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huugetu

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赤いスケスケの下着をひっかけて座っている
私たちはお風呂のお湯に浸かって抱き合っていた。

私は、向い合って彼のお膝の上に脚を広げて乗っていた。


私は脚で彼の腰を挟んで、腕を彼の肩に回し、身体と身体を密着させていた。

そしてその恰好で、私たちは何度もキスをする。

私は彼にしがみ付いて舌をからませる。

彼の手は私の身体を撫でまわった。

お湯をチャプチャプさせながら私たちはしばらくイチャイチャした。


いい加減、のぼせそうになったので、私たちは洗い場に移った。


「ここでやっちゃう?」
と彼はニヤリとした。

「うーん。今日はべッドがいい。」

それで、今日はお風呂場では身体の洗いっこだけにした。


私の家の狭いお風呂場は、大人二人でいると、なかなか窮屈だ。

立ちバックくらいしかできない。

でもいつかここでやった立ちバックもよかったけど。


お互いの身体をボディシャンプーでヌルヌルして洗いあった。

そのあと、彼は壁の上の方に取りつけられたシャワーを使おうとして手を伸ばした。そのとき、下向きにお湯が出る蛇口の方に身体をぶつけた。

「痛っ!!!」

「やだあ大丈夫?」


「ああ。いててて。
俺、いつも広い風呂に入ってるから、狭い風呂だと感覚がなんかつかめなくて」

「ふふ」


お風呂から上がると、身体を拭いて真っ裸のまま、ベッドへ移動した。

仰向けで彼にのしかかられ、両手を押さえつけられる。

大好き。この瞬間。

彼が上から熱い目で私を見ている。

そして口づけをしてくる。

彼の筋肉質の身体を私のフカフカした身体に押し付けられながら、お互いの肌を密着させながら、彼にキスを繰り返される。

私はもうこの時点で濡れてしまっている。

彼を抱きしめ、夢中で彼の唇を吸う私。


彼におっぱいや、大事なところを愛撫されたあと、私も彼の大事なところを口に含むの。

たくさんたくさん口の中でこすってあげる。私が口いっぱいに彼のものを頬張りながら、上目使いに彼の顔を見ると、彼は半開きの口のとろけそうな顔のまま、私の頭を撫でる。

いよいよ、私の中に彼が入ってくると私は喜びのあまり、彼の腰に脚をきつくからませ、夢中で彼を求めてしまう。

彼にしがみつき、自分でも腰を振って、大きな声をあげて彼に出し入れされてしまう。

私は彼に夢中だった。

*****


彼はとても忙しい人だった。

ほとんど休みがなかった。

先月は確か2日しか休んでない。

彼は正規の仕事以外にお休みの日にアルバイトも入れて掛け持ちで仕事をしているという。

急いでお金をどうしても貯める必要があるそうだ。

私たちはめったにゆっくり会えない。


私たちの付き合いは、あとは主にメールのやりとりだけ。
昼は仕事が忙しいので夜中にメールだけのやりとり。

それも毎日ではなかった。

私がメールするとすぐに返事が来て、何回も何回もやり取りをすることもあったが、ずうっと彼が返信をくれないこともあった。


電話もあまりできなかった。

彼が仕事帰りなどに、自宅の最寄り駅につくと私たちの電話タイムだ。


私たちは、最寄り駅から、彼が歩いて家に着くまでの道のりだけお話をする。

彼は家に着くと
「家に着いた。じゃあまたね。お休み」
と言って、電話を切ってしまうのだった。


****

私は女友達に彼の話を時々していた。


あるとき、女友達とお茶をしているときに
「前から思ってたんだけど」
と思いつめた顔をして彼女が言った。


「言おうかどうしようか迷ってたんだけど。言わないほうがいいのかどうしようと思ったんだけど」
女友達は、すまなそうな困ったような顔をして何かを言おうとしていた。


私はとっても気になった。
「何?言って!言いにくいこと?何よ?言ってよ!」
と私は言った。


女友達は意を決したように言った。

「彼ってね、多分、結婚してるね」


私は頭を殴られたような衝撃を受けた。


「彼のおうちに連れて行ってもらえないんでしょう?
いつも会うのはあなたの家なんでしょう?
きっと結婚しているね。
うん。多分、休みがないって嘘だよ。
休みはあるんだよ。でもお休みの日には会えないんだよ。
妻子持ちなんだよ」

友達は続けた。


「もしくは同棲相手がいる。」


「そ、そんな!そんなバカな!嘘よ!嘘!彼が私をだましているっていうの?」
私は抵抗した。


女友達は少し強めな口調になった。
「そんなバカな?じゃないわよ。
あなたから聞いてきた、いろいろな彼の話を総合するとそうとしか考えられないって。
多分、誰にきいてもそう言うと思うよ。
あなたは今夢中だから、いろいろなことが見えなくなってしまっているのよ。
大体、ナンパで出会ったんでしょう?
あなたは彼のことを本当は詳しく知らないんでしょう?」



*****


「洗濯って自分でしているの?
ハンカチにもアイロンかけるなんてマメだね。」
次に彼と会ったときに、コーヒーをこぼしそうになったときに彼が綺麗なハンカチを取り出したので、私は言ってみた。


「ああ。結構ね。こう見えてもね。こういうこと好きだから」
と彼は言って綺麗に四角にキッチリ折りたたまれたハンカチでコーヒーを拭いた。



その日、またうちに彼が来て、セックスしたあと私は言った。


「今日は帰らないで。」

「いや。帰らないといけないんだ。」

「帰っちゃいや。」

「明日の仕事のために着替えないといけないんだ。帰らないと」


「いや!いや!帰ったら嫌いになる!!」


私は絶対に彼を引き止めたかった。
一緒にいたいというより、彼を家に帰らせたくなかった。



散々、駄々をこねると彼はやっと言った。

「しょうがないな。ま。今日はいいか」


彼はうちに泊ってくれた。

その翌朝、朝エッチもした。

でも朝エッチのあと、すぐに彼は服を着始めた。

「今日、11時から仕事だから、その前に家に帰って着替えないといけないからもう帰るよ」と言って。


「日曜なのに?」
と私はまだワガママを言ってみた。


彼は困った顔をした。そして私を抱きしめてキスした。
「またね。好きだよ。」



彼は私の家を出て行った。


私は、その数分後に家を飛び出した。


私が走って駅の方に向かう道に出ると、遠くのほうに彼の後ろ姿があった。


私は速足で彼を追った。


そう。私は彼の後をつけることにしたのだ。

*****

電車に乗って、彼と少し離れた位置で彼を見張った。

彼の最寄り駅に着くと、そのあと、10メートルほど離れながら私は彼を尾行した。


彼のおうちをつきとめるのだ。

尾行しながら私はドキドキした。


もしもそのおうちから、綺麗な奥さんとかが出てきて彼を迎えたとしたら、果たして私は正常でいられるだろうか?


また、もしも小さな子供などが出てきたら、私は耐えられるだろうか?


私は死んでしまうかもしれない。

大丈夫か?私は。

もしかしたら、知らないフリをして、騙され続けたほうが自分にとってもいいのではないか?

尾行はやめて家に帰ったほうがいいのではないか?

私は胸が張り裂けそうになりながら、そんなことを考えながらも、脚を震わせ彼を追った。



****

彼は駅からどんどん歩いてゆき、住宅街をこえて、なんと大きな川の河原に向かっていた。

広びろした、芝生をしいた綺麗な河原だった。

とっても気持ちよい河原だった。

その河原の一角に、樹木が数本立っている場所があり、そこに彼は向かった。

そこには、テントみたいな掘っ立て小屋みたいな、いわゆる、ホームレスさんのお住まいのようなものがあった。

私は近づくと、大きな木の陰に隠れて彼を見た。


テントというか掘っ立て小屋の前では、汚くはないが、絶対に場違い的な、センスゼロのド派手な毛皮付きの変なジャンパーを着たおじさんが一人で、たき火に当たっていた。


「なんだよ。泊まるときは泊るって言ってくれよ。
心配するじゃねえか。」
とおじさんは彼に言った。


「すまんすまん。」
と彼は言った。


ど、ど、ど、どゆこと????


おじさんは、三角形のナゾの金属制の入れ物を持っていた。
おじさんは、たき火の中から焼石を取り出すと、三角形のナゾの金属の中に放り込んだ。

「これなかなかいいだろ。」
おじさんはそのナゾの金属で、木箱の上に置いた、ネクタイらしきものをこすった。


こ、これはアイロン?
コードレスアイロン?


「うん。すぐれものだよ。それ!昨日、俺のハンカチが綺麗だって彼女に褒められたよ。」
と彼が言った。

ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ!!


突っ込むところが多すぎて・・・。


どっから何を考えたらいいの・・・。


私は頭が混乱した。


彼は、掘っ建て小屋に一度引っ込むと、洋服を出してきて着替え始めた。


「寒くなってきたなあ。今年の冬はきついってまたニュースで行ってたぞ。」
とタオルにアイロンをかけながらおじさんは言った。

「ああ、ま冬までにはなんとかしたいな。」
と彼は言った。

「ここの開放された素晴らしい自由な空間での生活もひとまずお預けだな。
凍死しては元も子もないからな。
残念だが、年明けそうそうには屋根付きの窮屈なアパートに引っ越しだ。」
とおじさんは言った。


「何よりみっちゃんにも彼女ができたんならいろいろちゃんとしないとなあ」
とおじさんは言った。


「うん。俺、これからまた仕事行ってくるよ。」
と彼は言った。

「俺も、これから銭湯が開いたら朝風呂浴びたら仕事だ。」
とおじさんは言った。


私の家の狭いお風呂場でいちゃついているときに
「俺、いつも広い風呂に入っているから」と言った彼の言葉の意味がわかった。



私はあまりの驚きで、頭が混乱しながらも、混乱し過ぎてもう何が何だかわからず、何故だかすっごくおもしろくなってきていた。



「ハイハイ!!ハイハイ!!では次の答え合わせは何かな?」
と私は思った。

「例えば、1日置きくらいにしかメールができなかったり、電話ができる時間が短いのはなんでかな?」
と私は思った。

「あー、みっちゃん。今日、携帯使う?」
とおじさんが彼にきいた。

「あ、もういいよ。俺は今日は使わない。おっちゃん仕事に持ってっていいよ。
でも充電切れてるかもよ。銭湯で充電してよ。風呂に入る前に差し込むの忘れるなよ」
と彼は言った。


二人の様子を盗み見ているうちに、私はなんだかとってもおもしろくなって楽しくなってきてしまった。


------終わり-------------

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