自分からいく女(ひと)

男をおとす女


赤いブラジャーと白いショートパンツと黒い靴
恋愛のマジックに『相手が自分のことを好きだから自分も好きになる』ということもあると思う。

人間、自分を好きでいてくれる人が好き・・ということ。


心地いいし、気持ちいいから。

これを知っている人は結構、自分からぐいぐい異性にゆく。





一方、、絶対、自分からは言い寄らない。相手が言ってくれるのを待つ・・という人もいる。


でも自分の好き好きサインはちゃーんといつもちりばめて出しておかないとダメですよ、と思います。



運命に左右されない人がいる。


多くの人が、ただ偶然縁があって愛し合った人と結ばれる・・・それを人は運命の人と呼ぶ。



うん。動物と一緒で、どっか区切られた場所に『オス』と『メス』を入れておけば、必ずカップルができる・・と思う私です。

しかしそうでない人もいる。


大変、古い話で申し訳ありませんが、松田聖子ちゃんが子供のころからファンだった郷ひろみと付き合ったというのはすごいなと思う。運命に翻弄されていない。実力というか。自分があるというか。



九州にいた一般人、聖子ちゃんが芸能界でデビューし、すでにスターだった郷ひろみにジョジョに近づき、射止めた。

なんか、実力!って感じがするのだ。運命に身を任せていない。

まあ結局、うまくいかなかったので、成功と言えるのかどうかはわからないけれど、とにかく少しの期間は聖子ちゃんは実力で恋愛をつかんだと思うのです。


聖子ちゃんは珍しいタイプである。
普通の人は、運命によって決められた囲われた枠の中でまぐわっている。




聖子ちゃんはその後もいろいろ浮名を流した。
私は歌手としての聖子ちゃんは大好きで、彼女のシングルはたくさんもっていますが、もしもあのような人が自分の身近にいたら怖いとも思ったことがある。


思春期の私は大好きな聖子ちゃんの6曲目くらいのときにTVを見てて、聖子ちゃんの魅力に酔いしれながらも急に


『は!もし、これ聖子ちゃんに男をとられた女子がもしTV見ていたらどう思うだろう?』って思ったのですよ。なぜか。

つまり聖子ちゃんは今までもいろんな男をゲットしてきたんではないか。

実は恐ろしい人なのではないか?

遠くから見ているから素敵だけど、もしもそばにいたら他の女子にとって恐ろしい人なのではないか?と。



でも、ときどきいますよね。身近にいたら太刀打ちできない人。



学校のサークルに、美人でもないんだけど、声がかわいくて、しぐさが魅力的で、なんか私たち女の子にも優しくて魅力的な女のコがいた。
いつもいい匂いがして、お姉さんのように(私より1歳上)私のことをかわいがってくれて、このコがそばにきてくれると女である私もうれしかった。


そばにきたら、ニコニコ私をかまってくれたりふざけてくれたり、楽しい気持ちをもたらしてくれるので、私も彼女がそばに近づいてくるとうれしかった。



なんでこのコが一歳年上かというと、一回、地元の地方の立派な県立大学に入学したのだが、どうしてもデーハ~(すいません。死語でしょうか?)な都会の大学に行きたい気持ちが捨てられずに、仮面学生を一年続け、勉強し、彼女は晴れて一年遅れで私たちの学校に入学したのだ。




彼女のもともといた県立大学はすごい立派な学校なのに。


でも彼女はなんとなく恋愛にデーハーなイメージのあるミーハーな私たちの都会の大学を選んだのですね。



1年遅れて、大学変えてまでくるなんて、負けず嫌いっぷりと根性を感じさせるそのエピソードがちょっと聖子ちゃんを連想させた。



この子の名をルルとしよう。


サークルの同期にはもっと明らかな美人だったコがいたが、なんていうか美人なコは男のコがみんな、口では大ファン大ファンだとは言うのだが、結局、同期の男の子は誰もなかなか彼女に近づけなかった。みんなが敬遠して手を出さないから、そのみんなの憧れの美人のコは、二年後に二個も年下の怖いもの知らずの子供みたいな顔をした後輩男子にかっさわれてしまうことになる。



一方、ルルはわりと常に誰かとつきあってた。明らかな美人のコより、学生時代、恋愛を謳歌していた。


で、ルルがよくやったよくないことは、他の女友達の誰かが『あの男の子いいなあ』というと、それを狙って落とすことだった。


ルルはすぐに他の人の気に入った男の子を落とす。



最初はとまどっていた男の子も時間の問題だ。その男の子はやがてルルに夢中になる。

何しろ、ものすごい勢いで好き好き攻撃をルルが男の子にするからね。

狙った途端にね。

他の女の子から奪うためにね。


そして、そもそもルルは本当はその男の子のことをそんなに好きでないから、サークルのみんなに大々的に交際宣言をして、少しつきあったあとにすぐにその男の子を捨ててしまったりしてた。


傷ついたその男の子は二度とサークルに来なくなる。


・・・ということが2回あった。



これは、あとで考えるとルルの腕試しというか準備運動みたいなものだったのかもしれないけど、うーん。タチ悪い。
私はルルを好きだったけど、もし自分がそれやられたらどんなにたまったものじゃないことか。
大体、相手の男の子はみんなにとっても大事なサークルの友達なのに、失礼きわまりないよね。
(いや私のうがった見方であって、ルルが本当にその人のこと好きでやったのならゴメンだけど)



でも、また

あるとき、私はルルの秘密を見た。



ルルと、私の学部の女友達と、私の学部のイケメンと4人で遊んだことがあった。
(ルルと私は学部が違った)


4人で遊んで、別れておうちに帰ってから、私にルルから電話があった。



『ねえ。あのイケメン君のこと好きになっちゃった。
私がすごくまた会いたい、会いたいって言ってたって、彼に伝えて。お願い!!
ルルがすごく彼の話してばっかりいたのよって伝えて!!お願い!!』とルルは私に言った。


私はは世間のいわゆるイケメンを好きでないので、ルルと別に男が競合してなかったので、うまいこと言っとくよと答えた。




そして、次の朝、いっしょに遊んだ私の学部の女のコの友達と会ったら、その子が私の顔みて開口一番言ったことは。



「あたし、昨日、ルルちゃんに電話番号教えたじゃない?

そしたらさ、さっそく夜、電話かかってきていろいろお話したんだ。ルルちゃんって面白い人よね。好きになっちゃったわ。

ルルちゃんも●●(その子が好きだった芸能人)の大ファンっていうから、すごく話が盛り上がっちゃった。今度、一緒に映画を見に行こうって話になったの。」


んールルが●●を好きなんて初耳だぞ~。


「あ・・・でさ、ルルちゃんさ、なんかイケメン君を気にいったみたいよ!
また4人で遊びに行こうよ!絶対行こうよ。応援してあげようよ。
もしもルルちゃんと彼が付き合ったら楽しくない?」


私の学部の女友達は、たった一日でルルに攻略されていた。



あー。



意外に、必死にやってんだね。ルル。

結構、地道に必死にやってたんだね。ルル。


なーるー。と思った私でした。


もちろん直接的にも男性に対しても、がんばってるんだろうけど、こういう周りから攻撃もしっかりやるんだ。


ルルのすごさをあらためてわかった。



やっぱ人間、地道な営業努力よね~。





ルルのおかげで勉強になり、

ルルのようなもともと魅力的な人でも、誰かを落とすときは全力で、自分からいろんな手をつくすということを知りました。




あ、きっともともと、そんなに好きじゃない男の子を女友達から奪うときも全力を尽くすライオンのようだったのでしょうな。



つまんないことに必死すぎでしょ。と思われる方もいるかもしれないけど、ン〜でも、とにかくそんだけ全力だから、思った通りに男を落とせるんじゃないの?ルルは。そんな特別美人でもないのに。

彼女にとってはうさぎを落とす腕試しみたいなときも多分全力なのよ。


ルルのことは大変、勉強になりましたが、ただ女友達に手口がばれてしまうとこだけはカッコ悪いから、そこだけは気をつけようと私は思いましたが。



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