エッチな孤島リゾート①

注意・第二話からは、やらしくなる予定なんだけど、今日はエロシーンないです


緑色のビキニで青を背景に立っている


バツイチ、35才のときに、”セックス婚活の会”にて二度めの結婚相手を見つけたR男さんだった。

”セックス婚活の会”というのは、婚活パーティーの一種なのだが、そこに『お試しセックス』を咥えた加えたものだった。

結婚相手を探す男女が大勢集まり、その中で気に入った者同士が、一度セックスをしてから、本当にお付き合いをすべき人を決める。

R男さんは、この会で、気も合うし、セックスの相性も合う奥さんを見つけた。
二人はお付き合いを経て、R男さんが37才のときに結婚した。

(参照・過去記事➡セックス婚活の会①セックス婚活の会②


R男さんが40才になった現在、ある日家に帰ると、とても興奮した奥さんに迎られた。
「ねえ、あなたきいて!
”セックス婚活の会”が復活したみたいよ!」


復活というのは、どういうことかと言うと。

二人が知り合ってから1年後に”セックス婚活の会”は、警察に目をつけられてしまったのだった。

結婚相手を見つけられなかった客から、詐欺じゃないかと訴えられたり、いや、高い会費を払ったのにセックスさえできなかった客からもクレームがあったようだった。
また、それとは違った見方で、これは『売春』をあっせんしているのではないか?などの疑いもあったようだった。

それで、”セックス婚活の会”は警察や世間に叩かれて、駆逐されてしまった。

その”セックス婚活の会”が蘇ったらしいと、奥さんは言うのだ。

「それはよかったなあ。
僕も心配してたんだよ。
僕らにとってはあの会は、恩人だものなあ」
R男さんは、そう奥さんに言った。

「でも、あんなに叩かれて、よく復活できたなあ?」

「あのね、形態を変えてこっそりやっているらしいわ」

「へえ。
しかし、君、どこで得たのその情報?」

奥さんは答えた。
「私、実はね、あなたと結婚して、新居に入って落ち着いた頃に、こっそり『会』にお礼の手紙を書いてたのよ。
あの団体は潰れてしまって、もう手紙なんか届かないと思ったけど、社長の手には届いていたみたい」

R男さんは、驚いた。
「え?
僕らがあの会で知り合ったことは周りのみんなに内緒にしたいから、もう『会』には関わらないようにしようって二人で約束したのに?」

奥さんは、申し訳なさそうに頭をペコペコ下げて、言った。
「ごめんなさい。
ごめんなさい。
でも、でも、私、あの会には本当に感謝していたんですもの。
ごめんなさい」

R男さんの顔は、優しそうな表情に変わった。

「まあ・・・・・・。
君の気持ちもわかるよ」

R男さんのその言葉をきくと、奥さんは顔を上げ、微笑むと、安心したように説明を始めた。

「それでね。
さっき、『婚活の会』の社長さんから電話があったの。
『いつぞやは、弊社が一番辛い時期に、お優しい励ましのお手紙をありがとうございました』って」

「へえ!」

奥さんは説明を続けた。

「あの会は潰れてしまったけど、社長さんは一人で細々と新しい事業を始めたらしいのよ。
それで、社長さんは言ったわ。
『もし差支えなかったら、お手紙とご案内をお送りしたいのですが、よろしいでしょうか。
奥様と旦那様には、私の新しい商売を見ていただきたいのです。
いえ、勧誘ではありません。
お二人には、ご招待のお客様として、無料で、どうか一度お越しいただきたいのです』
っておっしゃって」

「ええ?」

「今度の『セク婚』は、なんかリゾートがからんでいるらしいわ。
社長は、孤島を買って、そこで商売を始めたらしいの。
私たちに遊びがてら、見に来てほしいんですって」
と奥さんは言った。

「突然お手紙を送りつけたら、失礼かと思って先に電話をさせていただきましたって社長さんはおっしゃってたわ。
できたら、この事業がうまくいくかどうかのアドバイスもして欲しいって。
ねえ!
なんか面白そうじゃない?」



数日後、”元・セックス婚活の会”の社長から、R男夫婦宅に招待状が届いた。

手紙の冒頭は、丁寧にR男夫婦に感謝の言葉がつづられていた。
招待状の封筒には写真も入っていた。

自然豊かな綺麗な小さな島の外観の写真が数枚あった。
美しいビーチの写真もあった。

『小さいけれど自慢の私のこの島にどうぞお越しください』
と、社長は書いていた。

20170217105519663.jpg

社長の島へは、T県のある港から、小さな船で向かった。

社長の所有だという小さなクルーザーだった。
中の造りは綺麗で、テーブルやソファがあり、5、6人くらいはゆったりとくつろげそうな感じだった。
無理すれば、10人くらいは乗れそうだった。

R男さん夫婦が船に乗り込むと、冷たい飲み物を出してくれながら、クルーザーの操縦士は言った。
「30分ほどで島に着きます」

二人はソファに座って、クルーザーの窓から海の風景を眺めた。
晴天で、穏やかな青い海がキラキラしていた。

「ああ、楽しみね」
と奥さんは言った。


孤島に着くと、船着き場には男性が一人立っていた。

男性は、”セックス婚活の会”の社長の息子だと名乗った。

「R男様ご夫妻、ようこそ、お待ちしてました。
私も、お二人にお会いできることを大変、楽しみにしておりました」

R夫婦が降りると、クルーザーは、またT県の方角に向かって戻って行った。

社長の息子は、奥さんの荷物を持ってくれた。

息子はR男夫婦を案内しながら、この島のことを話してくれた。
「ここには何もないけど、ビーチだけはちょっと自慢なんですよ。
どうぞ、ごゆっくりして行ってください」

島の船着き場付近は、土がむき出しで、草も生えっぱなしだったが、その中に1本だけ白い小さな舗装された道があった。

孤島

その道を10分ほど歩くと、芝生が綺麗に敷き詰められた敷地の中に3階建ての建物が現れた。

「あら!素敵!」
奥さんは、思わず声を出した。

こじんまりしているが、白いレンガで作られた綺麗なクラシックスタイルのホテルのような建物だった。

社長の息子が玄関のドアを開けると、5人の男女が立っていた。

「Rご夫妻!
ようこそ!
我が島に」

******

ここには、社長夫婦と、社長の息子夫婦と、社長の娘夫婦の6人が住んでいるようだった。

この三階建ての、6人家族の家としては大きすぎる家。
一方、ホテルにしては極めて小さ目だが、ここで社長は旅館業を営んでいるのだろうか?

R男さん夫婦が、この建物の玄関を入っても、靴をぬぐことはなかった。

社長は、R男さん夫婦を家の奥に案内しながら説明した。

「将来、欧米のお客さんもターゲットに考えているので。
ホテル形式にしました。
一階では靴を脱がない。
でも、当面は日本人のお客様が多いと思うので、個別のお部屋では、靴を脱ぐシステムにしました。
お部屋は一応、洋風な作りなのですが、個室では裸足で歩いても、絨毯の上に寝転ぶこともできるようにしました」

↓この建物の一階の間取り
孤島の邸宅の一階

R夫婦が、とても広いサンルームに案内され、そこでお茶を飲んでいるときに、社長は、二階の客室の個室部分の間取りを見せてくれた。

客室
R男さんは言った。
「いい部屋ですね」
奥さんも言った。
「すてきねえ。
ベランダもついているのですね」

社長は、
「お部屋は、お一人~三人でお使いいただけるようにしました。
ベッドはキングサイズでお二人で寝られますが、三人で一緒に寝ることができる超特大キングサイズベッドのお部屋も一部屋あります」
と言った。


「今日は、他のお客さんは?
いらっしゃらないんですか?」
R男さんはたずねた。
大きな屋敷はシーンとしていて、三人の話し声しかしなかったからだ。

「午後には、たくさんのお客様がいらっしゃる予定です。
さっきお二人がお乗りになったクルーザーが、今、T県の湾に迎えに行ってます」

そのとき、サンルームには社長夫人が入って来た。
「昼食のご用意ができました。
食堂にどうぞ」

食堂には、十人ほど座れそうな大テーブルが一つあった。

テーブルの一つの角に、R男さん夫婦と社長夫婦4人が座った。
他の人たちは、午後からのお客の準備のためだろうか、急に忙しそうに動きだした。

テーブルには、オードブルと、まだ昼というのに氷の入ったシャンパンクーラーが置いてあり、4人は乾杯した。

社長夫人は、グラスのシャンパンを一口飲むと、
「夫の『セックス婚活の会』のことをきちんと認めてくださったのは、奥様だけです。
奥様のあのお手紙を糧に、主人は何とか立ち直ることができました」
と、熱い目でR男さんの奥さんを見つめた。

R男さんの奥さんは、照れながら、チラチラR男さんを見ながら、答えた。
「だって、こちらこそ”セックス婚活の会さん”には、本当に感謝しているんですもの。
社長さんのイベントのお陰で、私はこの人と結婚することができたんですから」

R男さんも言った。
「僕も感謝してます。
ただ、あの後、世間で大騒ぎになってしまって・・・・・・
社長、大変、ご苦労なさったことでしょう?」

社長は、
「はい。
あれから色々ありまして。
やっと新しい商売を始めることができました」
と答えた。

社長夫人は、乾杯だけすると「失礼します。お料理の方を・・・・・・」と言って、キッチンの方に向かって行った。

それと入れ替わりに、メイド服姿の若い女の子が、熱々そうなスープと、ほかほかそうなパンをワゴンに乗せて食堂に入って来た。

メイド服を捲りあげてストッキングのお尻などを露出している

社長家族以外にも従業員はいたようだ。

スープを目の前に出してもらうとき、R男妻はメイドさんに向かって、
「どうもありがとう」
と言い、R男さんは、
「社長さんのご家族以外にも、他には何人くらいの方がここで働いていらっしゃるのですか?」
と尋ねた。

社長は、笑いながら、
「従業員は、この子とクルーザーを運転していた者だけです。
細々と零細企業ですよ。
コックは妻がやっていますし」
と答えた。

R男さんは思った。
(よくやってるなあ。
都会で、恐らく従業員を大量に使って、あんな大人数のイケイケのイベントみたいな婚活パーティーをやってた社長が、今はこんな孤島で小さな旅館業を。
ここ、採算は取れているのだろうか?)

R男さんの奥さんも、同時に同じことを思ったようだった。
「社長さん。
お客様の準備、大変なんじゃないですか?
どうか、私たちにお構いなく。
お客様をお迎えする準備に取り掛かってください。
私たち、すぐにお食事いただいて、二人で自分たちで島のお散歩にでも行ってきますよ」

社長は、
「いいえ、どうか、お気遣いなく。
お二人は、私にとっての恩人なんですから、特別なお客様ですので、ゆっくりしていただきたいのです。
食事のあとは、私がお部屋に案内して、島のご案内もします。
お二人には、ここでの生活を楽しんでいただきたいだけなのです」
と言ったあと、
少し考えてから、
「しかし、私の心の中では、実は、ずうずうしいお願いもありまして・・・・・・」
と、言った。

「お二人には、ここでお過ごしになる3泊4日のうちに、お客たちを色々観察していただいて、この商売が上手くいくかどうかのご意見を伺いたいのです。
ごらんになってみて、お客様目線での不満点や問題点などの厳しいアドバイスもあれば教えていただきたいのです。
誠に図々しいお願いではありますが、ぜひお二人にはこのホテルのアドバイザーになっていただきたいのです」

R男夫婦は、力強く頷いた。

奥さんは言った。
「わかりました!
私たちが、こちらの孤島のホテルが、お客様にウケているかどうかチェックすればいいのですね?」

R男さんも言った。
「頑張ります。
社長が、二度と世間や警察にも叩かれないように、全力でアドバイスできることを考えます!!」


そのとき、可愛らしいメイドが、ステーキを運んできた。
ステーキに合わせる

社長夫人が焼いたステーキを食べたあと、R男夫婦は、社長に二階の客室に案内された。

二階はこんな感じになっていた。

孤島の邸宅の二階

R男夫婦は、南側の角部屋の、バルコニーが他の部屋より大きい部屋に通された。

間取り図で見た印象よりも、部屋はでかかった。

部屋は、一人~三人部屋にしては広く、白基調で綺麗だった。

キングサイズのベッドもとても大きく、二人でもゆったりできそうだったし、そのベッドには白いレースの”天蓋”がついていた。

「あら!素敵!」
と、R男さんの奥さんは感激の声を上げた。

部屋を見渡した後、奥さんはバルコニーに飛び出した。

バルコニーに出ると、向こうの方に綺麗な砂浜と海が見えた。

「社長、素晴らしいお部屋ですよ」
とR男さんは言った。

「一息つかれましたら、下にいらっしゃってくださいませ。
私が島の案内をします」
と社長は言った。

そのときだった。

階下で、人々のザワザワする大きな声が聞こえて来た。
クルーザーで運ばれた、本当の客たちが、島にやってきたようだ。


R男夫婦は、社長に向かって口々に言った。

「私たちのことは気にしないでお構いなく。
社長はどうぞお仕事に戻ってください」

「そうです!
島は自分たちで、勝手に散策しますので、ご案内は結構です。
我々は、ただ今よりお客さんの観察活動に専念します!」


次回に続く
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2Comments

ダンディー?  

No title

色々な商売思い付くね😃

2020/09/25 (Fri) 09:46 | EDIT | REPLY |   
huugetu

huugetu  

Re: No title

さてどんなお客が来るのか

2020/09/25 (Fri) 17:03 | EDIT | REPLY |   

コメント

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