不細工な僕が美人としかつきあわなくなったワケ
こっちが妥協してやったと思っていたのに、向こうも妥協してくれてたと知ったときのショック

毎度!
ヤホー相談室の助手、ヤホーのセフレちゃんです!
今日はヤホーがいないので、『相談者』の相談に対して、ネットへの書き込みを解放していて、一般の人から回答者を募る形式にしたのよ。
私もみなさんに紛れて、一般人のふりして自分が回答できそうなものにだけに回答することにするわ。
あ!さっそく相談が来たわ。
Q「私にはメル友とがいるのですが、好きになってしまいました。
お互い、話がとても弾み、毎日長文のやり取りをしています。
今度、実際に会おうということになりました。
でも会ったとたんにがっかりしたり、相手にがっかりされることが怖いです。
会わなければ、今の楽しい気持ちのままメル友を続けられるのに・・・・・・。
どうしようかと思っています。
私は自分の美人度は中の中だと思っています。
相手の男性が不細工さんでも、おデブさんでも、おハゲさんでも私は全然、大丈夫なのですが・・・」
これは経験あるから答えられるわ。
さっそく書き込もうっと。とヤホーのセフレちゃんは思った。
A.「私もメル友と実際に会った経験ありますよ。で、付き合いましたよ。
今の彼の前の彼がそうです。
メル友歴2か月、会ってから1年以上付き合いましたよ。
会いたかったら会っちゃえ!会っちゃえ!」
ヤホーのセフレちゃんが気軽な回答をしたその後、否定的な回答者が現れた。
A.「おやめなさい。私も経験あります。
私もあなたと同様に自分の容姿はまあ普通だと思っていましたし、男性がタイプの顔でなくても全然、大丈夫だと思っていました。
しかし、世の中には自分の想像を超えることがあるものです。
メル友との待ち合わせ場所に行くと不細工とかハゲとかでデブとか、そういうことあらゆる想定できることを超絶した、想像を絶する姿の相手が現れたのです。
絶対に会わないほうがいいです。夢を持ってメル友を続けたほうがいいですよ」
あら?そんなこと言っちゃうわけ?
とセフレちゃんは思った。
何なのよ?想像を絶するって???何なのよ!詳しく書いてよ~!化け物みたいな人でも現れたっての???何なのよ??知りたあいわあ!!
ま、いいわ。いろんな回答が出るのがこういう形式の相談サイトのいいとこよね。
とセフレちゃんは考えた。
次の人の回答は
A.「心で通じていたのに、顔を見た途端に容姿が気に入らないからといって、がっかりしたとか、想像を絶するとかいう先ほどの回答者さんの人間性は信じられないです!!
質問者さん?あなた自身の問題ですよ。
あなたが人を容姿で判断しない自信があれば、何も悩まずに彼に会えばいいのです!
そしてもしも、相手の男性が、あなたのルックスを見て、嫌いいなるような人だったら、そんな男、こっちから願いさげですよ!」
だった。
うーん。
白熱しているわ。
ヤホーのセフレちゃんは思った。
次に自分の経験を超長文で書いて回答としてきた男がいた。
A.「いや!
さっきの回答者さんの考え方は違うと思う!
自分を偽って、いい人になりたいからって、好みのルックスでない人と付き合うことはいずれ不幸を呼ぶと思う。
不細工アラサー男だ!
僕の話をきいてくれ。
その昔、メル友だったエリ子との思い出だ。
昔、僕は仕事で失敗をして、一時期、会社で閑職に回されてしまったことがあった。
急に暇な時間のできたそんなとき、僕はついつい出会い系メールを始めてしまった。
そこで、出会ったエリ子とは話がとても合った。
エリ子は、僕がメールに書くことに共感してくれた。
エリ子も自分の話をしてくれた。
他、TVや映画の感想などもメールに書きあい、趣味がとても合うことにも僕たちは気づいた。
僕たちは、メールを始めて1か月後ころに顔写真の交換をした。
確かに僕は自分の容姿に自信がなかったが、エリ子に嫌われないという自信はあったのだった。
つまり、『不細工な僕』をエリ子が嫌うわけがないという自信があったのだ。
僕はメールのやり取りなどをしてエリ子の人間性がわかっていた。
僕から写真を送った。
エリ子は
「わあ、なんとなく思った通りです」
と返信してきた。
「あのね。ごめんね。イケメンではないと思っていたの。あはは。でも心のあったかい人だと思っていた。
思った通り、心のあたたかさがあなたの顔に滲み出ている」
とエリ子は書いてきた。
エリ子は自分の写真も送ってきた。
エリ子はとても可愛らしかった。
綺麗な肌に細い顎にふっくらした唇に大きな目。
フワフワした綺麗な髪の毛。
僕は心を躍らせた。
僕とエリ子は実際に会うことにした。
待ち合わせ場所にスタイル抜群の、髪の毛のフワフワした女子が立っていた。
エリ子さんだ!
僕は後ろから走り寄った。
振り向いた彼女は、フワフワした髪、細い顎・・・でも・・・でも・・・なんか肌の汚い、ほっそい狐目の女の子だった。
なんか後ろから見た雰囲気は僕のメル友のエリ子さん!・・・でも・・・でも・・・前から見たら、なんか肌がくすんでいる、目がなんか違う。
今は誰でも知っているカラコンを当時は誰も使っていなような時代だった。
エリ子は『カラコン』の先駆者だった。
僕に送った写真をとったときは、ホッソイ目を一生懸命見開き大きくして、カラコンを入れて、黒目も大きくしていたらしい。
ライトもいっぱい使って、自分の肌が一番きれいに見える写真を作成したらしい。
でも僕と会った日は、なんか目がドライアイで痛くなってしまって、カラコンを入れられなかったと言う。
そのことはセックスしたあとで、エリ子に打ち明けられたのだが、最初の出会いのときは僕はただただ、
「目が違う!肌感が違う!なぜだ?なぜだ??
でもなんとなく他の部分は、僕のエリ子さんだ!」
と思っていた。
カラコンや、綺麗に見えるアプリの流通していなかった時代だ。僕には女性がそんなに化けるとは、知らなかった。
でも、もともと僕は人のことを言えた容姿ではない。
僕は、戸惑う気持ちを隠して、ニコニコして、エリ子と食事に出かけた。
エリ子と話をしてみると、メール通りの子だった。いい子だった。
しかし、エリ子が笑うたびにひきつる狐目を見るたびに、僕はちょっと引いたけど。
ともあれ2回目のデートでエリ子と僕はホテルに行った。
僕はエリ子のおっぱいを愛撫した。
柔らかい張りのあるおっぱいをもみまくり、乳首を口に含んだ。
エリ子は可愛い声をしぼりだすように発した。
その声に盛り上がってしまった僕は、恥ずかしがるエリ子の股を開けさせそこに口をつけた。
僕がエリ子の股の突起部分を舐めあげると、エリ子は
「あああ!あんいっちゃいそう!」
と色っぽい声を出した。
そのあと、僕はエリ子の中に入り、ピストン運動をした。
エリ子はAV張りの声を上げた。
最初のセックスはよかった。
しかし、2回目にちょっと薄暗い灯りを消し忘れたままセックスをしたときには、エリ子の引きつった狐目がクローズアップされるたびに僕はちょっと引いた。
灯りをさけて体勢を変えての暗がりの中では、最初のエリ子の写真、僕が前に想像していたエリ子の顔をを思い描きながら、エリ子を僕は抱いた。
女性に不自由していた僕にとっては、エリ子は十分だった。
しかし、2回セックスをしたあと、エリ子は会ってくれなくなった。
次の約束を取り付けようといくらメールしても、断られたり無視されるようになった。
すぐ撤退すればよかったものを、そのあと、ちょっと僕はしつこくしてしまった。
あるとき、僕のまたしつこいお誘いのメールにエリ子は返信してきた。
「もう勘弁して!最初から好きじゃなかったのよ!」
その言葉に僕はカッとして返信した
「??じゃあ、なんでセックスを2回もしたんだよ?」
「やめてよ!いい加減、察知してよ!不細工のくせに!!可哀想だから2回はさせてやったのよ!!」
僕の心の中の何かが壊れた。
いや不細工なのは、もともと自覚があるし、エリ子には会う前から言われているし、そこではない。
僕がカチーンときたのは何かというと、
『そっちこそ!・・・いやそっちこそと言うよりも、そっちは嘘ついてまでの不細工だったくせに、なんじゃその言いグサは???
嘘ついて自分を偽っていたというそっちの醜い人間性までこっちは認めてやって、許してやったのに!!』
ということだった。
そんなことが頭に浮かんだ僕だった。
でも、そんな自分のこの考えにも僕は自己嫌悪になった。
「ブスでも我慢して付き合ってやったのに!」
だって?
なんて僕は嫌な人間なのか?
それとも、すでにエリ子のことを好きになっていた僕は、急にエリ子にフラれたもので、これは負け惜しみの叫びか?
とにかくそれ以来、僕は実際に現物に会って、最初から100%自分が好きな容姿の人としか付き合わないことにしたんだ。
どんなに女に飢えても二度と、妥協はしない。
妥協と妥協で付き合うなんて、なんてダサいんだ。
おかげで、高望みになった僕はめったに女性とは付き合えくなってしまったけど。
でも遊ばずに(遊んでくれる女をなかなか見つけられずに)仕事だけを一心不乱に頑張った不細工な僕は、仕事で実績をあげて、なんとか本当に僕の好みのタイプの美人の彼女を捕まえることができた。
妥協しなくてよかった。
美人の彼女と今はとても幸せです。
女性のあなたにこの逆のことが起こらないとも限らない・・・。
女性のあなたはもっと傷つくことになると思います。
どうぞメル友にはご注意ください」
****
男性回答者の話はそう締めくくられていた・・・。
はあ!疲れたわあ!相談への回答であることを忘れちゃったわ。
途中、一部、エロシーンがあってよかったけど。
と、ヤホーのセフレちゃんは思った。
それにもしかしたら、この人の問題は、メル友とか、容姿とかの問題じゃなくて、この男性のセックスが下手だったから・・・ということが原因なのでは?
そうセフレちゃんは思った。
この男性の物語風な回答を読むのに時間がかかってしまったが、その間に、また別の回答者が新しい書き込みをしていた。
次の回答を読んだら、さっきの男性回答者に
「メル友とか実生活の友達とか、ルックスの問題とか、そういう問題じゃないのではないですか?
多分、あなたのセックスが下手だったのではないですか?
今のあなたの美人の彼女にもセックスで振られるかもよ」
と書き込もうとセフレちゃんは思った。
あ?どうしよ?私も、回答者同士の批判の応酬に巻き込まれつつあるわ。
セフレちゃんはそう思いつつ、まずは自分が意見を書き込む前に、次の回答者の意見を読んだ。
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A.・・・・
私にはメル友がいました。
おおまかな年齢しかお互い打ち明けてなくて『40代同士』いう条件でだけメールを始めたのでした。
彼は大人の男のくせに絵文字やカラフル文字をたくさん使ってくる人なので、私より少し年下なのかな?と思っていました。
私からすると、少し若いというか子供っぽく見えました。
多分、彼が40歳とか41歳とかなんじゃないか?
私は46歳ですので。これ、結構、年齢のギャップあるかなあと思いました。
でも、可愛い年下男性と付き合うのも、たまにはいっかな?と私は思いました。
で、もう少し仲よくなってから写真の交換をしてお互い本当の年齢を打ち明けました。
なんと彼は49歳のバリバリおっさんでした。
でも仕事ができそうな、会社でも責任ある立場についてそうなビシッとしてスーツを着た、ロマンスグレーでした。
彼は男前のナイスミドルだし、そもそも私は本当は年下より年上の人との付き合いがしたかったので、そこはいいんですけど・・・。
ダメ・ポイントはそこではなく・・・。
『私より年上の・・・しかもこんなにちゃんとしたおじさんのくせに、かわいい絵文字の多用が、ものすごくものすごくいやだ!!!』
と私は思ってしまいました。
私はメル友のことが、なんか嫌いになってしまいました。
何もルックスの好みの問題だけではないんですよ!メールにはこういうギャップってのもあるんですよ?
文章と実際の人物のギャップ。
一方、彼は私の写真を見て
「うわあ若いんだね?46歳には見えないね?すごく可愛いね」
と言ってくれました。
でもね、彼の文面にはガッカリさがにじみ出ていたのを私は見逃しませんでした。
「あなたの文章の内容から、もっと大人っぽい熟女っぽい女性かと思ってた・・・」
と書いてありましたからね。
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疲れたヤホーのセフレちゃんは、もう相談も回答も見たくなくなって、自分の意見も書きたくなくなってきて、PCを閉じた。
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