真面目に見えた男がどんどん私にスケベになってゆく①

私に興味ない男に徐々に近づく


黒い肌エプロンで四つん這いになっている
その人は、、いつも感情を表に出さず、真面目で、落とすのに時間がかかりました。

最初から、この人はなかなか難しいだろうということは私にはわかっていました。

それまで、あまりオシャレに力を入れていなかった私は、お化粧も全力でするようになり、休日のお出かけの時にしか着ない、会社ごとき(!)に着てゆくのはもったいなくて嫌だと思っていたようなお気に入りの服も会社に着てゆくようにしました。

そしてもちろん、真面目なその人にウケるために仕事の方も最低限(!)は頑張りました。

私は一生懸命努力して、その人を落とそうとしたのです。

私がなぜその人に目をつけたかというと、声にやられました。

仕事のことで、初めてその人とちゃんと会話をした時に気が付きました。
一見、カタブツそうに見えるその人の声がなんとも素敵にスイートだったのです。

無表情な顔から発せられる声だけが、なんともセクシーだったのです。

その声だけで、私は彼とセックスがしたくなってしまいました。

しかし、相手はど真面目。

まずはちゃんとたくさん会話をするような関係になって、相当心を許してもらってからでないと、次には進めないと思われました。

しかも、部署も離れているし、仕事がらみもまったくないわけではないけど、下っ端の私とはあまりない。
いえ、そういう人でもエッチで気さくな男となら、飲みに行ったことは何度もあります。

気さくな人となら、ちょっとした何かのきっかけで、離れた部署であってもいくらでもチャンスはあるものです。
知り合い同士を介してとかね。
でも彼は人づきあいも悪い方で、なかなかそういうチャンスもなさそうでした。

彼の部署の部長と、うちの部長が同期で仲良しなようで、一度、部長二人と私たち部下数人で、懇親会を行うチャンスがありました。

私は部長に店を予約したり、参加人数をまとめるように仰せつかりました。

その件で、彼の部署に行き、私が何人かの人とお話をしているとき、彼は黙って自分の席に座って仕事をしていました。

私は思い切って彼に声をかけてみました。

「課長は?ご参加しないのですか?」

彼は顔を一瞬上げて、私をチラッと見て
「悪いけど、不参加で」
と一言だけ言うと、机にすぐ目を戻し、自分の仕事に戻りました。

私は
「ええっ?不参加なんですかあ?
課長なのにい?」
と言ってしまいました。

彼は顔を上げることもなく、黙って手だけ横に振りました。

何て冷たいんでしょう。

若い人が私にコソコソ言いました。
「課長はほとんど飲み会には参加しないんですよ。
お酒を飲むのは時間の無駄だと言って」

そうなんだあ。
和を重んじるこの会社では、とても珍しい人です。
でも真面目で仕事ができたし、キャラとして彼は許されていたようです。

これは難しいわ。

しかし、またチャンスが到来しました。
私の部署の先輩の仕事が、彼の部署と大きく関わることとなりました。

その時期、先輩は頻繁に彼の部署に出向いていました。
彼が、うちの部署に来たこともありました。

ある日、仕事中に私がふと机から目を上げると、目の前に書類をたくさん持った彼が立っていました。

「先輩さんはいる?お出かけ?」
彼が私に話しかけてきました。

先輩は別室で会議中でした。

「すぐ呼んできます!」
私は急いで立ち上がりました。

私は一瞬、会議室へ走ろうとして、でもピタッと立ち止まりました。
私は、急いで部長の席に行くと、同じく会議で席を外していた部長の椅子を引っ張ってきました。

そして自分の席の横にその椅子を置くと彼に言いました。
「ここにおかけになって待っててください」

いつも無表情の彼が、少しだけ表情を崩しました。
「部長の席!・・・あは。いいの?それ?」

「いいんです。いいんです。どうせしばらく戻ってきません。
さ、さ、どうぞ!おかけになって」
と私は言いました。

彼は笑顔になりました。

彼は部長の椅子に座りながら言いました。
「面白いってきいてたけど、ホントおもしろい人だね」

そして先輩を呼びに走りながら私は「これはイケるかもしれない!」と思いました。

黒い裸エプロンで手を広げて立っている

仕事をいくつも抱えた先輩が忙しくなってきたころ、その仕事の補佐に私も入るよう、部長に命じられました。

おかげで私は彼に接近することができました。
先輩と彼との打ち合わせにはいつも参加できるようになりました。
一緒に仕事をするうちに、彼も私に心を許してくれてきたように思えました。

「こいつ面白いヤツでしょう?」
と先輩が時々、彼に向かって私のことを言います。
「そう思う」
と彼は言ってくれました。

その仕事で私は、先輩に命じられたこと以上のことで頑張りました。
もちろん彼にもっと近づくためです。

その仕事がひと段落したとき
「打ち上げしましょう」
と先輩が言いました。

彼の部署側の仕事の補佐をしていた男の子も含めて4人で、仕事がうまく行った打ち上げとして、飲みに行きましょうと。

でも
「俺はいい。
君は連れてって行っていただきなさい」
と彼は、自分の補佐の男の子に言いました。

男の子は
「はい」
と答えました。

「じゃ3人でやりましょう」
と先輩は言いました。

私はすかさず、乗り出して口を挟みました。
「だめですよ!課長も来ないとダメですよ!
4人で打ち上げです!」

彼は微笑んではいましたが、飲み会については、参加を求めてしつこく食い下がる私を頑なに拒否しました。
結局、打ち上げは3人だけでやることになってしまいました。

それ以上はお近づきになるきっかけさえ与えない彼でした。

****
それから少しして、私は一人で遅くまで残業をすることがありました。

部署の人はみな、帰ってしまっていました。

私はそのときの仕事に必要な資料を部署で探し回っていましたが、見つかりませんでした。
彼の部署にはその資料の原本があるのはわかっています。
でも一度いただいた資料を失くしてしまったというのは恥ずかしいことで、できるだけ避けたかったことです。

やがて、もうどこを探してもうちの部署ではその資料が見つけられないと私は断念しました。

随分遅くなってから、私はもう誰もいないかもしれないなあと思いつつも彼の部署に行きました。
そのフロアはがらんとしていました。
ほんの数人の人しか残っていません。

しかし、彼がポツンと机に座っているのが見えました。

私は彼の机に走り寄りました。
彼は顔を上げて驚きました。

「こんな時間までいたの?」

資料をコピーさせてもらって、自分のフロアに戻る前に私は、彼に思い切って言いました。

「課長。
今日のお礼と、いつかの打ち上げに参加していだけなかったこととの合わせ技で、これから一緒に飲みに行きましょう」


果たして彼の答えは。

「どんな合わせ技だよ?」
クスクスしながら彼は、私から目をそらしました。

そして、自分の机の目の前のパソコンを見ながら私の目を見ずに言いました。

「しょーがないなあ・・・。じゃ、行くかあ?」

*****

その後も数回、残業のあと二人だけでご飯を食べに行くように私たちはなりました。

何回目かだったでしょうか。

帰りに駅に向かう途中で酔ったフリをして私は彼の腕にしがみつきました。
「もっといろんなことしたい」


そして私たちはセックスをする間柄になったのです。


それからの彼はすごかったです。

今までの真面目なカタブツの彼とは別人でした。
いえ、昼間の会社では、今までの無表情の真面目な彼でしたが、ベッドでは別人でした。

ベッドに行く前にホテルの部屋のソファーで、私は彼のお膝に座って向きあってキスを繰り返していました。

首にしがみついてキスを繰り返す私のことを彼は黙って抱きしめ、私に好きなように軽いキスを繰り返させていました。

でもやがて、私の腰に回した手を自分の方に引き寄せ、彼はディープキスをはじめました。

彼の舌がねっとりと私の舌にからみついてきます。

唇や首に散々キスされて、彼を跨いでいる私の股間が少し濡れてきてしまったころ、彼は立ち上がりました。

女性がよく言いがちな、暗くしてほしいと言うセリフは私は言いませんでした。
でも彼は私をベッドに連れて行ったとき、室内を薄暗くしました。

薄暗闇の中で真面目だったはずの、冷たいはずの彼が甘い声が
「かわいいよ」
とか
「好きだよ」
と私の心をズキュン、ズキュンと襲いました。

私を押し倒した彼は、再び、私の口にディープキスで塞ぎながら、乳房をつかんできました。

彼は私の乳首を執拗にいやらしく舐めまわしました。

私の多分、硬く立ってしまっていた乳首の側面っていうのでしょうか、横の部分を丁寧に舐めたあと、彼は女性の乳首の中では一番感じる先端の部分を舌でつついてきました。

「あん!」
彼は柔らかい唇に私の乳首全体を含みつつ、舌で、私の乳首の先端の敏感な部分をつつきます。

「いや・・・あっ・・・やあ!」
と私は心の中で叫びました。

私は快感でもうイキそうでした。

彼はいろいろ緩急をつけてきます。

乳首の先端を攻撃され、快感に狂いそうになって「やめてえ!」と私が思うと、絶妙なタイミングで、彼は舌をずらします。

またしばらく、乳首の周りや側面を舐められているうちに
「ああ!じらさないでえ!もっと先端もさわってええ!!」
と私は思ってしまいます。

じらしたながら、少ししてから彼の舌が私の先端を触ってきて、私はたまらずに声を上げてしまいました。

そのあと、下半身の私の一番感じる突起部分に対しても、同じような緩急をつけた攻撃を彼はしてきました。

-----続く-------------
★続きのお話 はこちら → ★真面目に見えた男がどんどん私にスケベになってゆく②


最新ページに行く

〈索引ページに行く〉

〈女性の特徴別検索に行く〉









関連記事
OL

0Comments

コメント