くんづほぐれつ社内男女関係①
彼女が不倫している

私は同じ部署の後輩の太川君が好きだった。
いっしょに仕事で苦労をした仲間でもあり、年配者の多いうちの部署で私たち二人は年齢が近いということもあり、気が合い、よく話をした。
しょっちゅう二人で飲みにゆき、仕事の夢を語り、愚痴などを言い合い、すぐに私たちはプライベートのことでも何でも話すようになった。
その話の中で、私は太川君には彼女がいることも知った。
私と同期の美咲だ。美咲は同期の中で一番の美人だがその割に控えめな性格だし、誰にでも優しく、仕事においても社内の信頼もあった。男女誰しもが大好きになるような人だった。
太川君が好きになるのも仕方ない。
きっと二人はこのままうまくいくんだろうな。
私はそう思った。
しかし二人はうまくいっていなかったようだった。
私は飲みに行っては太川君に美咲のことをよく相談された。
最初は可愛らしい、たわいもない恋愛相談だった。
「敦子先輩、こういった場合、年上の女性としてどう思いますか?」
「女性ってこんな風に考えるものなんですか?」
そんな風に太川君は私にアドバイスを求めた。
しかし、やがて、酔っぱらったときに太川君はきわどい話もたくさんするようになった。
まあ、私も自分のいろいろな経験談をちょいちょいしていたからだったっていうのもあるが。
あるとき、太川君が
「彼女の心が離れそうだ。どうも年上の男に心を魅かれているみたいだ。」
みたいな内容のことを私に話し始めたのだ。
「それで、きいてください。僕、この前彼女に無理やり中出しをしました。」
なんていうぶっちゃけ話をするのだ。
そのとき、彼女は泣いて怒って抗議をしたそうだ。
「でも、どうしても彼女をつなぎとめたかったのです。僕は。」
と太川君は言い、そして続けた。
「敦子さんはどう思いますか?妊娠させてでも、大好きな彼女をつなぎ留めたいっていうそういう男の気持ちって嬉しい?気持ち悪い?」
私は
「同意なくそんなことをしてはダメよ」
というにとどまった。
他にいろいろ言いたいこともあったが。
ダメだろう。本当に愛していたらそんなことをしてはだめだ。
妊娠が女にとってどんなにリスクの高い、大変なことかわかっているのか?
人生が変わってしまう。
太川君は勝手すぎる。子供すぎる。自分のことしか考えていない。
でも、それだけ太川君に思われている美咲がうらやましくもあった。太川君の情熱が実はとてもうらやましく、私は多く反論できなかった。
その夜、太川君が美咲に中出しする想像を私はした。
四つん這いになった細く長くうねった美咲の腰を太川君が後ろから持っている。
太川君のたくましい腕が美咲の細い腰を持って、後ろから自分の身体を美咲のお尻に密着させている。
美咲の四つん這いの乳房は重力の関係で下に垂れさがっている。
美咲の乳房が揺れる。
美咲の長い髪が揺れる。
太川君が腰を動かすたびに美咲の身体が揺れる。
太川君の動きが早くなってくると、美咲は顔をゆがめて、アンアンとかわいい声を出した。
「出すよ。」
と太川君が言った。
「だめえ!」
美咲が叫んで、我に返り、逃げようとする。
でも太川君は美咲の腰を掴んだまま逃さない。
美咲の腰を自分に密着させたまま、太川君が激しく腰を振る。
「いや!やめて!待ってええ!だめええ!!」
美咲が叫ぶのも構わず、美咲の身体がガクガクになるほど太川君は激しく出し入れした。
太川君はとうとう美咲の中に放出した。
「いやあああ!いやああ!」
泣きそうな声で叫びながらも、上半身を下に崩して、お尻を高く付き上げたまま美咲は太川君の精液を受け入れざるをえなかった。
そんな想像を私はした。
*****
私はあるとき、仕事の関係で美咲のいる部署のあるフロアに出向いた。
私が用があったのは、美咲の隣の部署だった。
私が用事をすませると、美咲が私にニコニコ近づいてきた。
「お疲れ様〜。」
一言だけ交わして去ろうとする私を美咲が追ってきた。美しい長い脚に高いヒールをカツカツさせて美咲は私を追ってきた。
「待ってえ。敦っちゃん!お菓子あげるう!」
美咲はお菓子を私に渡してきた。
私は立ちどまって、両手いっぱいにお菓子をもらい、美咲の大きな美しい黒目を見つめながら話をした。
この美しい人が太川君と抱き合っているのか。
そう思いながら、私は美咲の顔をじっと見つめて世間話を続けた。
二人で少し立ち話をしていると、美咲のところの部長が足早にやってきた。外出先から戻ってきたようだ。
「あ!お帰りなさい」
部長の顔を見ると美咲の顔に恥ずかしそうな嬉しそうな笑みがあふれた。
なんて可愛らしい、照れくさそうな、でも幸せそうな顔だ。
ああ。
私は何かこの二人の間にただならぬものがあるとすぐに感じた。
この部長は、この会社のおっさんにしては大変珍しくダンディーなスマートな雰囲気の中年男だった。
部長は、社内の主流派ではないが、まあまあ仕事の評価もそこそこは高く、ルックス的には明らかにモテそうなタイプだった。
数日後のお昼休み、女子たちの会話の中からも、美咲とこの部長は不倫しているという噂があることを私は知った。
なるほどねえ。
そーなんだー。
あれが相手じゃ若造の太川君が太刀打ちできないのもわかるわあ。
部長だったら、美咲をいろいろな高級かつ大人っぽい素敵な世界へ連れて行ってくれそうだ。
それに若い男より話もうまいだろうし、包容力もあろう。
若い美咲が溺れるのもわかる。
そうよね。年下の若造である太川君には太刀打ちできないだろうなあ。
太川君は必死で美咲を引き止めたいのだな。
中出しの話なんて、なんてことを私に言うのだろうと思ったけど、そういうことだったのか。
その夜は美咲と中年ダンディ部長とのセックスを想像した私だった。
部長は中年らしく美咲の身体をネチネチとじっくりと愛撫した。
美しい美咲の身体が、ひっくり返されたり、あちこち向けられたりした。
部長は美咲の背中にキス攻めをし、美咲は嬉しそうに幸せそうに身体をくねらせた。
可愛い乳首の側面や、てっぺんを部長の舌が這いずり回った。
美咲は声を上げて、顔を左右に揺らしてクネクネしていた。
股間の突起部分を部長に吸われているときは、快感で美咲の美しい背中が思わず持ちあがった。
次に美咲は四つん這いになり、膝で立っている部長の男性器を口に含んだ。
美咲は四つん這いのあられもない恰好で、おっぱいを揺らしながら、部長のそこを可愛い口に出し入れ出し入れした。
そんな想像を私はその日にした。

年末に、支社全体のパーティーがあった。
パーティーと言っても、社員食堂でだ。このビルに在籍している者全員で宴会をした。
いつもあまりお話をしないような他部署との交流を深めようということで、席はくじ引きで決められた。
くじ引きで私は、なんと美咲の部長と同じテーブルになった。
予想通り、この部長はスマートで話もうまいしジェントルだった。
初めてゆっくり会話をする私のことをまるでお姫様のように、いや、まるで恋人のように扱って気持ちよくさせてくれた。
だんだんお酒にも部長にも酔ってきた私には悪い考えが浮かんでいた。
-----続く-------
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