んでいないかった。
私たちは、澄んだ波打ち際で波しぶきをあげてイチャイチャしたり、サラサラの綺麗な砂浜のパラソルの下で身体をぴったりくっつけあって昼寝したりした。
そして夕方、部屋に戻ると私たちはまたセックスをした。
大きな大きな快適なベッドでいろいろな体位で私と圭介さんは、身体を重ねた。
*****
これで最後だと思った。
最初から決めていた。
バカンスから帰ると、私は圭介さんのメールに一切返事をするのをやめた。
何通来ても中身を見なかったし、返事をしなかった。
電話は一度だけかかってきたが、それにも出なかった。
私が無視を決め込むと一週間ほどで、圭介さんからも何も言って来なくなった。
しかし、バカンスから街に戻って、3週間目だった。
途絶えていた圭介さんからのメールが、また突然、来た。
私は思わず、メールを開いて見てしまった。
そこには驚くことが書いてあった。
『転勤が決まったんだよ!
ついさっき人事異動の内示が出た。
9月から、なんと東京勤務なんだよ。』
だから何なの?
そんなの関係ない。
もう私たちの関係は終わらせたのよ・・・というようなセリフは私の頭にはすぐに浮かばなかった。
私はただ素直にとても驚き、思ったままのことをすぐに返信してしまった。
『え?圭介さんの会社、東京にも勤務地あったの?!
ないと思ってた。』
彼からすぐまたメールが来た。
『あったんだよ。
うちの会社、いずれ東京への進出を考えているから、小さな事務所が東京に一つだけあったんだよ。
今まで小規模だったんだけど、いよいよ本格展開することになって、僕の他にも結構な人数が東京勤務に異動になった』
思ってもみなかったことだった。
もうひとつ彼は重大なことを書いてきた。
『僕は単身赴任だよ。
これからは時間を君に会うためにゆっくり使えると思う。』
圭介さんが東京に来たら、私たちは会うのだろうか。
会うと思う。
そして、私たちは今まで考えられなかったように頻繁に気軽に会えるようになり。
そして多分、セックスを繰り返す。
しかも、あの素晴らしいビーチのホテルのようなところではなく、多分、都会のラブホか、自分たちどっちかの小さい部屋で、セックスを繰り返すのだろう。
そんなことまでも瞬時に私は想像してしまった。
さらに、いつの日にかは、私が婚約者と過去にやったように、また喧嘩して、傷つけあって・・・別れる・・・?
でももっと厄介だ。
圭介さんは妻帯者だ。
もっと危険をはらんでいる。
私たちの付き合いは、またボロボロに私を疲れさせる結果になるかもしれない。
それがわかっていても、私はこの流れに身を委ねるのだろうか。
うん。多分、そうなると思う。
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