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huugetu

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たまには彼に追いかけてもらいましょう



★これまでのお話 はこちら → ★私より趣味に夢中な彼 どうする?①



つかさは、お店を出るまで頑張ってニコニコした。

でも、お店を出たとたんに涙が出てきてしまった。


そして「T雄君。キライ!」と言って、つかさは人ごみの中に消えた。


大晦日の神社のそばのこんな繁華街。行き交う人々で大混雑している。

普通に歩いていても、ただでさえはぐれそうなのに、手をつないでいたってはぐれそうなのに、こんなところであえて逃げている人を、見つけることなんてできないだろう。

T雄はあせった。

少し人の波に押されながら、右左と歩いてみたが、当然つかさは見つけられない。
T雄は携帯電話をかけた。

何回も呼び出し音が鳴る。

「出ないか・・」とT雄があきらめかけたとき、やっと電話がつながった。


「つかさ!どこにいるの?どうしたの?」
とT雄がきくと、つかさは言った。
「どうしたのじゃないでしょ?」

「ごめん。許して。嘘ついて悪かったよ。」とT雄は言った。


「一人で初詣に行きなさい。もう知らない」とつかさは言う。

「そんなこと言わないでくれよ。なあ、どこにいるの?」

しばらく、つかさは黙っていたがやがて言った。

「ヒント!」

「は?」

「どこにいるかヒント。日本が諸外国に怒られる!」

そう言ってつかさは電話を切った。

「あーっちょっと待てよ!」
T雄は電話を切って、考えた。

「ヒントってなんだよ。日本が怒られるってなんだよ・・?。」


そしてT雄は思いついた。

「あ、確か、坂のとこにクジラ料理屋があった」

いつか、趣味のメンバーとそこを通りかかったときに「クジラの料理屋なんて珍しいな」と思い、その話をつかさにしたことがあった。


T雄は急いで、坂のほうに向かった。
この坂の道はもっと混んでいたし、人の流れと逆流してしまう。
人をかき分けかき分け、道路の向こう側にやっと店が見えてきた。

そこにはつかさが立っていた。

「つかさ!」
T雄が、道路をあわてて渡ろうとすると車が走りこんできて、遮られた。

つかさは、T雄の姿を確かめると、また違う方向に走り出した。

T雄が道路を渡るのに手間取っているうちにつかさは再び消えた。


T雄がつかさの消えた方向に歩いてゆくと、携帯が鳴った。
「つかさ!」

「私は、今、自分の3Dフィギュアを作ってくれるスタジオがある建物の前にいます」とつかさは言って電話をすぐ切った。

3Dフィギュアスタジオ?そんなの知らない。とT雄は思った。
そうだこういうときこどスマフォだ。ネットだ。

ネットで、T雄は地名と3Dフィギュアで検索した。

結果が2件でてきてしまった。

しかし、さっきからの時間を考えると、たぶん、近いほうだと思った。

「若者おしゃれ館だ!」

T雄が若者おしゃれ館にたどりつくと、また、つかさから電話があった。


「遅いから移動しちゃいました。私が今いるところは、大きな建物の前です。この中に有名人たちがたくさんいるんだなあ」と思います。


国営の放送局のコンサートホールだ! 今日は、国民的歌合戦をやっているはすだ!とT雄は思った。


そこはおしゃれ館から少し坂を上ったところにある。

人の波を追い越し追い越し、T雄はなるべく急いで、坂を上がった。

しかし、ホールの前についてもつかさはいなかった。

T雄がキョロキョロしていると、「おーいい!」という声がした。


結構、離れたところからこっちに向かってつかさが叫んでいた。

「つかさ!」
T雄がつかさに走り寄ろうとしたら、つかさはくるっと後ろを向くと、また人ごみに消えた。


次のつかさからの電話は
「今度、私がいるのは細長い敷地です。とっても綺麗ですが、確か、少し前まですっごく汚かったところです」
だった。

またすぐ電話が切れた。

「少し前まで汚くて、細長い?」
T雄にはすぐにピンときた。

「線路沿いの公園だ!」


「えええ。あっちまで行くのかよ~」

人をかき分けながら、相当時間をかけて、T雄は線路沿いの公園にたどりつき、公園内を走りまわって、やっとつかさを見つけることができた。

「つかさ!逃げるな!」

T雄は、全速力でつかさのところに走ってきて、つかさの腕を捕まえた。


T雄はゼイゼイしながらつかさの手首をつかむと、
「お願い。ちょっと休ませて」と言って、ベンチにつかさを引っ張っていった。


ベンチで、ハアハア、ゼイゼイしながら、「ごめん。謝るから、もう逃げないでくれ」とT雄は言った。


息を切らして苦しそうにしているT雄に手をつながれたまま、つかさは、ベンチで足をぶらぶらさせた。


「私、もうT雄君に対して理解のあるフリはやめるわ」
とつかさは言った。


「愛想をつかされてしまったか」とT雄は汗を拭きながら言った。


でも、つかさは言った。

「今度、私をないがしろにしたら、またこういう鬼ごっこするからね!」


T雄はほっとして、笑った。


そしてつかさの手をぎゅっと握りながら、
「ないがしろにしているつもりはなかったんだけど。
つかさ、あんまり自分の意見言わないから、俺にそんなに興味ないのかと思ってて」
と言った。


「興味ない人とクリスマスに激安しゃぶしゃぶなんか行こうとしないわよ!」
とつかさは言った。

「そ、そーかもな」

「興味なかったら、自分の誕生日にパソコンに向かっている人の隣にずっと座っていたりしないわよ」

「そ、そーだよな」


「でも」とつかさは言った。

「いつも私が追いかけてるのに、今日はT雄君に本気で追いかけてもらって、すっごく嬉しかった。なんかドキドキ、ゾクゾクしちゃった。」

「手もつないでもらったし。」つかさは、T雄に握られた手を振りながら言った。


つかさとT雄は、さんざん歩き回って疲れてしまった。

これから、さらなる大混雑が予想される有名神社に向かう気にはなれなかった。


二人は、電車に乗ってT雄のうちに向かった。


しばらく二人は黙っていたが、あと2つくらいで、T雄の家の最寄り駅に着くくらいのときにT雄が言った。
「つかさも、今度、俺の趣味の集まりに参加してみる?」


つかさは少し考えてから答えた。
「いい。」


「そっか。興味ないもんな」

「興味ないっていうか。」

つかさは下を向きながら言った。

「ん~。なんていうか、やっぱり、T雄君には、好きに自由に趣味に没頭させといてあげたいなあと思って。」


T雄は黙ってつかさを見ていた。

つかさは顔をあげて
「でも、私と遊ぶときにはちゃんと私を見てね」
と言った。


「じゃ仲間との飲み会だけでも一回来てみない?」
とT雄は言った。

「うん。ただの宴会ならいいけど。」

「仲間に紹介したいから。」

「なんて紹介するの?」


「俺の彼女って言ったら、ずうずうしすぎるかなあ?」



T雄の家のベッドの上で、二人は向かい合って座っていた。部屋がまた散らかっていて、そこしか座るところがなかったからだ。

「目つぶって」とT雄はつかさに言った。

つかさが目を閉じると、T雄はつかさの首の後ろに片手を回して少しつかさを引き寄せ、軽く一回だけ唇を重ねた。

つかさは目を開けて、T雄を見た。

T雄はつかさをもっと引き寄せるとキスを繰り返した。

そしてT雄はつかさのセーターやブラウスをゆっくり脱がしていった。

つかさの背中に両手を回してブラジャーも外した。

つかさのかわいらしい乳房があらわになった。T雄は両手で乳房を隠すつかさの手首を持つと、ゆっくり広げた。

そのまま、T雄はつかさの乳首にキスをした。

T雄はつかさの手首を離すと、片手でつかさの左の乳房を優しくもみながら、右の乳首にキスを繰り返した。

そしてゆっくりつかさをベッドに寝かせていった。

つかさの横に寝るとT雄はつかさの両方の乳房をもち、両乳首を交互に吸った。

「う・・ん」つかさが小さな声を漏らした。

つかさの乳首を愛撫したあと、T雄はつかさの足のほうに降りてゆき、スカートをぬがせ、タイツとパンツをゆっくりと足から抜いた。

つかさが足を閉じた。
それを押し開いて、T雄はそこに顔をうずめた。

「あ・・ん」つかさがまた声を出した。

その後、二人は初めて、合体した。

T雄が、つかさの中で自分のものを動かしているときに、ちょうど除夜の鐘が鳴った。

2年越しのセックスをした二人だった。


----終わり------------------------

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寝転がって手を伸ばす

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最終更新日2017-11-08
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Comments 2

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ダンディー  

こんな 鬼ごっこも 楽しいかも…

最後は 繋がったんだね(^O^)

2016/12/04 (Sun) 23:14 | EDIT | REPLY |   
huugetu  
Re: タイトルなし

渋谷を鬼ごっこさせて見ました

2016/12/05 (Mon) 09:39 | EDIT | REPLY |   

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