恋人がラブドールから現実の女になった経緯
好きな女そっくりのダッチワイフを作ってもらった

みえ子は、会社の同僚の竹内が好きだった。
でも竹内は少し変わりものだった。
仕事はできるが、あまり女性と親しくなりたがらない男だった。
竹内は、特にみえ子と話すときはいつも少し目を伏せていた。
そして、いつも早く話を切り上げよう切り上げようとしていた。
若い女が苦手なようだった。
そのくせ、竹内は自分の机のPC画面には、堂々と大きく、スタイル抜群の金髪の有名外国人女優の画像を貼っていた。
みえ子は思った。
「何よ!
自分は、日本のそんじょそこらの若い女には興味ないってフリして。
セレブ外国女優しか相手にしないって顔してて!!
ホント頭にくるわ。
本当は、竹内さん、私のこと好きなクセして!
意識しているからこそ、私の顔を正面から見れないのでしょう?」
それはズバリだった。
*****
竹内は安いダッチワイフを持っていた。
顔のついてない、体の部分だけのやつだ。
そして、いつも竹内は大体3パターンの女性を想像して、ダッチワイフを抱いてオナニーをしていた。
1パターンは、竹内の大ファンの外国人セレブ女優を想像して。
2パターン目は、その日、街や会社やテレビで見かけた”ラッキーエッチ”をネタにして。
”ラッキーエッチ”というのは、例えば、街で思いがけずに、スカートが風に舞った女性を見てしまうなどのことをいう。
また、他は例えば、会社で女の子が下を向いてかがんだときに胸元が上から見えたとき。
白いブラジャーが少しと、そこからはみ出る女の子のお乳が少し見えたとき。
そんなとき、しっかりとそれらを目に焼き付けた竹内は家に帰って、その女性の様子を思い出しながらダッチワイフを抱く。
竹内がダッチワイフを抱く3パターン目は、会社の同僚のみえ子を想像してやる。
フワフワの髪をした可愛いみえ子。Cカップくらいのおっぱいで、柔らかそうな身体のみえ子。
いつもみえ子の前ではクールにふるまっている竹内だったが、実は、しょっちゅう想像で彼女を犯している。
みえこ!みえこ!
そう心で叫びながら、竹内は顔なしのダッチワイフを抱く。
顔はないが、ふっくらした胸のあたりや、股間の穴などは結構ちゃんと作られているダッチワイフだった。
サイズ的にも、胸を触りながら、ちょうど男性器がダッチワイフの股間の穴に入るサイズになっている。
ダッチワイフにしがみ付きながら、竹内は想像の中でみえ子を犯した。
竹内はダッチワイフの胸を揉みながら、目をつぶってみえ子のおっぱいを想像する。
「あ・・・いや・・・ダメ。竹内さん・・・」
みえ子が可愛い声で恥ずかしがる。
「いやあ。いやあん!」
想像の中で、竹内は真っ赤になって身体をよじるみえ子の乳首を触る。
「だめェ・・・」
そう言いながら、みえ子は下も脱がされてゆく。・・・そんなところを竹内は想像する。
竹内に下着をはがされて薄い繁みが見えてしまって、みえ子は恥ずかしがって手でそこを隠す。
その手を竹内はどかす。
竹内にそこをいじられて、泣きそうになっているのか、感じているのか、みえ子が身もだえる。
かわいい顔をゆがめつつ、おっぱいを揺さぶりながら。
そして、竹内はみえ子のアソコに(ダッチワイフのアソコに)自分の男性器を突っ込む。
「あっ!あっ!ダメ!いや〜っ!」
みえ子のすでにヌルヌルのあそこには(ローションでヌルヌルにさせておいたダッチワイフのアソコには)竹内のものがズブズブと入ってゆく。
「みえこ!みえこ!」
竹内は夢中でピストン運動をする。
「あ・・・あ・・・あん!あんん!!あああんっ!!」
最初は恥ずかしがっていたみえ子が、よがり声を上げ始める。
「あああん!あああん!!」
みえ子が、快感に叫ぶ姿を見ながら、竹内は腰を激しく動かす。
「みえ子、出すぞ!!」
そして、竹内はみえ子の中に(ダッチワイフの中に)放出する。
「あああん!だめええ!」
みえ子はダメと言いながらも、竹内の背中に一生懸命しがみついて竹内の液体を受け入れる・・・(想像)。
*******
竹内の叔父はダッチワイフ製造会社に勤めている。
本当は叔父の会社の製品は『ダッチワイフ』とは言わない。
『ラブドール』と名付けている。
竹内が持っている、”安い顔なしラブドール”はこの叔父にもらったものだった。
叔父の会社では、もっと人間そっくりのラブドールも、十何万円とか何十万円などの高い価格で販売していた。
叔父の会社は、肌質といい、顔の表情といい、人間にかなり近づけた人形を作る技術を持っていた。
また、客の好みに合わせて、身長も150センチ以下からモデル級の170センチまで幅広く作っていた。
体形もスレンダーからグラマーまで、顔も幼いのから大人っぽいのまで各種のラブドールがあった。
30半ばで嫁も彼女もいない竹内は、実は結構、貯金を持っていた。
竹内はある日、叔父に頼んだ。
「オーダーメイドで僕好みのラブドールを作ってほしい」
叔父には、恥ずかしいことでも何でも言えた。
叔父はラブドールを求める男に対して、ニヤニヤしたり、冷やかしたり、バカにしたりする態度を決してとらない人だ。
叔父は、真剣にラブドールの普及と品質の向上に努める人だった。
叔父は言った。
「本当に一から真面目にオーダーメイドで作ったら、期間も1年近くかかるし、費用も、外国の高級車や小さな家が買えるくらいのコストがかかるんだぞ!」
「100までなら出せます!」
と竹内は言った。
こういうことになった。
「よしわかった。
親戚特別価格だ!
でも、身体は既存の型にさせてくれ。
100万円じゃ、それ以上は無理だ。
顔と髪型だけは、なるべくお前のお好みにあうやつにしようじゃないか」
叔父はそう言ってくれた。
竹内は、外国セレブ女優ではなくて、みえ子の顔写真を叔父に渡した。
と言っても、竹内はみえ子に直接写真を撮らせてもらったことなんてないから、会社の同僚が大勢で写っている何かのときの集合写真だった。
その写真は古くて、今と違って、みえ子がロングヘアのときの姿だった。
ホントは今の茶色い軽いセミロングのフワフワした髪のみえ子が竹内は好きだった。
竹内はみえ子の隣に写っている「田中さん」の顔を指さした。
田中さんはおばさんだが、その写真の中では、素敵なフワフワの茶色のセミロングだった。
「顔は、この若い子の顔で、できたら髪の毛は、この隣のちょっと年上の女の人の髪型でお願いしたいんだ」
と竹内は叔父に言った。
「わかった!」
と叔父は力強く言った。
******
それから10か月後、竹内は叔父から”みえ子型ラブドール”をもらった。(90万支払って)
しかし、出来上がったラブドールを見て竹内はびっくりした。
確かにラブドールは見事だった。
体のボンキュッボンが現実離れしていて(叔父の会社の既存の型だったのだろう)、現実のみえ子よりスタイルがよかったくらいだし、顔はみえ子にそっくりだった。
しかし、髪型が違った!
ラブドールはみえ子顔でありながら、髪型が、さえ子という少しだけ先輩社員の髪型になっていたのだった。
竹内が渡した集合写真のみえ子の右隣の田中さんは、竹内好みのユルフワパーマのセミロングだった。
でもみえ子の左隣のさえ子は、竹内のあんまり好きじゃない『真っ黒ストレートヘア』だった。
叔父さんは、髪型について、みえ子の右隣と左隣を間違ったのかよ!
まあいいや。
髪型なんて結構どうでもいいか。
顔がかわいいみえ子にそっくりだから。いいか。
竹内は、そう思ってあきらめた。
ただ、さえ子の髪はかなり特徴があった。
さえ子は、真っ黒のツヤツヤの髪でストレートだ。
おしゃれなおかっぱだった。ショートボブっていうのか?
かなり特徴のある髪型だった。今は茶色のユルフワの人が多いのに。
ストレートの黒髪と言えば、竹内の身近では、さえ子以外の女性ではいない。
真っ白で細面のシャープな美人じゃないとチャレンジできないような髪だ。
さえ子にはそれが似合っていたが。
(実際、僕も2,3回はさえ子さんをおかずにしてオナニーしたこともあったから、まあいいか)
と竹内は思った。
まあるい目とふっくらした頬のみえ子の顔には、シャープな黒髪ボブはちょっと似合わなかったがまあいいや。
いいとしよう。と竹内は思った。
竹内はその夜、みえ子型ラブドールを抱いた。
そしてみえ子ドールの可愛い柔らかい精工な唇にキスをしまくった。
「みえ子!!」
竹内はいつもより興奮した。
そして、みえ子ラブドールのおっぱいも、今までのダッチワイフと違って、実に人間の肌に近かった。
柔らかくて弾力があった。叔父さんの会社の技術はすごい。
「みえ子〜!!」
ピンクの乳首も、ピンクのアソコもしっかり作ってあった。
そしてその日はラブドールのアソコで出し入れした後、みえ子ドールのお口にも性器を押し込んで、ピストンさせた竹内だった。
みえ子そっくりのお口で擦ったあと、みえ子そっくりの顔に向かって竹内は精液をぶっかけた。
しかし、さえ子そっくりの黒髪にも少し精液が付いてしまった。
行為のあとは、あわてて竹内はドールの黒髪を水道で一生懸命洗った。
*****
そんなある日、会社の仕事の残業が深夜まで及んでしまったことがあった。
独身の竹内は、会社から歩いて20分のところに、小さいマンションを借りて住んでいた。
終電がなくなったときに、よく、遠くに家を持っている会社の妻帯者の同僚が竹内のマンションに泊りにきた。
そして、この日は仕事で遅かった大勢の同僚が、竹内の部屋に押しかけてきた。
明日は休みだったし、もう帰るのが億劫だし、タクシー代ももったいないということで、同僚が4人も竹内の家に来てしまった。
同期の男一人と、田中さんとみえ子とさえ子だった。
「ごめんなさいねー。始発まで待機させてくれればいいわあ」
と年配女子の田中さんは言った。
他の人たちは、
「ありがとう。助かるわあ」
「ありがてえ。会社のそばに住んでいる同期!」
などと言って、竹内の家に押しかけてきた。
(そんなことはありえないけど、みえ子が一人で来てくれたらよかったのにな)
と竹内は思った。
まあ、みんなが座ってくつろぐくらいのスペースは竹内の部屋にはあった。
5人で始発まで、お菓子を食べたり、お茶やお酒などを飲んで過ごすことにした。
しかし大変な事件が起きた。
同期の男が、勝手に竹内の部屋の押し入れを開けたのだ。
同期の男が押し入れを開けたのとほぼ同時に、キッチンから戻ってきた竹内だった。
慌てて押し入れを閉めた竹内だったが、そこに隠していたラブドールを皆に見られてしまった。
見てみぬふりをするみんなの中で、みえ子だけは、竹内から顔を背けたあと、小さな声で、
「気持ち悪い!変態!!死ねばいいのに!!」
と吐き捨てるように言った。
竹内は落ち込んだ。
自分そっくりの顔の人形を持っていた竹内に対して、みえ子が気持ち悪いと思うのは当然だ。
いや、ダッチワイフなんか持っている男というだけで、みえ子的にはアウトだったかもしれない。
竹内は落ち込んだ。
その後、何日も落ち込んで、みえ子には無視されて過ごしていた竹内は、あるとき、さえ子に声をかけられた。
竹内はさえ子から、
「最近、なんか落ち込んでんじゃん。飲みに行こか?」
と誘われて飲みに行った。
女性と二人なんて決していつもは飲みに行かない竹内だが、ガックリして力がなかったので、ヨロヨロと誘われるがままにさえ子についていった。
居酒屋で、さえ子は竹内に言った。
「あんなことがあったからって、そんなに落ち込まないでよ」
ああ!!!その話はしないでくれ!
ほっといてくれよ!と竹内は思った。
「よくあることじゃないの?男なんだもん。
そんなの持っていても当たり前じゃないの?
あたしは軽蔑してないわ」
竹内は何と答えていいかわからなかった。
しかし次にすぐにさえ子は、
「いええ。やっぱり、少しは軽蔑しているかもしれない」
と言った。
ええ?やっぱり??何なんだよ。
と竹内は思った。
「あなたが勇気がなかったところには、少しガッカリだぞ!」
と、さえ子は笑いながら言った。
「勇気がなくって言いだせなかったのね?
弱虫さん!
だめよ。男でしょう?」
とさえ子は言った。
は?
さえ子は続けた。
「本当はね・・・。
私・・・嬉しかったわ」
???
「私に言いだせないからって、私にそっくりな人形をあなたがこっそり持っていたなんて・・・」
****
勘違いから生まれたことではあるが、まあいいやと竹内は思った。
竹内は今、さえ子とラブラブで付き合っている。
セックスも、さえ子としている。
竹内はラブドールをすぐ叔父に引き取ってもらった。
「やだあ。処分しなくてもよかったのに。
もう一回見たかったな。
私にそっくりなあのお人形さん」
と、さえ子は言った。
竹内は、
「本物が手に入ったんだから、僕にはもうドールはいらないんだ」
と柄にもなくそんな言葉を言って、さえ子を抱きしめた。
******
そのころ、みえ子は傷心だった。
「ショックだったわ。
竹内さんが、さえ子さんにそっくりな人形を持っていたなんて。
絶対に私のこと好きだと思っていたのに、私の勘違いだったわ。
あの時は、ショックで、悔しくって竹内さんを傷つけるようなことを口走ってしまったけど・・・」
顔よりも、インパクトの強すぎた”さえ子の髪型”により、『竹内のドール=さえ子がモデル』だと、あの場にいたみんなには認識されたようだったのだ。
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