人間の女はいつでも発情期でおまえらいいな  微笑ましいラストA

人間の男がスケベなのは女がエロいからだ


白いレオタードでペタンと床に座っている
この話の前半はこちら➡人間の女はいつでも発情期でおまえらいいな 序章


自分がいつもセックスをしているくせに、俺が外で雌犬としようとすると怒るあっちゃんだった。
それも恥ずかしそうに。悪いことのように。

全く、頭にくるよ。自分は年中、男をとっかえひっかえしているくせに。
俺の滅多にないチャンスを潰して。

俺の場合、自分がその気になることがとても少ないんだから。自分がその気になったときくらいさせてくれよ。

大体、それ以外のときは、俺はただあっちゃんと遊んだり、まったりと暮らすのだけが幸せなんだから。
あっちゃんは俺と過ごす時間を減らして男に抱かれているくせにさあ!!

俺の思いが通じたのかどうか。

あっちゃんがこのたび連れてきた男は、犬のことを少し知っているやつだった。

そいつは俺をしばらく撫でまわしたあと
「去勢していないの?」
と言った。

‶去勢”。

意味はわからないが、何か恐ろしいことのように感じた。

「うん・・・どうしようかと思って」
とあっちゃんは答えた。

「一回、赤ちゃんを作らせてあげたいなと思って。
でもペロは血統書付きとかそういうんじゃないし、どこでどうしたらお嫁さんが見つかるのかわからなくって、どうしようかと思って」

「僕の親戚が、このコと同じ犬種のメスを飼っているよ。
同じようなこと言ってたな」
と男は言った。

「その家、メス猫も飼っていたんだけど、2回だけ出産させて、そのあと子宮摘出手術をしたよ。
やっぱりほっとくと毎年出産するし、そうなると身体にもよくないし寿命も縮むって。
でも少しは生物としての喜びを味わわせてやりたかったんだって。
放し飼いにしてて、野良猫との子供を4匹×2回生んだあと、子宮摘出手術をしたんだって」

話はとんとん拍子に進んで、なんと、俺はその男の親戚の雌犬とお見合いをさせてもらうことになった。

まずは発情期でないときに、飼い主の女性に連れられて、雌犬ちゃんがうちに遊びに来た。

綺麗な可愛らしいワンちゃんだった。
まだ若い。
若いというか幼い、子犬みたいだった。

その日は近所の河原や公園に二人で連れていかれて遊んだ。
俺も久しぶりに、追いかけっこやフリスビーなど楽しくたくさんの運動をした。

俺、この雌犬ちゃんとは気が合うみたいだった。
*****
それから少し後、ある夜、また男があっちゃんを訪ねてきたときに言った。
「さっきメールに書いた通り明日、またあの子を連れてきていいか?」

とうとう雌犬ちゃんに発情期が来たそうだった。

「大丈夫かなあ?」
あっちゃんは嬉しそうでもあり、心配そうでもあった。

「大丈夫だよ。
打ち合わせ通り、午前中はみんなで遊んで、午後はしばらく二匹きりにしとこう」
と男は言った。

俺のことが心配なあっちゃんは、俺と雌犬ちゃんの話を続けた。

いつ妊娠したってわかるの?たった一日で妊娠できるの?もし二匹きりにして喧嘩したらどうしよう?見てなくて大丈夫なの?など。


やがて男はあっちゃんの話を遮った。
「もう、その話は今日はやめよ」

男はあっちゃんの身体に手を伸ばした。
「俺たちも種付けしよ」

二人は俺を居間に残して、ベッドルームに去っていった。

*****

発情期の雌犬ちゃんは飛び切り魅力的だった。

この前会ったときのような無邪気な子犬ではなかった。

女の匂い、色気ムンムンの小悪魔ちゃんだった。

俺のスイッチはすぐに入った。


午前中にあっちゃんや、雌犬ちゃんの飼い主の女性や、あっちゃんの男と遊んでいるときから、俺はもう雌犬ちゃんの尻ばかりを追いかけまわしていた。

やがて、気を利かせた(?)人間たちがマンションからいなくなったあと、俺は雌犬ちゃんの腰をすぐに抑えつけた。

上に乗った。

雌犬ちゃんはじっとしていた。

俺は挿入する前に、早くも腰を動かしてしまった。

挿入もしていないのに、雌犬ちゃんのお尻にのしかかって腰を動かしてしまった。

途中で自分、バカだなと気づき、なんとかかんとか雌犬ちゃんのアソコに挿入した。

俺は夢中で腰を動かした。

雌犬ちゃんはきいたこともないような声を出した。
いやらしい匂いを発しながら雌犬ちゃんは色っぽい鳴き声をした。

俺は激しく腰を動かし雌犬ちゃんの中に放出した。

******

雌犬ちゃんが妊娠したという知らせをきいた。

その後、俺たちにそっくりな4匹の子犬の写真が送られてきた。

俺とあっちゃんの居間で
「今度、子犬、連れてくるよ」
と、俺が初めて会った男が言った。

この男が夜に俺たちの居間に来るのは初めてだった。

居間に俺を残して、その男とあっっちゃんはベッドルームに消えていった。

確か、つい先週、うちに来てあっちゃんとベッドルームに行ったのは、以前の男だったのに。
あっちゃん、毎週、違う男と交尾かよ?

今日、あっちゃんとベッドルームに消える男は、雌犬ちゃんの飼い主女性の夫だったようだ。


俺たち犬は、メスが発情していないとその気にならない。

なのに人間の男が、一日に何回も女とのスケベなことを考えているのが不思議だったんだが。

その理由が、何となくわかった。

人間は女が常に発情しててOK状態だからこそ、男もそれに引っ張られて、年中発情してんだろうなあってことだ。

--------終わり-----------

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この話の前半はこちら➡人間の女はいつでも発情期でおまえらいいな 序章


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